一昔前は福祉車両といえば、病院や施設などが所有する大型のバンタイプが主流でした。

もちろん法人契約で、複数台所有しているケースも多く、カーリースは広く利用されていました。

今でも多くの法人がリースを上手に活用して介護などのサービスを提供しています。

最近では個人でも福祉車両を利用して活動の範囲を広げている人が増えつつあります。

お体に障害を持つ方や、高齢者の大切な交通手段として、無くてはならない乗り物として、その重要性はますます大きくなっております。

行きたい時に行きたい場所へ、そんな当たり前の願いを叶えられるのが福祉車両の役割です。

様々な障害の種類や程度に応じて、最適な装置の開発がいっそう進められ、今では障害を持つ方自ら運転することができる自操式車両の種類も充実しています。

一方であらゆる機能を取り揃え、乗り後心地の格段に改善された福祉車両は、同じ車種の一般車両と比べて価格が高く、なかなか気軽に購入することができないのも現実です。

では法人のように個人でもカーリースを利用することは可能でしょうか?

福祉車両リースの個人②

もちろん法人同様、個人で福祉車両を購入する事もできますし、カーリースの契約を結ぶ事もできます。

一般車のカーリースと何ら変わりは無く、安心して利用することができます。

通院や通勤に福祉車両が欲しいけど、一時金や頭金が不足して買えない、ローンを組んで購入を検討中、そのような方にはカーリースの選択肢が有効です。

初期費用を用意する必要がなく、さらに新車に乗る事ができます。

お体に障害を持つ方の多くはその状態や程度がずっと変わらない方がむしろ少なく、たいがいは軽くなったり重くなったり、刻一刻と変わりつつあります。

その為、一定のサイクルでその時々の状況に応じて必要な補助が変化していく事が予想されます。

いったん高額な福祉車両を購入してしまうと、短い期間で乗り換えるのは容易ではありません。

特殊な車両はニーズが合致しなければ売れにくく、また下取り価格も低い傾向にあるからです。

カーリースであれば、必要な期間、必要な装備の福祉車両を利用でき、契約満了後はさらにより最適な補助を搭載しているタイプに乗り換えが可能になります。

むしろ、個人で利用する福祉車両だからこそ、カーリースのシステムを上手に活用できるといえるでしょう。

個人での福祉車両リースのメリットは?

まず一番に挙げられるのが費用面での負担軽減です。

一般車両よりも、高度な装備を搭載している分、車両価格に反映する部分が大きく、高価な買い物になってしまいます。

その為、初期費用として用意しなければならない資金は当然高額となり、すぐに福祉車両を使用したくても中々手が出ないと言う声もよく耳にします。

またローンを組む場合でも頭金が必要なケースもあり、始めからある程度の出費を覚悟しないといけない場合もあります。

一方、カーリースであれば初期費用ゼロからでも、新車に乗る事ができます。

もちろん購入時に非課税となる福祉車両なら、月々支払うリース料金に対して税金が全くかからないのです。

嬉しい事にタイヤなどの消耗品も非課税扱いになります。

個人で車を所有すると、メンテナンスや車検、故障や事故など不測に事態に応じて、予想外の出費を強いられる事もあります。

一方、リースならメンテナンス、車検、自賠責保険料など維持に必要な費用は月々のリース料金に含まれているため、毎月一定額の負担で済むので安心です。

予定外の出費を心配する事なく車を利用でき、将来の計画も立てやすくなります。

一定期間契約した後は、車をリース会社に返却して、その後お体の障害状態に合せて乗り換えるなど状況に応じて無駄なく福祉車両を利用することは大変有効な手段といえるでしょう。

個人での福祉車両リースのデメリットは?

一方でカーリース契約の期間中は中途解約できない為、ある程度利用期間を正しく予測して組む必要があります。

例外として事故などで引き続き当該福祉車両を利用できず廃車扱いとなった場合は、違約金を支払わなければなりません。

同じようにローンを組んで毎月支払い続けた場合、最終的には自分の車となりますが、カーリースは一定期間リース料金を払い続けた後、期間満了となればリース会社に車を返却する事なります。(オープンエンド)

買い取りを希望すると残価精算が生じて、差額を追加で支払わなければならなくなります。(クローズエンド)

また、契約終了時の車の状態によっては追加の費用を請求される事もあります。

福祉車両リースでの個人、法人の違いは?

個人、法人どちらでの利用においても、初期費用の負担を軽減して必要な期間、必要な車を準備する手立てとしてカーリースは非常に有効です。

福祉車両の使用において、法人は早い時期から積極的にカーリースを利用して業務を滞りなく進めてきました。

特に複数台が必要な場合でも初期費用を抑えて、必要台数の福祉車両を確保するために大変有効な方法となっています。

企業の拡大、順調な成長を促す重要な手助けとなることはもちろん、正常かつ円滑な経理を行なうことで、事業の安定、拡大に結びついていきます。

法人での福祉車両カーリースの成功、浸透はいうまでもありませんが、この経験が個人ユーザーへも好影響を及ぼしていることは間違いありません。

カーリースの仕組みは法人と個人では大差ありません。

むしろ個人のケースでもその利便性を十分に利用できる可能性をまだまだ秘めていると言いえるでしょう。

法人契約のように、リースに係る費用を経費として処理する事はできませんが、福祉車両を購入する為に必要な費用を捻出する代わりに、一定額を毎月料金として支払うことでニーズを満たすことができ、非常に有意義な

日常生活を提供してくれます。

福祉車両のカーリースは法人では社会に広がり定着していますが、個人ユーザーにおいてはまだまだ十分に知られているとはいえません。

各ディーラーが競って福祉車両の開発を推し進めており、個人をターゲット層に絞った車種、装備も充実してきています。

今後はますます、拡大していく市場として注目されており、より進化した車の登場も期待され、日常生活に密着したサービスの提供に繋がっていくでしょう。

世界はもっともっと、便利に、自由に、面白くなっていくお手伝いを車が実現する時代です。

障害を気にする事なく行きたい所へ好きな場所へ、いつでも移動できる、そんな時代がもう目の前にきています。

不可能を可能にしてくれる福祉車両を、もっと手頃で気軽に利用する、そのためにカーリースはとても理にかなった手段のひとつです。

商用車はCarLineリースがお得!

CarLineリース

CarLineリースでは商用車専門でカーリースのご提供をしております。

月々の費用を定額で抑える事ができ、車検や税金などの心配も不要です!

社用車として車が必要な方や福祉車両を検討されている方、または個人の方でも商用車として利用する場合はリース契約が可能です。

まとまったお金も必要なく、定期的に新車に乗り換えられますので、商用車のご購入をお考えの方はぜひ一度ご相談くださいませ。

まとめ

これからはリース契約の内容や、補償サービスも、どんどん充実し、より選択肢の幅も広がっていくことが予想されます。

個人がお体の状態や程度に合せて、多くの車種、サービスから目的に最も適した一台を選び、費用の負担を最小限に抑えて、車生活を満喫する事は、可能性を無限に広げる大変有意義な事です。

必要なときに、必要な車を、毎月一定額で利用する、まさしく理にかなった利用法です。

一般車よりもニーズの内容が変わるサイクルが短いぶん、上手に乗り換えて行動を広げていきましょう。