スズキのリセールの特徴
スズキの車には軽自動車を中心にスタイリッシュなカスタムグレードが充実しており、ノーマルグレードよりも高値で買い取ってもらいやすいでしょう。
たとえば、ワゴンRであれば、ノーマルデザインの「ワゴンR」のほかに、スタイリッシュな「ワゴンRカスタムZ」、「ワゴンRスティングレー」の2種類のグレードがあります。リセールを考えるならカスタムグレードがおすすめです。
スズキには、他社にない唯一無二の存在のオフロード型SUVの軽自動車「ジムニー」と小型乗用車「ジムニーシエラ」があります。これらは、剛性の高いラダー(梯子型)フレーム、2WDと4WDを切り替えられる機械式副変速機、ブレーキLSDトラクションコントロールなどのオフロード型専用装備で、ぬかるんだ路面やV字溝など普通の車で走破困難な悪路でも走り抜けることができます。
また、マニアックなスポーツ車には希少価値がありますが、「スイフトスポーツ」です。
直噴ターボエンジン「ブースタージェットエンジン」を搭載し、スイフトスポーツでは、車体重量970㎏(6速マニュアル車の場合)の軽量のボディに、1.4Lの直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力103kW(140PS)、最大トルク230N・m(23.4kg・m)の性能を実現しています。
走りを期待するユーザーには人気が高いでしょう。このスイフトスポーツであれば、白や黒だけでなく、イメージカラーのイエローや、ブルー、レッドなど原色系の色でもリセールを期待することできるかもしれません。
スズキの概要や歴史
創業者の鈴木道雄氏が1909年に静岡県浜名郡天神町村(現在の浜松市)で創業した
鈴木式織物製作所が会社の起源です。1920年に法人化されたのち、戦後の1952年に初のバイクを発売。1954年に鈴木自動車工業に社名変更したのちは、軽自動車中心の展開でラインナップを築き上げます。
1979年には現在まで販売されている「アルト」を、1993年には「ワゴンR」を発売し、それぞれ大ヒットしています。近年は、SUV型軽自動車「ハスラー」がヒットしています。
このほか、1970年から販売されている「ジムニー」はオフロードSUV型軽自動車では唯一無二の存在で、国内外に根強いファンがいます。
社名は、1990年に会社設立70周年を機に、鈴木自動車工業から現在のスズキに変更しています。
他企業との提携も古くから幅広く行われており、2017年には、軽自動車でライバル関係にあるダイハツを傘下に率いるトヨタ自動車との業務提携が話題を呼びました。
2023年にはトヨタやダイハツと共同で、小型商用電気自動車を発売する計画があります。
一方、海外ではインド、パキスタン、東南アジア諸国、中国、台湾といった工場を展開し、コンパクトカー、小型商用車中心にラインナップを広げています。
スズキ車のスペック
スズキは軽自動車中心の展開で、一部小型自動車(5ナンバー)車や、普通自動車(3ナンバー)車も展開しています。古くから、軽量ボディによる低燃費とパワーのバランスの良さで定評があるメーカーです。
スズキは、マイルドハイブリッドに力を入れており、ほとんどの車種で展開しています。
このマイルドハイブリッドシステムは、「S-エネチャージ」とも呼ばれています。モーターだけでの走行はできないものの、エンジンの動きをアシストして走ることができるシステムで燃費向上に貢献します、
一方、こちらには、マイルドハイブリッドとは異なり、モーターだけで走行できるストロング式のハイブリッドシステムも搭載しています。
このように、スズキは、軽自動車を中心に、燃費の良さを追求した技術力で高い評価を受けたメーカーといえるでしょう。