スマート車のリセールバリューは、ほかの輸入車と比較して低い傾向にあります。スマート車は小型化をコンセプトとしているため、特定の消費者をターゲットにしているためです。
また、その特徴により、年式、ボディタイプ、流行や地域によっても変動します。
特にスマート車は、オリジナルを維持することがリセールバリューをアップさせる重要なポイントとなります。
車内が清潔に保ち、タバコなどの臭いを取り除くことで良い印象を与えます。
良好な整備と定期的な点検、走行距離を適切に管理することも大切です。
整備記録は大切に保管しておくことで信頼性を高めることになります。
オリジナルとして、さまざまなオプションが付いていることもリセールバリューアップの要因になります。
・ナビゲーションシステム
・クルーズコントロール
・バックカメラ
・サンルーフ
・レザーシート
・ヒートシート
・ハンズフリー電話機能
(上記は一例です。)
特徴的な輸入車ほど、リセールバリューは常に変動しているため、インターネットなどを活用して、最新の人気ボディタイプ、年式を確認することをおすすめします。
概要や歴史
スマート(smart)車は、当初事業を立ち上げたスウオッチ(Swatch)と、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)、これに加えて「芸術」(art)の頭文字を組み合わせて、英語のsmart(洗練された)の意味合いにかけて生み出されており、1998年に初代のフォーツークーペが発売され、小型で2人乗りというコンパクトで、狭い交通環境中での実用性の高さを特徴としています。流通量が少ない分、非常に目立つ車種と言えます。
その後も、2007年にフォーツーの二代目が販売され、ガソリン価格の高騰や、地球環境への配慮から低燃費車志向も高まり、人気となりました。
2008年にはアメリカへの販売も開始し、車体はメルセデスと同じ安全基準の水準が適用され、以来、大型車と同様の衝突安全性を持っています。
2014年にルノーと共同開発し、2人乗りのフォーツークーペ、フォーツーガブリオレ、4人乗りのフォーフォーがラインナップされました。
スマート車のスペック
最小限のボディサイズに最大限の利便性、快適性、安全性、環境適合性を凝縮したマイクロコンパクトカーであり、フォーツーのエンジンは、1L直列の3気筒で最高出力80馬力を持ちます。燃費は市街地で約15km/L~20km/Lの性能を持ちます。
最近発売された電気自動車のタイプは、バッテリー容量17kWh~30kWhで、航続距離が150km~200kmとなっています。