
2011年の夏に日本で発売されたシボレーソニックは、アメリカンなコンパクトカーです。
シボレーソニックの燃費は、どのくらいなのでしょうか。
この記事では、シボレーソニックの基本情報や燃費情報を紹介しています。
ソニックの燃費をよくするための方法や、ライバル車との燃費も比較しているので、購入を検討されている方は参考にしてください。
シボレーソニックの基本情報
シボレーソニックは、どのような特徴を持つ車なのでしょうか。
デザインや性能などの基本情報を紹介します。
デザイン
シボレーソニックは、コンパクトカーらしからぬ派手な見た目が特徴です。
エクステリアのデザインは韓国とアメリカのデザインチームが協力し、インテリアは欧州の技術を採用して設計されました。
オートバイのように独特のフロントフェイスや全面で際立つキャラクターラインなど、ワイルドで力強い外観が魅力です。
人とは違う目立つ車に乗りたい方に向いています。
室内空間
外観の大きさの割に室内が狭いのがアメリカ車の特徴ですが、ソニックは国産のコンパクトカーと遜色がないほどの広さを確保しています。
小物を入れるスペースも充実していて実用的です。
個性的なデジアナメーターは、ドライバーを楽しませる見た目をしています。
視認性も良好ですので、運転もしやすくなります。
走行性能
パワートレインは、1.6リッターDOHCエンジンと6段ATを組み合わせています。
シフトショックが少なく、エンジンの力を上手く引き出せるのが特徴です。
過不足のないヨーロピアンテイストな走りが楽しめます。
ボディには第2世代のガンマプラットフォームが採用されていて、コンパクトサイズからは想像できないほどどっしりとした乗り味です。
ストップ&ゴーが多い街中よりも、高速道路を走行するのに向いています。
安全性能
ソニックは、ヨーロッパでの新車アセスメントプログラム「ユーロNCAP(欧州安全性能総合評価)」の安全性能において、最高ランクである5つ星を獲得しています。
高い安全性を支えているのは、ボディ・フレーム・インテグラル(BFI)構造による、飛び抜けて強靭なボディ です。
最も安全性の高い車を目指して、さまざまなセーフティ・デバイスと先進の電子制御システムを完備しています。
グレード別の価格
ソニックのグレード別の価格は、次のとおりです。
| グレード | 価格 |
| シボレー ソニック LT | 203万円 |
| シボレー ソニック LX | 209万円 |
| シボレー ソニック スポーツライン | 235万円 |
グレードの中では、ソニックLTが最も低価格で、スポーツライングレードが最も高価格になっています。
カラー展開
ソニックのボディカラー展開は、次のとおりです。
| グレード | カラー |
| シボレー ソニック LT | ・スノーフレーク・ホワイトパール |
| シボレー ソニック LX |
・スノーフレーク・ホワイトパール ・カーボン・フラッシュ・メタリック ・ボラカイ・ブルー・メタリック ・オレンジ・ロック・メタリック ・ブレイズ・レッド |
| シボレー ソニック スポーツライン |
・スノーフレーク・ホワイトパール ・カーボン・フラッシュ・メタリック ・ボラカイ・ブルー・メタリック |
スポーツラインのみ、ラリーストライプとホイールカラーが選択できます。
シボレーソニックのグレード別のカタログ燃費
ソニックのグレード別の特徴や、カタログ燃費を紹介します。
LT
ソニックLTは、15インチアルミホイールやメタリックペイントを選択できるグレードです。
廃止されたベースグレードと一緒に、初代ソニックのグレードとして設定されていました。
メカニックの違いはありません。
JC08モードのカタログ燃費は、10.9km/Lです。
LX
ソニックLXは、2015年1月発売モデルから新たに追加されたグレードです。
LX専用ボディーカラーとして、オレンジ・ロック・メタリックとブレイズ・レッドの2色が新色として追加されています。
JC08モードのカタログ燃費は、10.9km/Lです。
スポーツライン
ソニックスポーツラインは、17インチアルミホイールを装備する最上級グレードです。
2013年6月には、人気カラーを限定30台用意した特別限定車スポーツラインリミテッドも発売しています。
フロントデザインはスポーティなメッシュグリルで、フルエアロパーツによるアグレッシブで大胆なエクステリアデザインが魅力です。
JC08モードのカタログ燃費は、10.9km/Lです。
ナビプラス・ナビプラスアルファ
ナビプラスは、ナビゲーションシステムなどの特別装備品を備えた特別仕様車です。
ナビプラスアルファは、2014年7月1日から2014年9月30日までの期間限定特別仕様車になります。
JC08モードのカタログ燃費は、10.9km/Lです。
シボレーソニック歴代モデルのカタログ燃費
ソニック歴代モデルの特徴や、カタログ燃費を紹介します。
2011年11月発売モデル
2011年11月発売が開始された初代のソニックは、グローバル・アーキテクチャー開発による世界戦略車です。
斬新かつ大胆な見た目のデザインから、「ワイルドコンパクト」と呼ばれていました。
ベースグレードとLTグレードの2つのタイプが用意されています。
JC08モードのカタログ燃費は、10.9km/Lです。
2013年11月発売モデル
2013年11月発売モデルのソニックは、インターネットラジオ「TuneIn」を新たに装備しています。
ブランドコンセプトを演出するため、システムや装備が強化されました。
ベースグレードが廃止されたことにより、選択肢はLTグレードとスポーツラインの2タイプです。
JC08モードのカタログ燃費は、10.9km/Lです。
2014年4月発売モデル
2014年4月発売モデルのソニックは、消費税の変更により価格を修正しています。
LTグレードとスポーツラインのほかに、ナビゲーションシステムなどの特別装備品を備えた特別仕様車LTナビプラスが設定されました。
また特別装備として、ナビ・バックアイカメラ、リアバンパーステッププレート、スカッフプレート、ショートアンテナを設定しています。
JC08モードのカタログ燃費は、10.9km/Lです。
2015年1月発売モデル
2015年1月に発売されたソニックは、インフォテイメントシステムが強化されています。
フロントフォグランプが標準装備され、ドアミラーにウインカーランプが備わるなど、意匠が変更されました。
JC08モードのカタログ燃費は、10.9km/Lです。
また、7インチカラーディスプレイでスマートフォンと連携できる独自のインフォテイメントシステム「シボレーマイリンク」が搭載されています。
シボレーソニックの燃費をよくする方法
実燃費は道路状況によって変動するため、カタログ燃費よりも低くなってしまうのが一般的です。
ソニックの燃費をよくする方法を解説します。
6速ATを活用する
エコドライブのコツは、6速ATを上手く使うのがポイントです。
ソニックは停止した状態でマニュアルモードにすると3速まで入るため、そのまま踏み込んでもシフトダウンはしません。
エコモードのような状態で、ゆっくり加速できます。
また、高速道路では坂道でも6速ATに固定したままアクセルをベタ踏みすると、じわじわと加速することが可能です。
エンジンの回転を抑える工夫をすることで、無駄な燃料消費を抑えることができるでしょう。
燃費が向上する運転方法を採用する
丁寧で安全な運転は、燃費効率に大きく貢献します。
適切な速度で運転することを心がけましょう。
燃費の良し悪しは、発進時のアクセルワークによって差が生まれます。
アクセルを踏み込むのではなく、優しく触れるような感覚で扱うことが大切です。
下り坂を走行するときは、減速する前よりも早くアクセルペダルを離し、エンジンブレーキを活用して無駄のない自動減速を行います。
走り出した後は、ブレーキを多用せず一定の速度で走行することが重要です。
減速の際にはエンジンブレーキを利用すると、燃費がよくなります。
定期的なメンテナンスを実施する
点検や交換を怠ると、燃費効率が悪化します。
燃費をよくするためには、これらの定期的なメンテナンスの実施が必要です。
-
・タイヤの空気圧チェック
・エンジンオイルの交換
・エアクリーナーエレメントの点検
タイヤは空気圧が低下すると、転がり抵抗によるエネルギーロスが発生してしまい、燃費の低下が大きくなります。
タイヤの空気圧は定期的にチェックして、適正値を保ちましょう。
エンジンオイルの汚れも、エンジンの燃焼効率低下につながります。
定期的な交換を忘れずに行ってください。
エアクリーナーエレメントが汚れてしまうと、エンジンにもゴミが入り込みます。
正常な燃焼ができなくなってしまうので、欠かさずに点検しましょう。
シボレーソニックとライバル車の燃費比較
最後に、ソニックとライバル車の燃費を比較します。
レンジローバー
レンジローバーは、イギリスのランドローバーが生産している、ラグジュアリーSUV車です。
1970年に販売が開始されており、現行モデルは4代目になります。
発売当初は、フルタイム4WDとオールアルミモノコックボディを世界で初めて採用したSUVとして話題になりました。
すべてのグレードで全長5mを超える、大きなボディサイズが特徴です。
走行性能と耐久力が高く、高級感のある見た目と広い室内空間も魅力になります。
駆動方式はフルタイム4WDで、WLTCモードのカタログ燃費は11.4km/Lです。
排気量もソニックの倍ほどあり、燃費性能はソニックよりも優れています。
スイフト
スイフトは、スズキが製造・販売しているハッチバック型のコンパクトカーです。
ライバルメーカーのコンパクトカーに対抗するために、2000年に登場しました。
コンパクトカーのライバル車と差別化するために、大幅な軽量化やハイブリッド技術の搭載を行っているのが特徴です。
自立自動ブレーキやアダプディブクルーズコントロールなど、最新の安全装備が搭載されています。
駆動方式はFFとフルタイム4WDの2種類が用意されていて、WLTCモードのカタログ燃費は18.8〜25.4km/Lです。
ソニックよりも圧倒的に優秀な燃費性能になります。
トリビュート
トリビュートは、マツダが2000年11月から2011年まで生産した初めてのSUVです。
悪路走破性だけでなく、オンロードでの走行性能も重視されています。
3000ccのV6エンジンを搭載して、力強くて余裕のある走りを実現しました。
洗練されたスタイリングも魅力です。
本格的なSUVの機能性と、乗用車のような乗り心地のよさを実現しています。
駆動方式はFFと4WDの2種類が用意されていて、10.15モードのカタログ燃費は8〜11.4km/Lです。
トリビュートは燃費性能がソニックと同等になります。
デミオ
デミオは、マツダが製造・販売しているハッチバックタイプのコンパクトカーです。
6速ATを搭載したことにより、メリハリのある爽快なドライビングフィールを体感できます。
車の安定性を高めるG-Vectoring Controlなど、最新の技術も装備されています。
スポーティな要素と、高い居住性を持っていることが魅力です。
ファミリーカーとしての高い実用性と、走りを楽しめるスポーティな一面を併せ持っています。
駆動方式はFFとe-4WDの2種類で、WLTCモードのカタログ燃費は19.2〜27.6km/Lです。
デミオはソニックよりも高い燃費性能を誇っています。
まとめ
今回は、シボレーソニックの基本情報と燃費性能について紹介しました。
ソニックは世界で販売されるグローバルなモデルです。
家族や友達とドライブを楽しむためのかっこいいデザインと、自由な運転を楽しむためのハンドリングを持つ、ワイルドなコンパクトカーになります。
グレードは設定されていますが、装備やカラーが違うだけですので、カタログ燃費に違いはありません。
カラーやデザイン、必要な装備が採用されているグレードを選択してください。
ソニックは現在販売が終了しているため、中古車市場で流通しています。
経年劣化による状態をしっかり確認してから、購入する車を決めましょう。





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