バイクを所有している方であれば「バイクの寿命は10万km」という話を耳にしたことがある方は多いでしょう。
愛車が10万kmを超えると、その後のメンテナンスや性能に不安を感じることは少なくありません。
10万kmを超えたバイクを買取に出したいと考えていても、実際に買取してもらえるのでしょうか。
本記事では、10万kmを超えたバイクの買取事情について詳しく解説していきます。
バイクの寿命は10万kmってほんと？
バイクの寿命は10万kmという声がありますが、果たして本当なのでしょうか。
ここでは、バイクの寿命は10万kmっていわれる理由やバイクの寿命目安について詳しく解説していきます。
バイクの寿命は10万kmっといわれる理由
バイクの寿命は10万kmといわれていますが、これはあくまで噂にしか過ぎません。
走行距離は、バイクの状態を確認するために重要な判断基準ですが、走行距離がすべてではなくバイクの乗り方によってバイクの寿命は左右されるでしょう。
たとえば、都市部の市街地を主に走行しているバイクと、郊外のツーリングコースを走行しているバイクでは、走行距離が同じでもバイクへの負担は大きく異なります。
都市部の市街地を走っていると、ストップアンドゴーが多いため、エンジンやそのほかの部品に大きな負担がかかるでしょう。
一方で、郊外のツーリングコースを走行している場合は、比較的安定した速度での走行が多く、エンジンや部品への負担は少なくなります。
また、メンテナンスの頻度や方法、使用環境、ライダーの運転スタイルなどもバイクの寿命に影響を与えるでしょう。
定期的に部品の点検や交換を行っているバイクは、同じ走行距離でも長持ちする傾向があります。
バイクの寿命を判断する際には、走行距離だけでなく、これらの要因も考慮することが重要です。
【排気量別】バイクの寿命目安
先程は、走行距離が全てではないと解説しましたが、バイクの排気量ごとに寿命の目安があります。
ここでは、以下の排気量別に寿命の目安について詳しく解説していきます。
- ・原付バイク：50cc
・小型バイク：125cc
・中型バイク：250cc
・大型バイク：401cc〜
それぞれ詳しくみていきましょう。
原付バイク：50cc
原付バイクの走行距離目安は5万kmです。
このクラスのバイクは排気量が小さいため、常にエンジンの回転数が高い状態になります。
そのため、エンジンへの負担が大きく、ほかのバイクに比べて寿命が短いです。
さらに、原付バイクは普通自動車免許で乗ることができるため、メンテナンス方法を知らない利用者が多く、メンテナンスを怠ってしまいます。
メンテナンスを怠ってしまうと、3万km程度で寿命を迎えてしまう場合も珍しくありません。
小型バイク：125cc
小型バイクの場合も、原付バイクと同じく5万km程度です。
速度を出すとエンジンの負担が大きくなるため、寿命は比較的短めになります。
しかし、メンテナンスをしっかり行えば、原付バイクよりも長く走ることができ、10万km以上走行することも可能です。
しかし、通勤など日常的に小型バイクを使用する方は、適切なメンテナンスを行わなければ、原付と同様に3万km程度で寿命を迎えるケースもあります。
中型バイク：250cc
中型バイクの場合、寿命の目安は5万km〜10万kmです。
中型バイク以上になるとエンジンの性能が向上し、高速走行時でもエンジンへの負担が少なくなります。
そのため、原付や小型バイクに比べて寿命が長くなる傾向です。
また、中型バイクはツーリングや長距離走行に使用されることが多く、メンテナンスをしっかり行うユーザーも多いです。
適切なメンテナンスを行えば、10万km以上走行することも十分可能です。
しかし、メンテナンスが疎かになっている場合は、5万km以下でも寿命を迎えるケースもあります。
大型バイク：401cc〜
大型バイクも中型バイクと同様に、寿命の目安は5万km〜10万kmです。
しかし、エンジンのパワーがさらに向上しているため、バイクの中でも最も寿命が長いとされています。
特に1,000cc以上の大型バイクは、10万km以上の走行も可能です。
さらに、メンテナンスを怠らずに行えば、20万km〜30万km走行することもできるでしょう。
しかし、走行距離が増えると修理やパーツ交換の頻度も高まり、その分費用も発生します。
そのため、維持費用を考慮しながら乗り換えや売却を検討することが大切です。
走行距離が10万kmを超えるバイクは買取してもらえる？
バイクは適切なメンテナンスを行っていれば、10万km以上走行することが可能です。
では、走行距離が10万kmを超えるバイクは買取してもらえるのでしょうか。
ここでは、10万kmを超えるバイクの買取について詳しくみていきましょう。
10万kmを超えるバイクでも買取してもらえるケースがある！
走行距離が10万kmを超えたバイクでも、状態が良好であれば買取してもらえることがあります。
定期的なメンテナンスを行っているバイクや、特定の条件を満たしているバイクは、高値で買取される可能性が高いです。
買取において重要なのは、走行距離ではなく、バイクの状態やその種類になります。
愛車が10万kmを超えているからといって諦める必要はありません。
想像以上に買取価格がつくこともあるので、一度査定に出してみることをおすすめします。
買取してもらえる可能性が高いケース
では、実際にどのようなバイクであれば、10万kmを超えていても買取してもらえるのでしょうか。
ここでは、買取してもらえる可能性が高いケースについて詳しくみていきましょう。
MT車など寿命が長い車種
MT車など寿命が長い車種は、走行距離が10万kmを超えていても買取してもらえる可能性が高いです。
MT車はAT車よりも寿命が長く、10万kmを超えても値段がつきやすい傾向にあります。
また、4ストロークエンジンを搭載したバイクも2ストロークエンジンよりも長寿命です。
このような車種は、エンジンの耐久性が高く、適切なメンテナンスを行っている場合は、高価買取が期待できます。
大型バイク
1000ccを超えるような大型バイクは、高い耐久性と人気の高さから、高値で取引されることが多いです。
また、ハーレーダビッドソンやドゥカティ、BMWなどの輸入車の一部モデルは、全国に熱狂的なファンがいるため、10万kmを超えていても高値で買取される可能性があります。
旧車・絶版バイクなどの希少な車種
旧車や絶版バイクなどの希少な車種は、10万kmを超えていても高価買取の対象となります。
たとえば、カワサキのZ1やZ2、ホンダのCBシリーズなどは、コレクターやバイク好きの間で非常に人気です。
また、400cc以下でも、カワサキのKH400やヤマハのXJ400、スズキのGS400Eなどのモデルは、その希少性から高額で取引されています。
これらのバイクは、市場に出回る台数が非常に少なく、その希少価値が価格に反映されます。
そのため、所有している方は売却を検討する前に、まずは相場を確認してみると良いでしょう。
10万kmを超えたバイクを少しでも高く買取してもらうコツ
10万kmを超えたバイクでも、工夫次第で高く買取してもらうことができます。
ここでは、高く買取してもらうコツを解説していきます。
以下のコツを参考にしながら、少しでも高く買取してもらってください。
- ・高く売れやすい時期を狙う
・正確な情報を伝える
・査定前に綺麗にしておく
・純正パーツやそのほかの付属品を揃えておく
・複数の買取業者に査定依頼する
・専門店を見つける
・個人売買は避けよう
それぞれ詳しくみていきましょう。
高く売れやすい時期を狙う
バイクを高く売るためには、需要が高まる時期を狙うことが重要です。
バイク購入者が増える3月から8月の間は、中古バイク市場が活発になりやすいため、この時期に売却すると高値がつくことが期待できます。
また、中古車の価値は時間が経つごとに下がり続けるため、できるだけ早く売ることも大切です。
正確な情報を伝える
バイクの査定時には、正確な情報を提供することが重要です。
走行距離やメンテナンス履歴、修理歴など、できるだけ詳細に伝えましょう。
また、バイクに傷やへこみなどがある場合も、その箇所を正直に報告することが大切です。
バイクの状態を正確に伝えることで、査定士に信頼感を与え、高価買取が期待できます。
査定前に綺麗にしておく
バイクを綺麗にしておくことで、査定額が高額になることがあります。
査定前に車体をきれいにしておくことで、大切に扱っていたという印象を与えられるでしょう。
また、見た目がきれいな方が売りやすくなり、査定士に好印象を与えることができます。
ただし、これだけで大幅な査定額のアップには期待できませんが、少しでも高値売却ためには重要なポイントです。
純正パーツやそのほかの付属品を揃えておく
査定前には、純正パーツやそのほかの付属品を揃えておきましょう。
社外品のパーツでカスタマイズしている場合、業者によっては査定時に減点になり査定額に影響を及ぼす可能性があります。
バイクを元の状態に戻すためには時間と技術が必要ですが、純正パーツを揃えておくだけでも査定士に好印象を与えることが可能です。
業者側としても、パーツを取り寄せる手間が省けるため、純正パーツがあると査定額が上がる可能性があります。
複数の買取業者に査定依頼する
バイクの買取額は業者によって異なるため、複数の業者に査定を依頼しましょう。
1社だけの査定額ではなく、ほかの業者の査定額も比較することで、最も高い価格で売却することが可能です。
買取業者によって、細かな査定基準や欲しいバイクが異なるため、査定額が大きく変動することがあります。
たとえば、国内販売に限られた業者よりも、海外やオークションなど多くの販売ルートを持つ業者の方が、高価買取が期待できるでしょう。
最低でも3社以上の業者に査定を依頼して、価格を比較すると良いです。
専門店を見つける
バイクにはさまざまな車種やジャンルがあり、それぞれに熱心なファンが存在します。
そのため、自分のバイクの特徴に合った専門店を見つけることで、高価買取のチャンスが広がるでしょう。
たとえば、クラシックバイクやハーレー、カワサキなど専門に扱う店であれば、そのバイクに対する需要が高いため、高値で買取の可能性が高いです。
専門店は顧客の期待に応えるために、特定の車種に特化していることが多いため、愛車がそのニーズに合致する場合は高価買取が期待できるでしょう。
個人売買は避けよう
少しでも高く売りたいと、フリマサイトなどでバイクを個人売買する方もいますが、多くのリスクが伴います。
そのため、個人売買はできるだけ避けましょう。
ここでは、個人売買を避けるべき理由を詳しく解説していきます。
クレームに追われる
購入者は購入後にバイクを細かく点検し、少しでも不備や不具合を発見すれば、クレームに繋がる恐れがあります。
特に個人売買の場合、売却後にバイクが手元にないため、現状を確認することができず、クレーム対応に追われることが多々あります。
これにより、時間を費やすことにもなるでしょう。
名義変更に関するトラブル
バイクの名義変更は、新しい所有者が陸運局で行う必要がありますが、これは非常に手間がかかる作業です。
しかし、新所有者が名義変更を怠ることがあり、そうなると売却したバイクが自分の名義のままになります。
この場合、知らない間に自分の名義のバイクが運転され、場合によっては自動車税を支払わなければならないこともあるのです。
犯罪に巻き込まれるリスク
名義変更が適切に行われない場合、そのバイクが犯罪に利用されるリスクもあります。
購入者の詳しい情報が分からない以上、自分の名義のバイクが盗難や違法な取引に使われるケースも少なくありません。
そのため、信頼できる業者を通じて安全に取引することをおすすめします。
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少しでも高くバイクを売りたい場合は、ぜひ一度CTNのバイク一括査定を利用してみてください。
まとめ
10万kmを超えたバイクでも、適切にメンテナンスされていれば買取してもらえます。
そのため、日頃から定期的なメンテナンスを行うことが非常に重要です。
エンジンオイルの交換や部品の点検・交換などを怠らないようにしましょう。
また、特定の車種やメーカーのバイクは、高価買取が期待できる場合があります。
バイクの売却を検討している方は早めに査定を依頼して、愛車を高値で買取してもらいましょう。
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