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雪の降る冬ならではの車の故障7選│故障の予防とトラブル対策方法を解説

  • 2024年3月29日

雪 車 故障
車の故障は冬に多く、さらに雪が降って積もるほどになると、雪によるトラブルが多く発生します。
冬のトラブルの特徴としては、気温が下がることを要因とし、例を挙げると電気系統や潤滑油、冷却液やウォッシャー液のトラブルなどです。
雪が積もると、走り慣れた道路でさえ、普段通りの装備での走行は困難で、車にも冬支度を施す必要があります。
この記事では、冬に多く見られる7つの車の故障と、車のトラブル時に備えておきたいこと、トラブル時に活躍してくれるアイテムを紹介します。
あわせて積雪が要因で命に関わる事故の可能性と、雪道で起こるトラブルと対応方法についても解説しており、本記事を読むことで冬のカーライフは万全になるでしょう。
ぜひ参考にしてください。

冬に多い車の故障7選

車はなぜ、冬に故障しやすくなるのでしょうか。
その答えは、車を動かすためのパーツが、低気温に弱いためです。
低気温では、まずバッテリーの電圧が下がり、電気系統に不具合が発生します。
次に考えられるのが、潤滑油の硬化、エンジン内の液類の凍結の可能性です。
タイヤにもトラブル発生しがちで、冬に車のコンディションを整えるには、相当の準備が必要といえるでしょう。
以下が、冬に多い車の故障の7つです。
まずは、起きうるトラブルについて確認しましょう。

バッテリーあがり

冬の車のトラブルの代表格、といえるのがバッテリーあがりです。
バッテリーあがりとは、バッテリーの過放電や劣化が原因で起こる故障で、バッテリー内に充電された電力より消費電力が上回り、エンジン起動ができなくなることをいいます。
バッテリーが低気温に弱いのは、電気を起こすための化学反応が気温によって大きく左右されるためです。
バッテリーの内部には、化学反応を起こすために極板(鉛の板)と電解液(バッテリー液)が入っており、電解液に含まれる希硫酸が鉛と反応することで電気を取り出せます。
この電解液の液温が25℃だと、バッテリー容量は100%ですが、0℃〜10℃では80%〜90%と低下します。
電解液の液温が下がると、充電効率も下がります。
気温が下がるとエンジンオイルの粘度が高まることにも注意すべきで、エンジン始動時の駆動抵抗が大きくなり、多くの電力が必要です。
また寒い冬は、常にエアコンで暖房を使い、日照時間も短くなることからヘッドランプを点灯させる時間も長くなり、バッテリーの電力消費量が増えます。
発電量と充電量は気温で低下する一方で、消費電力は増加することが、バッテリーがあがりやすくなる原因です。

室内が寒い(暖房が効かない)

冬は外気温の影響で、車内も冷えています。
そこで活躍するのが暖房ですが、”サーモスタット”が故障していると、暖房が効かず室内が温まりません。
サーモスタットは、エンジンがオーバーヒートしてしまわないように冷却水をラジエーターに循環させる働きをしています。
エンジンを循環する冷却水の温度を感知し、エンジン温度に合わせてラジエーターに冷却水を送り、水温調節しているのがサーモスタットです。
サーモスタットはエンジンを冷やす働きだけではなく、温める働きもしています。
エンジン始動時には、エンジン内部の金属パーツは冷えており、金属は固く、摩擦による傷が付きやすい状態であり、温める必要があります。
エンジンを循環した冷却水は温まっていますが、サーモスタットが故障していると、ラジエーターに冷却水を送り続けてしまい、エンジンは温まりません。
このように、サーモスタットは、エンジン内部の冷却水温度を適切な状態に保つ役割を担っています。
暖房が効かなくなるのは、サーモスタットが故障し冷却水をラジエーターに送り続けてしまい、暖房に使いたい温まった冷却水が来なくなることが原因です。

エンジンオイルが固くなってしまう

気温が下がると、エンジンオイルの粘度が上がります。
多くの油脂は、気温が下がると粘度が上がって固くなりますが、これはエンジンオイルも同様です。
エンジンオイルの役割のひとつとして、エンジン内部の金属パーツの表面をコーティングして滑らかに動くようにすることが挙げられます。
エンジンオイルの粘度が高いことで心配なのは、エンジンがスムーズに動かなくなることです。
エンジンがスムーズに動かないとバッテリーにも負担がかかるため、バッテリーあがりの引き金にもなりかねません。

凍結を起こす

気温が低いと心配されるのが、凍結です。
車の内部で凍結が心配なのは、

  • ・ラジエーターの水
    ・ウォッシャー液

が挙げられます。
他にも、フロントガラスなどの窓ガラスにも凍結がみられ、運転の妨げになるでしょう。
それぞれ解説します。

ラジエーターの水が凍ってしまう

ラジエーターの水として使用される水には、凍結防止のために添加物が入っています。
この添加物の濃度が低い場合には、凍結の可能性は否定できません。
ラジエーターの水は、サーモスタットがエンジン内の温度を適正に保つために使っている冷却水を指します。
冷却水が凍ってしまうことが原因で考えられる不具合は、オーバーヒートです。

ウォッシャー液が凍ってしまう

ウォッシャー液に水道水のみを使用すると、凍結してしまいます。
水道水は、外気温が0℃以下になると凍ってしまうため、ウォッシャータンクやホース内部がつまり、使えなくなる恐れがあります。
ラジエーターの水同様に、市販されているウォッシャー液は凍結しないように作られており、原液で使用する場合の凍結温度はおおよそマイナス35℃です。
希釈して使うと、凍結温度が上がってしまうため、希釈濃度には注意しましょう。

フロントガラスが凍ったり曇ったりする

フロントガラスが凍ったり曇ったりするのは、冬ならではのトラブルといえます。
フロントガラスが凍るのは、夜から明け方にかけての冷え込みで気温が下がり、フロントガラスが冷え、空気中の水分が凍りつくのが原因です。
凍ってしまうと、氷を取り除くか、エンジンをかけてエンジンを温め、ラジエーター液が温まるのを待ち、暖房が効く状況まで待って氷を溶かすしかないでしょう。
冬にフロントガラスが曇るのは、外気温と温かい車内温度の温度差が発生するのが原因です。
外気を導入する空気調節を行って、外気を遮断しないようにしましょう。
フロントガラスが凍ったり曇ったりすると、視界が悪くなり、安全確認ができません。
特に、走行中にフロントガラスが曇るのは危険です。
エアコン機能のひとつに、曇りを取り除く機能(デフロスター機能)があります。
フロントガラスが曇った場合は慌てず、デフロスター機能を使いましょう。

タイヤにトラブルが起こる

冬には、タイヤにもトラブルが発生します。
以下は、冬に起きやすいタイヤのトラブルです。

  • ・スリップ
    ・パンク
    ・バースト

冬に起こりがちな路面凍結が引き金となり、スリップは発生します。
路面が凍結するとサマータイヤはもちろん、スタッドレスタイヤに履き替えていてもスリップは起こるため、注意が必要です。
冬のパンクの原因のひとつに、溶けた雪が凍って凹凸の路面を作り出してしまうことが挙げられます。
小さな凹凸であれば、タイヤの空気とサスペンションで衝撃を吸収できますが、大きな段差になっていたり、尖った状態で凍っていたりすると、衝撃を吸収できません。
そのため、タイヤがパンクしてしまいます。
バーストとは、走行中に突然タイヤが破裂してしまうことです。
冬に起こるタイヤのバーストの原因は、空気圧が低いままのスタッドレスタイヤに履き替え、そのまま高速走行をしてしまうことが挙げられます。
スタッドレスタイヤは、冬以外のシーズンでは物置などに保管されていますが、その間に空気圧は低下してしまうのです。
空気圧の低い状態で高速走行をしてしまうと、タイヤの表面が波状に変形する「スタンディングウェーブ現象」が起こり、タイヤが熱を帯びます。
その熱によってタイヤの形状を維持している、コードと呼ばれる補強材が破損することが、バーストを引き起こす原因です。

積もった雪に注意!命に関わる場合も

冬に起こってしまった恐ろしい事故を、ここで紹介します。
大雪で停電してしまった地域で、車の中で暖を取ろうとした方が、一酸化炭素中毒により死亡する、という事故がありました。
原因は、排気ガスに含まれた一酸化炭素が、エアコンの外気導入口などから車内に入り込んだためです。
なぜ、車の排気ガスが車内に入り込んだのでしょうか。
それは、大雪が降って積もった雪がマフラーを埋めてしまったためです。
排気ガスに含まれる一酸化炭素は無色無臭で、車内に入り込んでも気づきません。
一酸化炭素が怖いのは、血液中で酸素を全身に運ぶ「ヘモグロビン」に結びつき、酸素を全身に行き渡らせるのを妨げてしまうことです。
これが「一酸化炭素中毒」の原因で、症状としては軽度の頭痛や吐き気に始まり、その後意識を失ったり、死亡したりと命に関わることもあります。
大雪で停電した、または立ち往生した場合に車内にとどまる場合は、以下の点に注意して過ごしてください。

  • ・できれば停車中はエンジンを切る
    ・毛布などの防寒用具、除雪のためのスコップを車内に積んでおく
    ・エンジンをかけるならこまめにマフラーまわりを除雪する〇

車はエンジンをかければ簡単に暖を取れますが、大雪の際は、排気ガスの車内流入による一酸化炭素中毒に注意が必要です。

冬の故障を防ぐには?冬ならではのトラブル対策6つ

冬に車の故障やトラブルが多く発生する、と解説してきました。
ここでは、故障やトラブルを防ぐために行いたい対策を解説します。
対策は以下の6つです。

  • ・ブースターケーブルを使えるようになっておく
    ・エンジンオイルを冬用にする
    ・冬用タイヤに履き替える
    ・凍らないウォッシャー液を入れる
    ・冬用ワイパーに取り替える
    ・定期点検を行う

それぞれ解説します。

ブースターケーブルを使えるようになっておく

いざという時のため、ブースターケーブルを使えるようになっておきましょう。
ブースターケーブルとは、バッテリーあがりでエンジンがかからなくなった場合、他の車から電力をもらってエンジンをかける「ジャンピングスタート」を行う際に使うケーブルです。
バッテリーあがりが起こったときは、基本的にはロードサービスに依頼するのが大半ですが、大雪が降ったときはロードサービスの依頼件数が増え、なかなか救助に来てくれない場合も想定できます。
このような場合に、近くを走っている車から電力をもらえるため、ブースターケーブルは車に積んでおくのがおすすめです。
使い方にはルールがあるため、ここで解説します。
以下の手順を守れば、安全なジャンピングスタートが可能なため、参考にしてください。

  • ①バッテリーの電圧が同等かそれ以上の車を用意し、故障車のバッテリー位置を確認
    ②路上で作業する場合は三角表示や発煙筒で周囲に注意を促す
    ③ブースターケーブルに破れや破損が無いか確認する
    ④救援車のエンジンを止め、各種スイッチをOFFにする
    ⑤故障車のプラス端子に赤ケーブルをつなぐ
    ⑥救援車のプラス端子にもう片方の赤ケーブルをつなぐ
    ⑦救援車のマイナス端子に黒ケーブルをつなぐ
    ⑧故障車のマイナス端子にもう片方の黒ケーブルをつなぐ
    ⑨救援車のエンジンをかけ、5分待機(この間に故障車のバッテリーが充電される)
    ⑩故障車のエンジンをかける

ブースターケーブルをはずすにも手順があります。
上記手順の、8、7、6、5の順にはずしてください。
ブースターケーブルを外し終えても、故障車に発電させるため、故障車のエンジンは止めず、走れるなら走って充電しましょう。
不意のバッテリーあがりに対処できるのが、ブースターケーブルです。

エンジンオイルを冬用にする

冬にエンジンオイルが硬化することで、車に悪影響を及ぼすと解説しました。
気温で粘度が変わるエンジンオイルですが、低粘度のエンジンオイルは寒さに強いとされています。
エンジンオイルの粘度は、取扱説明書に記載されている、新車購入時に使用されていたエンジンオイルの粘度を参照してください。
取扱説明書が無い場合は、ディーラーなどで確認できます。
エンジンオイルの粘度はSAE(アメリカ自動車技術者協会)で制定された粘度グレードが使用されています。
たとえば、「0W-20」「5W-30」などと表示されます。
以下はエンジンオイルの粘度別のグレードです。

低温粘度 高温粘度
0W 8
5W 12
10W 16
15W 20
20W 30
25W 40
50
60

冬のエンジンオイルを選ぶ基準は、”W”の前の数字が基準です。
対応気温の目安を、下記に一覧表としてまとめました。

0W -35℃
5W -30℃
10W -25℃
15W -20℃
20W -15℃
25W -10℃

冬用のエンジンオイルに使用する基準としては、0W〜10Wの粘度グレードを選ぶと良いでしょう。

冬用タイヤに履き替える

冬に車の運転をする際の準備として最も考えられる対応が、冬用タイヤに履き替えることでしょう。
冬用タイヤ、といえば「スタッドレスタイヤ」です。
スタッドレスタイヤは、スパイクタイヤ(スパイクが打ち込まれているタイヤ)に対して名付けられました。
スパイクで路面の雪や氷をとらえるのに対し、スタッドレスタイヤは低温でも柔らかいゴム素材に雪をつかむ溝を施し、路面をとらえます。
スタッドレスタイヤの注意点は、夏の走行には向いていないため、履き替えが必要です。
また、使わない夏には空気圧が下がってしまうことにも注意してください。
タイヤの空気圧が低いことで起こる「バースト」の危険があります。
重要なのは、スタッドレスタイヤに履き替えた後、空気圧チェックを忘れないことです。
履き替えが必要でなく、近年注目を集めている「オールシーズンタイヤ」も、雪道にも使えるタイヤとして認識されています。
履き替えの手間が少なく便利ですが、本格的な積雪や路面凍結時になるとスタッドレスタイヤのほうが有利です。
お住まいの地域や、車を走らせる環境にあわせて選んでください。

凍らないウォッシャー液を入れる

冬に起こる故障として、ウォッシャー液が凍ると解説しました。
ウォッシャー液の原液は、-35℃まで凍結しません。
希釈すると凍結温度が上がってしまうため、注意してください。
希釈の目安は、ウォッシャー液のパッケージに表示されているため、確認が必要です。

冬用ワイパーに取り替える

冬用タイヤがあるように、ワイパーにも冬用ワイパーがあります。
夏用ワイパーの用途は雨降り時ですが、冬用ワイパーの用途は降雪時です。
冬用ワイパーは、夏用ワイパーにない特徴があります。

  • ・凍結しにくい構造(雪が付着しにくい)
    ・錆びにくい材質を使っている(凍結防止剤の塩分に強い)
    ・耐久性が高い(夏用に比べ大きな負担がかかるため)

スタッドレスタイヤに履き替えるのと同時に、冬用ワイパーに取り替えることをおすすめします。
また、フロントガラスの凍結防止におすすめなのが「フロントガラスシート」です。
かけておくだけで使用でき、取り外しも簡単、遮光用としても夏場に使えます。
フロントガラスは車種によってサイズが異なるため、購入時には適応サイズであるか確認しましょう。

定期点検を行う

冬の故障のみならず、車のコンディションを整える定期点検は、あらゆる車のトラブル対策として有効です。
定期点検は、車の専門家である”整備士”によって行われます。
定期的に点検を行うことで、走行距離によって起こるトラブルや、経年劣化によるトラブルを小さいうちに発見でき、整備費用を最小限に抑えることが可能です。
消耗品の適切な交換時期を知らせてくれたり、どんな小さな気がかりでも対応してくれたり、カーライフにおいて整備士は、心強い味方になってくれます。
また、かかりつけのディーラーや工場でも良いでしょう。
いつも見てくれているからこそ、気づいてくれることもあります。
定期点検は、季節を問わず安心して車に乗り続けるための対策として、非常に有効です。

冬に持っておきたいトラブル対策アイテム

冬のトラブル対策について解説してきました。
冬のトラブルの特徴は、気温が下がるために起こる自然現象を起因とするものが多い、といえます。
前述のように、トラブル解決には専用のアイテムが必要で、冬場は常時車に積んでおくことがおすすめです。

トラブル解決のためのアイテム

トラブルを解決するためのアイテムを6つ紹介します。
これらのアイテムを揃えて積んでおくと、トラブル発生時や急な天候の変化にも心強い味方になってくれるはずです。

発煙筒や三角表示板

バッテリーあがりやパンクなど、車を急停車させた場合には、安全のために後続の車や周囲に、自分の車が止まっていることを知らせる必要があります。
その際に使用するのが、発煙筒や三角表示板です。
発煙筒は、全車に標準装備されていますが、三角表示板は標準装備ではありません。
高速道路や自動車専用道路で車を停止させる場合は、停止表示器材の表示義務があります。
表示義務に違反すると、「故障車両表示義務違反」となり、減点1点、普通車であれば6,000円の罰金が課せられます。
あくまでも、停止させた場合にのみ処罰されるため、通常通り走行しているだけであれば処罰されません。
三角表示板は車のオーナーが自分で購入し、準備しなければならないため、安全を確保するために備えておきましょう。
発煙筒には、使用期限があります。
定期点検や車検の際に、整備士が確認してくれますが、自分で確認することも大切です。
使用期限と使用方法の両方を、確認しておきましょう。

解氷スプレー&霜取りスプレー

フロントガラスが凍結した場合に活躍するのが、これらのアイテムです。
スクレーパーで氷を取り除くのは、時間と手間がかかります。
さらに、エアコンで車を温めるよりも早く氷を解かせるため、使用する方も多いのではないでしょうか。
注意したいのは、スプレーに含まれるエタノールなどのアルコール類が、ワイパーゴムを劣化させることです。
使用する際にはワイパーを立てる必要があり、フロントガラスが凍結する可能性がある日などは、あらかじめワイパーを立てておきましょう。
スプレー液がボディに付いた場合は、シミができてしまう可能性があるため注意が必要です。
そのため、解氷し終わった段階で、スプレー液を拭き取ることをおすすめします。
また、夏場は車内が高温になるとスプレーが破裂する危険があるため、夏になる前には解氷スプレーは車から降ろしましょう。

スノーブラシ

フロントガラスやボディなどの雪を降ろすときにスノーブラシが便利です。
特に、車高が高い車の天井部分の雪を降ろすときには重宝します。
スノーブラシを使う際の注意点は、凍りついた雪などを無理に落とすと、傷が付いてしまうことです。
凍りついた場合は無理に落とさず、車が温まってから落とすか、水をかけて落としましょう。
この際にお湯を使うと、急な温度変化によりガラスが割れてしまう可能性があります。
早く解かしたいからといって、お湯は使わないようにしてください。

ブースターケーブル

突然のバッテリーあがりに対処できるアイテムが、ブースターケーブルです。
前述の「ブースターケーブルを使えるようになっておく」の部分で解説した通り、使い方には順序やルールがあるため、再度安全確保の仕方や、ケーブルをつなぐ手順など確認してください。
感電防止のためのゴム手袋を備えておくと、さらに安心感が増します。

タイヤチェーン

降雪時、高速道路や一般道の一部区間でチェーン規制がかかると、スタッドレスタイヤを履かせていても、通行できません。
チェーン規制が導入されるには経緯があり、それは積雪による通行止め時間の短縮を狙うためです。
2018年までは、大雪時に山道などを全面通行止めにしたうえで、集中除雪を行う対策を取っていました。
しかし、異例の大雪で、全面通行止めをする前にチェーン未装着の車が立ち往生する事態が発生し、大規模の車両滞留を生じたケースが相次いだのです。
そこでチェーン規制を設け、集中除雪を行う前後のタイミングにチェーン装着車のみが通行できるように規制し、全面通行止めの時間を短縮することにつながりました。
チェーン規制は、国土交通省と警察庁が大雪の可能性がある2、3日前から、道路交通情報や掲示板により告知します。
チェーン規制が実施されるのは、全国13箇所の「特定区間」です。
特定区間を以下にまとめました。

都道府県 箇所名 区間
新潟県・長野県 上信越道 信濃IC〜新井PA(上り線)
山梨県 中央道 須玉IC〜長坂IC
長野県 中央道 飯田山本IC〜園原IC
石川県・福井県 北陸道 丸岡IC〜加賀IC
福井県・滋賀県 北陸道 木之本IC〜今庄IC
岡山県・鳥取県 米子道 湯原IC〜江府IC
広島県・島根県 浜田道 大朝IC〜旭IC

一般道(国道)のチェーン規制区間

都道府県 箇所名 区間
山形県 山形県 西川町志津〜鶴岡市上名川
山梨県・静岡県 山中湖・須走 山梨県山中湖村平野〜静岡県小山町須走御登口
新潟県 大須戸〜上大鳥 村上市大須戸〜村上市上大鳥
福井県 石川県境〜坂井市 あわら市熊坂〜あわら市笹岡
広島県・島根県 赤名峠 広島県三次市布野町横谷〜島根県飯南町上赤名
愛媛県 鳥坂峠 西予市宇和町〜大洲市北只

大雪警報が出されるタイミングで、上記の区間を走行予定の方は、あらかじめタイヤチェーンを備えておきましょう。
あわせて、取り付け方の練習も行うと、いざというときに慌てずに済みます。
旅行でその区間を走る予定であれば、旅行の延期も選択肢のひとつです。
雪道では普段通りの走行はできず、危険を回避するのも有効なトラブル対策といえるでしょう。

ジャンプスターター

ジャンプスターターとは、車のバッテリーがあがりエンジンがかからなくなった場合にエンジンを始動できる、携帯型バッテリーです。
ブースターケーブルでは、他の車(救援車)がもう一台必要ですが、ジャンプスターターなら単独でバッテリーを再起動できます。
以前から整備工場やJAFなどでは使われていましたが、現在ではジャンプスターターの小型軽量化、低価格化がすすんだため、個人用として市販されるようになりました。
バッテリーの残量が事前に確認できたり、スマホで充電できたり、LEDランプで手元を照らせたりと使い勝手が良く、さらに災害時の蓄電池としても使用可能です。
価格は、人気が高いものでは5,000円〜3万円程度で購入できます。
冬の間だけではなく、非常電源としても活躍してくれそうなアイテムです。

持っておくと安心のアイテム

大雪警報が出てから準備するとなると、すでに購入予定のアイテムは売り切れている場合があります。
大雪が降った地方では、冬用アイテムが再入荷するまでは、時間がかかることが想定できるでしょう。
欲しいアイテムが購入できなくなる前に、冬支度として揃えて持っておきたいアイテムを4つ紹介します。

防寒具

大雪時に車内で過ごすときは、できるだけエンジンを止めることが望ましいと解説しました。
冬に車のエンジンを止めると、徐々に冷えてしまいます。
大雪警報が出されるような時期に、チェーン規制が出されるような区間を走る予定があるときは、チェーンと一緒に防寒具を携行するのが良いでしょう。

スコップ

大雪の際は、雪の塊に乗りあげる、タイヤが埋もれるなどのトラブルが発生します。
そんな時に活躍してくれるのがスコップです。
積雪が深くなると雪でボディを持ち上げてしまい、タイヤが空転して、身動きが取れなくなる場合があります。
この状態から脱出する方法は、車の下のボディを浮かせている雪を取り除くことです。
スコップでタイヤが接地するまで雪を取り除けば、タイヤがグリップし、脱出できるでしょう。
大雪が降った地域では、一時的にスコップの特需が発生するため、ホームセンターなどでは一気に品薄になり、手に入れるのが困難になることもあるでしょう。
そのため、事前に入手しておくことが大切です。

懐中電灯

懐中電灯も、備えておきたいアイテムのひとつです。
冬は日照時間が短いため、外が暗い時間が長く、車のトラブル対応のために屋外で作業するのに、手元が確認できない場合があります。
その際に、懐中電灯があると便利です。
懐中電灯でも、頭に付けるヘッドランプがあると両手が使えるため、さらに重宝します。

牽引ロープ

牽引ロープは、自分の車だけではなく、他の車の救出にも役立ちます。
雪道では思わぬスリップや、新雪に乗り上げてしまった場合など、ハンドルを切っても思う方向へ曲がらない状況がたびたび発生します。
このような状態になると、縁石に乗り上げたり、車道をはみ出したり、道路から外れてしまうこともあるでしょう。
自力で車道に戻れなくなった場合は、他の車に引っ張り出してもらうしかありません。
牽引ロープは、自分のためだけではなく、他の車が困っている場合にも役立ちます。
牽引ロープを準備するとともに、事前に牽引フックホール並びに、フック格納場所の確認をしておくと安心です。

スタックした場合の対応方法

ここでは、雪道で起こりうるタイヤがスタックした場合の対応方法を確認しておきましょう。
スタックとは、雪やぬかるみにタイヤがはまり、タイヤがグリップせず空転してしまい、身動きが取れない状況のことです。
車が動かせなくなると焦ってさらにアクセルを踏んでしまい、さらに深みにはまり、ますます状況を悪化させてしまうことになりかねません。
スタックした場合は、まず落ち着いて車の状況を把握しましょう。
ロードサービスを依頼するのも、ひとつの方法です。
ただし、大雪の際は他の車からも救援要請が多数出されるため、すぐに救援に来てくれるとは限りません。
自力で脱出できる可能性もあるため、状況別の対応方法を解説します。

スリップしてしまった

まずは、スリップして動けなくなった場合です。
一度アクセルから足を離し、止まります。
その後、車を前進・後退を細かく繰り返してみてください。
そうすることで、タイヤが接地している部分の雪を踏み固められ、グリップを得られる可能性があります。
車内のフロアマットをタイヤの下にかませるのも有効です。
脱出できないときは、通行人や同乗者に助けを求め押してもらいましょう。
車を後退させるときは、人が後ろにいないことを確認してください。

雪の塊に乗りあげてしまった

雪の塊に乗りあげてしまった場合は、ボディを持ち上げている雪を取り除いてください。
雪を取り除く場合には、スコップが活躍してくれることでしょう。
タイヤが接地したのを確認できたら、ゆっくりと動かします。
スコップがない場合や、雪が固くなってしまっている場合には、通行人や他の車に助けを求めましょう。
可能であれば、他の車に牽引してもらうのが効果的です。
牽引ロープの携行、事前の確認(牽引フックホールとフック格納場所)をしておきましょう。

タイヤが埋もれてしまった

タイヤが埋もれてしまうことは、大雪が降り続いたときに特に見られるケースです。
この場面でも、スコップが活躍してくれます。
対応としては、車の下の雪を取り除き、その後はタイヤがスリップした場合と同じ対応をします。
走行中にタイヤが埋もれることには注意が必要です。
ハンドルを切っても動かない恐れがあり、事故につながりかねません。
新雪で積雪が多く、他の車の轍がないような道は、走行を避けるのが無難といえます。

道路から外れてしまった

スリップや、ハンドル操作をしても操縦できなくなった場合の、最悪の状況として想定されるのが、道路から外れてしまうことです。
路肩から落ちてしまったり、やぶの中に突っ込んだりすると、自力での対応は困難といえます。
対応としては、まず自分や同乗者に負傷がないか確認し、あわせて安全に車から降りられるか確認してください。
状況によっては、車内に留まるほうが安全かもしれません。
エンジンを止め、負傷者がいる場合は救急車の要請を行い、ロードサービスを依頼します。
道路から外れる状況で被害が大きいと想定されるのは、スピードを出して走行している状況です。
雪道では、速度を控えめにして走行することが大切です。

まとめ

雪道では、通常通りの運転は通用しません。
冬に備えた車の整備と、事前に冬用アイテムの装備、携行を行うことが重要です。
いざという時は、解説した対応方法を参考にすれば、冷静な判断を下すことが可能でしょう。
また、大雪警報が出されるような状況では、運転をしない選択をするのも、危険回避につながります。
自分の運転技術を過信せず、また冬の装備していることに慢心しないことが肝心です。

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よくある質問

寒くなると車は故障しやすいの?

温度変化によって車のコンディションが変わることと、雪によるトラブルが加わり、故障しやすいといえます。

雪道の運転のコツは?

「急」が付く運転をしないことです。急ハンドル・急ブレーキ・急発進 は避けてください。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。 中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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