ジャガーのリセールバリューは車種において差が開きます。F-PACE、E -PACE、I -PACEシリーズでの5年経過時の残価率は50%〜30%です。年式が新しく、走行距離が少なければ残価率は増加傾向です。なるべく新しい年式の状態で売却するのがよいでしょう。
高級セダンのXJシリーズは、旧車モデルの方が最終モデルよりも高く売買される場合もあります。特に1994〜2003年まで生産されたX300系の人気は高いです。既に20〜30年経過した現在でも、状態がよいと高値で取引きされることもあります。
SUVのF-PACEシリーズは、リセールバリューが高いモデルです。残価率は走行距離が約30,000kmで3年経過のときは40〜50%、走行距離が5,000km以下で1年経過のときで80%の平均です。
コンパクトSUVのE -PACEシリーズの残価率は、走行距離が5,000km程度、1年経過で60〜70%程度です。
以上のようにジャガーのリセールバリューは車種により大きく差が出ます。
概要や歴史
ジャガーの原点はバイクのサイドカーを製造する会社です。1922年、知人同士の青年2人が「スワロー・サイドカー・カンパニー」を設立しました。
1920年代後半、既存の市販車を改良したスポーツカーの販売を始めます。
1933年に「SSカーズ」に社名を変更しました。
「SSカーズ」への社名変更後は、4ドアセダンや高性能スポーツカーを販売します。このころから発売するモデルに「ジャガー」とブランド名を名付けるようになりました。1945年、「ジャガーカーズ」に会社名を変更します。
しかしその後は混乱と危機を迎えます。原因はイギリス経済の悪化、創業者の引退、オイルショックです。
1975年、イギリス経済の混乱は続き、自動車業界にも大きな打撃となりました。混乱の長期間により、自動車会社はさまざまな会社が集まった国営企業になりました。社名は「ブリティッシュ・レイランド」です。
1980年、ジャガーのトップに就任したジョン・イーガンの功績もあり1984年にジャガーは再び民営化されました。
しかし1987年のブラックマンデーによりイギリス経済の不況が長引き、1990年にはフォードの傘下に入ります。
その後ジャガーはインドのタタモーターズに売却され、現在に至ります。
ジャガー車のスペック
ジャガーは安全で信頼性の高い車を追求しています。
SUVでの人気モデルであるF-PACEでは安全運転をサポートする先進テクノロジーを搭載しています。エマージェンシーブレーキ、レーンキープアシスト、ドライバーコンディションモニターは標準装備です。
標準装備されている3Dサウンドカメラは、周囲の安全確認をアシストします。3D車外ビュー、360度オーバーヘッドビューを利用しており、狭いスペースでも確実に運転操作が可能です。SUVは車体が大きいため、駐車場などで役立ちます。
ジャガー車は安全と品質、かつ洗練されたデザインを実現しています。