マツダのリセールの特徴
マツダの車はSKYACTIV技術導入以前と以後で大きく評価が変わるといわれており、近年のマツダ車は中古車市場でも高い人気を博し、買取店でも高めの価格となる傾向があるといわれています。
初めてSKYACTIV技術を盛り込んだCX-5以降の車はアテンザ、アクセラ、デミオ、CX-3、ロードスターなどと多車種にわたって登場しており、それぞれにヒットを続けてきました。
SKYACTIV技術以前の車と比較しこれらのマツダの新世代車種は新車の時点で大きな値引きをせずに適正価格での販売に徹しており、その影響で中古車相場でも高めに維持されています。
さらにデザイン的にも高い評価を受けているなか、独自の塗装技術「匠塗(TAKUMINURI:熟練の塗装職人が手塗りしたような精緻で高品質な塗装を量産ラインで実現した塗装技術)」の導入なども、高評価の要因となる要素といえるでしょう。
またリセール価値のポイントとしては、状態によりけりですがディーゼルエンジン搭載車は高値となる傾向もあります。
一方、マツダ車を象徴する車の一つでもあるRX-7は、3代目以降の新たな車種に関してはもともと流通台数も多く、RX-8とともに今でも単なるコレクションとしてだけではなく、実用に供する車として評価されており、いまだに人気の根強い車種で状態の良いものであれば高値も期待できる車種であります。
概要や歴史
1920年に前身であるコルク製造の「東洋工業コルク株式会社」が設立され、1927年に機械事業への進出を決定し「東洋工業」へと社名を変更しました。
1930年の三輪トラック開発着手より徐々に自動車業界への参入を進めていきます。1979年から米国フォード社との資本提携を結び経営体制を一新、フォードとの関係は2008年まで続きました。そして1984年に、現在の社名「マツダ株式会社」となりました。
1967年に初のロータリーエンジン搭載車であるコスモスポーツを発売、以後1978年に発表されたサバンナRX-7などに続いて大きな人気を博し、現在に続く同社の先進的なイメージを決定づけています。
マツダ車のスペック
マツダは非常に独自性の強い技術を採用するメーカーとして有名です。
近年では「A NEW VISION OF ELEGANCE」という思想を掲げたデザイン性、新世代のクリーンディーゼルエンジンである「SKYACTIV-D」、快適なドライビングを目指したドライバー中心の設計など他社の追従を許さない個性を持っています。
特にデザイン面では近年では、日本車で初めて「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」を獲得したロードスターや、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)」を取り入れたデザイン性の高いデミオ、MPV、CX-3、CX-5などの車は高い人気を誇っています。