
トヨタのカムリは、上質な乗り心地と静粛性を兼ね備えたミドルサイズセダンとして、多くの支持を集める車です。
ハイブリッド専用車でもあり、低燃費車の代表の一つとされていますが、実際の燃費数値を知らない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、カムリのカタログ燃費と実燃費の違い、歴代モデルの燃費推移、ライバル車との比較、さらに燃費を向上させるポイントまで詳しく解説します。
燃費面を重視してカムリを選びたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
トヨタ カムリの特徴
カムリは、快適性と実用性を重視したトヨタのミドルサイズセダンです。
上質感のあるスタイリングは海外でも高く評価されており、人とは違うセダンを選びたい方にも向いています。
広々とした後部座席や十分なラゲージ容量により、家族での移動や旅行にも対応可能です。
加えて、高効率なハイブリッドシステムを採用し、燃費性能と走行の安定感を高い次元で実現しています。
残念ながら日本での生産は2023年12月に終了しましたが、北米では2024年に新型カムリが発売されています。
カムリの走行性能の特徴
上質なセダンとして評価されるカムリは、快適性と運転のしやすさを両立した走行性能が魅力です。
さまざまな走行シーンに対応できる工夫が施されています。
3つの走行モードを選べる
カムリには、「エコ」「ノーマル」「スポーツ」の3種類の走行モードが用意されています。
エコモードではアクセル操作や空調制御を穏やかにし、燃費を重視した走りを実現。
ノーマルモードは日常走行に適したバランス型で、快適さと扱いやすさを両立します。
スポーツモードに切り替えると、アクセルレスポンスが向上し、合流や追い越し時も力強い加速を味わえます。
優れた燃費にもかかわらず抜群の走りが可能
カムリは高効率な2.5Lエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせ、低燃費と力強い走行性能を両立しています。
発進時はモーターがスムーズに加速を支え、高速域ではエンジンが安定したパワーを発揮。
さらに空気抵抗を抑えたボディ設計により、走行時の安定性と燃費性能の向上が図られています。
ハンドリングや安定感も抜群
走行中の安定感に優れる点も、カムリの大きな特徴です。
ボディ剛性の向上と洗練されたサスペンション設定により、路面からの衝撃を上手く吸収。
カーブでも安心感があり、上質なセダンらしい落ち着いた走りを楽しめます。
ワンランク上の静粛性
上質な移動時間を実現するため、カムリは静粛性を重視した設計が施されています。
走行中のノイズを抑える工夫が随所に見られ、会話や音楽を快適に楽しめる室内環境を実現。
高速道路でも静かな走りが続きます。
【現行】トヨタ カムリのカタログ燃費と実燃費
現行のカムリは、2017年に登場しました。
グレードは全部で5つラインナップしており、全車種にハイブリッドを搭載しているところが特徴です。
ここからは、本題であるカムリの燃費を詳しくみていきましょう。
カムリのカタログ燃費
まず、カタログ燃費は次のとおりです。
| グレード | カタログ燃費(JC08モード) | |
| 2WD | E-Four | |
| X | 28.4km/L | 24.6km/L |
| G | 28.4km/L | 24.6km/L |
| G “レザーパッケージ” | 28.4km/L | 24.6km/L |
| WS | 28.4km/L | 24.6km/L |
| WS “レザーパッケージ” | 28.4km/L | 24.6km/L |
カムリのカタログ燃費は、すべてのグレードで同じ数値となっています。
2WDもE-Fourも20km/Lを超える数値となっており、優れた燃費が期待できます。
カムリの実燃費
続いて、実燃費をみていきましょう。
| グレード | 実燃費 | |
| 2WD | E-Four | |
| X G G “レザーパッケージ” WS WS “レザーパッケージ” |
19.72km/L | 14.72km/L |
カムリの実燃費は、カタログ燃費よりも9〜10km/L程度下がることが分かります。
実燃費はカタログ燃費よりも2〜3割程度低くなることを考慮すると、2WDのみ範囲内の燃費性能であると言えるでしょう。
【歴代】トヨタ カムリのカタログ燃費と実燃費
カムリの燃費を知りたい方のなかには、歴代モデルと比較したい方も多いと思います。
ここでは、歴代カムリの燃費を紹介しつつ、現行モデルとの違いについても言及していきます。
カムリのカタログ燃費
歴代カムリは、以下の年代で発売されています。
- 初代:1980年〜
2代目:1982年〜
3代目:1986年〜
4代目:1990年〜
5代目:1994年〜
6代目:1996年〜
7代目:2001年〜
8代目:2006年〜
9代目:2011年〜
それぞれのカタログ燃費数値は、以下のとおりです。
| グレード | カタログ燃費(10・15モード) | |
| 2WD | E-Four | |
| 4代目 | 8.2〜10.2km/L | – |
| 5代目 | 11.2〜14.6km/L | – |
| 6代目 | 10.2km/L | 9.4〜9.8km/L |
| 7代目 | 11.0km/L | 10.2km/L |
| 8代目 | 11.0〜11.4km/L | 10.6km/L |
| 9代目(JC08モード) | 23.4〜25.4km/L | – |
4代目から8代目は、すべてガソリン車となっており、燃費数値も大きく変わっていません。
しかし、9代目からはハイブリッド車が登場したことにより、燃費性能が大幅に改善されたことが分かります。
カムリの実燃費
続いて、歴代モデルの実燃費をみていきましょう。
| グレード | 実燃費 | |
| 2WD | E-Four | |
| 4代目 | – | – |
| 5代目 | – | – |
| 6代目 | – | – |
| 7代目 | – | 8.18km/L |
| 8代目 | – | – |
| 9代目(JC08モード) | 17.99km/L | – |
今回、カムリの歴代モデルを調査したところ、ほとんどのモデルで記載がありませんでした。
あまり参考にならないかもしれませんが、やはり9代目のみハイブリッドが設定されたことで、現行モデルと同等の実燃費となっています。
トヨタ カムリとライバル車の燃費を比較
カムリを含むセダン車は豊富な種類が存在し、比較されることが少なくありません。
以下に、5つのライバル車を紹介しますので、選ぶ際の参考にしてください。
【トヨタ】プリウス
トヨタのプリウスの燃費数値は、以下のとおりです。
| エンジンの種類 | プリウス | カムリ | |
| ハイブリッド | 2WD | 28.6〜32.6km/L | 28.4km/L |
| 4WD | 26.7〜30.7km/L | 24.6km/L | |
| プラグイン ハイブリッド |
2WD | 26.0km/L | – |
プリウスのエンジンは、ハイブリッドとプラグインハイブリッドがラインナップされています。
燃費を比較すると、プリウスのほうがモデルによっては30km/Lを超える、優れた燃費数値となっています。
【トヨタ】クラウン
トヨタのクラウンの燃費数値は、以下のとおりです。
| エンジンの種類 | クラウン | カムリ | |
| ハイブリッド | 2WD | 18.0km/L | 28.4km/L |
| 4WD | – | 24.6km/L | |
クラウンのエンジンは、ハイブリッドと燃料電池車がラインナップされています。
燃費を比較すると、カムリのほうが10km/L程度優れていることが分かります。
【スバル】WRX S4
スバルのWRX S4の燃費数値は、以下のとおりです。
| エンジンの種類 | WRX S4 | カムリ | |
| ガソリン | AWD(4WD) | 10.7〜10.8km/L | – |
| ハイブリッド | 2WD | – | 28.4km/L |
| 4WD | – | 24.6km/L | |
WRX S4のエンジンは、ガソリン車のAWDのみのラインナップです。
エンジンの種類が異なるため、燃費の単純比較は困難ですが、数値だけで見るとカムリのほうが優れています。
【日産】スカイライン
日産のスカイラインの燃費数値は、以下のとおりです。
| エンジンの種類 | スカイライン | カムリ | |
| ガソリン | 2WD | 10.0km/L | – |
| ハイブリッド | 2WD | – | 28.4km/L |
| 4WD | – | 24.6km/L | |
スカイラインのエンジンは、ガソリンの2WDのみラインナップしています。
燃費の比較はエンジンの種類が異なるため困難ですが、数値だけで見るとカムリのほうが優れています。
【マツダ】MAZDA6 セダン
マツダのMAZDA6 セダンの燃費数値は、以下のとおりです。
| エンジンの種類 | MAZDA6 セダン | カムリ | |
| ガソリン | 2WD | 14.2〜15.0km/L | – |
| ハイブリッド | 2WD | – | 28.4km/L |
| 4WD | – | 24.6km/L | |
| ディーゼル | 2WD | 17.8km/L | – |
| 4WD | 17.0km/L | – | |
MAZDA6 セダンのエンジンタイプは、ガソリンの2WD、ディーゼルの2WDと4WDの3タイプがラインナップされています。
カムリとエンジンタイプが異なるため比較が困難ですが、数値だけで見るとカムリのほうが優れています。
トヨタ カムリの燃費を向上させる方法
燃料代を抑えながら快適にカムリを使うためには、日常の意識が重要です。
特別な装備がなくても、実践できる燃費改善のコツを確認していきましょう。
エコな運転を意識する
燃費を意識するなら、穏やかな操作を心掛けることが基本です。
急なアクセル操作や強いブレーキはエネルギー消費を増やす原因になります。
前方の状況を早めに把握し、余裕を持って走行することで無駄な加減速を減らせます。
また、エンジン始動後に長く停車する必要はなく、準備が整い次第走り出す方が効率的です。
エアコンに関しても設定温度を控えめにするなど、小さな工夫が燃費改善につながります。
定期的なメンテナンスを行う
燃費を安定させるためには、定期的な点検が重要です。
オイルの状態が悪化するとエンジンの動きが重くなり、燃料を余分に使ってしまいます。
加えて、タイヤの空気圧や摩耗状態も燃費に影響します。
空気圧が低いまま走行を続けないよう、こまめなチェックを習慣にしましょう。
使用していない荷物は降ろす
車両重量が増えるほど、燃料消費は大きくなります。
トランクに使っていない荷物を積んだままにしていると、その分だけエンジンに負担がかかります。
特にアウトドア用品や工具類は重量があるため、必要なときだけ積むようにしましょう。
車内を整理するだけでも、燃費改善につながります。
トヨタ カムリの車両価格と維持費
カムリの燃費を調査している方は、購入時の車両価格や維持費も重要なポイントです。
ここでは、カムリの車両価格や維持費といった燃費以外に必要な費用について紹介していきます。
車両価格
カムリの日本での発売は、2023年12月で終了しています。
そのため、現在は中古車のみでしか手に入れられません。
具体的な金額は、以下のとおりです。
| エンジンタイプ | 駆動方式 | 中古車価格 |
| ガソリン | 2WD | 592,000〜4,389,000円 |
| 4WD | 640,000〜4,122,000円 | |
| ハイブリッド | 2WD | 599,000〜4,734,000円 |
| 4WD | 1,556,000〜4,550,000円 |
維持費
| 項目 | 2WD | 4WD | |
| 燃料費(1L/170円) | 59,859円 | 69,106円 | |
| 自動車税(1年) | 43,500円 | ||
| 車検費用(1年) | 40,000円程度 | ||
| 自賠責保険(12ヶ月) | 8,770円 | ||
| 合計 | 152,129円 | 161,376円 | |
※燃料費は170円、1年10,000kmで計算
※自賠責保険は24ヶ月を1年分にして計算
海外では新型カムリが登場している!日本での発売は?
2023年12月に日本での生産を終了したカムリですが、実はアメリカでは2024年に11代目となる新型カムリが登場しています。
11代目カムリは、基本的なフォルムはそのままに、トヨタの最新のデザインとなっている「ハンマーヘッドデザイン」を採用しています。
内装は、3つのデザインを採用し、多彩な演出で高級感をアップ。
日本での発売は未定ですが、2025年12月19日に11代目カムリを日本に導入すると発表しました。
燃費数値についても未定ですが、これまでのモデルを見る限り、さらに優れたモデルが誕生するのではないかと期待できるでしょう。
まとめ
本記事では、カムリの詳しい燃費を紹介し、ライバル車との比較や燃費を向上させる方法、車両価格と維持費についても言及してきました。
カムリはハイブリッド専用セダンとして、燃費性能と快適性を高いレベルで両立した1台です。
実燃費はカタログ値との差があるものの、同クラスのセダンと比べれば優秀な数値と言えるでしょう。
すでに日本では新車販売が終了していますが、中古車市場では選択肢も多く、条件次第ではお得に購入できます。
新型モデルの国内導入も予定されており、今後の動向にも注目が集まります。





全てのメーカーから買取相場を探す