ジープの買取価格の相場は、車種によって差はあるものの、全体的には高い水準を誇っています。
ジープはアウトドア愛好家に需要があります。都市部での走りを重視した車よりも本格的なオフロード走行車の需要が高い傾向にあり、ラングラーやラングラーアンリミテッド、グランドチェロキーの買取価格が高くなっているのです。
特にラングラーはジープの看板といえるほど人気の車種で多くのファンがいます。ラングラーの買取相場は、4万円~420万円です。ジープの中で一番の売れ筋モデルなので、流通量が豊富です。そのため、買取相場には開きがありますが、買取相場は高い傾向にあります。
ラングラーアンリミテッドの買取相場は66万円~536万円です。装備面が充実したサハラグレードやクロカンらしいオプション装備があると高額査定が期待できます。
グランドチェロキーの買取相場は、5万円~702万円です。ラングラーに次ぐ長寿のモデルとなっており、買取相場には開きがあります。ただし、マイナーチェンジされた、2014年以降の年式のモデルは平均買取相場が高い傾向にあります。
反対にあまり高くない車種として、コンパス、チェロキー、パトリオットの3車種があります。買取相場は、コンパスが8万円~254万円、チェロキーが3万円~270万円、パトリオットが5万円~80万円となっています。
概要や歴史
1941年、米軍の兵士の移動をサポートするために生まれたのがジープでした。
1970年代、ブランド初となるフルタイム四輪駆動(4×4)システムを導入しました。
1980年代には、4×4市場に革命的変化をもたらす、Cherokee XJがリリースされました。世界初のコンパクト4ドアSUVであること、ユニフレーム構造やシフトオンザフライ対応フルタイム4×4システムが採用されたなど、 数多くの「世界初」を採用した一台でした。
そして2010年代以降、デザインを一新した2011年モデルのGrand Cherokee、2015年に誕生したJeep初のスモールSUV Renegadeと、年々進化を遂げるモデルを発表し、人々を魅了する車を世に打ち出しています。
ジープは「どこへでも行ける。何でもできる。」という思いのもと、革新的なモデルを打ち出し、四輪駆動車(4×4)カテゴリーのトップを走ってきました。
ジープのスペック
燃費について、ジープラングラーとライバル車を比較してみましょう。
まずジープラングラーのエンジンですが「2.0L 直列4気筒エンジン」と「3.6L V型6気筒エンジン」の2種類あります。燃費性能はJC08モードで、それぞれ11.5km/L、9.0km/Lです。
つづいて、高級4WD車「レンジローバー」の下位モデルである、ランドローバー ディスカバリーの燃費は、通常モデルの「2.0L 直列4気筒エンジン」がJC08モードで10.2km/Lとなっています。また、トヨタのFJクルーザーの燃費は、JC08モードで8.0km/Lです。
比較してみると、ジープラングラーの燃費性能はライバル車と比べて大差がないと言えます。