「不要になったエンジンや愛車の処分方法を探している」
「バイクのエンジンを買い取ってくれるか知りたい」
「エンジンの故障で動かなくても愛車を買い取ってくれるか知りたい」
本記事では、このような疑問やお悩みを解決します。
エンジンは重要なパーツであるため、「動かないとなれば査定額が大幅ダウンするのでは?」「買い取ってもらえないのでは?」と思ってしまうのも無理はありません。
結論からお伝えすると、エンジンのみの買取も不動の愛車も買取可能です。
以降で詳しく解説するほか、おすすめの買取業者も紹介するため最後までご覧ください。
バイクのエンジンのみの買取はできる?
バイクのエンジンのみの買取はできるのかを解説します。
エンジンのみの買取は可能
結論からお伝えすると、エンジンのみでも買取は可能です。
全国のあらゆるところに、買取をしている店舗や業者があります。
ただし、店舗型の買取業者は基本的にバイクとエンジンの両方を買い取るのが一般的です。
そのため、店を探すのは大変かもしれません。
最寄りに店がなく、県外に行かなければならないこともあるでしょう。
スクラップ買取もできる
店舗型の買取業者が近くにない場合、スクラップ買取をしている業者を探すのも良いでしょう。
スクラップ買取は、金属を扱う会社が行っています。
そもそもスクラップ業者とは、部品をバラバラに解体してリサイクル輸出やリユース輸出をする業者です。
エンジンはリサイクルやリユース輸出によって利益を得られるため、買い取りが可能です。
安価で回収をしてくれる業者もいる
買取業者もスクラップ買取業者も見つからなければ、回収業者を探す方法もあります。
買い取ってくれるわけではないためお小遣い稼ぎにはなりません。
しかし、大きく場所を取るエンジンをいつまでも置いておきたくないという方は、処分できるためすっきりするでしょう。
また、回収業者によっては高額な回収料金になる傾向ですが、業者によっては安価で引き取ってもらえるところもあります。
エンジンが動かない不動車でも買取できる理由
エンジンが動かないほど劣化が進んでいたり、ひどい故障を起こしている場合、バイクは買い取ってもらえないと思われやすいです。
しかし、そのようなことはありません。
不動車であっても価値があるため、積極的に買取している業者は存在しています。
具体的な買取してもらえる理由は以下のとおりです。
- ・販売ルートがあるから
・輸出を前提とした車種
・パーツとしての価値がある
・不動車の期間が短い
・不動車になった理由が明確
・バイクの状態が良い
では、一つずつ解説します。
【理由1】販売ルートがあるから
買取できる理由は、販売ルートがあるためです。
動かない状態であっても修理や載せ替えを行えば再び走行できます。
中古として販売できるルートは、オークションに出品したり中古販売店で販売したり、輸出したりと複数あります。
もし、手放そうと考えている車両が人気モデルであったり、希少性が高かったりする場合は高価買取も期待できます。
【理由2】輸出を前提とした車種
買取できる理由は、手放そうと考えている車両が輸出を前提とされているためです。
日本のバイクは海外での人気が高く、特にホンダは世界シェア1位を獲得したことがあります。
そのため、買い取った国産バイクを中古として輸出すれば利益を得ることができ、買い取っても損しないのです。
とはいえ、「動かないバイクを買い取って問題ないのか?」と思う方もいるでしょう。
実は、海外輸出は運んでいる途中にエンジンがかからなくなることが珍しくありません。
そのため、エンジンがかかるかどうかは気にしないのです。
もちろん、現地に到着次第修理され販売されます。
【理由3】パーツとしての価値がある
買取できる理由の1つとして大きいのは、パーツとしての価値があるためです。
動かなくなったとしても、一つひとつのパーツは使えることが多く、中古パーツとして販売できます。
また、多くの部分は金属でできているため細かく分解して金属として扱うことも可能です。
もし、パーツそれぞれが綺麗な状態であったり、高価なものであったりする場合は高価買取も期待できます。
【理由4】不動車の期間が短い
買取可能な理由の一つには、不動車であった期間も配慮されます。
短期間であれば実働車に戻しやすいためです。
また、動かなくなってからまもない車両は、不動車であっても高価買取が期待できます。
少しでも価格をアップさせたい方は、早めに買い取ってもらいましょう。
【理由5】不動車になった理由が明確
動かなくなった理由が明確にわかっている車両も買い取ってもらえる確率がアップします。
理由がわからない場合、査定時にどの部分が理由で動かなくなり修理が必要なのかわからないためです。
買取後に修理をしなければならない箇所が続々と出てくる可能性もあるため、理由が不明であることは業者にとっては不安要素です。
よって、理由がわかっていると修理箇所が予測できるため、買い取っても問題ないと判断されます。
また、理由が明確か否かは査定額にも影響します。
明確である場合は不安要素を考慮しなくてもよくなるため、高価買取がしてもらいやすい傾向です。
【理由6】バイクの状態が良い
保管状態や使用状態が良く車体の状態が良い場合は、買い取ってもらいやすい傾向です。
劣化箇所が少ないため、パーツとしての販売も中古バイクとしての販売も、良品扱いの価格で可能となるためです。
また、状態の良いバイクは動かなくても高価買取が期待できます。
エンジンが壊れて動かないバイクの買取はできる!相場は?
エンジンが壊れて動かないバイクの買取はできます
以降では、相場とおすすめの業者をご紹介します。
動かないバイクの買取相場
動かない場合であっても、買取相場が高い車種がいくつかあります。
- ・カワサキ「Z2 750RS」:800万円(2023年時点)
・カワサキ「Z 400RS」:~20万円前後(2024年現在)
・ホンダ「CB400Four」:~75,000円前後(2024年現在)
・ハーレーダビッドソン「FX1200」:370万円(2023年時点)
・ハーレーダビッドソン「FLH1340」:~53万円前後(2024年現在)
・ドゥカティ「900MHR」:350万円〜500万以上(2023年時点)
これらのバイクは、状態が良いとはいえない場合でも高価買取が期待できるため、一度査定に出してみましょう。
以降では、不動車の買取を積極的にしている業者をご紹介します。
【おすすめの業者1】バイクワン
バイクワンは高価買取も期待できるため、一度査定してもらうと良いでしょう。
なお、近くに店舗がなくても、無料出張を行っているため安心してください。
即日査定で売却金はその場で現金受け取りできます。
【おすすめの業者2】バイク王
バイク王は、高価買取を得意としている業者です。
見積もり・査定は完全無料で、受付も24時間年中無休で行っています。
ただし注意点があり、人気のない車種や原付は買い取ってもらえない可能性があります。
出張買取が可能ですので、もし不安な方は手間を考えて出張査定でみてもらうといいでしょう。
【おすすめの業者3】バイクランド
バイクランドは、お住まいの地域や都道府県問わず無料の出張査定を行っています。
エンジンがかからないバイクを買い取ってもらえるほか、売却後に必要な手続きまで代行で済ませてくれます。
なお、代行手続きの手数料やサービス料金は無料ですので安心して任せられます。
バイクランドで売却してから2年の間にバイクを購入するとお得な特典が受けられるのもおすすめポイントの一つです。
125cc以下を購入した場合は5,000円の値引き、126~400㏄は10,000円値引き、401㏄以上は20,000円値引きしてもらえます。
【おすすめの業者4】バイクBOON
著しく価値が下がっている、名義人がわからないなどでなければ、エンジンがかからなくても買い取ってもらえます。
公式ホームページにて、無料の簡単査定をメールで送れます。
一度依頼する前におおよその査定額を知りたい方はぜひご活用ください。
【おすすめの業者5】バイク館
バイク館は、全国どこでも無料で出張査定しています。
店舗数も多いため依頼しやすいところを見つけられるでしょう。
また、買い取ったバイクを自社で販売しているため、中間マージンが発生せず高値での売却を可能としています。
公式ホームページでWEB査定も可能ですので、お試し査定したい方はぜひ利用してください。
【おすすめの業者6】オフバイクル
オフバイクルは、出張の無料査定をしています。
もともとレンタルバイクを生業にしている会社です。
また高価買取も期待できる会社なので、他社の査定額に納得がいかない場合や比較したい方は査定依頼してみましょう。
名義変更手続きもお願いできます。
CTN一括査定で買取価格を比較!
「どの業者を選べば良いのかわからない」「相見積もりが面倒」という方には一括査定がおすすめです。
一括査定とは、一度の入力で複数に査定を依頼できるサービスです。
CTN一括査定なら最大10社の買取価格を比較し、もっとも高い価格でバイクを売却できます。
バイクの売却を検討の方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
査定依頼の前にチェック!本当にエンジンの故障なのか見極めよう
査定依頼する前に、本当にエンジンが故障しているのかを知る必要があります。
チェックポイントをご紹介するため、愛車のチェックをしてみましょう。
エンジン以外でバイクが動かなくなる原因
エンジン以外でバイクが動かなくなる原因は、以下の9つがあります。
- ・バッテリーが上がっていないか
・キャブレターが劣化していないか
・燃料は古くないか
・ガソリンに雨水が混じっていないか
・吸気系に不調はないか
・レギュレーターに異常はないか
・ヒューズ切れを起こしていないか
・プラグ被りを起こしていないか
・フルトランジスタが故障を起こしていないか
では、一つずつ解説します。
【Check1】バッテリーが上がっていないか
エンジンが元気でもバッテリーがエネルギー切れしているとバイクは動きません。
数か月エンジンをかけていないもしくは走行していない場合は、まずバッテリー上がりを疑ってみましょう。
バッテリー上がりが原因の場合は修理が簡単にできるため、査定額への影響も少なくてすみます。
【Check2】キャブレターが劣化していないか
キャブレターの劣化具合を確認してみましょう。
エンジンを動かすために欠かせない重要なパーツですので、正常に作動しないとかかりません。
【Check3】燃料は古くないか
バイクを長く走らせていない方は、燃料が古くなっているためにエンジンがかからないことが疑われます。
燃料は1年で劣化減少がみられ、2〜3年すると完全に腐ってしまいます。
腐ったガソリンはエンジンがかけられないどころか、別のパーツの故障にもつながるため、固形化していないかや粘度が強くないかチェックしてみましょう。
【Check4】ガソリンに雨水が混じっていないか
ガソリンに雨水が混じっているとエンジンの不調を起こします。
パッキンが劣化するとスキマが生じて雨水が侵入するため、長年使用してきたバイクもしくは放置していたバイクは水抜き剤を使ってみてください。
【Check5】吸気系に不調はないか
マフラーやエアクリが不調だとスムーズに排気できないため、エンジンのかかりが悪くなります。
汚れが溜まっていないかどうか確認してみてください。
【Check6】レギュレーターに異常はないか
レギュレーターは電圧と電流を安定させるための装置ですので、異常があるとバッテリーが作動しません。
バッテリーから液漏れしている、テスター測定で適正値ではない場合はレギュレーター異常が疑われます。
【Check7】ヒューズ切れを起こしていないか
ヒューズ切れはエンジンの不動に直結します。
修理費用はリーズナブルで済みますので、余裕があれば修理してから買取に出すほうがよいです。
【Check8】プラグ被りを起こしていないか
プラグは点火パーツであるため、プラグ被りを起こしているとエンジンがかかりません。
プラグ被りの場合はパーツを交換すると解決します。
【Check9】フルトランジスタが故障を起こしていないか
もし、プラグ被りやバッテリー上がり・故障が原因でない場合、フルトランジスタが故障を起こしていることが疑われます。
フルトランジスタは点火装置として最近主流になっているため、最近の車種であれば可能性が高いです。
エンジンの故障が考えられる症状と原因
エンジンそのものの故障で考えられるのは、焼きつきです。
エンジンの始動中は高温状態になるため、オイルやクーラントに不備があると焼きついてしまいます。
異音が聞こえた場合はエンジン故障が疑われますので、その旨を査定士に伝えましょう。
エンジンがかからないバイクの買取額をアップさせる対策
エンジンがかからないバイクの買取額をアップさせる対策を解説します。
できるかぎりアップさせたい方は参考にしてください。
【対策1】相見積もりや一括査定を行う
相見積もりや一括査定では、複数の業者の査定額を比較できるため、最も高いところを選べます。
それにより、1社に絞るより100%の確率で高い買取額を叶えられますので、利用しない手はないでしょう。
【対策2】無理に修理をしない
エンジンがかかる車種は査定額が高くなる傾向にありますが、必ずしも修理するべきとはいえません。
エンジンの故障は、故障の程度によっては載せ替えしなければならないことがあります。
エンジンそのものが高額であるうえに工賃もかかるため、査定額が修理費用より高かったとしてもそれほど得しないでしょう。
【対策3】エンジンがかからない理由を伝える
査定でチェックするだけではエンジン不動の理由がわかりません。
そのため、修理にどのくらいかかるかわからず、査定額が下がる傾向です。
よって、理由が判明している場合はしっかりと理由を伝えましょう。
まとめ
愛車に使用してきた不要のバッテリーは、買い取ってもらえます。
また、エンジンがかからない愛車も買取してもらえる業者もあるため、安心してください。
買取額をアップしたい方は、一括査定で最も高額なところを選ぶことをおすすめします。