ポンテアックのリセールの特徴は、アメリカでも日本でも販売が終了してしまっているため、リセールの対象になる台数が限られていることです。
限られた台数の中での取引になっているため、リセールの機会を逃さないように注意する必要があります。
また、ポンテアック車のリセールは、そのデザインやエンジンなどのモデルの魅力によって取引が行われていることも特徴です。
ポンテアックというブランドよりも、各々のモデルそのものの魅力が重要になります。
したがって、同じポンテアックでも、モデルによって価格がかなり異なります。
また年式の新しいモデルが人気となるというわけでもありません。
逆に古いモデルであるから自動的に高いというわけでもありません。
ポンテアックで人気となっているのは、アグレッシブなデザインや燃費の悪い大きなエンジンの車ですので、ある意味特定の人が好むモデルと言えます。
そのため、リセールの場合は、そのような人たちがコミュニケーションを取ることが多い外車やアメリカ車を多く取り扱う業者に相談されることをおすすめします。
これらのモデルは、マッスルカーと呼ばれることもあります。
そのようなモデルを多く扱う業者も、相談する候補になります。
概要や歴史
ポンテアック (Pontiac) は1926年にアメリカで設立された自動車ブランドです。
名前はデトロイト地区のネイティブ・アメリカンのポンティアックにちなんで付けられました。
アメリカのビック3と呼ばれる自動車会社の一つのGMの傘下に設立されたブランドで、中程のポジションに位置づけられ、若年をターゲットにした若々しいブランドでした。
ポンテアックでは、1960年代には、グランプリ、ファイヤバードなどの名車を出し、70年代には派生形としてのトランザムなどもヒットしています。
また、各モデルにGTO (Gran Tourismo Omologato)という名前のスポーツバージョンの設定を行い、さらにはGTOという名前のモデルも出すなど、スポーツ路線で成功しました。
その後、他のアメリカ自動車ブランドと同様に、ポンテアックも1970年代のオイルショックなどによる小型化への流れ、日本車のアメリカ進出の影響を受け販売不振となり、モデルの整理を行いました。
しかし、2000年に入り、GMそのものの経営不振のため、ブランドが整理され、2010年に廃止となっています。
日本では、1980年ごろから、ポンテアック・グランダムなどの輸入が行われていました。
しかし、アメリカ本国での低迷を受けて、2000年前後に日本での正式販売は終了しています。
ポンテアック車のスペック
ポンテアック車はそのスポーティでアグレッシブなデザインとパワフルなエンジンが特徴です。
エンジンもゆとりあるV8エンジンが中心で、低いエンジン音に特徴があります。
ボディタイプには、セダンやクーペが多く、SUVはほとんどありません。