多くの業販店では、中古車販売と併せて新車販売を行っています。
中古車と新車の両方を取り扱うことでお客様の希望に対応しやすくなるため、新車販売は業販店にとって欠かせないと言えるでしょう。
業販店を利用する多くのお客様は「1つの店ですべてを完結させたい」と考えていることが多めです。
そのため、常に興味がある車種を用意することができれば、末永くお付き合いを続けていける可能性が高まります。
業販店が新車販売で利益を出すためには安く仕入れなければいけません。
仕入れ価格が安くなればなるほど、利益はどんどん伸びていきます。
さらに仕入れ価格を抑えられれば販売価格も下げることができるため、顧客満足度の向上も期待できると言えるでしょう。
本記事では、業販店様に新車を安く仕入れるための方法をご紹介しております。
「中古車販売がメインの業販店よりもディーラーのほうが信頼できる」というイメージを持っている人は少なくないにも関わらず、業販店で新車を購入する人が多いのは、業販店の方が新車を安く販売しているケースが多いためです。
つまり、業販店側としては、新車を安く売ることができなければお客様が離れていくことも想定できます。
他社やディーラーと比べて価格が安いことは、最大の強みです。
そのため、業販店としては何としてもディーラーよりも低価格で新車を販売しなければいけません。
そこで、業販店を経営する上で大事なポイントは「仕入れ時の値引き交渉」と「大量の仕入れ」の2点です。
◯仕入れ時の値引き交渉
新車を安く売るためには、仕入元と値引き交渉をして、できる限り原価を抑えなければなりません。
一般的には「仕入時の値引き交渉は相手にとって迷惑なもの」というイメージを持たれる方もいらっしゃるかとは思います。
仕入元も売上を考えなければなりませんので、値引き価格にも限界があるでしょう。
つまり、値引き交渉は、お互いにとってプラスになるようにするための「条件のすり合わせ」なのです。
そのため、相手が受け入れられないような無理な要求をしても意味がありません。
相手にとっても利益になる価格でなければ、当然ながら販売を断られてしまうためです。
相手側の話をよく聞きながら、適切な価格を探っていく必要があります。
また、継続して同じ相手から新車を仕入れる、多くの在庫を仕入れるなど、継続して受発注し続ける信頼関係を築いたからこそ、値引き交渉がスムーズに行われているのです。
このように、値引き交渉では相手の不満を解消しつつ、積極的にコミュニケーションを取っていくことが重要となっています。
◯大量に仕入れる
大量に在庫を仕入れることで、仕入れ値が下がることが期待できます。
仕入元にとっては、売値を下げれば自動車1台当たりの利益は減りますが、発注数が多ければ、普段よりも高い売上が見込めるため、大幅な値下げを検討しやすくなります。
業販店としては、大量に仕入れても売れる見込みがないのであれば意味がありませんので、人気車種のトレンドや付き合いのあるお客様の傾向などを分析しながら、売上見込みを考慮したうえで仕入れ台数を決めています。
さらに、同じ台数を仕入れる場合でも、まとめて仕入れを行えばそれに伴う事務作業などの手間を少なくすることができます。
これも、大量に仕入れることのメリットの1つだと言えるでしょう。
業販店の主な新車仕入れ方法
業販店の主な新車の仕入れ方法は
「ディーラーからの仕入れ」
「他の業販店からの仕入れ」
「フランチャイズ元からの仕入れ」
の3つとなります。
それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、違いを理解したうえで適切な仕入れ方法を選択するようにしましょう。
◯ディーラー
ディーラーとは、自動車メーカーと特約店契約を結んだ販売業者のことです。
契約している自動車メーカーの車種のみを販売しており、新車と中古車の両方を取り扱っています。
ディーラーは業販店にとってメインとなる仕入れ先の1つです。
個人へ販売するよりも安く卸してくれるため、仕入れた新車を販売する際に差額を利益にすることができます。
ディーラーの業販部門へ見積もり依頼し、取引することになります。
もし見積もりの価格で満足できなければ、価格交渉を行います。
そして価格のすり合わせができれば、無事に仕入れを行うことができます。
ディーラーの経営体制は充実していることが多く、取引にも安心感がありますが、価格面や仕入完結までに手間が掛かることがデメリットとなります。
◯業販店同士
新車の仕入れは、他の業販店から同士でも盛んに取引されており、法定費用以外の費用を抑えられる点が大きなメリットとなります。
具体的には、名義変更手続き費用や点検費用、納車費用、書類代行費用、消費税などが挙げられます。
各種手続きや点検など、負担はあるとはいえ、仕入額を抑えられることは大きなポイントだと言えるでしょう。
しかし、一般的に業販店同士での仕入れは中古車がメインになります。
売りたい新車を他の業販店から仕入れられるとは限りません。
また、どの業販店でどの車種を取り扱っているかが分からないため、仕入れたい車種を探す手間も発生することから、車種によっては、1台仕入れるだけでも苦労する場合もあります。
◯フランチャイズ加盟
フランチャイズに加盟している場合は、通常では利用できない販路を利用することができ、少ない手間で売りたい新車を仕入れることができます。
煩雑な手続きがないため、急ぎでの仕入れにもスムーズに対応することができるのです。
一方、フランチャイズ加盟元からの仕入れが基本となるため、値下げ交渉の余地がほぼないというデメリットもあります。
また、選択できる車種も限られてしまうため、販売ラインナップを広げることが難しくなります。
業販店が抱える新車仕入れでの悩み
業販店が利益を上げるためには、新車の仕入れが欠かせません。
しかし、新車の仕入れにおいてさまざまな課題に直面することがあるのも事実です。
新車の仕入れが上手くいかずに長年付き合っていたお客様が流れてしまい、困っている業販店も多いことでしょう。
ここでは、業販店が新車仕入れにおいて頭を悩ませる主な課題について見ていきます。
◯ディーラーから卸しを制限される
商品を仕入れる際に、大量に仕入れる代わりに値下げしてもらうという手法を取る企業は少なくありません。
相手としては大量に販売することができ、自社としては安く購入することができるため、お互いにとってプラスになるためです。
しかし、新車の仕入れにおいては、ディーラーから卸しを制限されることは少なくありません。
これは、業販店に売るよりも一般消費者に直接売る方が利益につながるためです。
さらに、ディーラー側からすれば、業販店に卸したがために在庫切れを起こし、一般消費者へ提供できなくなる可能性もあります。
ディーラー側の立場を考えれば、業販店に卸す数を制限するのも至極当然のことだと言えるでしょう。
また、卸しが制限されているために値引き交渉を有利に運べないこともあります。
希望の台数を販売してもらえないことも問題で、その場合は他の仕入れ先にも掛け合わなければいけません。
希望する全ての車種において十分な台数を仕入れるのは、簡単ではないでしょう。
◯仕入れ値にも限界がある
業販店としては、当然ながら仕入れ値はできるだけ下げたいところです。
そのために値引き交渉を行いますが、必ずしも上手くいくとは限りません。
しかし、前述したように業販店ではディーラーよりも安い値段で新車を販売する必要があります。
ディーラーとほぼ同じ価格で販売するのでは、新規顧客が付かないのはもちろんのこと、現在付き合いがあるお客様も離れていく可能性も出てきてしまいます。
そして、一度離れたお客様はなかなか戻ってこないことが多いため、メンテナンスや修理の依頼も同時に失ってしまいます。
このような理由から、場合によっては満足できない仕入れ値でも購入せざるを得なくなってしまいます。
このことは、企業の業績に大なり小なり影響を与えると言えるでしょう。
◯売りたい外国車の仕入れが困難
国産の車は性能が高いものが多く、日本だけではなく世界中で選ばれてします。
しかし、国産よりも外国車を好む人がたくさんいるのもまた事実です。
日本ではあらゆる国から自動車を輸入していますが、中でも高い人気を誇っているのがドイツ車で、アウディやフォルクスワーゲンなどに憧れる人は少なくありません。
日本の自動車メーカーは高い技術を持っており、外国車の人気が高いことに疑問を持つ人もいるかもしれません。
しかし、外国車には国産車とは違った魅力があります。
例えば、ドイツ車はすべて時速200㎞以上で走行できるようになっていなど、国産車とはスピード感が違うと言えるでしょう。
お客様が外国車を希望するのであれば、ぜひ販売したいところです。
しかし、業販店にとって外国車を仕入れるのは簡単ではありません。
売りたい外国車の車種によっては、仕入れ先が見つからないこともあるのではないでしょうか。
新車仕入れサービスで安く効率的に仕入れる
このように、新車の仕入れに悩みを抱えている業販店は少なくありません。
解決の糸口を探している業販店も多いことでしょう。
そこでおすすめしたいのが、「新車仕入れサービス」です。
新車仕入れサービスを利用することで、上記でご紹介した課題を全て解決することができます。
ここでは、新車仕入れサービスの詳細についてご紹介いたします。
◯新車仕入れサービスとは
新車仕入れサービスは、新車を安く仕入れることができるサービスです。
なかなか希望の価格で仕入れられなかった車種も、新車仕入れサービスを利用すれば安く仕入れることができます。
CTNは幅広いネットワークを持っており、多くのディーラーとの間にコネクションがあります。
そのため自社のみでは実現できない交渉が可能であり、仕入れ値を安くすることもできるのです。
さらに国産メーカーであれば全て取り扱っており、外国車も一部仕入れ可能となっています。
また、CTNは47都道府県の詳細情報を網羅しており、どの都道府県でもサービスを利用することができます。
◯手数料は月額型と成果型の2つ
新車仕入れサービスを利用する際の手数料には、「月額型」と「成果型」の2つがあります。
頻繁にサービスを利用するのであれば月額型、たまに利用するのであれば成果型が合っていると言えるでしょう。
なお、CTNでは月々9,980円で新車仕入れサービスとリース販売の両方に対応しており、可能な限り低価格でのご提供を実施しております。
まとめ
業販店で利益を伸ばすために新車を安く仕入れることはとても重要なポイントとなっています。
これが上手くいかなければ、事業を思い通りに伸ばすのは困難です。
実際に、新車の仕入れに頭を抱えている業販店は少なくありません。
CTNでは、業販店様の長年の課題を解決する仕組みのご提供、業販店様の利益最大化をご支援しております。
新車の仕入れでお悩みの際は、ぜひ弊社「新車仕入れサービス」のご利用をご検討してみてはいかがでしょうか。