トラックとバスのリセールバリューは需要があるものの車種によって大きく変わる可能性があります。
種類やグレードが多様であるため、ものによってはリセールバリューが期待できる車両もあります。
トラックの中でもリセールバリューが高いといわれているものは、トヨタ ダイナ、トヨタ ダイナハイブリッド、三菱 キャンター ハイブリッド、いすゞ エルフなどです。
特にトヨタ ダイナは、5年経過時のリセールバリューが約75%もあります。
走行距離や年式によって異なりますが、バスの中では、マイクロバスがリセールバリューが高い傾向にあります。
また、どの車種にもいえることですが、新型が出たばかりのトラックやバス、モデルチェンジしたばかりのトラックやバスは、比較的リセールバリューが高い傾向にあります。
概要や歴史
標準型式自動車の開発と生産が実施されたことにより、エンジン排気量43900ccのトラックとバスの標準型式車が誕生します。
1945年には、GHQが日産、豊田、ヂーゼル自動車に月産1500台までのトラック製造を許可し、1945年1461台であった自動車生産は、翌年に物資不足にも関わらず、1万4921台に拡大しました。
1950年代前半になると、タイなどへの正式輸出も開始し、新型のトラックを生産するなど、新世代化が進みます。
1950年代後半になると、バスはしだいに街に馴染むデザインが増え、大型トラックの需要も増えていきました。
トラック・バスのスペック
トラックやバスのスペックは、メーカーや種類、サイズ、グレードなどによって異なります。
【トラック】
トラックといえば求められるスペックは、積載能力が挙げられます。
積載能力は、大型トラックで20t〜25t、中型トラックで8t未満、小型トラックで4〜5tが目安です。
なかでも大型トラックで見ると、4大メーカーの中で最も積載スペックが高いのは、日野自動車のプロフィアです。
【バス】
バスに求められるスペックは、排気量や馬力が挙げられます。
路線バスの排気量は5000cc〜7000cc、馬力は200台、観光バスの排気量は8000cc〜9000cc、馬力は300台後半です。
路線バスには少ない排気量でも十分な加速が可能なターボチャージャーが搭載されているため中型トラックと同じエンジンが、観光バスにはより強力なトルクと出力を得られる大型トラックと同じエンジンが搭載されています。