毎日たくさんの車が街を走行していますが、その中には個人が所有する車と、法人が所有・管理する車があります。
一目で業務用の車と分かるものもあれば、個人の車なのか会社の車なのか、全く見分けがつかないものもあります。
そこで今回は、社用車と乗用車では一体何がどう違うのか、じっくり検証してみましょう。
まず見た目で分かるのは、トラック、バス、トレーラー、タクシーなど法律上で商用車に分類されているタイプです。
いわゆる緑のナンバープレートで分類されている車を指しています。(軽自動車は黒色に黄色の文字)
また、荷物を運ぶ貨物車両は明確に商用車と定義づけられていますが、いわゆる世間一般の社用車には、荷物だけでなく人を運ぶ車も含まれています。
業務内容に特化した特別仕様の車もあれば、個人ユーザーに広く購入されている定番車種も、運搬に多く利用されています。
人気の定番車種トヨタのハイエースのように、自家用と業務用のタイプが用意されている車種も存在しており、外見からは見分けがつきにくいこともあるのです。
しかし、制度上ははっきりと区別されており、毎年支払われている自動車税や自動車保険料にも違いがあります。
車検も自家用車は2年おき(初年は3年)ですが、事業用は毎年(初年は2年)となっています。
加えて、社用車はその用途目的から、損金算入できるなど税制上の優遇措置も設けられています。
社用車と乗用車の違いはこれ!
社用車と乗用車の違いは、ずばり「使用目的が全く異なる」ことです。
自家用乗用車はレジャーから交通手段、あるゆる目的で使用するために個人ユーザーが購入します。
車が趣味でドライブを楽しまれる方も多いでしょう。
一方、社用車は業務の遂行に不可欠な働く車の総称です。
そのため自家用自動車に比べて、毎年の自動車税が安く設定されており、前述したようにナンバープレートの色で分類されています。
乗用車では、三桁の数字の頭に「3」「5」「7」が通常付与されていますが、商用車は、「1」普通貨物車、「4」小型貨物車となっています。
仕事専用に使われる想定されている車は、個人所有と違って税金の考え方も異なり、一定の割合で経費として計上することが認められているのです。
また複数台所有する企業がほとんどのため、任意自動車保険のフリート契約などの割引があります。
働く車には必要なオプションしかつけないことが主流となっているため、車両価格自体も安く、一括購入された社用車は更に割安となります。
同じ車種では外見上、差が無くても内装はかなり違ってきます。
自家用と業務用とでは、購入の目的が全く異なるため、オプションはかなり省かれ必要最低限に絞られますが、逆に業務に特化した仕様が施されています。
社用車を選ぶ時の注意点
社用車は仕事を円滑に進めるためになくてはならない必需品の一つです。
周知の通り、業務に使用する車ですから、その内容によって必要車種は決まってきます。
人の移動に使うのであれば人数に応じて、荷物の運搬に利用するのであればその総重量に応じてサイズや仕様も変わります。
外回りの営業車であれば、街中を走りやすく、駐車しやすいコンパクトカーを選ぶでしょう。
まず一番に考えなければならないのは、最も仕事に適した車種を選択することです。
また購入時の初期費用だけでなく、購入後の維持費も継続して必要になってくることも忘れてはいけません。
サイズダウンや、台数を減らすことができればコスト削減に結びつきます。
数点ポイントをあげておきましたので参考にして下さい。
①乗車人数
②荷物総量
③上記①と②に合ったサイズ、昇降しやすい、積み卸しやすいなど使い勝手がよいか
④車両価格
⑤燃費
⑥予想される維持費
これらを考慮したうえで検討してみてください。
社用車に乗る時の注意点
車の運転で最も気をつけなければならないのは、安全運転を心がけることです。
事故を防ぐために、常に緊張感をもってハンドルを握らなければなりません。
社用車は車体に社名を掲げている車も多いことから、走る広告塔とも言われています。
裏を返せば、事故を起こしたり、乱暴な運転をすれば、悪い宣伝になりかねません。
常日頃から車の整備点検をしっかり行い、運転する従業員には安全運転講習の徹底をはかるのが、企業の責任です。
もし、社用車で事故を起こせば、運転者のみならず、会社の管理責任も問われることになります。
当たり前のことですが、本来の業務以外で、私用目的に使うことのないよう徹底しておきましょう。
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社用車として車が必要な方や福祉車両を検討されている方、または個人の方でも商用車として利用する場合はリース契約が可能です。
まとまったお金も必要なく、定期的に新車に乗り換えられますので、商用車のご購入をお考えの方はぜひ一度ご相談くださいませ。
まとめ
業務の遂行に欠かせない社用車は仕事の効率化をはかり、経営の発展に大きく貢献する力強いパートナーになり得る存在と言えます。
ほとんどの企業で広く活用されており、今後も活躍が一層期待できると言えるでしょう。
一方、購入費などの初期費用に加え、継続した維持費が必要となってくることも十分考慮に入れなければなりません。
財政を圧迫しないよう無理のない範囲で投資すれば、将来により大きな利益をもたらし、安定した経営戦略をたてる手助けになります。
計画的に社用車を導入、運営していくために、より無駄を省き、安全に運行するよう徹底した管理、掌握が不可欠です。