ビュイックは現行モデルが日本で販売されていないため、旧モデルのみとなりますが、リセールバリューは高いといえるでしょう。
特に、ロードマスターは人気が高いため、リセールバリューも高い傾向にあります。
人気の理由としては、広々とした室内、乗り心地の良さ、デザイン性や上質な装備、高性能なエンジンが挙げられ、クラシックカー愛好者にとっては魅力の詰まった1台といえるでしょう。
また、どの車種にも言えることですが、モデルチェンジして間もない車、新型が発売されて間もない車、人気カラー車などは、比較的リセールバリューが高いのが特徴です。
その中でも差をつけたい方は、定敵的なメンテナンスや売却する時期、走行距離などに気をつけましょう。
概要や歴史
ビュイックは、GM社が販売製造を行なっている自動車メーカーです。
1903年、デビット・ダンバー・ビュイックが「ビュイック・モーター」社を設立します。
当初は、エンジンのみを生産する会社でしたが、のちに自動車の生産も手がけるようになりました。
1904年には、ビュイック・モーター社初となる車MODEL Bを作り上げましたが、販売までに資金をすべて使い果たし、シボレーの創業者であるビリー・デュラントに援助を求めます。
自動車は販売されたものの、1908年にビュイックはビュイック・モーター社を立ち去りました。
その後、ビュイック車の売り上げが急激に伸び、アメリカの4大自動車メーカーの1つとして名を連ねます。
1908年9月16日には、ゼネラル モーターズに社名を変更し、翌年にはオールヅモビル社、オークランド社、キャデラック社を買収し、現在のG.M.の起源となりました。
現在ではクロスオーバーSUVのみを取り扱っており、アメリカだけでなく、中国でも絶大な人気を誇っています。
ビュイックのスペック
ビュイックの魅力は、内外装の高級感だけではありません。
一般的にアメリカ車といえば、国産車に比べて故障が多く、信頼性が劣る傾向にあります。
しかし、ビュイックはアメリカ車の中でも信頼度が高く、メンテナンスのしやすさが特徴です。
また、自動ブレーキ、レーンデパーチャーアラート、リアクロストラフィックアラートなど、先進的な技術を利用した安全装備が標準装備になっている車種もあります。
ビュイックは、こうした高級車としての優雅さがありながら、性能・安全性が高いというトータルバランスの良さが人気の理由といえるでしょう。