CTN車一括査定

10年落ち・過走行車・事故車・不動車
どんなクルマでもOK!!

1,000店舗以上から厳選

中古車購入時の走行距離は確認した方が良い?目安や走行距離別の選び方も紹介

  • 2024年11月28日


中古車を購入する際、走行距離に注意を払うことで、より理想的な車に出会える可能性が高まります。

しかし「どれくらいの距離が妥当か?」「走行距離が長いと不安…」など悩むことも多いでしょう。

本記事では、中古車購入時の走行距離の目安や、走行距離別の中古車の選び方について詳しく紹介します。

納得のいく中古車選びのため、ぜひ最後までご覧ください。

中古車購入時の走行距離は確認した方が良い?

中古車を選ぶ際、走行距離は注目すべき項目のひとつです。
では、なぜ走行距離は重要なのでしょうか。

ここでは、走行距離の確認がなぜ大切なのか、その理由や基準について詳しく解説します。

走行距離は確認するのがおすすめ

車の走行距離は、購入前にしっかり確認することをおすすめします。
理由は、車の状態を確認する手がかりとなる重要な指標のひとつだからです。

車は使用すればするほど、使用するパーツが消耗していきます。
そのため、走行距離が長い車ほど、消耗パーツが多く、故障する可能性が高い車ということです。

走行距離は少なければ良い訳ではない

走行距離が少ないからといって、必ずしも状態が良い車とは限りません。
一般的に車は、使われない時間が長いと逆に問題が生じることがあります。

走行距離が少ない一方で年式が古い車は、エンジンの稼働回数が少ないもしくは、エンジンが使用されていない可能性が非常に高く、内部の部品が劣化している可能性があります。

そのため、年式が古い一方で走行距離が少ない車は、故障する可能性が高い傾向です。

走行距離を気にしない方もいる

基本的に走行距離の多い車は、故障する可能性が高いと紹介しましたが、一方でそこまで気にしない方も中にはいます。
なぜなら、メンテナンスや定期的な部品交換を行っていれば、車は良い状態を維持できるからです。

また、最近の車は、使用している部品の質も格段に向上しており、10万km以上走っている車でも問題なく使用できるケースがほとんどです。
そのため、適切なメンテナンスや部品交換を行っていれば、それほど気にする必要はないでしょう。

走行距離は中古車価格にも関係する

走行距離は車の状態を確認するための材料の1つなので、価格に大きく関係してきます。

以下に走行距離による価格の減少率を記載しているので、参考にしてください。

  • ・0km~20,000km:20%減
    ・30,000km~40,000km:30%減
    ・50,000km~70,000km:40%減
    ・80,000km~90,000km:60%減
    ・100,000km~150,000km:70%減

上記からも分かるように、およそ20,000kmで10%ほど値下がりします。

中古車購入時の走行距離は何万kmが目安?

走行距離は車の状態を見極める重要なポイントであることはわかりましたが、具体的に何万kmを指標にすれば良いのか迷う方も多いでしょう。

ここでは、走行距離の適切な目安や注意点について詳しく紹介していきます。

普通車は1年10万kmほどを目安にするのが良い

通常、普通車は「1年10,000km」を基準にするのが良いと考えられています。
単純計算で、2年で20,000km、5年で50,000km。10年使用すれば10万kmです。

この基準を参考にすれば、車の使用頻度と年数のバランスがとれた良好な車と判断できます。

軽自動車は年間8000kmを目安にする

一方、軽自動車の場合はおよそ8,000kmを基準にするのが良いと考えられています。

普通自動車よりも、2,000kmほど少ないですが、その理由は、排気量と車体のサイズが釣り合ってないからです。

軽自動車の排気量は660ccとなっており、大型バイクほどの排気量です。
バイクであれば車体重量が軽く、乗車人数も1人〜2人なので、エンジンにかける負担が少なくて済みます。

しかし、軽自動車は小さい排気量の割に重量が重く、加えて乗車人数が増えると、それだけエンジンに負担がかかります。
エンジンの負担が増えるということは、それだけエンジンを酷使している状態が続くため、寿命が縮まるということです。

10万kmを超える中古車でも支障はない

よく車の状態を維持できる期間は「10年10万km」と考えられていますが、その認識は変わりつつあります。
現在では、20万km以上走る車も増えてきており、より安全に走行できるようになっています。

また、タクシーのように毎日使われる車でも、40万kmを超えても十分に走行可能な車も存在します。

もちろんメンテナンスや交換部品を定期的に行っている必要はありますが、適切にケアされていれば、十分安全に走行することが可能です。

走行距離と年式の目安が大きく異なる車は要注意

走行距離と年式の目安が大きく異なる車は注意が必要です。

たとえば、使用年数6年走った距離20,000kmの車と、使用年数6年走った距離90,000kmの車では、年式は同じですが走行距離に大きな違いがあります。

前者は年式の割に走った距離が少なく、車の塗装部分やワイパーゴム、バッテリーなどの交換が必要である可能性が非常に高いです。

一方、後者はエンジンを酷使している可能性が高いので、エンジン周りの部品の交換が必要となる可能性があります。

どちらにせよ、何かしらのメンテナンスや部品の交換が必要となるため、年式と走行距離とのバランスの良い車を選ぶのをおすすめします。

走行距離別の中古車の選び方

ここからは、走行距離別に分けた中古車の選び方を紹介します。

それぞれ走った距離に応じた車の状態を確認するための参考にしていただければと思います。

【30,000km】コンディションが良い

走った距離が30,000km程度であれば、コンディションが良い車が選べます。
使用年数にもよりますが、タイミングによっては新車と同等のものを選べる可能性もあるでしょう。

しかし、コンディションが良い車ほど価格は高くなります。

そのため、より状態の良い車を選びたい方におすすめといえます。

【50,000km】価格とコンディションのバランスが良い

走った距離が50,000kmの車は、比較的状態も良く、価格的にもバランスの良い車が多い傾向です。

また、この程度を乗り換えのタイミングと思って売却する方も多く、加えて50,000km以上走っている車の中古価格はさらに下がります。

しかし、その分部品交換する必要が高くなってくるので、状態をしっかり確認してから選択しましょう。

【10万km】できるだけ価格が安い車が良い

10万km以上走った車となると、価格はさらに下がります。

こちらの車を選ぶ場合に気をつけたいのが、メンテナンス状況です。
先ほどもお伝えしましたが、メンテナンス状況が良い車であれば、10万km走った車でも問題なく走行できます。

しかし、メンテナンス状況が悪ければ、それだけ故障する確率も高くなるため、選ぶ際は販売店にメンテナンス状況を知りたい旨をしっかり伝えましょう。

また、10万km以上走った車は手に入れやすい分、リセールバリューは期待できませんので、こちらも覚えておきましょう。

目安より少し走行距離が超える車がおすすめ

走行距離による価格の値下がりは、数キロ単位で行われていません。

一般的には、キリの良い距離に応じて値下がりしており、具体的には「30,000km」「50,000km」「10万km」あたりとされています。

そのため、こちらの基準値を少し超える車を選ぶ方が、より手に入れやすくなる可能性が非常に高いです。

走行距離以外の中古車の選び方

中古車を選ぶ際のポイントは、走行距離だけではなく、年式や修復歴車かの確認するのが良いとされています。

ここから、走行距離以外の中古車の選び方を紹介します。

年式を確認する

年式は中古車選びにおいて重要なポイントの1つです。

同じ車種でも年式によって装備や安全性能、燃費性能が異なることがあります。
特に、安全性能に関しては年式が新しい車ほど改良が加えられているケースが多く、最新の安全技術が搭載されている可能性が高いです。

また、年式は車の外装や内装の劣化具合を確認する材料にもなります。

年式が古い車の場合、経年劣化により塗装のくすみやシートの傷みが見られることがあるため、購入前にしっかりと確認することが大切です。

ただし、年式が古くても良い状態を保っている車もありますので、定期的なメンテナンスが施されているかも同時に確認すると良いでしょう。

修復歴のある車は避ける

修復歴のある車は、価格が安いので魅力的に見えますが、あまりおすすめしません。

そもそも修復歴のある車は、車にとって重要な骨格部分を修理した車です。
見た目には綺麗な状態に見えるかもしれませんが、目視ではわからないちょっとしたズレがある可能性が高く、故障につながる可能性が非常に高いです。

そのため、できるだけ修復歴のある車は避けた方が良いでしょう。

また、以下の場合も購入を避けることをおすすめします。

  • ・故障車
    ・水没車
    ・塩害車

整備が行き届いている車か確認する

整備が行き届いている車は、たとえ走行距離が多くても長期間乗れる可能性が高いです。

整備が行き届いているかどうかは、車を見て判断するほかに、メンテナンスノートを確認するのが良いでしょう。

メンテナンスノートは、その車が今までに受けた整備内容や交換した部品が記載されてるノートです。
確認し具体的な整備内容がわかれば、丁寧にメンテナンスされてきた車ということなので、安心して乗れるでしょう。

専門家の助言を参考にする

走行距離やそのほかの確認すべきポイントがわかっても、初心者の方はどの車が良いのかわからない場合が多いと思います。
その場合は、専門家の意見も参考にしましょう。

車に詳しい方であれば、走行距離を含めた確認すべきポイントがわかり、適切な助言を受けられるでしょう。

未使用車を選ぶのも選択肢の1つ

中古車を選ぶ際には、「未使用車」を選ぶという方法もあります。

未使用車は、新車登録はされているものの、ほとんど使用されていない車のことです。
展示車両や販売店の在庫車として登録されたものが多く、実際に個人が使用した履歴がないため、ほとんど新車と言える車です。

未使用車を選ぶメリットは、新車よりも数十万円程度安い価格で購入できることです。
また、中古車のように納車までに必要な手続きが整備や点検だけなので、すぐに乗れるというところも大きなメリットといえます。

中古車購入時の走行距離に関する確認すべきポイント

中古車を購入する際の走行距離の確認は、いくつか注意すべきポイントがあります。

安全に走行するためにも、ここで確認しましょう。

走行距離に合わせたメンテナンスが施されているか確認する

車に使用されてる部品には、走行距離に応じて交換するものもあります。

以下に走行距離に応じたメンテナンス箇所を記載しましたので、参考にしてください。

部品名称 走行距離に応じたメンテナンスの目安
エンジンオイル 6か月または5,000km
オートマオイル ・AT:30,000km

・CVT:40,000km

ミッションオイル 2年または20,000km
デフオイル 2年または50,000km
クーラント ・LLC:2年(車検ごと)または40,000km

・スーパーLLC:4年(2回目の車検)または80,000km

オイルフィルター 1年または10,000km
エアーフィルター 4年または10,000km(純正交換タイプ)
エアコンフィルター 1年または12,000km
ブレーキオイル 2年
ブレーキパッド 50,000km
スパークプラグ 20,000km
ワイパー ブレード1年、替えゴム6か月
バッテリー ・普通バッテリー:2年

・高性能バッテリー:3年

タイヤ ・夏タイヤ:3年または30,000km(残溝2mm)

・冬タイヤ:3年または30,000km(プラットフォーム露出)

また、10万kmを超えた車は、以下の部品の交換も検討しましょう。

部品名称 走行距離に応じたメンテナンスの目安
タイミングベルト 70,000km〜10万km
ウォーターポンプ 10万kmまたは10年
サーモセット 10万kmまたは10年
ラジエラーホース、キャップ 10万kmまたは10年
ショックアブソーバー 10万km(使用限度は2mm)
オルタネーター 10万km(バッテリーは2〜4年)

メーターの交換・改ざんがされていないか確認する

中古車販売店の中には、走行距離メーターの交換や改ざんをして、虚偽の走行距離にしている業者もいます。

走行距離メーターは、車検証を見ることで確認できますので、メーターと車検に記載の距離数が異なるときは、走行距離を疑いましょう。

とはいえ、メーターの交換や改ざんは減少傾向にあります。
その理由は、車検証に前回と前々回の走行距離を記載しなければならなくなったからです。
また、ECUを搭載することでコンピューター上の走行距離を記録できるようになったことも理由のひとつです。

もし改ざんしたとしても車検証とECUの記録の数値が一致しなくなるため、改ざんしたとしてもすぐにバレてしまいます。

また、次の2つの方法でも走行距離を確認できます。

オドメーターやタイミングベルトで走行距離を確認

ひとつ目がオドメーターやタイミングベルトを確認することです。

タイミングベルトには、交換日時や次の交換時期が記載されたステッカーが記載されています。
こちらの数字とオドメーターの数字が一致しているかどうかで、改善されているかが確認できます。

契約書と車検証で走行距離を確認

ふたつ目が契約書と車検証を確認することです。

契約書には車両に関する内容が記載されており、その中には走行距離も含まれています。

もし、契約書と車検証の走行距離が一致してない場合は、メーターが交換されたかメーターを戻しているなどが考えられます。
契約書にサインしていなければ、まだキャンセルできますので、あやしいところがあれば、すぐに販売店に確認しましょう。

不正が疑われる場合は専門機関に相談する

購入した後に走行距離の不正が疑われる場合は、自動車公正取引協議会や消費生活センターなどの専門機関に相談しましょう。

また、弁護士に依頼する方法もあります。
不正が発覚すれば、購入をキャンセルできる可能性もありますので、おかしいと感じるようならすぐに相談しましょう。

まとめ

本記事では、中古車購入時の走行距離を確認した方が良い理由や、距離の目安、走行距離別の選び方を紹介しました。

中古車を購入する際の走行距離は、車の状態を確認できる材料となるため、しっかり確認しましょう。

また、走行距離は「30,000km」「50,000km」「10万km」に分けて選ぶのがおすすめです。

距離によって車の状態が異なるため、欲しい車の状態に合わせて選ぶことが大切です。

About CTN COPORATION



2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
国産・輸入SUVはもちろんミニバンやハイエース等の販売を行っていますので、
取り扱い車種に詳しい営業スタッフのほか、保険や自動車検査、整備などの有資格者も数多く在籍。
車両情報や購入時のポイントのほかにも保険や整備、買取などなど
皆様のクルマ選びやカーライフに役立つ情報をお届けします


■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q.走行距離が長い中古車を購入すると、寿命が短いですか?

必ずしも「走行距離が長い=寿命が短い」とは限りません。

走行距離が長い車でも、定期的なメンテナンスが行われている車は良好な状態を保っていることが多いです。重要なのは、走行距離だけでなく整備履歴や部品の交換履歴なども確認して、トータルで判断することです。

Q.低走行距離の中古車は良い選択といえますか?

低走行距離の車は魅力的ですが、必ずしも良い状態とは限りません。

走行距離が少なくても、長期間放置されていた車は、オイルやゴム部品の劣化が進んでいる可能性があります。低走行距離車を選ぶ際は、メンテナンス履歴や車の保管状況なども合わせて確認しましょう。

この記事の監修者

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。 中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

人気車種の買取相場

メーカーから買取相場を見る

国産車

輸入車

全てのメーカーから買取相場を探す

高価買取店を地域から探す