車のフロントガラスが飛び石などで割れた経験のある方の場合、
「車のガラス修理費用はどれくらい?」
「修理と交換する目安が気になる」
「修理と交換する方法はどうやってするの」などのお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、車修理代の費用から修理・交換する目安と方法まで解説します。
具体的な例も合わせてわかりやすく紹介してますので、参考にしてください。
車のガラスを修理・交換するべき目安
車のガラスを修理で対応できる場合と交換するべき目安を解説します。
交換の目安
フロントガラスを傷つけてしまった際に、修理または交換の目安がわからないという方は多いのではないでしょうか。
目安のひとつに500円玉サイズ以上の傷やヒビがある場合は、交換がおすすめです。
ここでは、わかりやすく4つの目安を解説していきます。
500円玉サイズ以上の傷やヒビ
一般的に知られている基準としては、500円玉サイズ以上の傷やヒビなのかどうかで判断をすることです。
500円玉サイズより小さい場合は、修理で直せますが、もし、大きい場合は修理が難しいため、交換する方が安全です。
修理か交換かを迷ってる場合は、傷やヒビの部分に500円玉をあてて大小を確認してみましょう。
場合によっては500円玉以上でも修理できる場合もあるため、気になる場合は1度業者に依頼すると安心です。
小さな傷の場合でも大きな風圧を受けると、ガラスの傷やヒビなどの損傷が拡大する可能性があります。
小さいからと放置するのではなく、早めのうちに依頼をしましょう。
視界の妨げになる場所への傷やヒビ
走行中の視界を妨げる場所にある傷やヒビは、事故を引き起こす可能性があり危険なため、早めの交換が必要です。
単に傷やヒビだけの場合は車検に通る場合がありますが、視界の妨げになる場所にある場合は、通らないです。
フロントガラスのサッシ付近への傷やヒビ
フロントガラスのサッシ付近に傷やヒビが入ってしまった際は、交換になる場合があります。
たとえば、フロントガラスの上側と外側から10㎝以内に傷やヒビがある場合、交換が必要です。
車のヒビや傷は走行中の振動に弱いため、急に全体のガラスが割れる可能性もあります。
そのようなリスクもあるため、早めに交換をしましょう。
デフロスターからの風があたる範囲への傷やヒビ
デフロスターとは、フロントウィンドウの曇りを風をあてて取り除く機能です。
風が当たる部分に傷やヒビができると、外の気温と車内との温度変化によって割れる危険性があります。
デフロスターからの風があたる範囲への傷やヒビができた際は、早めに交換をしましょう。
修理で対応できるケース
フロントガラスに傷やヒビが入った際に、500円玉サイズ以下の場合は修理で対応できることを紹介しました。
さらに修理できる可能性が高くなるケースとして、フロントガラスの上側や外側から10㎝以上の間隔がある場合があげられます。
以下で詳しく解説していきます。
小さい傷やヒビ
飛び石などがフロントガラスに当たると、小さい傷やヒビが入ることがあります。
また小さなヒビや傷は走行しているうちに、大きくなる場合が多いです。
小さな傷やヒビの場合は、低価格で修理が可能なため、放置をせず小さいうちに修理をしましょう。
傷やヒビの位置
傷の加減やヒビの位置によって、修理の可否が決まり、その基準のひとつ目が500円玉サイズであることです。
もうひとつは傷やヒビのできている位置がフロントガラスの上部や両サイドの端から10cm~20Cm離れているときは修理できると考えて良いでしょう。
ただし、修理できても修理跡が残ってしまい、それが運転上で支障がある場合は交換になることもあります。
できたばかりの傷やヒビ
できたばかりの傷やヒビであれば、時間が経過した場合に比べて軽症で済みます。
基本的に傷やヒビは、小さな傷が走行中の強い振動や風を受けて大きくなる場合が多いです。
そのためできたばかりの傷やヒビをすぐに修理依頼すると、かかる費用や期間を最小限に抑えられるでしょう。
小さな傷がヒビなら修理しなくても大丈夫?
ガラス割れの状態によっては車検が通らない可能性があります。
車検は以下の場合、審査に通らないです。
- ・運転中の視界を妨げている
・貫通している
・可視光線の透過率が70%以下
車検は明確に「傷が〇㎜以上は通さない」と基準が定められていません。
小さな傷であったとしても走行中の振動や温度差で、大きくなる可能性があるため一概に定められないなどの理由が考えられます。
フロントガラスの傷が小さく、広がるリスクがないと修理業者のプロに判断されれば車検が安心です。
自己判断で「小さい傷だから大丈夫」と放置せず、修理業者のプロに1度相談してみましょう。
車のガラス修理・交換に必要な費用と時間の目安
車のガラス修理にかかる費用と時間の目安を紹介します。
修理・交換場所によって費用は変わる
車のガラスを修理・交換する際に、依頼する業者によって費用が異なります。
なかでもディーラーなどが扱う、純正ガラスの場合は相場に比べて高額になる傾向です。
ここでは、依頼先でかかる費用をくわしく解説していきます。
節約するには、自分で修理を行うことも可能です。
自分で行う場合
車のガラスコーティングを自分で行うことは可能です。
しかし、正しい方法でコーティングが出来ていなかったり、注意点を知らないと施工前に比べて悪化してしまう場合があります。
また、自分で行う場合は道具を揃える必要があります。
たとえば、コーティング施工する際のスポンジやマイクロファイバークロスなどです。
そこで3つのステップを簡単に紹介します。
- ①下地処理
②コーティング施工
③コーティング施工した後のお手入れ
自分で行う場合は準備に手間がかかるため、素早く済ませたい方は業者に依頼することをおすすめします。
ディーラーに依頼する場合
車を購入したディーラー店に依頼するのがおすすめです。
修理では対応できずに交換になった場合でも、ディーラーは純正品を取り扱っているため品質と安心感があります。
ガラス専門業者に依頼する場合
ガラス専門業者であれば、ディーラーに依頼するよりも安い価格で修理・交換してもらえます。
ディーラーに依頼する場合もガラス専門店に外注しているため、直接依頼が出来て中間マージン費用を節約可能です。
見積を複数の業者に依頼する
ガラスを早く直すことは重要ですが、最初に選んだ1社で決断して依頼するのは控えた方が良いでしょう。
依頼する業者によっては高い金額で施工する業者もあるためです。
また、相場に比べて安すぎる業者も手抜き施工している可能性があるため、注意しなければなりません。
ディーラーのなかには無理に交換を勧めてくる店舗もあるため、注意が必要です。
交換が必要なのかということも、複数業者に見積もりを取り相場を理解したうえで判断しましょう。
費用だけでなく、サービス内容や口コミの評価など総合的に判断することがおすすめです。
車種やガラスの種類で費用は変わる
ディーラーの方がガラス専門業者に依頼する約2倍の費用が発生します。
また、傷やヒビの状態によって費用は異なるため、あくまで目安です。
・ガラス専門業者:15,000円以上
・ディーラー:30,000円以上
フロントガラスの修理代はSNSに公開している業者が多いですが、交換費用を公開している業者は珍しいです。
その理由として、フロントガラス本体の価格に差が出やすいため、交換費用も異なることがあげられます。
他にもディーラーの場合は純正品のみで修理しますが、ガラス専門業者の場合は国産品や中古品など選択が可能です。
相場は以下の通りです。
- ・純正品:100,000円以上
・国産品:80,000円以上
・中古品:70,000円以上
傷やヒビの状態によっては費用がさらにかかる場合もあるため、必ず見積もりの相談をしましょう。
修理・交換にかかる時間
フロントガラスとリアガラスの修理で多少時間が前後します。
具体的な時間をそれぞれ解説していきます。
フロントガラスの場合
ガラス専門業者に依頼した場合の時間から紹介します。
フロントガラスの損傷具合によってかかる修理時間は前後しますが、修理時間は、30分〜60分ほどです。
また、交換の場合は、4時間〜5時間ほどです。
交換作業自体は40分ほどですが、接着剤の乾燥に3時間以上かかるため、4時間~5時間が目安になります。
また、ディーラーに依頼をした場合はガラス工場に外注するため、さらに時間がかります。
- ・修理:1時間~12時間以上
・交換:24時間以上
このようにディーラーに依頼する際は、時間がかかることに注意しましょう。
リアガラスの場合
リアガラスの修理にかかる時間は、2時間ほどです。
リアガラスはフロントガラスと異なり、熱線を施す必要があるため、作業が難しい特徴があります。
交換の場合は、1時間〜12時間です。ただし、外国車や旧車などで適切なガラスがない場合、取り寄せに時間がかかる点に注意しましょう。
車のガラスを交換する3つの方法
車のガラスを交換する方法を3つ紹介します。
自分で交換する方法
車のガラスが小さな傷であれば、市販の道具を使用して自分で交換も可能です。
交換する手順は以下の通りです。
- ①フロントガラスを乾いた布で拭いて綺麗にする
②傷の中をピンセットで掃除する
③マスキングテープを貼る
④傷に台座を密着させて固定する
⑤台座に液を入れて補修する
⑥注射器を押し引きして、減圧・加圧を繰り返す
⑦台座を取り外した後に液を2滴ほど入れると綺麗になる
⑧保護フィルムを張ったら30分~1時間放置して補修液を固める
⑨保護フィルムを剥がし、かみそりなどを使用してフロントガラスを傷つけないように削る
しかし、自分で行う場合は交換したのにも関わらずうまくできていない可能性もあります。
車のガラスの交換を自分でするのに、自信があまりない場合はディーラーや専門業者の依頼を検討しましょう。
ディーラーに依頼する方法
車を購入したディーラーや同じメーカーのディーラーに依頼するのが良いでしょう。
車を購入した店舗であれば、手続きを早く済ませられる可能性があります。
ディーラーは、車の知識が豊富にあるため安心できます。
たとえば、フロントガラスに500円玉サイズ以上の傷が入って交換する場合、車種に合ったガラスを提案してくれます。
ディーラー最大のメリットは、純正品で施工してもらえるため高品質であることです。
ガラス自体にメーカーロゴが入っていているため、新車と変わらない状態にできます。
デメリットとしては、ガラス専門業者に依頼して純正品を使用しているため、価格が高くなることです。
ガラス専門工場に依頼する方法
費用を抑えてガラスの交換をしたい方は、ガラス専門工場に依頼するのがおすすめです。
外注するところを直接依頼する形になるので、外注費用を節約できます。
また、フロントガラスを豊富な種類から選べるのもメリットです。
ガラス工場によっては、「3年以内に割れてしまった際はガラス交換が無料」などというサービスがあるのも魅力的です。
気になる方は、店舗に問い合わせをしてみましょう。
車の整備・修理工場
ガラス専門工場に依頼する場合と同様に、交換するガラスを複数のなかから選択できます。
たとえば、以下の種類があります。
- ・純正品
・国産優良品
・海外輸入品
・高性能ガラス
・中古ガラス
上記は、費用や期間などに差が出やすいです。
また、車両保険を使用してガラス交換も可能です。
ただし、利用する際は等級が1段階下がり、翌年の保険金が上がる点に注意をしましょう。
そのため保険料金と交換費用のどちらが大きいかを比べて、お得な方で交換することが重要です。
ガラス修理に保険は使える!
ガラスを修理する際の保険と、適用条件と合わせて見ていきましょう。
保険の適用条件
修理の適用条件としては、ガラスに自分で意図して傷やヒビを入れていない場合は適用されます。
たとえば、事故や火災、地震などの被害による傷などが原因でガラスが割れた場合は認められます。
以下のシチュエーションは保険が適用されます。
・車に子供が蹴った石が飛んできてガラスが割れた
・走行中に飛び石で割れる
・ひょうが降ってきてガラスが割れる
また適用条件は保険によって異なります。
そのため、ガラス修理を、加入している保険で適用できるのかを確認することが重要です。
補償範囲を限定した保険
保険会社によって「限定カバー型」「エコノミー型」などといわれています。
補償が限られているため、費用が安いのが特徴です。
その代わり、単独事故を起こした場合や、当て逃げされた場合は保険対象外なので注意しましょう。
幅広く適用される保険
保険会社によって「ワイドカバー型」「一般型」といわれています。
対応できる範囲が広がる分、保険費用が高くなるのが特徴です。
ただし、対応できない場合もあるため紹介します。
- ・津波
・地震
・噴火
上記に該当しない場合は、基本的に保険が適用されます。
保険を使うときに注意したい点
フロントガラスを修理や交換する場合、保険を適用して損をする可能性があります。
保険を適用した場合、1等級下がって翌年の保険料が上がります。
たとえば、保険を適用して1等級下げた時、翌年に等級が上がる見込みがあったとします。すると実質2等級分の保険金を支払うことになり、損する可能性があります。
その結果、保険を適用して修理をしたのにも関わらず、かえって保険料が高くなり損してしまいます。
保険を適用する際は、保険料と修理代のどちらが高くなるのかを比較して決断しましょう。
ガラスを修理・交換しないための注意点と対処法
車のガラスを交換・修理しないために日ごろから気を付ける方法と対処法を紹介します。
走り方を気を付ける
飛び石でガラスにヒビや傷になることが、多い傾向にあります。
高速道路を走行中被害を受けることが特に多く、対向車のタイヤに挟まった小石が飛んでくることで発生します。
これは走り方を意識するだけでも、ガラスやヒビができてしまうリスクを回避できる可能性があるため、以下で5つ紹介します。
- ・トラックを含む大型車の後ろを走らない
・スピードを出しすぎない
・車間距離をあける
・スポーツカーの後ろを避ける (タイヤのゴムが柔らかい可能性がある)
・4輪駆動のタイヤの溝が大きいジムニーなどを避ける
上記の点を意識するだけで、ガラスを修理や交換する確率を下げられます。
車を運転する際の参考にしてください。
日差しと寒さを対策する
太陽の日差しは、ゴムが劣化したり割れたりする原因です。
ゴムが割れた状態で使用すると、ガラスにゴムが擦れて傷になることもあります。
対策として、ワイパーの寿命の1年前に交換を必ず行いましょう。
また日ごろから点検をすることも重要です。
フロントガラスが凍結した場合、お湯をかけると急激な温度変化を引き起こすためゴムが割れる原因になります。
そのためエンジンをかけ続けたり、スプレーをかけたりする対処が大切です。
フロントガラスが割れた対処法
フロントガラスが割れた時の対処法はふたつです。
- ・段ボール
・ブルーシート
・保護シール
・UVレジン液の補修剤
上記は、走行中の振動や割れたフロントガラスの範囲を最小限に留めてくれます。
これらはホームセンターやカーショップで購入できますが、あくまで応急処置のひとつなので、割れた際は早く業者に相談しましょう。
リアガラスが割れた対処法
リアガラスが割れた時の対処法はふたつです。
- ・段ボール
・ブルーシート
上記のどちらかでガラスを覆うことで、走行中にガラスが車内へ入るのを防ぎます。
この際に養生テープやガムテープでしっかりと固定することが重要です。
また、リアガラスは、フロントガラスに比べて割れやすい傾向にあります。
割れていても走行自体は可能ですが、ガラスが飛び散る可能性があるため、対処法を実践して業者に交換や修理を依頼しましょう。
まとめ
本記事では、車修理代の費用から修理・交換する目安と方法まで解説しました。
交換・修理の目安をおさらいしましょう。
交換すべき目安
- ・500円玉サイズ以上の傷やヒビがある場合
・視界を妨げる場所にある傷やヒビ
・フロントガラスのサッシ付近に傷やヒビ
・デフロスターの風が当たる部分に傷やヒビ
修理で対応できる目安
- ・500円玉サイズ以下の小さい傷やヒビ
・できたばかりの傷やヒビ
次に修理代・ガラス相場の目安をおさらいしましょう。
修理代の費用
- ・ガラス専門業者:15,000円以上
・ディーラー:30,000円以上
ガラスの相場
- ・純正品:100,000円以上
・国産品:80,000円以上
・中古品:70,000円以上