
カローラフィールダーは、荷室の広さと扱いやすさを兼ね備えた人気モデルです。
しかし購入を検討する方のなかには、「燃費は本当に良いのか?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
実はカローラフィールダーの燃費は、年式・グレード・駆動方式によって大きく異なります。
そこで本記事では、カタログ燃費と実燃費の違い、ガソリン車とハイブリッド車の比較、ライバル車との燃費差まで詳しく解説します。
カローラフィールダーの詳しい燃費数値を知り、購入の判断材料にしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
カローラフィールダーのスペックと特徴
カローラフィールダーは、トヨタの定番モデル「カローラ」シリーズから生まれた5ドアステーションワゴンです。
全長約4.4m、全幅約1.7mの5ナンバーサイズに収まるボディは、日本の道路や駐車場でも扱いやすく、日常使いに適しています。
コンパクトながら室内空間と荷室は広く、通勤や買い物はもちろん、長距離移動にも対応可能です。
ガソリン車とハイブリッド車が用意され、用途や重視したいポイントに合わせて選べる点も魅力といえるでしょう。
ガソリン車とハイブリッド車の違い
カローラフィールダーには、ガソリン車とハイブリッド車がラインナップされています。
2つの違いは、燃費性能はもちろん、そのほかにも駆動方式やトランスミッションなどが異なってきます。
| エンジンタイプ | 駆動方式 | トランスミッション | 車両本体価格(税込) |
| ガソリン | 2WD | CVT | 1,915,700円 |
| 2WD | 5MT | 1,786,400円 | |
| 4WD | CVT | 2,059,800円 | |
| ハイブリッド | 2WD | 電気式無段変速機 | 2,359,000円 |
ガソリンは2つの駆動方式と2つのトランスミッションから選べるのが特徴です。
一方、ハイブリッドはそれぞれ一つしか選択肢がありません。
残念ながら2025年10月に生産終了している
カローラフィールダーは、2025年10月以降、新車としての生産が行われていません。
そのため、現在は中古車のみでしか手に入りません。
あわせてカローラアクシオも製造が終了しており、これにより国内メーカーの新車ラインアップから、5ナンバー枠のセダンおよびワゴンは姿を消すこととなりました。
【現行】カローラフィールダーのカタログ燃費と実燃費
現行モデルは、エンジンによって燃費数値に明確な差があります。
以下では、パワートレイン別にカタログ燃費を整理し、その後に実燃費の目安について解説します。
カタログ燃費
まず、パワートレイン別に分けたカタログ燃費は、次のとおりです。
ガソリン車
| 駆動方式 | トランスミッション | カタログ燃費(WLTCモード) |
| 2WD | CVT | 19.8km/L |
| MT | 17.2km/L | |
| 4WD | CVT | 15.6km/L |
ガソリン車は、駆動方式とトランスミッションによって数値が異なります。
全体で見ると15.6〜19.8km/Lとなっており、まずまずの数値であることが分かります。
ハイブリッド車
| 駆動方式 | トランスミッション | カタログ燃費(WLTCモード) |
| 2WD | 電気式無段変速機 | 27.8km/L |
ハイブリッド車のエンジンタイプは1種類のみとなります。
燃費は、25.0km/Lを超える数値となっており、優れた燃費性能であることが分かります。
実燃費
続いて、実燃費は次のとおりです。
燃費紹介サイト「e燃費」によると、以下の結果が出ています。
| エンジンタイプ | 駆動方式 | トランスミッション | 実燃費 |
| ガソリン | 2WD | CVT | 17.97km/L |
| MT | 14.82km/L | ||
| 4WD | CVT | 12.93km/L | |
| ハイブリッド | 2WD | 電気式無段変速機 | 21.33km/L |
実燃費は、カタログ燃費よりも2〜3割程度下がることが一般的です。
それを考慮すると、およそ2〜2.5割程度の範囲ですので、一般的な数値よりも優れていることが分かります。
特にハイブリッドは、20km/Lを超える数値となっており、優れた燃費性能と言えるでしょう。
【歴代】カローラフィールダーのカタログ燃費と実燃費
カローラフィールダーの燃費を調べている方は、歴代モデルの数値が気になる方もいるでしょう。
ここでは、歴代モデルの燃費数値を詳しく紹介していきます。
初代(2000〜2006年)
まず、初代モデルの燃費数値は次のとおりです。
| トランスミッション | 駆動方式 | 排気量 | カタログ燃費 | 実燃費 |
| 4ATレギュラー | 2WD | 1800cc | 15.0〜16.0km/L | 13.07km/L |
| 4WD | 1800cc | 13.4〜13.8km/L | – | |
| 2WD | 1500cc | 16.6〜17.2km/L | – | |
| 4WD | 1500cc | 14.4km/L | – | |
| 4ATハイオク | 2WD | 1800cc | 12.0km/L | – |
| 6MTハイオク | 2WD | 1800cc | 13.0km/L | 10.96km/L |
| 5MTレギュラー | 2WD | 1800cc | 15.2km/L | 14.79km/L |
| 2WD | 1500cc | 18.0km/L | 13.86km/L | |
| 4MT軽油 | 2WD | 2200cc | 14.8km/L | – |
初代モデルの使用燃料は、レギュラー、ハイオク、軽油の3種類から選べ、排気量が1800ccや1500ccが用意されていました。
カタログ燃費は、15.0km/L程度となっています。
実燃費に関しては記載がないものもありますが、ほとんどのモデルがカタログ燃費と大きく変わらない数値となっています。
2代目(2006年〜2012年)
続いて、2代目モデルの燃費は次のとおりです。
| トランスミッション | 駆動方式 | 排気量 | カタログ燃費 | 実燃費 |
| CVTレギュラー | 2WD | 1500cc | 19.6km/L | 15.30km/L |
| 4WD | 1500cc | 16.0km/L | 12.91km/L | |
| 2WD | 1800cc | 16.6km/L | 10.09km/L | |
| 5MTレギュラー | 2WD | 1800cc | 17.6km/L | 16.50km/L |
2代目モデルはエンジンタイプがすべてガソリン車で、CVTレギュラーの1500ccと1800cc、5MTレギュラーの1800ccがラインナップされています。
現行モデルと比較すると、同等の数値となっており、燃費性能の高さが分かります。
カローラフィールダーとライバル車の燃費を比較
カローラフィールダーには、よく比較されるライバル車がいくつか存在します。
以下に3車種を紹介していきますので、検討する際の参考にしてください。
【スバル】インプレッサ
スバルのインプレッサの燃費数値は、以下のとおりです。
| エンジンの種類 | インプレッサ | カローラフィールダー | |
| ガソリン | 2WD | – | 17.2〜19.8km/L |
| 4WD | 14.0km/L | 15.6km/L | |
| ハイブリッド | 2WD | – | 27.8km/L |
| 4WD | 16.6km/L | – | |
インプレッサのエンジンタイプは、ガソリンとハイブリッドがラインナップされており、それぞれ4WDのみ採用しています。
燃費を比較すると、全体的な数値で見てもカローラフィールダーのほうが優れていることが分かります。
【トヨタ】カローラツーリング
トヨタのカローラツーリングの燃費数値は、以下のとおりです。
| エンジンの種類 | カローラツーリング | カローラフィールダー | |
| ガソリン | 2WD | – | 17.2〜19.8km/L |
| 4WD | – | 15.6km/L | |
| ハイブリッド | 2WD | 27.3〜29.5km/L | 27.8km/L |
| 4WD | 24.9〜27.8km/L | – | |
カローラツーリングのエンジンは、カローラフィールダーと同様にハイブリッド車のみラインナップされています。
燃費を比較すると、ややカローラツーリングのほうが優れています。
【トヨタ】プロボックス
トヨタのプロボックスの燃費数値は、以下のとおりです。
| エンジンの種類 | プロボックス | カローラフィールダー | |
| ガソリン | 2WD | 17.3km/L | 17.2〜19.8km/L |
| 4WD | 15.1km/L | 15.6km/L | |
| ハイブリッド | 2WD | 24.2km/L | 27.8km/L |
| 4WD | – | – | |
プロボックスのエンジンは、2WDと4WDのガソリン車、2WDのハイブリッド車がラインナップされています。
燃費を比較すると、全体的にカローラフィールダーのほうが優れていることが分かります。
カローラフィールダーの走行性能の特徴
カローラフィールダーの魅力は燃費性能だけではありません。
静かさや扱いやすさ、エンジンタイプによる違いなど、走りの質は多方面から評価されています。
ここでは、カローラフィールダーならではの走行性能の特徴を項目ごとに解説していきます。
静粛性が優れている
カローラフィールダーは、実用車でありながら音の質にも配慮されています。
エンジン音や走行音は抑えられており、車内に響きにくい設計です。
特に低速域では穏やかな印象が強く、街中の運転でも快適に過ごせます。
静粛性を重視する人にとって、価格帯以上の満足感を得られる1台といえるでしょう。
コンパクトかつハンドリングも良好
カローラフィールダーは、5ナンバーサイズに収まるボディを活かした扱いやすさが魅力です。
全幅が抑えられているため、細い道でも余裕をもって走行できます。最小回転半径も小さく、駐車や方向転換がしやすい点も特徴です。
視界が広く車両感覚をつかみやすいため、運転に不安がある方でも安心して扱えるでしょう。
選ぶエンジンタイプによっても走行性能が変わる
カローラフィールダーは、ガソリン車とハイブリッド車で走りの性格が異なります。
ハイブリッド車はモーターの特性により、発進時の加速が滑らかで燃費効率にも優れています。
一方、ガソリン車はパワートレインの選択肢が多く、走る楽しさを重視した選び方が可能です。
4WDを選べば、悪路や坂道でも安定した走行が期待できます。
パワーは物足りなさを感じる
カローラフィールダーは、走行性能よりも実用性を重視した車であるため、力強さを求める人には物足りなく感じる場合があります。
街中では問題ありませんが、高速道路の合流や登坂時には加速の鈍さを意識することもあります。
特に乗員が多い場合や荷物を積んだ状態では、その傾向を強く感じるでしょう。
カローラフィールダーの車両価格と維持費
カローラフィールダーを検討している方は、燃費のほかにも車両価格や維持費についても知っておくべきポイントです。
以下に詳しい金額を記載しますので、検討する際の参考にしてください。
車両価格
カローラフィールダーは、2025年10月以降、新車としての生産が行われていないため、中古車のみとなります。
| エンジンタイプ | 駆動方式 | 中古車価格 |
| ガソリン | 2WD | 429,000〜2,570,000円 |
| 4WD | 450,000〜2,449,000円 | |
| ハイブリッド | 2WD | 596,000〜3,077,000円 |
維持費
| 項目 | 2WD | 4WD | |
| 燃料費(1L/170円) | 61,151〜98,837円 | 108,974円 | |
| 自動車税(1年) | 34,500円 | ||
| 車検費用(1年) | 30,000円程度 | ||
| 自賠責保険(12ヶ月) | 8,770円 | ||
| 合計 | 134,421〜172,107円 | 182,244円 | |
※燃料費は170円、1年10,000kmで計算
※自賠責保険は24ヶ月を1年分にして計算
燃費重視ならどのグレードがおすすめ?
カローラフィールダーは選ぶエンジンによって燃費が異なってきますが、どれがおすすめか気になる方も多いでしょう。
ここでは、燃費を重視した場合のおすすめグレードを紹介していきます。
燃費性能で選ぶなら「HYBRID EX」
燃費重視で選ぶなら、燃費数値がもっとも優れている「HYBRID EX」がおすすめです。
ハイブリッドを搭載しており、優れた燃費性能はもちろん発進時や加速時にスムーズな走行が可能です。
燃費数値はカタログで27.8km/Lと、経済的にも満足する数値と言えます。
予算も考慮するなら「EX(2WD・CVT)」
燃費性能に加えて初期費用も抑えたい方は、「ガソリン EX(2WD・CVT)」がおすすめです。
こちらのグレードは、1500ccとちょうどよい排気量に加えて、CVT(無段変速機)が組み合わさり、燃費性能も優れています。
燃費数値は19.8km/Lと、ハイブリッド車に及ばないものの、十分優れた燃費性能と言えます。
また、車両本体価格も中古車で100〜200万円程度となっているので、初期費用を抑えたい方にもぴったりと言えるでしょう。
まとめ
本記事では、カローラフィールダーの燃費を詳しく紹介し、ガソリン車とハイブリッド車の違い、ライバル車との比較まで解説してきました。
カタログ燃費と実燃費を比較すると、特にハイブリッド車は実用面でも高い燃費性能を維持しており、日々の燃料コストを抑えたい方に適していることが分かります。
一方、ガソリン車はいくつかのエンジンが選べるため、予算や走行シーンに合わせた選択が可能です。
すでに生産終了となった今、状態のよい中古車は今後さらに希少になることが予想されます。
燃費・価格・使い方のバランスを踏まえ、自分に合った一台を早めに検討することが重要といえるでしょう。





全てのメーカーから買取相場を探す