アルピナのモデルは、7〜10年落ちが最もリセールバリューが高い傾向にあります。
アルピナを高く売るコツは、まずオリジナルコンディションを維持していることが重要です。
カスタマイズしていると価値を落とす可能性が高くなるため、できるだけ避けた方が良いでしょう。
最近では、ベース車両に対して圧倒的なパフォーマンスを発揮するD3ビターボが、最もアルピナらしさを感じさせます。
そして、D3ターボを代表するクリーンディーゼルはアルピナの良さをはっきり見せることができるパワーユニットです。
また、「B3」は至高の快適性と圧倒的な走行性能でたいへん人気があり、その中でもE90年代のアルピナ「B3」は、お得な中古車といえます。
「B3]のエンジンは一般的には「絹のよう」とされているBMW製エンジンのフィールを、さらに数倍きめ細やかにした形になります。
足まわりは、かなりしっかりめにダンピングが効いているにもかかわらずソフトなタッチで魔法のようです。
アルピナは新車の時から数年は高値を維持するのですが、一般的なドイツ車とほとんど同じようなタイミングで売価(それに連動したリセール価格)が大きく下がってしまいます。
概要や歴史
アルピナは、ドイツの小さな田舎町でBMWをベースに独自のチューニングを施した自動車を製造・販売している自動車メーカーです。
チューナーは完成車に手を入れるのが一般的ですが、アルピナはホワイトボディ(組み立て前の車体)やエンジンをBMWから供給を受けてから、職人がチューニングを施し自社の工場で組み立てを行っています。
1965年にアルピナは合資会社として設立されチューナーだけ製造・販売していました。
アルピナは手作業で組み上げられているので、年間の生産台数は約1700台ほどです。
たいへん希少価値のある自動車で、日本でも人気が高く約300台ほどが輸出されています。
BMWアルピナのスペック
アルピナは赤と青のオリジナルエンブレムを使用しています。
また、アルピナのアルミホイールは独特の細い20本のスポークで作られていて、デザインだけでなく機能性の面からも考えて軽量化のために強度を上げる工夫がされています。
アルピナラインはデコセットとも呼ばれ、ボディサイドのデコレーションラインが両サイドにゴールドかシルバーで描かれていて特徴的です。