ランドローバーのリセールバリューは、時間が経過し年式が古くなっても高い状態を維持し続けています。ランドローバーというブランドが世界に浸透しており、シンプルで控えめな外装デザインが多くの方に支持されています。
またSUVやミニバンといった車種は人気が高く、リセールバリューが高い傾向です。SUVは外観のデザインや利便性、機能性に優れており、昨今世代を問わず人気が高まっています。そうした傾向から、高級SUVであるランドローバーの車は更に人気があります。
ランドローバーが発表したシリーズには、さまざまなカラーバリエーションがありどの色合いも落ち着きのある気品さが際立ちます。純白の「フジホワイト」や漆黒の「サントリーニブラック」、光沢感のある「ユーロンホワイト」、どこか大人なワイルド色「パンゲアグリーン」などが人気の傾向です。
アウトドア環境にも適しており、また街乗りにもピッタリな特性を兼ね備えていることから、キャンプやアウトドアにも対応できる車種といえるでしょう。登山やスノーボードなどいつものお出かけにワクワクする冒険感を高めてくれます。
ランドローバーの概要や歴史
ランドローバー社は、イギリスのローバー・モーター社から誕生した自動車の名前です。
ランドローバーは、オフロード走行を前提とした設計をしており高級四駆車です。悪路走破性能と耐久性の高さが特徴で、岩山や砂漠などオフロードを走破する実力を備えています。また強固なボディフレームと四輪駆動能力から、長期間にわたり走行できる耐久性があるのも特徴です。
ランドローバー社は、もともとはメーカー名ではなく車種の名前でした。1948年にローバー社がオフロード用車両として発表した「ランドローバー シリーズI」が起源です。その後、1978年にローバー社が「ランドローバー」として子会社化しメーカーが誕生しました。
以降ランドローバー社は、1986年からローバー・グループに統合、1988年からブリティッシュ・エアロスペース社、1994年からBMWに親会社が入替りしましたが「ランドローバー」というブランドは存続し続けています。
2000年にBMWがローバー・グループを解体してフォード社へ売却しました。そして2008年にフォードはインドのタタ・モーターズに売却。現在、「ランドローバー」はタタ・モーターズの傘下でジャガーランドローバー株式会社から販売されています。
ランドローバー車のスペック
「レンジローバー」は、全長5005mm・全幅1985mm・全高1865mmの大型サイズのSUVです(イヴォーグモデル)。大型のフロントグリルや広いガラスエリア、上質な素材を使った触り心地のよいインテリアを備えています。そのほかにも「レンジローバー スポーツ」「レンジローバー イヴォーク」「レンジローバー ヴェラール」といったモデルがあります。各モデルによってバンパーやライト、ルーフライン、インテリアのパーツ配置などに違いがあり、サイズや乗り心地が異なってきます。
「ディフェンダー」の大きな特徴はボディです。レンジローバーと比べると車高の高く車内空間の広くなっており、もっともオフロードに適するようにアップデートされています。3ドアタイプの「ディフェンダー90」と、5ドアタイプの「ディフェンダー110」の2タイプがあり、使用用途や乗車人数に応じて異なるタイプが選べるのが魅力のひとつ。
「ディスカバリー」は、オフロード性能を残したままよりスポーツタイプとして開発されました。角張ったスタイルではなく洗練されたスタイリッシュなデザインです。またハンドリング性能や燃費などの違いがある「ディスカバリー・スポーツ」なども人気があります。アウトドアよりも街乗り向けの車種といえるでしょう。