ポルシェは、経過年数枚の残価率が総じて高い特徴を持ちます。
残価率とは、買取価格/新車価格(%)で表現し、値持ちの良さを表します。
特に、スポーツカー「911」現行モデル3年落ちは買取価格が新車を超えるほどです。
また、993型以前の空冷エンジンであれば、一気にリセールバリューが跳ね上がります。
ピュアEVの「タイカン」は現行モデルであれば一律で89%の残価率を有します。
10年経っても残価率が一切変わらないものの、グレードが上がるほど残価率は低くなるため注意してください。
「タイカン」はベースが最も高い車種でありますが、2021年に発売されたモデルであることもあり、ほかの車種に比べてデータは少ないのです。
EVのリセールがガソリン車のようになるのかは今後に注目すべきでしょう。
概要や歴史
エンジニアのフェルディナント・ポルシェが車の設計事務所を設立(1931年)したのが、現在も存在する「ポルシェ」の起源と言われています。
ただ、創設したばかりの頃は製造というより、デザインが主な業務内容となっていました。
1948年には初モデルの「356.001」が製造・販売されたと言われています。
1964年、ポルシェのフラッグシップモデルである「911」の販売が開始され、スポーツカーブランドの名のあるメーカーに変化しました。「911」の特徴あるフロントデザインは、現在でもポルシェのアイデンティティーとして受け継がれています。
日本にポルシェが到着したのは1952年の頃で、1970年代に訪れたスーパーカーブームにより、国内でも一気にその名を広めました。
その後、SUVモデルの販売が開始され、日本国内で新規登録者台数が10年連続で増加し続けた唯一のブランドと評価されました。
ポルシェ車のスペック
2023年現在、ポルシェで最も人気を誇るのは「マカン(2014年モデル)」です。
乗り心地も良く、運転における不安定さもないとの評判もある「マカン」は多くの方におすすめできる車種と言えます。
新車価格だと838万円ですが、中古価格であれば安いものだと239万円ほどで購入できますので、ぜひ検討してください。
マカンの他に「タイカン(2020年モデル)」も高い人気を有しています。
タイカンは買取価格が一律である特徴もあるため、最終的に売却することまで考えて、検討してみるのもいいでしょう。
電動車両である「タイカン」ですが、高性能なバッテリーを搭載しており、一回の充電を行うだけで長距離走行が可能です。
これにより、電動車両の不安要素を克服したタイカンは環境にも優しい車種として多くのドライバーに注目されています。
中古車価格は約900万円~2,500万円となっています。
世界的に安定的な人気を誇るポルシェは、多くの方に大切にされている車種です。
ポルシェが発売された背景も簡単に確認してみると、ポルシェについて深い理解が得られ、新たな発見をすることもあるでしょう。
最先端の技術と華やかなデザインを追及するブランドとして、今後の動向に目が離せません。