デザインや機能性が話題になることが多いGMCですが、Kelley Blue Bookの2022年ベストリセールアワードで、シエラがタンドラと並んでTOPを受賞しています。
これは、新車登録から5年後に、最も高い残存価値を持つと予想されるブランドに選ばれたということです。
実際にシエラは、5年後でも平均して60.8%の価値を保持していて、業界平均の40%よりも高い水準になっていて、リセールバリューに優れたブランドだと言えます。
日本でも、ピックアップトラック・フルサイズのSUVなどアメリカでも人気の高いダイナミックなデザインに、一度は憧れる人も少なくないでしょう。
さらに最近では、自分のパーソナリティーを表現する手段として、車をえらぶ人も多く、趣味を通じてピックアップトラックやSUVに興味を持つ人も増えています。
日本での希少価値が高いGMCは、ピックアップトラック・フルサイズSUVのトレンドとともに、コアファンからの指示を集めています。
そのため需要の高い、人気の車種や年式は、高額での買取が期待できるでしょう。
概要や歴史
GMCはSUV・ピックアップトラックに特化したアメリカのGM(セネラルモーターズ)のブランドの一つです。
元々は「ラピッド・モーター・ビークル・カンパニー」という会社でトラックを製造していましたが、1909年にGMに買収され、トラック部門として設立されました。
同じGM社であるシボレーとは、兄弟ブランドで、ほとんどがリバッジモデルになっています。
ブレーキ・多段ギアなどのコンポーネント開発や、ボディ・エンジンの設計を共同で行うことを「リバッジ」と呼び、外装と内装の一部が違うだけでデザインはほぼ同じです。
GMCは、フロントグリルが与えるワイルドな印象と、デナリなどの高級感を重視したグレードを設定することで、シボレーとの差別化をはかっています。
ハイエンドな機能性と、独自性を重視したデザインを兼ね備えることで、パーソナリティーを大事にする、コアファンの心を掴んでいるのです。
GMC車のスペック
GMC代表的なモデルのスペックをご紹介します。
【シエラ】
全長:5916mm
全幅:2064mm
全高:1991mm
【シエラデナリ】
全長:5891mm
全幅:2064mm
全高:1918mm
【ユーコン】
全長:5334mm〜5721mm
全幅:2058mm
全高:1944mm
日本でも人気のあるピックアップトラックのトヨタハイラックスと比較しても、圧倒的なハイサイズになっています。
アメリカならではの、ダイナミックなサイズスペックが魅力です。
シエラEV・10年ぶりにハマー復活など、今後も話題豊富なGMCに、ぜひ注目してみてください。