キャデラックのリセールの特徴は、歴史があり、人気があるブランドだということです。
また、継続して日本市場で販売されているブランドなので、台数もそれなりにあるということも特徴になります。
人気があるブランドで、売買も活発なので、特にエスカレードなどの人気モデルは高値が付き早く売れる傾向です。
また、継続して新車での販売が行われているブランドですので、新車と同世代のモデルの方が高く売れる傾向があります。
新型が出たり、モデルチェンジがあったりすると旧型になってしまい、評価が下がります。
新型車の発売やモデルチェンジの前に売ったほうがリセール価格は高くなります。
いわゆる、ビンテージカーと呼ばれるような古い車でなければ、年式が新しく、走行距離が少ないほうが、売り買いは活発です。
きちんとしたメンテナンス記録があり、不具合がない車が高く評価されることも、同様に高く評価されます。
キャデラックのような輸入車はメンテナンスにコストと時間がかかりますから、きちんとしたメンテナンスがされていて、購入した後のトラブルが少ないことが予想される車が、高く評価されます。
また、キャデラックのファンは、輸入車を専門に扱うようなサイト、業者を中心に探します。
そのような業者は、キャデラックファンが好むようなスペックを理解する事ができます。
また、業者も売り手からも買い手からも問い合わせなどを受けていることも多く、高い評価額をつけることができます。
概要や歴史
キャデラック (Cadillac) は1902年にアメリカで設立された自動車会社です。
最初は独立した会社でしたが、1909年にGMグループ入りし、その後はGMグループの中の最高級ラインを担うブランドとして位置づけられています。
キャデラックはアメリカ車(アメ車)の代名詞、高級車の代名詞として有名で、歴代のアメリカ大統領の専用車として活用されました。
さらにベーブ・ルースやエルビス・プレスリーに愛用され、ハリウッド映画にも多数登場しています。
その後、1970年代のオイルショックなどによる小型化への流れ、日本車のアメリカ進出の影響を受け、キャデラックもサイズの小型化やGMの他の車種と部品の共通化などの対策を行いました。
しかしそれは、ブランドイメージを毀損することにもなり、経営的に難しくなりました。
その後、2000年代に入り、GMの経営破綻のときにも、キャデラックは売却されずに生き残り、ブランドの再構築にも成功して、現在に至っています。
日本では、1927年にゼネラルモーターズ・ジャパンが設立されています。
キャデラックは、GHQのマッカーサーが専用車にしていたこと、アメリカ映画での露出などから、アメリカ高級文化の代名詞となり、日本人でも石原裕次郎・力道山・アントニオ猪木などの有名人に愛用されました。
今は、ヤナセディーラなどを中心としたディーラー網で、キャデラックのエスカレード、XTシリーズなどのSUVとCT5のセダンモデルが、正規輸入・販売されています。
キャデラック車のスペック
キャデラック車はその大きなサイズとV8、V12などの大きなエンジン・高級感のある内装が特徴的なスペックです。
いわゆるアメ車タイプのスペックの車もキャデラックの歴史の中で、重要な役割を果たしてきました。
また、最近の車は安全装備も充実しており、欧州車と比較可能なレベルにまで到達しています。