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高速道路で車が故障したらどうする?連絡先や対処法を解説!

  • 2024年2月29日

高速道路で車が故障すると、焦ってしまう方が多いでしょう。
高速道路での車の故障は、きちんと対処をしないと身の危険につながったり、他車への事故を誘発してしまったりします。

そこで本記事は、高速道路で車が故障したときの対処法や連絡先、注意事項について解説します。
高速道路で車が故障した場合の対処法を知らない方は、ぜひチェックしてみてください。

高速道路で発生しやすいトラブル

ここでは、高速道路で発生しやすいトラブルについて解説します。

タイヤのパンク・バースト

高速道路では高速走行によりタイヤに負荷がかかるため、一般道よりもパンクやバーストが起こりやすい傾向にあります。

バーストは、走行中にタイヤが突然破裂する現象です。
車の操縦安定性が低下したり、破損したタイヤの破片が後続車の走行を妨げたりして、周りの車を巻き込む事故を誘発する恐れがあります。

一般道であれば、スペアタイヤへの交換が必要ですが、高速道路の場合はタイヤ交換によって事故を誘発してしまう恐れがあるため、ロードサービスなどを依頼しましょう。

始動点火系統不良

タイヤのパンクやバーストや次に多いのが始動点火系統不良です。
渋滞時の過放電や長時間、長距離運転による過充電によって発生します。
PAなどで一度エンジンを切り再始動しようとした際に気づくケースがほとんどです。

始動点火系統不良が発生する前には、以下のような不具合が生じることがあります。

  • ・ハンドルやブレーキが突如重くなる
    ・パワーウィンドウの動きが遅くなる
    ・ヘッドライトが暗くなる

これらの不具合に気づいた場合には、最寄りのPAに避難し、ロードサービスを依頼しましょう。
また、始動点火系統不良を防ぐために、日頃からバッテリーの残電圧やオルタネーターの発電量を確認しておくことが大切です。

オーバーヒート

オーバーヒートとは、長時間エンジンに高音の負荷がかかったことによって発生する現象です。
高速走行中にエンジンの回転数が上がらず、スピードが出せなくなってしまいます。
また、最悪の場合には火災に発展する恐れもあり、大変危険です。

オーバーヒートは突然起こる症状ではなく、徐々に症状が悪化する故障であるため、以下のような不具合が現れたら、最寄りのPAや安全な場所に車を止めてエンジンの熱を放出しましょう。

  • ・警告灯が点灯する
    ・エンジンから白煙が出る
    ・エンジンの回転数が不安定
    ・加速できない

ただし、根本的な原因を解消しないと、再びオーバーヒートが起こるかもしれないため気をつけましょう。

燃料切れ

車の故障ではありませんが、燃料切れも高速道路でよく起こるトラブルの一つです。
高速道路にも一定の間隔にガソリンスタンドは設置されていますが、区間によっては150km以上ガソリンがないこともあるため、高速道路の走行前に満タンまで入れておくのが良いでしょう。

高速道路では予期せぬ渋滞が起こることも念頭に入れて、ガソリンを入れておく必要があります。
高速道路で燃料切れを起こすと、周りの迷惑になる上に、事故を誘発しかねません。

なお、高速道路や自動車専用道路でガス欠を起こした場合は、道路交通法違反として違反点数の付加と反則金の対象となるため、ご注意ください。

高速道路で車が故障したときの手順

燃料切れは事前に防ぐことができますが、気をつけていてもどうしても車が故障してしまうこともあります。
ここでは、高速道路で車が故障したときの手順を解説します。

路肩や非常駐車帯に車を停車する

高速道路には、路肩や200m間隔で非常駐車場が設置されています。

高速道路は車が一般道よりも速いスピードで走行しているため、道路に故障した車を放置しておくと後続車が衝突するなどの事故を起こしかねません。

車が高速道路上で故障した場合には、路肩あるいは非常駐車帯へ移動しましょう。

橋やトンネルで故障してしまった場合には、路肩が狭かったりなかったりするため、なるべく広くスペースが確保されている場所まで自走してください。
なお、故障の程度が軽く、最寄りのPAやSAまで運転できる場合には、路肩や非常駐車帯よりも安全です。

周囲に故障を知らせる

高速道路の故障で気をつけなければならないのは、発見や回避行動が遅れて後続車が衝突する事故です。

そうならないためにも、ハザードランプをつけたり、停止表示器材を設置して周囲に故障を知らせる必要があります。

ハザードランプをつける

路肩や非常駐車帯に移動する際には、ハザードランプをつける必要があります。
ハザードランプをつけておくことで、周りの車が異変に気付いてくれるでしょう。
また、故障の場合には急停車せず、緩やかに減速し、停車させてください。

停止表示器材を設置する

50m以上後方に三角停止板などの停止表示器材を設置することも忘れないようにしましょう。
三角停止板は夜間ライトを浴びると、赤い光を放つ反射板がついており、停止していることを知らせる器材です。

高速道路に駐停車する場合には、停止表示器材の設置が義務付けられており、設置を怠った場合には違反点数の付加、反則金の対象となります。

万一の際に慌てないように、一度組み立てる練習をしておくと良いでしょう。

発煙筒の発火

発煙等は、炎の火によって周囲に危険を知らせるアイテムです。
車への装備が義務付けられており、使用期限が切れていたり、装備されていなかったりする場合には、車検に通ることができません。

多くの場合は、助手席の足元やドアポケットに設置されていますが、万一のために設置場所を確認しておきましょう。

発煙等の使い方は、以下のとおりです。

  • 1.本体を捻りながら抜く
    2.すり薬がついている白いキャップを外す(ケースにすり薬がついている場合もある)
    3.本体の発火部分をすり薬で擦って発火させる
    4.50m以上後方に置く

発煙等には使用期限があり、期限を過ぎると炎が小さくなってしまい、周囲が異変に気づくのが遅くなる可能性が考えられるため、使用期限内のものを装備しておきましょう。

安全な場所に避難する

ドライバーや同乗者は、通行車両に気をつけながら車から離れて安全な場所に避難してください。
故障車の近くに滞在すると、後続車による衝突や巻き込まれるリスクがあります。
故障した車の停車位置よりも後方で、ガードレールの外側が安全といえるでしょう。

電話で救援依頼をする

安全な場所に来たら、電話で救援依頼をしましょう。
高速道路で故障した場合、二次被害を防止するために電話で救援依頼を行う必要があります。

電話連絡すべき救援依頼先

ここでは、高速道路での車の故障時に電話連絡すべき救援依頼先をご紹介します。

道路緊急ダイヤル(#9910)

事故を伴わない高速道路での車の故障の場合は、道路緊急ダイヤルへ連絡しましょう。
道路緊急ダイヤルは24時間通話料無料で対応しており、道路に穴があったり、落下物があったり、路面が汚れていたりと、故障以外にも道路の異常を発見した場合に連絡すべき機関です。

道路管制センターにて交通管理隊を出動させ、情報板の点灯や二次事故防止のために後続車両への注意喚起などを行うとともに、警察と連携してスムーズに事後処理を進めます。

道路緊急ダイヤルの通話方法

道路緊急ダイヤルは、固定電話や携帯電話からかけることが可能です。
「#9910」にダイヤルし、自動音声ガイダンスに従って道路名を選択すると、該当する道路の管理者につながります。

運転中の携帯電話の使用は禁止されているため、SAや PAなどの安全な場所に停車してかけるか、同乗者にかけてもらってください。

JAFやロードサービス

高速道路で起こった故障のなかには、スペアタイヤに交換するなど自分で対処できるものもあるでしょう。
しかし、SAや PAなどの安全な場所でない場合には、素人が作業を行うと非常に危険です。

自分で行える作業であったとしても、路肩や非常駐車帯に停めている場合には、JAFまたはロードサービスに救助を依頼しましょう。

事故の場合は警察・救急への通報

高速道路だけでなく、一般道にもいえることですが、事故の場合には警察、怪我人がいる場合には救急車や消防車に通報しましょう。
加害者として事故を起こした場合に、警察への連絡を怠ると、道路交通法違反として3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金に処される可能性があります。

また、被害者であった場合にも交通事故証明書が発行されなければ、保険金の請求がスムーズに行えないかもしれません。
要救護者がいる場合に、救急車や消防車に連絡しなかった場合にも、ひき逃げとみなされ処罰される恐れがあります。

さらに、単独でガードレールやフェンスにぶつかり破損するなどの事故を起こした場合でも、警察を呼ばなければ当て逃げとみなされ処罰される恐れがあるため注意しましょう。

携帯電話がないときは?

高速道路上で故障した場合に、必ずしも携帯電話があるとは限りません。
携帯電話を忘れてしまったり、充電が切れていたりすることもあるでしょう。
そんなときには、高速道路の路肩や非常駐車帯に設置されている電話のマークやSOSと表示されている非常電話を利用しましょう。

非常電話は本線上では1kmおき、トンネル内では200mおきに設置されています。
受話器を取って「故障」「事故」「救急」「火災」という4つのボタンを選んで押すだけで、各道路の管制センターの担当部署につながり、担当者が緊急先への通報など対応をしてくれます。

高速道路で車が故障した際の注意事項

ここでは、高速道路で車が故障した際の注意事項を解説します。

無理な車の移動はやめる

故障の状態や道路状況によっては、すでに自走できなかったり、移動させられなかったりする場合もあるでしょう。
その場合には、無理に車を移動させようとすると、かえって事故のリスクが高まってしまうため、路肩や非常駐車帯に停めることなく、周囲に故障を知らせましょう。

車を置き去りするのは不安かもしれませんが、動かない車を人力で移動させるといった危険な行為は行わないでください。

歩き回らない

高速道路は皆が非常に速いスピードで走行しているため、むやみに歩き回ると危険です。

スピードが出ている分、一般道よりも気づくのが遅れる可能性が高いため、もし路肩や非常駐車帯に停められたとしても、むやみに車の周りを歩き回ったりしないようにしましょう。

停止表示器材や発煙筒の設置、避難場所への移動など、走行車両に十分な注意を払って行動しましょう。

必ず救援依頼を行う

事故の場合には警察に必ず連絡しなければならないと前述しましたが、事故を伴っていなくとも自分の力だけで対処しようと考えないようにご注意ください。
救助依頼できる機関に必ず電話し、指示を仰ぎましょう。

高速道路で停止車両を見つけたら

ここでは、自分が車の故障や事故にあった場合ではなく、高速道路で停止車両を見つけた場合の対処法について解説します。

付近に人がいないか注意して走行する

故障して停車していたり、ゆっくり走行していたりする車は、突然車から人が出てくる可能性があります。
故障車とすれ違う場合には、付近に人がいないか注意して走行しましょう。

速やかに通過する

故障車を見つけたからといって、見物するために徐行するのは避け、速やかに通過しましょう。
不必要に徐行したり、停車したりすると、渋滞が起きたり、追突事故を誘発してしまったりする恐れがあります。

ただし、状況や警察などの指示によっては、徐行が求められることもあるため、その場の状況や指示に従って臨機応変に対応しましょう。

事前に交通情報を収集する

高速道路上での事故や故障、それが原因で起こる渋滞情報は、常にネットやラジオなどで更新されています。
また、SAや PAでは情報ターミナルや携帯電話からのチェックも可能です。
高速道路を走行する際は、事前に交通情報を収集しておくことで、停止車両の存在や渋滞などにも焦らず行動できるでしょう。

まとめ

高速道路で車が故障してしまった場合には、焦らず対処することが大切です。
万一の事故や故障で慌てずに対応するためには、高速道路上での故障や事故の対処法を把握しておく必要があります。
また、高速道路を走行する前にはあらかじめ情報収集をするなど、日頃から対策できることはしておきましょう。

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2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
国産・輸入SUVはもちろんミニバンやハイエース等の販売を行っていますので、
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■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q1.高速道路で故障したら車から離れた方がいいですか?

後続車などに車の故障を知らせるように発煙筒などを利用し、車に乗っている方々は全員ガードレールの外に避難しましょう。

Q2.高速道路での車の故障を防ぐには、どうしたらいいですか?

高速道路での車の故障は、タイヤの破損、オーバーヒート、燃料切れが半数以上を占めています。これらは基本的な点検ミスが原因で起こることが多いため、高速道路走行前に空気圧のチェックや冷却水、燃料などの点検を行うと故障のリスクを軽減することが可能です。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。
中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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