2019年の日本における自動車の登録台数は、新車527万台、中古車384万台、輸出147万台です。
この数字を見て、皆さんはどう思われるでしょうか?
総人口1億2000万人強の日本において、若者の車離れが話題にのぼる中、この台数はそう少ない数字ではないと言えます。
地球温暖化対策として、車社会からの脱却を図る意見も多く寄せられていますが、今回コロナの影響を受けて、逆に車の需要は見直されつつあるというのが現状のようです。
公共交通機関の利用が叫ばれるようになり、マイカー離れが広まるような気配もありましたが、ここにきて安全に移動できる手段として車の存在がクローズアップされています。
外出自粛、入店制限の影響で各店舗の売り上げは軒並み減少していますが、そんな中で訪れるユーザーが目立つ数ヶ月間でした。
人口減少、少子高齢化、地球温暖化対策など、車社会において逆風ともいえる課題が山積みの日本ですが、果たして、このままいくと車は売れなくなってしまうのでしょうか?
過疎化による人口減少が著しい地方ではどうでしょう?
鉄道や路線バスの廃止が進み、住民の足となる交通手段は車に頼らざるを得なくなっています。
少子高齢化社会となりつつある現代、自立して生活するために車を手放さない高齢者も少なくありません。
多発する事故を防止する対策として、サポカーの需要は高まり、国が補助金を交付する事態となっています。
また、毎年起こる異常気象の原因といわれている地球温暖化への対策も、日本の経済を牽引する自動車業界が先陣を切って取り組み、次世代カーを次々と開発するなど、メーカー各社が鎬を削っています。
プラグインハイブリッド車や電気自動車など、一歩も二歩も諸外国をリードした形になりました。
またコロナの影響によって人々の価値観が変わってきたことも今後の見通しに関わることになるでしょう。
マイカーの利用を抑えて公共交通機関を利用しようというキャンペーンもありましたが、ウイルスの脅威から身を守る手段として、再び車が脚光を浴びつつあります。
なぜ業販市場はニーズが高まるのか?
需要が見込まれる予想でも、ユーザーの嗜好が変わってきていることが重要なポイントとなっています。
人気車種に集中する傾向は相変わらず存在しますが、それに加えてニーズの多様化が顕著となってきました。
新車、中古車を問わず、顧客の要望は様々で、個々に対応する車屋さんの業務内容は、より専門的な知識と丁寧な対応が求められています。
新車はこれまでのように1ディーラーと取引するのではなく、各社取り扱いが必須となっています。
一部例外はありますが、通常、複数のディーラーと契約して新車の販売を手がけるのは難しいのが現状です。
中古車も店頭に展示されている在庫のみでは到底顧客のニーズに対応できなくなっています。
新車、中古車ともに、自社で管理できる在庫には限界があり、顧客をつかんでおくのが困難な状況です。
その点、業販システムを導入している業販店では、そのネットワークを駆使してあらゆる希望車種をスピーディーに仕入れて提供することが可能となります。
業販専門店に加入するメリット
車屋さんの本業は、一般ユーザーの多様化するニーズに応えて車を仕入れ、提供することです。
今後ユーザーの要望に対応するのがいっそう難しい場面に遭遇することを念頭に入れておく必要があるでしょう。
また、新たな経営戦略として一般消費者向けの販売でなく、業販自体を専門の生業とする店舗が登場してきました。
業販分野に特化した仕入れのプロが活躍しており、全国から仕入れて大量の在庫を確保しています。
豊富な経験と先見の目で、今後拡大が予想される業販市場の中で着実な利益を上げるためにノウハウを養っているのです。
市場の動向に常にアンテナを張り、より需要にマッチした事業展開を図ることでますます規模も大きく安定して、加盟店を支えられるようになるでしょう。
街の車屋さんも業販専門店に加入することで、更なる発展が期待されます。
自社は本業に集中して、業販分野を専門集団にサポートしてもらうことができるようになるということです。
せっかく車の需要が高まっても、ユーザーの多様化するニーズに対応できなければ生き残ることは難しいでしょう。
また、新車、中古車を問わず、自社で管理できる在庫にも限界があります。
在庫を共有できるシステムは必要不可欠なものとして構築され、今や全国展開されています。
そして、業販システムを賢く活用するために、仕入れから販売まで一括して管理でき、大規模な販売網が特徴の業販専門店が重要となるのです。
まとめ
今や一般消費者向けへの販売のみならず、法人向けなど大量の供給も可能になってきています。
商機を逃さず、販売の拡大を実現させるチャンスを上手にキャッチしていくために、得意分野をそれぞれのプロに任せて、自動車業界の波を制覇していきましょう。
これからは業販専門店への加入がおすすめです。