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知っておきたい車の修理保証期間│保証内容と整備保証、事故時の修理も解説

  • 2024年2月29日

「車の修理保障内容は何があるの?」「車の修理期間はどのくらい?」
このような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、車を修理に出す前に確認しておきたい、修理保証期間と保証内容、さらに整備された車の整備保証について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

また、万が一事故に遭ってしまったときに補償される自動車保険と、車の故障しやすい箇所のランキングについても紹介していきます。

メーカー保証は2つある

新車には、メーカーからの保証が付くことをご存知の方は多いのではないでしょうか。
メーカー保証にも2つの種類があります。
それぞれ解説していきます。

メーカー保証とは?

家電製品などにも付いている”メーカー保証”は、製品を提供するメーカー側が、製品の品質を保証する意味を含んでいます。

車のメーカー保証とは、タイヤやワイパーゴム、エンジンオイル、バッテリーなどの消耗品を除いた、車を構成する部品の修理を、保証期間内であれば無料で修理が受けられるものです。

なお、転居した場合であってもディーラー間で連携してくれ、転居先の最寄りディーラーで保証やサービスを継続してくれます。
メーカー保証は、
・一般保証
・特別保証
の2種類があります。

【一般保証】

一般保証は、新車登録日から3年経過、もしくは走行距離が6万kmに達するまでを期限としています。
対象の部品はタイヤやワイパーゴム、エンジンオイル、バッテリーなどの消耗品を除いた、車を構成する部品です。

一般保証の事例は下記のとおりです。

  • ・エアコンが作動しない(風が出ない、冷えない)
    ・ドアロックがかからない(スマートキーでロックできない)
    ・電動格納ミラーが格納されない
    ・後席スライドドアの外側ハンドル交換

【特別保証】

車の特別保証とは、通常のメーカー保証よりも長期間または特定の部品やシステムに対して提供される追加の保証プランです。

一般的に、特別保証は車両のエンジンやトランスミッションなどの重要な機械部品やシステムに焦点を当てています。

特別保証の保証条件は?

一般保証も特別保証も、保証を受けるための条件があります。
新車購入の際に、ディーラーのセールスマンから取扱説明書と共に説明を受けますが、取扱説明書に記載されている正しい使用方法や手入れをしていることが条件です。

正しい使用法を守り、正しい手入れを行うには「メンテナンスノート」に記載されているとおりのメンテナンスや手入れを行います。
保証を受けるには、車検の他にもディーラーからお知らせが来る「定期点検」の実施が必須です。

定期点検には、新車購入時は1か月、6か月、法定12か月点検があります。
法定12か月点検の後は、1年毎に点検、3年目に車検を迎えます。
さらにメーカーごとに設定している6か月点検も、保証を受ける条件となっている場合が多いようです。
保証を受けるためにも、ディーラーから連絡がある定期点検は必ず受けましょう。

特別保証の保証期間は?

特別保証の期間は、新車登録日から5年経過、もしくは走行距離10万kmまでです。
特別保証で保証される部品は、車のベーシックパフォーマンスに強く影響を及ぼす部品と、乗員の安全を守る上で重要な部品に適用されます。

特別保証は、メーカーごとに保証する部品の設定が異なりますが、大きな違いはありません。
メーカー保証終了後も、メーカー各社で保証延長をしてくれるサービスもあります。
車は年数が経過すると、故障や不具合は増えるものです。
新車を長く乗り続ける方は、保証延長サービスを受けるのも考慮に入れると良いでしょう。

保証を受けるための注意点

メーカー保証を受けるための注意点を、ここで確認しておきましょう。
次の2点が、車のメーカー保証を受けるために重要な注意点です。

  • ・保証の名義が自分であることを確認する
    ・定期的に点検を受けていないと保証の対象にならない場合がある

これが”保証を受けるために欠かせない条件”とも言えるため、今すぐ確認することをおすすめします。

保証の名義が自分であることを確認する

「一般保証」を受けるための一つ目の注意点は、保証書の名義が自分になっているかという点で、特に中古車を購入した場合に注意すべき項目と言えます。

なぜなら、保証書の名義が前オーナーのままで、保証が継承されていないことがあり得るためです。
安心して保証を受けるため、中古車購入時の納車日には、保証名義が自分に切り替わっているか確認してください。

定期的に点検を受けていないと保証の対象にならない場合がある

一般保証にも特別保証にも共通している条件が、「定期的に点検を受けること」と解説しました。
日常から車の正しい取り扱いを行い、定期的に点検を行うことが重要な保証条件になっています。

車を正しく取り扱い、整備士の目で定期的に点検しているにも関わらず、故障や不具合が出るのであれば、これはメーカーに責任がある、と認める形でしょう。
反対に、点検を受けていないと、保証期間までの整備状況を含めた車の扱い方が不明なため、保証の対象外と判断されてしまいます。

保証を受けるためのみではなく、車のコンディションを良い状態に保つためにも、定期的に点検は受けましょう。

中古車の保証はどうなっている?

ここまでは新車購入時のメーカー保証について解説してきました。
次は、中古車でのメーカー保証について解説します。

中古車でも、新車登録日からの2つのメーカー保証(一般保証・特別保証)の期限内であれば、保証は適用されます。

中古車でメーカー保証を受けるには、「保証の継承」を行わなければなりません。
保証の継承には、以下の2点が必要です。

  • 1.名義変更(以前のオーナーから名義を引き継ぐ)
    2.ディーラーで点検を受ける

ディーラーで受ける点検の項目は、法定12か月点検と同様の内容である必要があり、点検は有償で行われます。
点検終了後、保証を引き継ぐ手数料を支払えば、保険継承完了です。

中古車では販売店保証がある

中古車では、販売店が保証する「販売店保証」があります。
新車とは違い、それぞれの車で走行距離や年式といった違いがあるため、保証加入には条件が設定されているようです。

販売店保証とは?

販売店保証とは、販売店が独自の基準で設定する保証を指します。
販売店ごとに大きく差があるため、購入時に契約内容や保証内容、保証期限を確認することが重要です。

無料で加入できるものもあれば有料の場合もあり、オプションで内容を充実させる場合もあります。

加入条件としては、普通車は新車登録から7年未満で7万km以内、軽自動車では6年未満で6万km以内とし、点検を販売店で行うことが条件とされています。

販売店保証の期間は?

車それぞれで走行距離や年式が違う中古車の最適な保証期間としては、年式別に異なりますが、6か月以上あると安心です。
以下に、年式別の最適な保証期間をまとめました。

新車登録からの年数 保証期間
2年 3年
2〜4年 2年
4〜6年 1年
6年以上 6か月

極端に保証期間を短く設定されている車、あるいは保証なしの車は、車の品質そのものに不安がある表れと言えます。
このような車の購入には注意が必要です。

保証が適応されないケースとは?

新車を含め、購入した車に保証が付いていれば、安心して車に乗れます。
保証を継承することで、中古車でもメーカー保証を受けられると解説しました。
しかし、下記に挙げるケースでは、保証を受けられないことに注意してください。

  • ・前オーナー・自身の過失による事故
    ・保証の継承手続きの前に故障
    ・改造している

前オーナー・自身の過失による故障

保証を受けるための条件に、定期的な点検を受けることが条件、と解説しました。
車を正しく扱っていて定期的に点検を行えば、現在車に乗っている自分に、過失は認められません。

しかし中古車の場合、前オーナーの車の取り扱い方が正しくない、定期的に点検をしていない状態で故障が発生すると、保証が適応されません。

例えば、エンジンオイルの交換を怠っており、故障の原因となったというのであれば、それは過失と判断されます。
中古車購入時に注意したいのは、前オーナーの整備状況でメーカー保証の保証適用外になるため、整備状況が確認できる”メンテナンスノート”の確認をすることです。

保証の継承手続きの前に故障

保証を継承する際に、ディーラーでの点検が必要、と解説しました。
点検の際に発見された不具合については、保証の対象外なのです。

車を購入して、保証の継承のために点検を依頼するのですが、点検時は自分は保証対象外、ということになります。
保証対象外であるため、故障した際の修理は有償です。
前オーナーが車を手放してから、自分が購入するまでの期間での故障は、保証対象外と言えます。

改造している

メーカー保証を受けるなら、改造車は保証対象外です。
車はメーカーの技術の粋を集結させたもので、車の安全性を第一に考えられ、作り出されます。
そのため、車を構成するすべてのパーツは、「メーカー純正パーツ」が使われています。

純正パーツでなく、社外パーツを取り付けられてしまうと、安全性を確保できない、トラブルがあった場合品質保証できない、とメーカーは判断します。
これが、改造された車では保証できない理由です。

事故の際の修理なら【車両保険】

メーカー保証や販売店保証は、主に部品の不具合に対する保証です。

しかし、事故で車が故障した場合に修理するには、「車両保険」の加入が重要です。
車両保険は、任意保険の一種であり、「自動車保険」として知られています。
その目的は、事故による修理費用や治療費を保険金によって補償することです。

車両保険とは?

車両保険とは、自分の車が事故などで損害を受けた際に、修理費用や買い替え費用を補償する保険です。
車両保険が適用される具体例を以下に挙げます。

  • ・自分の運転に過失があり傷つけた
    ・自然災害(水没や風で飛んできたものとの接触による損害も補償)
    ・いたずらによる傷
    ・盗難
    ・相手のいる事故
    ※自然災害のうち、地震、噴火、津波は対象外であり、専用特約が用意されている保険がある

車両保険を契約する際、すべての損害を補償する「一般型」と、特定の損害のみを補償する「エコノミー型」のどちらかを選択します。

一般型の車両保険では、他車との接触はもちろん、自損事故や当て逃げ、いたずらによる傷、飛び石でのフロントガラス破損、台風や竜巻など自然災害による被害、盗難など車の損害原因を問わず、補償範囲が幅広いのが特徴です。

エコノミー型の車両保険は、一般型の車両保険と比較し、保険料が割安の設定で、保険会社によって保証内容に多少違いはあるものの、車対車など相手がいる事故の損害を補償対象とします。
補償範囲が狭いために保険料が低く設定されており、自損事故などは補償対象外です。

車両保険を使う際の注意点

上記のように、加入する車両保険の違いで補償される車の損害が大きく異なるため、受けた損害内容によって、エコノミー型車両保険では補償されないケースがあることに注意が必要です。

また、2024年1月能登半島を中心とした地域で起きた震災・津波の被害は、一般型の車両保険では補償対象外でした。
地震や津波の被害で補償されたのは、「専用特約」に加入していた車のみでした。
自然災害を予知するのは非常に困難ですが、万一に備えて加入を考慮に入れるのも良いのではないでしょうか。

何が違うの?自賠責保険と車両保険

自賠責保険は、新車購入時ならびに車検時に必ず加入します。

自賠責保険の補償内容はというと、対人補償のみで、対物補償はされません。
知っておきたいのは、自賠責保険は主に被害者の救済が目的とされており、相手の車の損害を補償する保険ではないことです。

車に損害を受けた際に、幅広い補償を受けたい場合には、車両保険の加入が必要と言えます。

保険を使うと「保険料」が上がります

事故や自損事故などで受けた損害を、保険を使って修理または買い替えをした場合、翌年度から保険料が上がります。
これは、車両保険を使用すると「等級」が下がり、その結果年間保険料が増加する仕組みです。

車に損害を受けた内容により異なり、自損・当て逃げ・他車との接触などでは3等級、いたずら・飛び石・盗難では1等級下がります。
保険料の増加は、加入している保険会社に確認する必要があります。

また、等級を下げない(保険料を上げない)ためには、受けた損害の状況にもよりますが、修理見積もり額と上がる保険料を比較し、保険を使わず自費で修理することも考慮するのも必要です。

車両保険は車の損害を補償するものですが、使用すると保険料は上がるため、”上がる保険料”と”かかる修理費用”を見比べ、保険を使用するか判断してください。

【要チェック】保険内容に代車費用が入ってるか

車を修理に出すと手元に車がなくなるため、非常に不便になります。
その際に代車を借りると費用がかかりますが、代車費用が保険内容に入っているか確認しましょう。

さらに、遠出した先で事故に遭った場合の宿泊費、動かせなくなった車のレッカー代などのロードサービスについても、特約で保険対象であるか確認するのがおすすめです。

ロードサービスは、現在では多くの保険会社で見受けられますが、レッカーの移動先や距離に制限がある場合があり、保険会社や補償内容の制約により違いがあるため、よく確認しておきましょう。

車の故障箇所ランキンング

車の故障箇所は、どこが最も故障しているのか確認してみましょう。
※「国土交通省 路上故障の実態調査結果 令和3年度版」から引用

ランキング 装置名 発生件数 発生件数の割合(

%)

1 電気装置 33,741 39.8
2 走行装置 27,611 32.6
3 燃料装置 7,118 8.4
4 エンジン本体 6,985 8.2
5 動力伝達装置 3,528 4.2
6 冷却装置 2,870 3.4
7 電子制御装置 1,089 1.3
8 潤滑装置 835 1.0
9 制動装置 651 0.8
10 かじ取り装置 363 0.4

ランキング1位と2位で、全体の7割以上を占めていることが確認できます。

電気装置とは主に、バッテリーを原因とする故障です。
バッテリーの長期使用による劣化や、電装品の複数同時使用によるバッテリーの過放電が原因となっており、バッテリーの使用年数や電圧性能には注意が必要です。

走行装置の故障とは多くがタイヤにまつわる故障で、パンク・バースト・空気圧不足が挙げられます。
運転時には、タイヤのコンディション(溝、空気圧など)も日常的にチェックしましょう。

車が教えてくれる、故障やトラブルにつながる前触れ

故障してしまう前に、車は異常を知らせてくれるものです。
主な前触れとしては、次の3つが挙げられます。

  • ・異音
    ・異臭
    ・運転時の違和感

異音

異音については、エンジンをかけた時やブレーキを踏んだ時、または走行中にも聞こえてきます。
異音がするけどしばらくしたらおさまる、という場合にも注意が必要です。
今までしなかった音が聞こえ始めた場合は、故障の前触れとしてとらえ、早めに点検や整備を行ってください。

異臭

異臭のほとんどは、”焦げたような臭い”です。
通常、車から焦げたような臭いはしないもので、原因としては配線やマフラーの不具合が想定されます。
なお、煙が上がった場合は完全に故障と認められるため、車を止めてロードサービスを依頼してください。

運転時の違和感

運転時に感じる違和感は、ハンドルのぶれやブレーキの効きが悪いなどが挙げられます。
以上のような前触れや違和感を感じたときは、大きな事故につながる前に、すみやかに整備するのが重要です。

まとめ

基本的な車の性能に不具合があった場合、保証期間内であればメーカーは無償で整備してくれます。
また、点検や整備をしたところからも整備保証がつき、保証期間内であれば無償です。
車は命を乗せて走ります。
安心して車に乗るためには、日常から車の状態を把握し、消耗品は交換や整備を行い、コンディション維持に努めることが重要です。

About CTN COPORATION



2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
国産・輸入SUVはもちろんミニバンやハイエース等の販売を行っていますので、
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車両情報や購入時のポイントのほかにも保険や整備、買取などなど
皆様のクルマ選びやカーライフに役立つ情報をお届けします


■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q1.同じ車だとして、新車の保証と中古車店で買った未使用車の保証継承した中古車では、保証範囲は同じですか?

同じです。定期的に点検を行えば、変わりありません。

Q2.ディーラー保証と販売店保証は何が違うの?

ディーラー保証は新車の保証、販売店保証は中古車販売店が販売する、中古車に対する保証です。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。
中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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