
BMWが展開するハイパフォーマンスSUV「XM」 は、ブランド初のM専用プラグインハイブリッドモデルとして登場しました。
圧倒的なパワーと存在感を放つ一方で、「大型SUVで燃費はどの程度なのか?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、XMの特徴やグレード別燃費、ライバル車との比較に加え、燃費を少しでも向上させるための実践的なポイントまで詳しく解説します。
XMの特徴
ここでは、BMW XMのデザインや内装、走行性能、先進装備といった主な特徴について詳しく解説します。
ワイルドかつインテリジェンスなデザイン
XMのエクステリアは、初見で強烈な印象を与えるほど大胆かつ重厚です。
Mモデル専用に設計されたプログレッシブ・フロント・エンド・デザインは、八角形に進化したキドニーグリルとイルミネーションの組み合わせにより、威圧感と高級感を同時に演出しています。
上下2分割のスプリットヘッドライトは最新BMWのデザイン言語を象徴する要素で、単なる装飾ではなく、空力や冷却性能まで考慮した機能的な造形です。
また、ボディカラーの選択肢が非常に豊富な点も特徴で、M専用カラーからBMW Individualカラーまで幅広く用意されており、オーナーの個性を強く反映できる1台となっています。
中でも「XM Label」専用カラーは特別感が際立ち、フラッグシップモデルとしての存在感をさらに高めています。
BMW XMのカラー
- M サンパウロ・イエロー
- M カーボン・ブラック(メタリック)
- ブラック・サファイア(メタリック)
- ミネラル・ホワイト(メタリック)
- M マリナ・ベイ・ブルー(メタリック)
- M トロント・レッド(メタリック)
- M アイル・オブ・マン・グリーン(メタリック)
- ケープ・ヨーク・グリーン(メタリック)
- BMW Individual ドラバイト・グレー(メタリック)
- BMW Individual アーバン・グリーン
- BMW Individual アングルシー・グリーン(メタリック)
- BMW Individual セピア(メタリック)
- BMW Individual ペトロール・マイカ(メタリック)
- BMW Individual フローズン・ブリリアント・ホワイト(メタリック)
- BMW Individual スペシャル・ペイント
個性的で美しい内装
XMのインテリアは、一般的なSUVの枠を超えたラグジュアリーラウンジのような空間が広がります。
天井全体を覆う立体的なルーフデザインは、間接照明と組み合わさることで幻想的な雰囲気を演出し、夜間走行では特に印象的です。
後席は包み込まれるような造形とクッション性に優れ、移動時間そのものをくつろぎの時間へと変えてくれます。
室内にはヴィンテージ調の上質なレザーが採用され、無機質になりやすい最新SUVとは一線を画す独自の世界観を構築しています。
さらに、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのセンターディスプレイを一体化したカーブドディスプレイにより、先進性と操作性も高いレベルで両立されています。
サーキットでの走行を想定したハイパフォーマンスモデル
XMはラグジュアリーSUVでありながら、開発思想の根底にはMモデルらしい「走り」が据えられています。
4.4L V8ツインターボエンジンと高出力電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムにより、圧倒的な加速性能と力強いトルクを実現しています。
エンジン単体でも高いパフォーマンスを誇りますが、モーターのアシストによって低回転域から鋭いレスポンスを発揮し、大柄なボディを感じさせないダイナミックな走りが可能です。
さらに、約29.5kWhの大容量バッテリーを搭載し、EV走行のみでも約90kmの航続距離を確保しています。
高性能と効率性を両立した、新世代Mモデルらしいキャラクターが際立っています。
ドライビング性能を高める先進装備
XMには、走行性能を自在にコントロールできる先進装備が数多く採用されています。
駆動系やシャシー、ステアリング、ブレーキなどをワンタッチで調整でき、ドライバーの好みや走行シーンに応じた細かなセッティングが可能です。
特に「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」は、電子制御ダンパーとアクティブロールスタビライザーを組み合わせ、快適性とスポーツ性を高次元で両立しています。
さらに、Mシリーズ初採用となるインテグラルアクティブステアリングにより、低速では取り回しが良く、高速では安定感のあるハンドリングを実現しています。
SUVでありながら、ドライビングを積極的に楽しめる点はXMの大きな魅力です。
多彩な運転支援システム
XMは高性能モデルでありながら、安全性と快適性にも徹底して配慮されています。
BMW最新世代のADASを搭載し、衝突被害軽減ブレーキやレーン逸脱警告、アクティブクルーズコントロールなど、日常走行を支える機能が充実しています。
さらに、条件付きでステアリングから手を離せる渋滞時運転支援機能も備えており、長距離移動や都市部での渋滞時の負担を大きく軽減します。
あくまで運転支援であるため注意は必要ですが、「速さ」と「安心」を同時に求めるユーザーにとって、非常に完成度の高いシステム構成といえるでしょう。
【グレード別】XMの燃費
BMW XMは、Mモデル初のプラグインハイブリッドSUVとして登場し、圧倒的なパワーとラグジュアリー性を両立した特別な存在です。
グレードごとに装備やキャラクターが異なりますが、いずれも高性能なV8エンジンと電動モーターを組み合わせたPHEVシステムを採用しています。
ここでは、XMの各グレードごとの特徴と燃費性能について詳しく見ていきます。
レーベル
「レーベル」は、BMWが誇るMハイ・パフォーマンス・モデルの中でも最上位に位置づけられるグレードです。
4.4L V型8気筒ツインターボエンジンに高出力モーターを組み合わせ、システム全体で最高出力550kW(約748PS)、最大トルク1,000Nmという圧倒的なスペックを実現しています。
8速Mステップトロニック・トランスミッションとフルタイム4WDの組み合わせにより、巨体のSUVでありながら俊敏かつ安定した走行性能を発揮します。
燃費性能はWLTCモードで8.7km/Lと、大排気量V8を搭載する高性能SUVとしては効率的な数値です。
PHEVならではのモーター走行を活かすことで、市街地や短距離移動では燃料消費を抑えた走りも可能となっています。
レーベル・フローズンスタイル・エディション
「レーベル・フローズンスタイル・エディション」は、XMレーベルをベースに、専用の内外装を施した日本限定モデルです。
BMW Individualのフローズン・ペイントをはじめ、特別なカラーリングや23インチ専用ホイールなど、視覚的な存在感をさらに高めた仕様となっています。
性能面は通常のレーベルと共通で、システム最高出力やトルク、走行性能に違いはありません。
燃費も同じくWLTCモード8.7km/Lとなっており、車両重量2,730kgという巨体を考慮すれば、PHEVシステムの恩恵をしっかりと受けた数値といえます。
ラグジュアリー性と希少性を重視したモデルでありながら、日常使用も視野に入れた燃費性能を維持している点が、「レーベル・フローズンスタイル・エディション」の魅力です。
バイ キス
「バイ キス」は、ライフスタイルブランドKithとのコラボレーションによって誕生した特別仕様車です。
BMW Individual専用カラーや、Kithロゴをあしらった内外装パーツ、限定バッジなどが装備され、他のXMとは一線を画す個性を放っています。
右ハンドル仕様のみが設定され、世界で47台の限定生産モデルです。
性能面ではレーベルと同等のPHEVシステムを搭載しながら、燃費はWLTCモードで8.5km/Lとわずかに数値が異なります。
これは装備内容や車両重量の違いによるものですが、依然としてクラス水準を考えれば十分に効率的といえるでしょう。
特別感とハイパフォーマンスを同時に求めるユーザーに向けた、まさに象徴的な1台です。
XMの燃費を向上させる方法
BMW XMは高性能なV8エンジンとプラグインハイブリッドシステムを組み合わせたモデルのため、走りを楽しめる反面、運転のしかたや車両コンディションによって燃費に差が出やすい一面もあります。
しかし、日常的な工夫や正しい使い方を意識することで、燃費効率を高めることは十分可能です。
ここでは、XMの燃費を向上させる方法を紹介します。
BMW純正燃料添加剤を利用する
燃費改善を狙ううえで、エンジン内部のコンディションを整えることは非常に重要です。
BMW純正燃料添加剤は、給油時に燃料タンクへ注入するだけで、インジェクターや吸気バルブ周辺に蓄積したカーボンやスラッジを除去する効果が期待できます。
これにより、燃料噴射が本来の状態に近づき、燃焼効率の低下を防ぐことができます。
また、内部部品を酸化から守り、燃料の劣化を抑制する働きもあるため、走行性能の維持にもつながります。
定期的に使用することで、エンジン本来のパフォーマンスを引き出しやすくなり、結果として燃費の安定化が期待できるでしょう。
日常的に走行距離が多い方や、短距離移動が中心の方には特におすすめです。
走行スピードを保つ
燃費を向上させるためには、走行中の速度をできるだけ一定に保つことが基本となります。
XMのような高出力車は、アクセル操作に対する反応が鋭いため、無意識の加減速を繰り返すと燃料消費が増えやすくなります。
一定速度で巡航することで、エンジンとモーターの負荷を抑え、効率のよい回転域を維持しやすくなります。
高速道路や流れのよいバイパスでは、急な追い越しや頻繁な車線変更を控え、余裕のある走行を心がけることがポイントです。
結果として、燃費だけでなく走行時の安定感や快適性の向上にもつながります。
ACCをOFFにする
燃費を意識した走行ではACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)をあえてOFFにしたほうがよい場面もあります。
ACCは設定速度を維持するため、下り坂でも自動的にブレーキをかけ、車速を抑える制御を行います。
その結果、惰性走行によるエネルギー活用ができず、燃費効率が下がる場合があります。
こうした場面では、ECO PROモードに備わる「セーリング機能」を活用するのがおすすめです。
アクセルオフ時にエンジンの駆動を切り、車両の勢いを活かして走行できるため、無駄な燃料消費を抑えられます。
交通量が少なく、一定速度で流れている道路では特に効果を実感しやすいでしょう。
不要な荷物は載せない
車両重量は燃費に直結するポイントの一つです。
XMはもともと重量級のSUVであるため、不要な荷物を積み続けていると、さらにエンジンやモーターへの負担が増してしまいます。
特にトランクやラゲッジスペースに重い荷物を常時積んでいる場合は、定期的な整理が重要です。
使用頻度の低い荷物や季節外れのアイテムを降ろすだけでも、走行時のエネルギーロスを軽減できます。
小さな積み重ねですが、日常的に意識することで燃費改善に確実につながります。
タイヤの空気圧を適正にする
タイヤの空気圧管理は、燃費向上の基本ともいえるポイントです。
空気圧が低下すると転がり抵抗が増え、走行時に余分なエネルギーを必要とするため、燃費が悪化しやすくなります。
XMのような高重量車では、その影響がより顕著に表れます。
メーカー推奨値を基準に、月に一度程度の空気圧チェックを習慣化することが大切です。
特に長距離ドライブ前や高速走行を予定している場合は、事前点検を行うことで燃費と安全性の両立が図れます。
適正な空気圧を保つことは、タイヤ寿命の延長にもつながるメリットがあります。
XMのライバル車との燃費比較
BMW XMはプラグインハイブリッドを採用した高性能SUVですが、同クラスには同じく大排気量エンジンや電動化技術を組み合わせたライバル車が存在します。
ここでは、XMと比較されることの多い代表的な高性能SUVを取り上げ、それぞれの燃費性能や車格の違いを踏まえながら特徴を紹介します。
メルセデスAMG GLE 63 S E PERFORMANCE
メルセデスAMG GLE 63 S E PERFORMANCEは、高出力エンジンと電動モーターを組み合わせたPHEV仕様のハイパフォーマンスSUVです。
車両重量は約1,900kg〜2,350kgと、XMより軽量なグレードも多く、その点では燃費面で有利に見える場面があります。
WLTCモード燃費は7.7km/L〜10.2km/Lと幅があり、走行条件や仕様によって差が出やすいのが特徴です。
一方で、XMは2,700kgを超える重量級ながら8.5km/L〜8.7km/Lを確保しており、パワーと重量を考慮すると効率の良さが際立つ結果といえるでしょう。
ポルシェ カイエン ターボS E-Hybrid
燃費数値が非公表であるカイエン ターボS E-Hybridは、実質的にはXMと同等クラスの燃料消費になると考えられます。
いずれも高出力なV8エンジンと電動化技術を組み合わせており、一般的なSUVと比べれば燃費性能は控えめです。
しかし、同クラスのハイパフォーマンスSUV同士で比較すると、XMは重量級でありながらWLTCモード8km/L台を実現している点が特徴です。
パワー、車格、燃費のバランスを重視するユーザーにとって、XMは十分に競争力のある選択肢といえるでしょう。
まとめ
BMW XMは、Mモデル専用に開発された初のプラグインハイブリッドSUVとして、圧倒的な存在感と先進性を備えた1台です。
V8ツインターボエンジンと高出力モーターを組み合わせ、力強い加速と静粛性の高いEV走行を両立しています。
ワイルドで知的なエクステリアや、ラウンジのように上質なインテリアも大きな魅力です。
燃費数値だけを見ると控えめですが、EV走行を活用すれば日常使いでは効率的に走れる点がXMの特徴といえるでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、BMW XMならではの圧倒的な存在感や走行性能、電動化による新しい走りの魅力を体験してみてください。





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