米国トヨタのリセールバリューの特徴
トヨタ車同様、高い品質と信頼性で知られる米国トヨタ車は、一般的に高いリセールバリューを持っています。
ただし、高額での売却を望む場合、車種ごとに注意が必要です。オリジナルの状態を保ち、少ない走行距離を有する車両が高値で取引される傾向があります。
さらに、モデルチェンジによって残価率が変動することも留意すべきです。
また、米国のトヨタ車を売る際には、アメリカ車に特化した業者を選ぶことをおすすめします。
アメリカ車専門業者は、国外への販売ルートを持っており、より良い価格での買取が期待できます。
米国トヨタの概要や歴史
米国トヨタという名前は略称で、通常は米国トヨタ自動車販売株式会社の略称として使われます。
この会社はアメリカにおけるすべての車（現地生産・アメリカへの輸入車）のディーラーへの卸売を行っている会社です。
この会社が先にできて、そのあと現地生産を行う会社ができ、今では北米の生産や販売を統括するトヨタモーターノースアメリカの子会社になっています。
中古車の世界では、米国トヨタは主に北米で生産されたトヨタブランドの車を指します。
米国トヨタ自動車販売株式会社は、1957年10月31日、カリフォルニアで設立され、アメリカでのトヨタ車の輸入を行いました。
その後、日米貿易摩擦を受けて、トヨタはアメリカでの現地生産を行うことになり、1984年にGMとの合弁のNUMMI、その後1986年にはケンタッキー州に初の単独の北米生産工場を設立し、1988年にはカムリの生産を開始しました。
1997年にシエナ、2000年代に入り、タンドラやセコイアの現地生産を開始しています。
2021年にはアメリカで最も販売台数の多い自動車ブランドになりました。
アメリカ生産で日本に正規輸入されたモデルとしては、セプター（ワゴン・クーペ）（1992-1996年）、プロナード（2000-2004年）があります。
米国トヨタ車のスペック
米国トヨタ車のスペックの魅力は、アメリカ車らしいビックサイズにあります。
車体サイズの大きさももちろんありますが、カムリでもV6 3.5リットルのエンジンを積み、タンドラでは、V8 5.7リットルのエンジンもあるなど、エンジンも大きいサイズです。
さらに、アメリカ車らしいマッチョで押し出しの強いエクステリアデザインも特徴です。
トヨタ車でもアメリカ人の志向に合わせ、アメリカ風のデザインになっています。
アメリカ生産でも、トヨタ車としての故障の少ない品質の良さは保たれていますので、これらすべてを合わせたものが、米国トヨタ車の魅力的なスペックとなります。
