ホンダN-BOXは、軽自動車の枠を最大限に活かした広い室内空間と使いやすさで、圧倒的な人気を誇るモデルです。
コンパクトなボディながら、実際のサイズ感が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、N-BOXのボディサイズや室内寸法を詳しく解説します。
どれほど快適で実用的な軽自動車なのか、チェックしてみましょう。
ホンダ N-BOXのボディサイズ
N-BOXは軽自動車の規格内でありながら、広々とした室内空間を確保しているのが大きな魅力です。
まずはボディサイズを確認し、日常生活での扱いやすさをイメージしてみましょう。
N-BOXの全長・全幅・全高
N-BOXの全長・全幅・全高は以下のとおりです。
- ・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,790mm(FF)/1,815mm(4WD)
軽自動車の全長・全幅の上限に合わせた設計で、取り回しの良さが確保されています。
高さは1,790mm以上と背が高く、室内空間を広く取る工夫がされています。
FFと4WDでは全高に差があり、4WDはやや背が高いのが特徴です。
コンパクトながらも高さを活かして、快適な居住性を提供しているのがN-BOXの特徴です。
N-BOXの室内サイズ
N-BOXの室内長・室内幅・室内高は以下のとおりです。
- N-BOX・N-BOXカスタムのサイズ(スロープ車を除く)
・室内長:2,125mm
・室内幅:1,350mm
・室内高:1,400mm
N-BOXスロープ・N-BOXカスタムスロープは、室内長が異なります。
- ・室内長:1,830mm
・室内幅:1,350mm
・室内高:1,400mm
室内長は通常モデルで2,125mmとゆとりがあり、後席も広々と使えるのが特徴です。
スロープ仕様は車椅子の利用や介護に配慮した設計で、室内長が短くなる代わりに使いやすさを重視しています。
全グレード共通で高さは1,400mmあり、背の高い方でも圧迫感が少ない空間です。
横幅も1,350mmあるため、軽自動車ながら快適性を十分に確保しています。
ホンダ N-BOXの荷室サイズと荷室容量
N-BOXは軽自動車ながらも、日常の買い物から旅行まで幅広く対応できる荷室空間を備えています。
荷物を多く積みたい方や大きな荷物を扱う方にとって、使い勝手の良さが大きな魅力です。
ここでは、具体的な荷室サイズを確認してみましょう。
N-BOXの荷室サイズ
N-BOXの荷室長(後席収納時)は153.5cmあり、スーツケースやベビーカーも積載できるでしょう。
開口高は120.5cmと高めに設計されているため、背の高い荷物の出し入れもスムーズです。
さらに、低床設計(47cm)を採用していることで、重たい荷物でも持ち上げる負担が少なく積み込みが可能です。
日常使いはもちろん、アウトドアや旅行シーンでも活躍します。
N-BOXはどれくらい荷物を積める?
N-BOXは、低い床と高い天井を活かした荷室設計により、27インチの自転車もラクに積み込めます。
後席をチップアップしたりダイブダウンさせることで、荷室を拡大できるのが特徴です。
特にスライドリアシートは前後に動かせるため、荷物の量や大きさに応じた柔軟なアレンジが可能です。
買い物や旅行はもちろん、ベビーカーやペット用ケージといった背の高い荷物も安定して積めるでしょう。
さらに長尺物を載せられるロングモードや、リフレッシュモードなど多彩なシートアレンジを備え、日常からアウトドアまで幅広いシーンに対応します。
コンパクトなボディでありながら、荷室の使い勝手は軽自動車の中でもトップクラスといえるでしょう。
N-BOXは運転しやすい?
N-BOXはコンパクトなボディと広い視界を兼ね備えており、軽自動車の中でも特に扱いやすいモデルといえます。
ここでは、N-BOXの最小回転半径や視界の広さなどを解説します。
N-BOXの最小回転半径
N-BOXの最小回転半径は4.8mで、取り回しの良さが特徴です。
軽自動車の利点を活かし小回りがきくため、狭い住宅街やコンビニ駐車場でも切り返しが少なく済むでしょう。
普段の街乗りから買い物や送り迎えまで、日常生活での利便性を高めてくれるポイントといえます。
視界・見切り・アイポイントの高さ
N-BOXは、日常の運転で安心感を高めるために、優れた視界と運転しやすさを重視しています。
インパネ上部をフラットに設計し、細いフロントピラーを採用することで、前方の見晴らしが広がり、死角の少ない運転環境を実現しました。
マルチビューカメラシステムを活用すれば、上から見下ろしたような映像で車両周囲を確認できるため、車庫入れや縦列駐車もスムーズに行えるでしょう。
視界の広さと高いアイポイントは、N-BOXを安心して選べる大きな理由だといえます。
同じ軽ハイトワゴンとN-BOXのサイズを比較
軽ハイトワゴンは室内の広さや使い勝手が重視されるカテゴリーで、各メーカーから人気モデルが販売されています。
ここではN-BOXと比較しながら、サイズ面での違いを確認していきましょう。
ダイハツ タントとサイズを比較
ダイハツ タントはスーパーハイト系軽自動車として高い人気を誇り、広い室内と利便性を両立させたモデルです。
タントのサイズは下記のとおりです。
- ・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,755mm
N-BOXと比べると、全長・全幅は同じですが、全高はN-BOXの方が高く設計されています。
具体的にはN-BOXは2WDで1,790mm、4WDで1,815mmと、タントよりも35〜60mm高いため、室内の開放感や頭上のゆとりで優れているといえます。
スズキ スペーシアとサイズを比較
スズキ スペーシアは軽ハイトワゴンの中でも燃費性能や実用性に優れたモデルで、幅広い世代から支持を集めています。
スペーシアのサイズは下記のとおりです。
- ・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,785mm
N-BOXと比べると、全長・全幅は同じですが、全高はスペーシアの方がやや低めに設定されています。
どちらも日常使いに便利ですが、室内の広さを優先するならN-BOXがよいでしょう。
ホンダ N-WGNとサイズを比較
ホンダN-WGNは、扱いやすい軽ハイトワゴンとして人気のあるモデルです。
N-WGNのサイズは下記のとおりです。
- N-WGN L
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,675mm(FF)/1,695mm(4WD)N-WGN CUSTOM L
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,705mm(FF)/1,725mm(4WD)N-WGN CUSTOM L・ターボ
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,705mm(FF)/1,725mm(4WD)N-WGN L(助手席回転シート車)
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,675mm(FF)/1,695mm(4WD)
N-WGNはいずれのグレードも全長と全幅が同じで、全高は1,675~1,725mmとなっています。
これに対して、N-BOXは全高が1,790mm(4WDは1,815mm)とさらに高く、より広い室内空間を確保しています。
取り回しや車高の低さを重視するならN-WGNが使いやすく、広々とした居住性を求めるならN-BOXが優れています。
どちらも軽自動車ならではの扱いやすさを備えており、ライフスタイルに応じて選びやすいラインアップとなっています。
N-BOXの魅力
N-BOXは、日常生活からレジャーまで幅広く対応できる人気の軽自動車です。
広い室内空間や高い利便性、使いやすさを追求した設計で、多くのユーザーから支持されています。
N-BOXの魅力を詳しく見ていきましょう。
軽自動車の販売台数No.1
N-BOXは、軽自動車の中で常に高い販売台数を誇ってきました。
人気の理由は、コンパクトでありながら広い室内空間を確保している点や、日常での使い勝手の良さにあります。
また、維持費の安さや燃費性能の高さも選ばれる大きなポイントです。
デザイン性と実用性を兼ね備えたモデルとして、多くのユーザーに選ばれ続けていることが、販売台数No.1という実績につながっています。
低床・大開口スライドドアの乗降性
N-BOXの大きな特徴の一つが、低床設計と大開口スライドドアによる優れた乗降性です。
床が低いため小さな子どもや高齢者でも乗り降りがしやすく、日常的な使いやすさが格段に高まっています。
スライドドアの開口部が広く確保されているので、チャイルドシートの取り付けや大きな荷物の積み込みもスムーズに行えます。
狭い駐車場でも、横のスペースを気にしすぎずにドアを開けられる点も魅力です。
家族での利用や買い物・送迎といったシーンで利便性を発揮し、日常生活を快適にサポートしてくれるでしょう。
Honda SENSINGによる安心感
N-BOXには先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が全タイプに標準装備されています。
衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリングなど、多彩な機能が搭載されており、日常の運転をサポートします。
高速道路での運転や渋滞時にも役立つアダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システムにより、長距離ドライブの疲労軽減にもつながります。
N-BOXはどんな人に向いている?
N-BOXは軽自動車の枠を超える広さと使い勝手を備えたモデルで、幅広い層から支持を集めています。
特にどのような人に適しているのか、見ていきましょう。
送り迎え・買い物が多いファミリー
N-BOXは軽自動車とは思えないほど広い室内空間を確保しており、子育て世代のファミリーにぴったりです。
後席の足元や頭上空間も余裕があり、チャイルドシートを設置しても狭さを感じにくいのが魅力です。
さらにスライドドアを採用しているため、狭い駐車場でも子どもの乗り降りがスムーズに行えます。
低床設計によって荷物の積み下ろしがしやすく、週末のまとめ買いやベビーカーの出し入れにも便利です。
小回りの利くボディサイズと燃費性能の良さもあり、日常の送り迎えや買い物を快適にサポートしてくれる存在といえるでしょう。
狭路や都心部を日常的に走る人
N-BOXは全幅を1,475mmに抑えたコンパクトなボディ設計のため、細い路地や交通量の多い都心部でも安心して運転できるでしょう。
見切りの良いデザインや高めのアイポイントにより、周囲の状況を把握しやすくなっています。
また最小回転半径が小さいため、狭い交差点や立体駐車場でも扱いやすさを発揮します。
安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準装備されているため、初心者ドライバーや高齢者でも安心感を持って運転できるでしょう。
都市部での使い勝手を重視する人にとって、N-BOXは頼もしい1台だといえます。
大きな荷物を運ぶ機会が多い人
ヴォクシーは荷室の使い勝手が良く、大きな荷物を頻繁に運ぶ人に適しています。
スーツケースやベビーカー、アウトドア用品などかさばる荷物もスムーズに積み込めます。
さらに床面が低く設計されているため、重い荷物の積み下ろしがしやすい点も魅力です。
買い物や旅行、趣味のレジャーまで幅広く対応でき、日常生活で荷物を多く運ぶ方にとって頼れる存在といえるでしょう。
軽自動車でも広い室内空間を重視する人
N-BOXは軽自動車の中でもトップクラスの室内空間を誇り、広さを求める人にぴったりの1台です。
全高が高くスクエアなボディ形状のため、天井が高く頭上の余裕がしっかり確保されています。
後席の足元スペースも広々としており、大人が乗っても窮屈さを感じにくい設計です。
さらに、フラットな床面とスライド可能な後席シートにより、乗員数や荷物に応じて柔軟に使える点も魅力です。
チャイルドシートを設置しても横のスペースに余裕があるため、ファミリー層にも好評です。
軽自動車の経済性を享受しながら、広さや快適性も妥協したくない人に向いているといえるでしょう。
まとめ
N-BOXの魅力は、軽自動車ながら広さと使いやすさを兼ね備えたサイズ設計にあります。
全幅1,475mmとコンパクトで狭い路地や都市部でも扱いやすい一方、全高は高めに設定されており、ゆとりのある室内空間を実現しています。
低床設計によって荷物の積み下ろしもスムーズで、日常の買い物からベビーカーや大きな荷物の出し入れまで対応できます。
小回り性能の高さと経済性も備えているため、街中での取り回しや日常利用に適したモデルです。
コンパクトさと室内の広さを両立させたい人にとって、N-BOXは理想的な1台といえるでしょう。