車を販売する際に気になるのは、やはり人気の車種でしょう。
人気車種と売れる理由がわかっていないと、お客さまとの商談でもアプローチするポイントがわからなかったりします。
逆に人気である車種とその理由がわかっていれば、お客さまのニーズに合わせた商談ができることもあります。
ポイントをおさえておけば、競合の他車種と比べることもでき、アプローチできる幅も広がっていきます。
そこで今回は、新車で人気のある車を車種ごとにまとめてご紹介していきます。
どれも満足度の高い、人気の車種となっています。
◯アルファード
ミニバンの中でも特に人気の高い自動車、アルファード。
人気の理由は何よりもそのブランド力。
トヨタの高級ミニバンというだけで所有欲が高まります。
その名に恥じない高級ミニバンらしい見た目と乗り心地の良さ。
高級ミニバンではありますが、最低グレードなら約340万円と比較的手ごろで、一般の方にも手の届く価格帯。
乗り心地も非常に良いので、ファミリー層から富裕層まで人気の一台です。
◯ハリアー
ラグジュアリーSUVでは群を抜く人気ぶりのハリアー。
SUVというと以前は「どんな悪路でも走れる車高の高い車」というイメージでしたが、ハリアーは違います。
上級クラスセダンに採用されているような内装と静粛性、見た目の高貴さを出しているのが売りです。
ハリアーを狙っている人は、競合車種がないという人がほとんどというほど、人気のSUVとなっています。
◯N-BOX
新車販売台数が2017年・2018年と2年連続で新車販売台数がNo.1になるなど、不動の人気ぶりを誇るN-BOX。
人気の理由は「軽自動車なのに室内が広い」という点です。
後述するスペーシアやタントも、同じ「軽ハイトワゴン」のカテゴリーで、スライドドアと室内の広さを売りにしています。
しかし、その3車種の中でも室内長・室内高・室内幅の合計で最も大きいのがN-BOXです。
ミニバンを考えている方にも選択肢の一つとして挙げられ、4人家族くらいならちょうどいいサイズ。
加えて、軽自動車であるために維持費が安く、必要十分な車に仕上がっています。
◯スペーシア
N-BOXと同じ「軽ハイトワゴン」で、必ずといっていいほど比較対象になるのがスペーシア。
2018年の新車販売台数はN-BOXに続いて2位となっており、人気の高さがうかがえます。
人気の理由はN-BOXとほぼ同じではあるのですが、N-BOXと比較して金額が安いということにあります。
2台を比較したとき、
①値段の安い方を買うか
②ちょっと高くても室内が広いN-BOXを買うか
という選択肢が考えられます。
◯タント
こちらも上記2車種と同じく「軽ハイトワゴン」に分類されるタント。
2018年の新車販売台数は4位ですが、2014年には1位となっていた人気車種です。
N-BOX、スペーシアと共に比較されることの多い車種ですが、タントの売りは「ミラクルオープンドア」と呼ばれるピラーレスの開口部。
一度試乗してみると、乗り降りの際にピラーがないのは非常に楽で、これがあるからタントにする、という人の気持ちがよくわかります。
小さいお子さんを乗り降りさせることの多い方には特に人気の車種となっています。
◯ランドクルーザー プラド
これこそSUV、というトヨタのロングセラーであるランドクルーザープラド。
ランドクルーザーの名を冠したモデルであることが重要で、ネームバリューだけでも根強い人気があります。
プラドの売りはランドクルーザーと比較したときの燃費性能の高さと価格帯の安さ。
燃費性能の面では、ランドクルーザーは6.7km/ℓなのに対し、プラドは9.0km/ℓと燃費性能の高さがあります。
また、ランドクルーザーは最安のグレードでも約474万円。
それに対してプラドは約354万円~と、大きく差が開いています。
高い走破性能をもつSUVを買うとなれば、一番に名前が挙がることもあります。
◯CX-5
マツダの高い人気を維持し続けるCX-5。
人気の理由はマツダの顔となっている「魂動デザイン」の外観はもちろんですが、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
燃費性能がFFのガソリン車では16.0km/ℓ、同じくFFのクリーンディーゼル車では17.4km/ℓと、SUVとは思えないほどの燃費性能を誇ります。
それでいて約257万円~という車両価格。
SUVを検討していて、マツダの外観が気に入ればCX-5が真っ先に候補に挙がるでしょう。
新車のニーズを知る事で販売が変わる!
新車のニーズが分かったところで、販売方法についても考えておきましょう。
主な自動車販売方法は次の4つです。
①現金一括払い
②ローン
③リース
④残価設定型クレジット
現金を持っているお客さまなら①現金一括で購入されることでしょう。
ですが、そうでなければ分割で支払える②ローンなどが選択肢に入ってきます。
特に近年では「車を所有する」ことをあまりしない傾向も見られます。
自分のものにならなくてもいいから、一定期間だけ乗り続けたいというお客さまが増えています。
「子育ての短い期間だけでも大きい車に乗りたい」など、ご要望に合わせて③リースや④残価設定型クレジットなど、コストを抑えられる販売方法の提案もできます。
お客さまに合った販売方法を提示して、購入のハードルを下げて販売促進をしていきましょう。
まとめ
代表的な人気車種を紹介してきましたが、その理由がわかればアプローチの仕方もわかってくるものです。
それぞれの車種やお客さまに合わせた販売方法で、うまく新車の販売に繋げていきましょう!