
「ジープ」は、世界的SUVブランドです。
2025年、国内では全8モデルが展開され、街乗り向けから本格オフロード仕様まで、幅広い選択肢がそろっています。
「自分に合うサイズのジープはどれ?」「今乗っているジープを売りたい」「次にどのモデルへ乗り換えるか迷っている」と迷う方のために、本記事では各モデルのサイズ・特徴を紹介します。
街乗り重視やアウトドア派など、ライフスタイル別に、あなたに合った一台を見つけましょう。
ジープの通常モデル車のサイズ
ジープは力強いデザインだけでなく、サイズや使い方によって個性が大きく異なります。
日常使いに便利なコンパクトSUVから、本格オフロード仕様まで、ボディ寸法はモデルごとに違っているのです。
車幅や全長を把握しておくことで、駐車しやすさや運転のしやすさを判断でき、購入後の満足度にもつながります。
ここでは、ジープの主要モデルのサイズや特徴を詳しく紹介します。
Compass
ジープ・Compass(コンパス)のサイズは、全長4,420mm・全幅1,810mm・全高1,640mmで、ホイールベースは2,635mmとなっています。
これはジープの中でも中間的なサイズで、街乗りの取り回しやすさとSUVらしい存在感の両方を兼ね備えたモデルです。
車両重量は約1.5トン(グレードにより最大1.63トン)で、乗車定員は5名です。最小回転半径は5.7mと、都心でも扱いやすい車種と言えます。
特徴として、コンパスは「進化は、コンパクトを超えた」というコンセプトを掲げています。
ジープ伝統の7スロットグリルを現代的にアレンジした外観と、LEDヘッドライトによる高い視認性が魅力です。
内装はレザーシートや大容量収納を備え、通勤や買いものなどの日常から週末のドライブまで快適に対応しています。
走行面では、2.4Lエンジンと6〜9速ATが滑らかな加速を実現し、悪路にも対応する「セレクテレインシステム」も搭載しています。
Compass(コンパス)は街中でも扱いやすく、SUVらしい力強さをバランス良く備えた一台です。
Commander
ジープ・Commander(コマンダー)のサイズは、全長4,770mm・全幅1,860mm・全高1,730mmで、ホイールベースは2,780mmです。
ジープの中でもゆとりあるボディを持つミッドサイズSUVで、3列シートを備えた7人乗り仕様が特徴です。
車両重量は約1.9トンで、しっかりとした安定感があります。
大柄なボディながら最小回転半径は扱いやすく、日常の運転でも不便を感じにくいサイズ感です。
特徴として、上質なレザーインテリアや10.1インチタッチモニターを搭載し、家族や友人との長距離ドライブにも快適さを提供します。
さらに、2.0Lディーゼルエンジンと電子制御9速ATを組み合わせ、力強い走りと燃費性能を両立しています。
Jeep®アクティブドライブやセレクテレインシステムを採用し、雪道や悪路でも安定した走行が可能です。
広さ・快適性・走破性をバランスよく備えた万能モデルといえるでしょう。
Wrangler
ジープ・Wrangler(ラングラー)のサイズは、全長4,870mm・全幅1,895〜1,930mm・全高1,845〜1,855mm・ホイールベース3,010mmです。
ジープの中でも伝統的なクロスカントリーモデルであり、本格派SUVの象徴といえる存在です。
5人乗り仕様ながら、全幅が約1.9mあるため、ボディには圧倒的な存在感があります。
一方で、取り回しは想像以上にしやすく、日常使いも十分にこなせるサイズ感です。
特徴として、1941年から続くジープのDNAを受け継いだ無骨なデザインに、現代的な快適装備が融合しています。
取り外し可能なフリーダムトップや高級ナッパレザーシートを採用し、屋外でも室内でも「自由を楽しむ」という理念を体現しています。
4WDシステムが搭載され、悪路での走破性はクラス随一です。
サイズ・デザイン・性能のすべてが、ジープらしさを象徴する一台です。
Grand Cherokee / Grand Cherokee 4xe
ジープ・Grand Cherokee(グランドチェロキー)のサイズは、全長4,900mm×全幅1,980mm×全高1,810mmと、Jeepの中でもひときわ大きな存在感を誇ります。
乗車定員は5名で、ゆとりある空間を確保しています。
車両重量は2,070kg(4xeモデルは2,410kg)と重厚で、走行時の安定感を感じられる設計です。
ジープの中ではフラッグシップに位置するラグジュアリーSUVであり、ブランドの象徴的なモデルでもあります。
「人生は、想像より大きい」というコンセプトのもと、力強さと上質さを兼ね備えています。
特徴として、2列シート仕様による広い居住空間が魅力です。
大人5人が快適に過ごせる室内と、上質なレザーシートやクォドラリフト™エアサスペンションなどの高級装備を備えています。
また、乗車定員6〜7名の3列シートモデル・グランドチェロキーLや、環境性能を重視したプラグインハイブリッド(PHEV)モデル・Grand Cherokee 4xeも存在します。
グランドチェロキーLは、通常モデルより全長や全高が大きめです。
Grand Cherokee 4xeは、EVモードでは静かな電気走行が可能で、街乗りでも自然に馴染む一台です。
つまり、Grand Cherokee(グランドチェロキー)はジープの伝統を受け継ぎつつ、高級SUVとしての快適性を体現しています。
「ラグジュアリーと冒険心」を両立させたいユーザーにふさわしい、ジープの頂点に立つモデルです。
Gladiator
ジープ・Gladiator(グラディエーター)のサイズは、全長5,600mm×全幅1,930mm×全高1,850mmという堂々たるボディで、ジープの中でも最長クラスのモデルです。
ホイールベースは3,490mmとゆとりがあり、乗車定員は5名。さらに最大積載量250kgを誇る荷台を備えています。
トラックとしての機能性を十分に確保しながら、最小回転半径は6.9mと扱いやすい設計です。
ジープの中では「100%トラック、100%ジープ」を掲げる唯一のピックアップモデルであり、オフロード性能と実用性を両立した特別な存在です。
堅牢なフレーム構造と、ジープ伝統の4×4性能を融合させることで、都市からアウトドアまで幅広いシーンに対応します。
特徴として、フルタイム4×4システムやトゥルロック電子制御ロッキングディファレンシャルを搭載しています。
険しいトレイルでも高いトラクション性能やオープントップ構造、大型荷台などがあり、アウトドアでの使い勝手も抜群です。
つまり、Gladiator(グラディエーター)は「走破性」と「積載性」を極限まで高めたピックアップトラックです。
ジープのBEV/MHEV車のサイズ
ジープの電動モデルは、環境性能と走行性能の両立を目指して設計されています。
BEV(電気自動車)やMHEV(マイルドハイブリッド)は、走りの力強さを保ちながら燃費効率や静粛性を高めた次世代モデルです。
ボディサイズもコンパクトからミドルクラスまで幅広く、都市部でも扱いやすい設計となっています。
ここでは、ジープのBEV/MHEV車のサイズと特徴を詳しく紹介します。
Avenger
ジープ・Avenger(アベンジャー)のサイズは、全長4,105mm×全幅1,775mm×全高1,595mmのコンパクトSUVです。
ホイールベースは2,560mm、最小回転半径は5.3mと、街中でも扱いやすいサイズ感をしています。
トレッドは前1,540mm・後1,530mm、車両重量は約1,570kg(スタイルパック装着車は1,580kg)で、乗車定員は5名です。
ジープでは初の100%電気自動車(BEV)として誕生したモデルです。環境性能と走破性を両立し、「その日常に電気が走る」をコンセプトに設計されています。
バッテリー容量は54kWh、一充電走行距離(WLTCモード)は約486kmを誇り、日常使いから週末の遠出まで安心して走れる航続性能を備えています。
電動化を感じさせない力強い走りと、ジープらしいデザイン性が特徴です。
街乗りから雪道・砂地まで路面状況に応じた走行や、高い収納力を実現しています。
つまり、Avenger(アベンジャー)は、都市型SUVの便利さとJeep伝統のタフさを兼ね備えた電動SUVです。
Renegade
ジープ・Renegade(レネゲード)のサイズは、全長4,255mm×全幅1,805mm×全高1,695mmと、ジープの中でも扱いやすいコンパクトSUVです。
ホイールベースは2,570mmで、最小回転半径は約5.3mと、街中でも取り回しがしやすい車種といえます。
車両重量は1,470kg(サンルーフ装着車は1,500kg)、乗車定員は5名です。
ジープにおいて、e-Hybridパワートレインを搭載したMHEVモデルとして位置づけられるモデルです。
電気モーターと内燃エンジンを自動で切り替えるシステムを採用しており、EV走行とハイブリッド走行を両立し、効率的でスムーズな走りを実現しています。
特徴としては、ジープらしいデザインと先進安全装備の両立が挙げられます。
フロントフェイスは、丸型ヘッドライトと7スロットグリルが印象的です。
さらに、アダプティブクルーズコントロールや車線逸脱警報などの運転支援機能も搭載されています。
つまりRenegade(レネゲード)は、コンパクトながらジープらしい存在感と快適な居住空間を確保したMHEV SUVです。
ジープの選び方のポイント
ジープは、街乗りからアウトドアまで幅広い用途に対応できるSUVブランドです。
ライフスタイルに合ったサイズを選ぶことで、日常の使いやすさや快適性が大きく変わることでしょう。
ここでは、用途別におすすめのジープモデルを紹介します。
街乗り・通勤中心の人
街乗りや通勤を中心に使う方には、コンパクトサイズのジープがおすすめです。
日常の移動では、燃費の良さや運転のしやすさ、駐車のしやすさが重要になります。
そのため、取り回しが軽く、安全支援機能が整ったモデルを選ぶと安心です。
例えば、ジープの中でも最小クラスのSUV・Renegade(レネゲード)がおすすめです。
全長4,255mmのアーバンサイズで、狭い道や駐車場でもスムーズに操作できます。
さらに、電気自動車のAvenger(アベンジャー)もおすすめです。静かな走行音と滑らかな加速で、日々の通勤時間を快適にしてくれます。
夜間充電を活用すれば、電気代の節約にもつながります。
Compass(コンパス)も街乗りに適したモデルです。都会的なデザインと先進の運転支援機能が充実しており、渋滞や駐車時のストレスを軽減します。
つまり、都市での生活が中心の方には、Renegade・Avenger・Compassのようなコンパクトでスマートなジープがおすすめです。
毎日の通勤が快適になり、燃費や使い勝手の面でも満足できるでしょう。
ファミリー層や荷物が多い人
家族での移動や荷物を多く積む方には、広い室内と積載力に優れたモデルがおすすめです。
ファミリーカーとしては、シートアレンジやカーゴスペースの広さが重要になります。
そのため、3列シートやピックアップタイプの車種がおすすめです。
ジープで条件に適している車種には、Grand Cherokee(グランドチェロキー)があります。
3列シート仕様で最大7人が乗車でき、シートを倒すと約2,400Lもの荷室を確保できます。
3列シート7人乗りのSUVでは、Commander(コマンダー)もおすすめです。
3列目まで快適なスペースがあり、ベビーカーやキャンプ用品も余裕で積めます。
ハンズフリーパワーリフトゲートを搭載しており、荷物で手がふさがっていても開閉できます。
つまり、家族での旅行や買いものが多い方には、Grand CherokeeやCommanderのような広々としたモデルがおすすめです。
人も荷物もゆとりを持って乗れる安心感が得られるでしょう。
アウトドア・オフロード重視の人
自然の中で走ることを楽しみたい方には、高い走破性を誇るモデルが向いています。
アウトドアやオフロードでは、悪路でも安定して進める4WD性能が欠かせません。
そのため、Jeep伝統の本格4×4システムを搭載したモデルが理想です。
例えば、本格オフローダーであるWrangler(ラングラー)がおすすめです。岩場やぬかるみでも抜群の走破性を発揮します。
ルーフを取り外せば、自然の風を感じながら走るオープンエアドライブも楽しめます。
また、Gladiator(グラディエーター)もおすすめです。大型の荷台を持つため、キャンプ用品や自転車などもラクに積めます。
走破性も高く、悪路やアウトドアシーンでも頼れる存在です。
つまり、キャンプや登山といったアクティブな休日を楽しみたい方には、WranglerやGladiatorがおすすめです。
どんな地形でも走破できる信頼性と、冒険心をくすぐるデザインが魅力です。
まとめ
ここまで、ジープの各モデルサイズと特徴、ライフスタイル別の選び方について紹介してきました。
ジープはサイズや装備が豊富にそろっており、自分の生活スタイルに合わせて選ぶことで、走る楽しさと快適さをどちらも得られます。
気になるモデルの実車サイズで確認し、試乗してみるのがいいでしょう。
実際の視界や駐車感覚を体験することで、自分に合う一台が明確になります。
実際に確認することで、「日常で扱いやすいサイズ」や「自分にフィットする車格」が明確になり、後悔のないジープ選びにつながります。
査定サイトで今の愛車の価値を確認すれば、次の一台への乗り換えもスムーズに進められるでしょう。





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