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車のエンジンが故障したときに点灯するマークとは?警告灯の意味や原因を徹底解説

  • 2024年4月26日

㉔車エンジン故障マーク
車の走行中、急にエンジンマークが点灯して焦った経験がある方も多いのではないでしょうか。
「エンジンマークがどんなときに点灯するのか」や「エンジンマークが点灯した際の対処法」を知っておくだけで、急なトラブル時にも冷静に対処できるようになります。

この記事では、車のエンジンマークが点灯してたときの原因や修理費用の相場などを解説します。

エンジンマーク(警告灯)とは

エンジンマーク(警告灯)は、車のメーターパネル内にあるランプで、エンジンの状態に異常が発生した際に点灯または点滅します。

警告灯は、エンジンの電子制御システムが正常に機能しているかどうかを監視し、異常が検出された場合に運転者に注意を促す役割です。
エンジンを始動する際に警告灯の点灯状態を確認することで、エンジンの状態を把握し、異常の早期発見につなげることができます。

警告灯の色や点灯パターンを理解しておくことで、適切な対処を取ることが可能となり、深刻な故障を未然に防ぐことができます。

以下では警告灯の基礎知識をご紹介します。

エンジン警告灯の色は3種類ある

エンジン警告灯には、主に3種類の色があります。

以下は警告灯の色毎にどんな異常があるのかをまとめた表です。

警告灯の色 異常の意味
黄色(オレンジ) エンジンの制御システムに軽度の異常が発生している
赤色 エンジンに重大な問題が発生している
青色(緑色) 水温(ラジエター液)の温度を示している※

※冷却水の警告灯は冷却水が適正温度になれば消えるため問題ありません。
これらの色の違いを理解することで警告灯が点灯した際の問題の重大さを判断し、適切な対処方法を選択することができます。

エンジン警告灯が点灯するタイミングは?

エンジン警告灯が点灯するタイミングは、大きく分けて2つあります。
1つはエンジンスイッチを入れたとき、もう1つはエンジンの各種制御センサーが異常を検知したときです。

エンジンスイッチを入れた際の点灯は、システムの自己診断機能によるものであり、警告灯の正常動作を確認するためのものです。
一方、走行中に警告灯が点灯した場合は、エンジンの制御システムに異常が発生していることを示しており、速やかな対処が必要となります。

エンジンスイッチを入れた時

エンジンスイッチを入れた際に警告灯が点灯するのは、車両の自己診断システムがエンジンの電子制御システムを点検しているためです。
この点灯は数秒間続き、エンジンを始動すると消灯します。

もし警告灯が消えない場合や、点滅する場合は、システムに異常がある可能性が高く、整備工場で点検を受けなければなりません。

エンジンの各種制御センサーが異常を検知したとき

走行中にエンジン警告灯が点灯した場合は、エンジンの各種制御センサーが異常を検知したことを示しており、緊急性が高いものです。
近年の車両には、エンジンの状態を監視するために多数のセンサーが取り付けられており、これらのセンサーが正常範囲を逸脱した値を検出すると警告灯が点灯します。

異常が検知されたセンサーの種類によって対処方法が異なります。
たとえば、エンジン油圧の低下や冷却水温の上昇を検知した場合は、エンジンに重大な損傷を与える可能性があるため、直ちに安全な場所に停車し、エンジンを停止させ安全な場所に避難しましょう。

【原因・症状】エンジンマーク(警告灯)が点灯・点滅するのはなぜ?

エンジンマーク(警告灯)が点灯・点滅する原因はさまざまですが、主にエンジンの制御に関わるセンサーやエンジンや車両を構成する部品の異常を示しています。

警告灯が点灯・点滅した場合は、それぞれの原因に応じた適切な対処が必要です。
ここでは、エンジン警告灯が点灯・点滅する主な原因について解説します。

O2センサー異常

O2センサーは、排気ガス中の酸素濃度を測定し、エンジン制御ユニット(ECU)に情報を送信するセンサーです。

このセンサーが正常に機能しない場合、燃料と空気の混合比が適切に制御されず、エンジンの性能低下や排気ガスの増加を引き起こします。

エアーフローセンサー異常

エアーフローセンサーは、エンジンに吸入される空気の流量を測定するセンサーです。

このセンサーが正常に機能しない場合、適切な量の空気がエンジンに供給されず、燃料と空気の混合比が乱れます。
その結果、エンジンの性能低下や不安定な動作を引き起こしてしまうのです。

イグニッションセンサー異常

イグニッションセンサーは、エンジンの回転角度とクランクシャフトの位置を検出するセンサーです。

このセンサーが正常に機能しない場合、点火時期が適切に制御されず、エンジンの性能低下や不安定な動作を引き起こします。

アクセルポジションセンサー異常

アクセルポジションセンサーは、アクセルペダルの位置を検出し、エンジン制御ユニット(ECU)に情報を送信するセンサーです。

このセンサーが正常に機能しない場合、適切な量の燃料がエンジンに供給されず、エンジンの性能低下や不安定な動作を引き起こします。

バッテリーセンサー異常

バッテリーセンサーは、バッテリーの状態を監視するセンサーです。

このセンサーが正常に機能しない場合、バッテリーの充電状態が適切に制御されず、エンジンの始動が遅くなったりオルタネーターの異常につながったりします。

スパークプラグの不具合

スパークプラグは、エンジン内の燃料を点火するための重要な部品です。

スパークプラグが磨耗したり、不具合が発生したりすると、燃料の点火が適切に行われず、エンジンの性能低下や不安定な動作を引き起こします。

ヒューズ切れ

ヒューズは、車両の電気系統を保護するための安全装置です。
ヒューズが切れると、対応する電気系統が機能しなくなります。

エンジン制御に関連するヒューズが切れた場合、エンジンの性能低下や不安定な動作を引き起こし、エンジン警告灯が点灯するのです。

エンジンコントロールユニット(ECU)の不具合

エンジンコントロールユニット(ECU)は、エンジンの制御を行うコンピューターです。

ECUは、各種センサーから受け取った情報を基に、燃料噴射量、点火時期、アイドリング速度など、エンジンの動作に関わるさまざまなな制御を行います。

ECUの不具合が検出された場合は、できるだけ早く整備工場で点検・修理を受けることが重要です。

ハーネスの不具合

ハーネスは、車両の電気系統を接続するための配線の集合体です。
エンジンルームや車体の各所に張り巡らされており、センサーやアクチュエーターなどの電子部品を ECU に接続する重要な役割を果たしています。

ハーネスの不具合によって、センサーの信号が ECU に正常に伝達されない場合、エンジンの制御が適切に行われず、エンジン警告灯が点灯します。

タコメーターの異常

タコメーターは、エンジンの回転数を表示する計器です。
エンジンの回転数は、クランクシャフトの回転を検出するクランクシャフトポジションセンサーによって測定されます。

タコメーターの異常は、クランクシャフトポジションセンサーの故障、配線の損傷、タコメーター自体の故障などが原因として考えられるのです。
そして、タコメーターが正常に機能しない場合、ドライバーはエンジンの回転数を正確に把握できなくなります。

給油口キャップの破損や汚れ

給油口キャップは、燃料タンクを密閉し、燃料の蒸発を防ぐ役割を果たしています。
これには、燃料タンク内の圧力を調整するための弁が組み込まれているのです。

また、給油口キャップの不具合によって、燃料タンク内の圧力が適切に調整されない場合、燃料系統に問題が発生し、エンジンの性能低下や不安定な動作を引き起こします。

電気系統の異常

自動車の電気系統は、バッテリー、オルタネーター、スターターモーター、各種センサー、アクチュエーターなど、多くの電気・電子部品で構成されています。
これらの部品は、エンジンの制御や車両の各種機能の実現に重要な役割を果たしているのです。

電気系統の異常によってエンジンの制御に必要な電力供給が不安定になったり、センサーからの信号が正常に伝達されなかったりする場合、エンジンの性能低下や不安定な動作を引き起こすため注意が必要です。

緊急性の高いエンジンマーク(警告灯)とは?

メーターパネルに表示されるエンジンマーク(警告灯)のなかには、点灯した際に緊急性が高く、速やかな対処が必要なものがあります。
これらの警告灯は、車両の重要なシステムに異常が発生していることを示しており、放置すると深刻な事故や車両の損傷につながる可能性があります。

ここでは、緊急性の高い代表的なエンジンマーク(警告灯)について解説しましょう。

ブレーキ警告灯

ブレーキ警告灯は、ブレーキに異常が発生した場合に点灯します。
これはブレーキキャリパーや、ブレーキハーネスの損傷などが主な原因です。

またブレーキ警告灯が点灯した状態で走行を続けるとブレーキの効きが悪くなり、事故につながる危険性が高くなってしまいます。
ブレーキ警告灯が点灯した場合は、直ちに安全な場所に停車し、ブレーキの点検を行わなければなりません。

水温警告灯

水温警告灯は、エンジン冷却水の温度が異常に高くなった場合に点灯します。冷却水の不足、ラジエーターの故障などが主な原因です。

水温警告灯が点灯した状態で走行を続けると、エンジンがオーバーヒートし、走行不能となる可能性があります。

油圧警告灯

油圧警告灯は、エンジンオイルの圧力が異常に低下した場合に点灯します。
オイルの不足、オイルポンプの故障、オイル漏れなどが主な原因です。

油圧警告灯が点灯した状態で走行を続けるとエンジン内部の摩擦が増大し、エンジンが壊れる可能性があります。

充電警告灯

充電警告灯は、バッテリーへの充電が正常に行われていない場合に点灯します。
これはオルタネーターの故障、ファンベルトのゆるみや断裂、バッテリーの劣化などが主な原因です。

充電警告灯が点灯した状態で走行を続けるとバッテリーが上がり、エンジンの始動ができなくなる可能性があります。
また、電装品の動作不良や、場合によってはエンジンの停止につながる恐れがあるでしょう。

ハイブリッドシステム異常警告灯

ハイブリッド車には、エンジンと電気モーターを組み合わせた独特の動力システムが採用されています。このシステムに異常が発生した場合、メーターパネル内のハイブリッドシステム異常警告灯が点灯します。

警告灯が点灯した場合は、システムの安全性や効率が損なわれている可能性があるため、速やかな対処が必要です。

エンジンマーク(警告灯)に異常がある場合の対処法

エンジンマーク(警告灯)が点灯した場合、エンジンや車両の制御システムに異常が発生していることを示すものです。

警告灯が点灯した場合は的確な対処を行うことで、エンジンや車両の損傷を最小限に抑え、安全性を確保できるでしょう。

ここでは、警告灯が点灯した際の対処法を詳しく説明します。

エンジン警告灯が消えた場合

エンジン警告灯が一時的に点灯した後、自動的に消えた場合は、車両の制御システムが一時的な異常を検知したものの、エラーだった可能性があります。

しかし、何かしらのトラブルによって警告灯が消灯した可能性もあるため、注意深く車両の状態を観察する必要があるでしょう。
警告灯が再度点灯する場合は、異常が再発している可能性が高いため、できるだけ早く整備工場で点検を受けることをおすすめします。

エンジン警告灯が点滅する場合

エンジン警告灯が点滅している場合は、重大な異常が発生している可能性が高く、緊急性の高い状況であると判断できます。

点滅が続く場合、エンジンに深刻なダメージを与える恐れがあるため、直ちに安全な場所に車両を停止し、エンジンを切る必要があります。

その後、できるだけ早く整備工場に車両を搬送し、詳細な点検を受けることが重要です。

エンジンマーク(警告灯)が点灯したときの対処法

エンジンマーク(警告灯)が点灯した際は、的確な対処を行うことが重要です。
警告灯は、エンジンや車両の制御システムに異常が発生していることを示しているため、放置すると深刻な問題につながる恐れがあります。

ここでは、警告灯が点灯した際の対処法を説明します。

安全な場所に車を停車する

エンジン警告灯が点灯したら、まず安全な場所に車両を停車させることが重要です。
高速道路や交通量の多い道路では、できるだけ早く路肩や駐車エリアに移動しましょう。

無理に走行を続けると、エンジンへのダメージが大きくなり、修理費用も高額になる可能性が高いだけでなく、修理不能となる可能性もあります。

異音や異臭がないか確認する

車両を安全な場所に停車させたら、エンジンルームから異音や異臭がないか確認しましょう。
異音がある場合は、エンジン内部の部品が損傷している可能性があります。

また、焦げ臭いにおいがする場合は、オイル漏れやオーバーヒートが発生している可能性があります。
異音や異臭を感知した場合は、すぐにエンジンを停止し、整備工場に連絡しましょう。

エンジン警告灯が点灯した原因の確認

警告灯が点灯した原因を特定するために、燃料残量や冷却水量、オイル量などを確認しましょう。

また、車両の取扱説明書を参照し、警告灯の種類や点灯パターンから、考えられる異常の原因を推測します。

業者に連絡する

異常原因が特定できない場合や、重大な異常が疑われる場合は、すぐに整備工場に連絡を取ります。
警告灯の種類や点灯パターン、車両の症状などを詳しく伝え、業者の指示に従いましょう。

場合によっては、レッカー車を手配して車両を整備工場まで搬送する必要があります。
業者の指示なく車両を動かすことは避け、適切な対処方法について相談することが重要です。

エンジンの故障が疑われる場合の修理費用相場

エンジンは車両の心臓部とも言える重要な部分であり、その修理費用は故障の内容によって大きく異なります。

エンジンの故障が疑われる場合、修理費用の相場を把握しておくことは、適切な修理方法を選択するうえで重要です。
以下に、エンジンの主な故障とその修理費用の相場について説明します。

故障原因 修理費用
O2センサー 1.5万円〜3万円(部品代+工賃)
タイミングベルトの破断 3~6万円(部品代+工賃)
オイル漏れ(オイルシール) 3~10万円(部品代+工賃)

以上の修理費用は、あくまでも相場であり、車両の種類や損傷の程度によって大きく異なる場合があります。
修理費用は整備工場によっても異なるため、複数の工場から見積もりを取ることがおすすめです。

まとめ

車のエンジン故障マークが点灯した際は、適切かつ迅速な対応が求められます。
まずは、安全な場所に車を停車させ、エンジンを停止しましょう。

修理費用を抑えるためにも、エンジン故障マークが点灯した際は、早期の対処が肝心です。異常を感じたらすぐに整備工場で点検を受け、適切な修理を行いましょう。

また、日頃から定期的な車両の点検とメンテナンスを行うことで、エンジントラブルを未然に防ぐことができます。

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2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
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■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

エンジンマーク(警告灯)が点灯してから走り続けても大丈夫?

走行をできるだけ控え、近くの安全な場所に車を止めて業者に連絡しましょう。

エンジンマーク(警告灯)が点灯したときの修理はどこに依頼すればいい?

ディーラーや整備工場、カー用品専門店などに依頼すると良いでしょう。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。 中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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