DSオートモビルのリセールバリューは、あまり高いとはいえません。
ただ、すべての車がそうではなく、車種や走行距離、年式によってバラつきがあるので注意が必要です。
たとえば、DS3 スポーツシックは2014年〜2016年の2年間のみの受注生産だったため、希少性が高く、高い買取金額が期待できます。
今後さらに希少価値が高まっていき、さらなる買取金額がつく可能性もあるでしょう。
こうした限定モデルや特別仕様車は、高額な査定金額が望めます。
また、どの車種にもいえることですが、人気カラーやモデルチェンジしてまもない車、新型が発売されてまもない車は、比較的リセールが高くなる傾向にあります。
その中でも差をつけたい方は、定期的なメンテナンスを怠らず、走行距離や傷の有無にも気をつけましょう。
概要や歴史
DSオートモビルは、1976年にプジョーが経営難にあったシトロエンを買収したことが起源となっています。
当初、創設者であるグループPSAはプジョー、シトロエン、タルボの3つの自動車ブランドで構成されていました。
グループPSAは設立時からゼネラルモーターズやフォルクスワーゲン・グループに匹敵する地位の確立を図っていましたが、成功しませんでした。
2009年には、シトロエンを傘下としたプジョーにDSオートモビルが高級ブランドとして加わります。
そのため、DSオートモビルはシトロエンから派生した高級ブランドとして認識されています。
2014年にはシトロエンから独立し、独自のブランドを確立し、現在に至ります。
DSオートモビルのスペック
DSオートモビルは、電気自動車によるモータースポーツの最高峰と言われるFIAフォーミュラE世界選手権に参加しました。
DSオートモビルは、そこで2018年〜2019年、2019年〜2020年の2度のシーズンに渡り、チームタイトルとドライバーズタイトルの2冠を達成しています。
レースの経験で培われたブレーキ回生システムなどのテクノロジーが活かされたのでしょう。
また、2025年に需要の過半数がハイブリッド車や電気自動車になることを想定し、DSオートモビルはフランス車として初搭載となる自動運転システムを採用しています。
近い将来DS7クロスバックにプラグイン・ハイブリッドを採用することも発表しており、電動自動車の販売に注力していくことを示しています。