ローバーのリセールの特徴の一つは取引される台数が少ないということです。
従って、売る方も買う方も、ローバー内のモデルでの比較対象が少なく、相場感が少ない中で取引を行うことが多くなります。
また、台数が少ないということは、取引のチャンスも少なくなります。
時間が経てば経つほど車の価値も下がってしまいますので、チャンスがあれば早めの取引をすることが最終的には有利になります。
そのためには、ローバーのようなニッチな輸入車ブランドの取り扱い実績のある業者と取引をすることが重要になります。
このようなブランドを好むような買い手がすでについていて、過去の相場感を持つ業者を選んで、取引をすることが、ローバーのリセールを有利に運ぶコツになります。
ローバーは年式の低い車が中心になりますので、電気系統など不具合がないことが重要です。
ただ、正規販売店がありませんので、故障などの修理も難しく高価になります。
修理をしてからのリセールがいいのか、そのままでも構わないのかどうかも含め、業者に相談することがおすすめです。
概要や歴史
ローバーは、イギリスの自動車会社で、1901年に自動車の生産を始めている、歴史の古い会社でした。
一時期はイギリスを代表する自動車ブランドでしたが、最終的に2005年に、ローバーという名前を持つ自動車会社は消滅してしまいました。
イギリスの自動車産業は、スタートは早かったのですが、アメリカや日本の自動車会社におされて、合併や分割を繰り返して来ています。
ローバーも、その中で、オースティン・ローバーグループの傘下になったり、一時期、今BMWミニと呼ばれているミニもローバーブランドの下に入っていたこともありました。
その時代のミニのモデルを、ローバーミニと呼ぶこともあります。
日本のホンダと提携しレジェンドと同時開発したモデルのローバー800を発売を行ったりもしておりました。
その後、BMWの傘下に入り、BMWがミニだけ残し他を売却し、MGローバーとなり、最終的に2005年に破産しています。
ローバー車のスペック
ローバー車は、日本のホンダやBMWの技術提携を受けていますので、エンジンやサスペンションなど技術的には、問題のないレベルのものを持っていました。
一方、安全装備などは、2005年で止まってしまっていますので、現在のレベルには達していませんので注意が必要です。
ローバー車で魅力的なスペックは、インテリアになります。
イギリス車らしいウッドを使ったインパネや、各所にちりばめられたクロームメッキ部品などが、ローバー車の魅力になります。