
エブリイは、軽バンながら高い積載性と使い勝手の良さが魅力の車種です。
「街中でも運転しやすいけれど、荷物はどれくらい積めるの?」とサイズ感が気になる方も多いでしょう。
本記事ではエブリイのボディサイズや室内の広さを詳しく解説し、他の軽バンとの比較についても解説します。
日常使いから仕事用途まで、購入前にサイズのイメージをつかむことができるので参考にしてみてください。
エブリイのサイズ一覧
エブリイは軽バンの中でも積載性や作業性に優れた車種であり、ボディサイズや室内空間の詳細を把握しておくことは、購入検討や使い勝手の判断に重要です。
ここでは、全長・全幅・全高の基本サイズから、室内空間や荷室の広さまで、エブリイのサイズ情報を一覧でわかりやすく解説します。
全長・全幅・全高の基本サイズ
エブリイのボディサイズは、軽自動車規格に収まるコンパクトさながら、必要なスペースを確保した設計です。
具体的には以下の通りです。
- ・全長:約3,395mm
・全幅:約1,475mm
・全高:約1,895mm
このサイズにより、住宅街や狭い道路でも運転しやすく、軽自動車としての小回り性能を保ちつつ、室内空間や荷室の高さを確保しています。
室内の広さと乗車スペース
エブリイの室内は高さを活かした設計で、頭上空間が広く、運転席・助手席ともにゆとりがあります。
後部座席も座面の高さが確保され、長時間の乗車でも快適です。
また、シートを倒すことで室内空間をさらに広く使うことができ、荷物と乗員の両方を効率的に収容できます。
荷室のサイズと積載量
荷室は高さを活かした四角い形状で、大きな荷物や立てて運ぶ物も積みやすく設計されています。
グレードごとの荷室寸法は以下の通りです。
- JOINターボ
・荷室長:1,820mm
・荷室幅:1,280mm
・荷室高:1,240mmJOIN
・荷室長:1,820mm
・荷室幅:1,280mm
・荷室高:1,240mmPC
・荷室長:1,820mm
・荷室幅:1,280mm
・荷室高:1,240mmPAリミテッド
・荷室長:1,910mm
・荷室幅:1,320mm
・荷室高:1,240mmPA
・荷室長:1,910mm
・荷室幅:1,320mm
・荷室高:1,240mm
後部座席を倒せばさらに長尺物の積載にも対応可能で、商用・日常のどちらにも柔軟に対応できる設計です。
グレード別のサイズ差
エブリイはグレードによって装備や仕様が異なるものの、基本的なボディサイズはほぼ共通しています。
ただし、ルーフ形状や荷室高さの違いにより、使い勝手にわずかな差が生じます。
以下に主なグレードごとの特徴を解説します。
PA /PAリミテッド/ PC
PA/PCグレードのサイズは、以下の通りです。
- ・全長:約3,395mm
・全幅:約1,475mm
・全高:約1,895mm
日常の運転や狭い道路での取り回しに優れています。
荷室も基本的な広さを確保しており、軽量・低コストで使いやすい仕様です。
JOIN / JOINターボ
JOIN/JOINターボグレードのサイズは、以下の通りです。
- ・全長:約3,395mm
・全幅:約1,475mm
・全高:約1,895mm
PA/PCグレードに比べて装備が充実しており、ターボ搭載モデルでは走行性能も向上しています。
ハイルーフ仕様を選ぶと荷室高さが増し、大きな荷物の積載や立ったままでの作業がしやすくなります。
運転感覚とサイズの関係
エブリイは軽バンとしてコンパクトなボディサイズを持ちながら、高さや室内空間を確保した設計が特徴です。
このサイズ特性は運転感覚に大きく影響し、日常の取り回しや長距離運転の快適性に関わります。
まず、全長約3,395mm・全幅約1,475mmというコンパクトな設計は、住宅街や狭い路地でも運転しやすくなっています。
最小回転半径約4.1mの小回り性能と相まって、交差点での旋回や駐車場での方向転換がスムーズです。
加えて、全高約1,875mmの高さは前方視界や左右の確認がしやすく、運転時の安心感を高めています。
一方で、高さがある分、横風の影響や高速道路での安定性には注意が必要です。
特に荷物を積んだ状態では、車体の揺れやふらつきが若干感じられることがあります。
そのため、高速走行や長距離運転では、ターボ車や4WDモデルの選択によって走行安定性を補うことが推奨されます。
このように、エブリイの運転感覚はボディサイズと密接に関係しており、小回り性能や視界の広さは日常運転に適しています。
一方で、高速走行や悪天候時はサイズ特性を意識した運転が必要です。
サイズの特徴を理解することで、快適かつ安全な運転が可能になるでしょう。
エブリイと他車のサイズ比較
購入や乗り換えを検討する際、他車とのサイズ差を知っておくことは重要です。
ここでは、ボディサイズや室内空間の違いを比較し、それぞれの車がどのような場面で使いやすいかを解説します。
ハイゼットカーゴとのサイズ比較
エブリイとハイゼットカーゴは共に軽自動車のバンタイプですが、ボディサイズや室内空間にはわずかな違いがあります。
- エブリイ
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,895mmハイゼットカーゴ
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,890mm
全高はハイゼットカーゴより、エブリイの方が少し高めになっています。
室内空間では、エブリイは高さを活かした頭上空間が広く、荷物の積載や立ったままでの作業に適しています。
一方、ハイゼットカーゴは荷室の奥行きがわずかに長く、長尺物の積載に向いている点が特徴です。
どちらも軽バンとして使いやすい設計ですが、荷物の種類や作業環境に応じて選ぶと満足度が高くなります。
N-VANとのサイズ比較
エブリイとホンダの「N-VAN」は、どちらも軽バンとして人気ですが、サイズや使い勝手には特徴の違いがあります。
- エブリイ
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,895mmN-VAN
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,945mm(2WD) / 1,960mm(4WD)
室内空間の特徴にも違いがあります。
エブリイは高さを活かした広い頭上空間と荷室の高さが魅力で、立ったままの作業や大きな荷物の積載がしやすく、積載力や作業性を重視した設計です。
対してN-VANは、助手席側の「スーパースライドシート」により、荷室と乗員スペースを自由にアレンジできる利便性が大きな強みです。
また、車体が高めに設計されていることで、室内空間にゆとりがあり、日常の使い勝手に優れています。
このように、エブリイは積載力や作業性重視、N-VANは日常の利便性やアレンジ性重視といった特徴があります。
用途や使い方に応じて選ぶことで、それぞれの魅力を最大限に活かすことができるでしょう。
スペーシアとのサイズ比較
エブリイとスズキの「スペーシア」は、どちらも軽自動車ですが、用途や車内空間に違いがあります。
- エブリイ
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,895mmスペーシア
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,785mm
スペーシアの全高は、エブリイよりも低く設計されています。
室内空間では、エブリイは荷室の高さを活かした広い空間が特徴で、大きな荷物や立ったままでの作業にも向いています。
対してスペーシアは、背の高さは控えめですが、座席の快適性や居住性に重点が置かれており、日常の買い物や家族での利用に適しています。
また、スペーシアは後部座席をフラットにアレンジできるため、荷物の積載もある程度柔軟に対応可能です。
このように、エブリイは商用や積載重視、スペーシアは日常生活での使い勝手や快適性重視といった違いがあります。
用途に応じてどちらが自分に合うかを選ぶと、満足度が高くなるでしょう。
N-BOXとのサイズ比較
エブリイとホンダの「N-BOX」は、どちらも軽自動車ですが、用途や室内空間の設計に違いがあります。
- エブリイ
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,895mmスペーシア
・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・全高:1,790mm(2WD) / 1,815mm(4WD)
N-BOXはエブリイより全高が低く、街中での取り回しや駐車のしやすさに優れています。
室内空間を見ると、エブリイは荷室の高さを活かした積載力が魅力で、立ったまま作業したり、大きな荷物を積んだりすることに向いています。
対してN-BOXは、背の高さこそ控えめですが、後部座席の居住性や乗降のしやすさに配慮されており、ファミリーカーとして快適に使える設計です。
また、シートアレンジの自由度が高く、荷物と乗員の両方を効率的に収容できる点も魅力でしょう。
このように、エブリイは積載力・作業性重視、N-BOXは居住性・日常の使い勝手重視といった違いがあり、使用目的によって選ぶ車が変わってきます。
エブリイのサイズが与える影響
エブリイは軽バンとして人気の車種であり、そのボディサイズは日常の運転や作業に大きく影響します。
コンパクトながら高さや室内空間を確保した設計は、運転のしやすさや積載能力に直結します。
ここでは、エブリイのサイズがもたらすメリットや注意点を、運転性・駐車・日常・仕事での使い勝手の観点から詳しく解説します。
運転のしやすさと小回り性能
エブリイは軽自動車規格内に収まるため、狭い道路や住宅街でも運転しやすいのが特徴です。
特に軽バンとしては全高が約1,895mmありながら、前後左右の視界が広く、初心者でも取り回しやすい設計になっています。
また、最小回転半径は約4.1mで、小回りが利くため、交差点での旋回や狭い路地でのUターンもスムーズです。
駐車スペースや車庫入れのしやすさ
コンパクトな全長・全幅に加え、四角いボディ形状がエブリイの駐車を簡単にしています。
高さは少しあるものの、車体感覚が掴みやすく、立体駐車場や狭い駐車スペースへの出入りも比較的安心です。
バックモニターやセンサーを活用すれば、女性や運転に不慣れな方でも安心して車庫入れできます。
日常使いと仕事での使い勝手
エブリイの高さを活かした広い室内は、日常生活では買い物や荷物の運搬に便利です。
仕事用途では、荷室の高さを活かして大きな荷物や工具を積むことができ、立ったままでの作業も可能です。
また、後部座席をアレンジすることで荷室の空間を拡張できるため、配送や軽作業、アウトドア用途など幅広く活用できます。
エブリイのサイズ選びのポイント
エブリイはコンパクトながら広い室内を持つ軽バンで、荷物の積載や作業に適した設計が魅力です。
しかし、用途や駐車環境、走行性能を考慮せずに選ぶと、思わぬ不便を感じることがあります。
ここでは、荷物量・駐車制限・燃費や走行性能の観点から、エブリイのサイズ選びのポイントを解説します。
荷物の量や用途に合わせた選び方
エブリイを選ぶ際は、日常使用か仕事用途かによって荷室の広さやシートアレンジの重要性が変わります。
買い物やレジャー中心であれば標準ボディでも十分でしょう。
しかし、大きな荷物を頻繁に運ぶ場合や立ったまま作業することが多い場合は、高さを活かした車両やオプションの荷室拡張を検討すると便利です。
荷物量に応じたサイズ選びは、積載効率と快適性に直結します。
高さ制限・駐車場制限に注意
エブリイは全高が約1,895mmと軽バンの中でもやや高めです。
そのため、立体駐車場や商業施設の地下駐車場など、高さ制限のある場所では注意が必要です。
購入前に駐車場の高さ制限を確認し、必要に応じて低ルーフタイプや取り回ししやすいモデルを選ぶことで、日常の利便性を損なわずに済みます。
サイズと燃費・走行性能のバランス
車体サイズは燃費や走行性能にも影響します。
エブリイは軽バンとしては高めの全高を持つため、風の影響を受けやすく、高速走行時の安定性や燃費が若干低下する場合があります。
荷物の積載量や走行環境に応じて、サイズと燃費・走行性能のバランスを考慮することが大切です。
必要に応じてターボ車や4WDモデルを検討すると、走行性能と積載性の両立が可能です。
まとめ
エブリイは、軽自動車規格内で最大限の広さを実現した軽バンで、商用はもちろん趣味やアウトドアまで幅広く活用できる万能さが魅力です。
コンパクトな外寸で狭い道や駐車場でもストレスなく取り回せる一方、室内や荷室は広く、大きな荷物や長尺物も積みやすい設計になっています。
日常の買い物から仕事道具の運搬、キャンプ用品の積載まで、あらゆるシーンで活躍します。
ライバル車と比べても、積載力と車高のバランスに優れており、標準ルーフとハイルーフを用途に合わせて選べば、さらに快適に使いこなすことができます。
荷物量や駐車環境、走行距離などを考慮し、自分にぴったりのエブリイを選ぶことで、毎日の移動も仕事も趣味も、ストレスなく快適にこなせる一台となるでしょう。





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