免許を取得したら、次にしたくなることと言えば、やはり車の運転でしょう。
レンタカーを借りてドライブというのも気軽で楽しいものですが、マイカーでの運転も気持ちのいいものです。
憧れの車でもお金を出せばすぐに乗れると思っておられる方も多いかもしれませんが、実は色々と手続きが必要となり、責任も発生します。
知らなかったと慌てる前に愛車を手にするための知識と準備を始める、そのお手伝いができるのは地域に密着したサービスの提供を行う販売店の強みでしょう。
個々の要望にキメ細やかに対応することでユーザーの信頼を獲得して、良きアドバイザーであり続けるよう期待をかけられています。
町で見かける車の前後に装着されているナンバープレート、これがないと公道を走行することができません。
ナンバープレートは、その車が保安基準に適合することを前提として登録を受けた車両であり、かつ運行の用に供することを許容され、各種の行政手続きを履行していると確認できるという役割を持っているのです。
ナンバープレートは、運輸支局か検査登録事務所で登録・取得することになりますが、その際、自賠責保険の加入や自動車税の納付と共に必要なのが、自動車保管場所証明書になります。
まず新たに車を購入する時は、保管場所を用意しなければなりません。
そして車庫所在地を管轄している警察の交通課に申請します。
自宅外で保管する場合は気をつけましょう。
使用場から半径2㎞内に用意することが義務づけられています。
このような車の所有者、使用者、普段保管されている場所といった情報を特定するためにナンバープレートが必要不可欠なのです。
車庫証明に必要な書類は?
車の保管場所が所有地かどうかで、車庫証明の申請書類が変わってきます。
車の所有者本人が所有する土地で保管する場合は保管場所使用権疎明書面を、賃貸や月極駐車場でしたら保管場所使用承諾証明書を取り寄せます。
大家さん、不動産に対して手数料が発生することもありますので確認しておいた方が良いでしょう。
また賃貸契約手続き時の書面に駐車場に関しての記載がある書類でも代用可能なケースがあるので問い合わせてみてください。
そして、保管場所証明申請書、保管場所標章交付申請書(自動車保管証明書の2枚目)、保管場所の所在図、配置図、使用者の住所を確認できるもの(運転免許証等)を全て用意します。
所在図とは駐車場と自宅が入った地図を指し、配置図とは駐車場内の見取り図のことです。
申請の手数料として、2,200円と500円の収入印紙も購入しなければなりません。
申請書類一式は窓口でもらえますが、ホームページ上でも公開されており、印刷することができます。
またインターネットで申請する方法もあります。この場合は添付書類を読み込むスキャナーと個人番号の読み取りが可能なICカードリーダーが必要になります。
ネットバンキングによる決済も発生します。
車庫証明の提出から完了までの流れを解説
書類一式が用意できたら、保管場所の位置を管轄する警察署交通課窓口に提出します。
平日9時~17時が窓口業務ですが、都道府県によりの受付時間に差があるため、事前に確認してから行かれることをおすすめします。
訂正が必要な箇所があるかもしれませんので、念のため認め印を持って行きましょう。
申請時に、手数料を払います。
収入印紙を購入して貼り付けるのが一般的ですが、現金で支払う都道府県もあります。
交付まで通常1週間程度の期間を要しますので、余裕を持って申請してください。
申請したら控えとして納入通知書兼領収書の交付を受けます。
これは後日、受け取りの際に必要となりますので大切に保管ください。
自動車保管場所証明書(車庫証明)、保管場所標章番号通知書、保管場所標章の交付を申請した警察署で受けます。
保管場所標章とは車のリアガラスに貼るステッカーのことです。
まとめ
自動車保管場所証明申請書、保管場所標章交付申請書、保管場所使用権疎明書面、保管場所使用承諾証明書はそれぞれ記入例が用意されています。
窓口でもインターネットでも申請可能で、個人でもさほど難しい手続きではありません。
しかし平日の業務時間内に窓口に行くことができない、パソコン、スキャナーを持っていない方はどうしたらいいでしょうか。
そういった場合には、委任状を用意して第三者に手続きの代行を委託する方法があります。
その代表が自動車販売店の利用です。
多くのユーザーは車屋さんから購入しているため、日常業務として多くの手続きを行っているプロにそのまま任せるのが一番でしょう。
無駄なくスムーズに進めてもらえるので安心です。
納車に時間のかかる人気車種は何ヶ月も待たされることもありますが、車庫証明の有効期限はおおむね1ヶ月、そんな時は申請のタイミングも調整してもらえます。
最近では好きなナンバーを取得したり、ご当地の図柄ナンバーなどもあり、選択肢が増えていますが、それも叶います。
手数料はかかりますが、安全かつ確実に手続きを代行してもらえるので、是非利用したいサービスの一つです。
代わりにやってもらえることはプロにお願いして、多忙なユーザーは、時間を有効活用しましょう。
販売店は、日々快適にマイカーに乗るための、アドバイザーであり、またサポーターとしてユーザーに寄り添う力強い存在です。