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走行距離10万キロの車の車検は高くなる?車検費用を抑えるコツも紹介!

  • 2024年10月31日

車の走行距離が10万キロを超えると、車検費用が高くなるの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
車検費用は走行距離で決まるわけではありませんが、走行距離10万キロを超えた車の車検費用は高くなる可能性が高いといえます。
そこで本記事では、走行距離10万キロの車が車検を受けた際の費用、車検費用を抑えるコツをご紹介します。
走行距離10万キロの車の車検費用でお悩みの方は。ぜひ参考にしてみてください。

走行距離10万キロの車検費用は高くなる?

ここでは、走行距離10万キロになると、車検費用が高くなるのかについて解説します。

走行距離別で車検費用が異なるわけではない

走行距離が10万キロを超えると車検費用が高くなるケースが多々あります。
そのため、走行距離に応じて車検費用が変動すると思っている方もいるでしょう。
しかし、走行距離別で車検費用が異なるわけではありません。

車検費用に含まれる自動車重量税は同じ車種であれば、走行距離に関わらず同じ税額です。
自賠責保険料も走行距離とは一切関係ありません。
ただし、自動車重量税が上がるタイミングが走行距離が10万キロを超える時期と重なることが多く、走行距離によって車検費用が上がると勘違いされることがあります。

走行距離10万キロを超えると車検費用が高くなる理由

走行距離が長くなると、その分部品は劣化していきます。
多くの部品や消耗品は、走行距離を交換の目安とするのが一般的です。

走行距離10万キロを保証期間に設定している部品メーカーが多く、10万キロを超えるタイミングで迎える車検時には必然的に多くの部品交換や整備が必要になります。

特に、走行距離10万キロを超える頃の実施が推奨されるメンテナンスは、比較的高額な部品の交換が多くなり、車検費用が高くなってしまうのです。

エンジン廻りの部品交換費用の相場

走行距離10万キロを超えたタイミングで、交換が必要となる可能性が高いエンジン廻りの部品交換費用の相場は、以下のとおりです。

部品名

交換費用

エンジンオイル 3,000円~
クーラント液 5,000円~
バッテリー 11,000円~
ブレーキフルード 5,000円~
ステアリングオイル 2,000円~
エアクリーナー 3,000円~
オイルエレメント 2,500円~
プラグ 10,000円~
プラグコード 6,000円~
vベルト 8,000円~
タイミングベルト 30,000円~
ラジエーターホース 12,000円~
フューエルフィルター 8,500円~
フューエルインジェクター 10,000円~
サーモスタット 6,000円~
オルタネーター 25,000円~

数千円で済むものから、数万円する部品まで幅広くあります。

駆動系の部品交換費用の相場

走行距離10万キロを超えたタイミングで、交換が必要となる可能性が高いエンジン廻りの部品交換費用の相場は、以下のとおりです。

部品名

交換費用

デフオイル 8,000円~
クラッチ 50,000円~
ATフルード 4,000円~
ミッションオイル 8,000円~

特に、クラッチに不具合が生じると、交換費用が高額なため注意が必要です。

足廻りの部品交換費用の相場

走行距離10万キロを超えたタイミングで、交換が必要となる可能性が高いエンジン廻りの部品交換費用の相場は、以下のとおりです。

部品名

交換費用

タイヤ交換 15,000円~
タイヤローテーション 4,000円~
タイヤエンド 10,000円~
ブレーキパッド(前) 15,000円~
ブレーキパッド(後) 20,000円~
ブレーキホース 6,000円~
ブレーキキャリバー 20,000円~
スプリング 30,000円~
ダンパー 15,000円~
ドライブシャフト 25,000円~

タイヤ交換費用は、タイヤのグレードによって値段が大きく異なります。

車検費用の内訳

車検費用は、大きく分けて法定費用と車検基本料が含まれます。
それぞれ解説します。

法定費用

法定費用には、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料が含まれます。
自動車重量税と自賠責保険料は車種によって金額が決められているため、どの業者に車検を依頼しても金額は変わりません。
検査手数料は印紙で支払うもので、車検依頼先は指定工場であるか認定工場であるかで金額が異なります。

指定工場は軽自動車が1,800円、普通・小型自動車乗用車は1,600円です。
一方、認定工場は5ナンバー車が2,100円、3ナンバー車が2,200円かかります。
検査ラインで車検を完結できるか、運輸支局に車を持ち込まなければならないかで値段が異なります。

車検基本料

車検基本料には、24ヶ月定期点検費用や整備・部品交換費用、事務手数料が含まれます。
法定費用とは違い、いずれも依頼先によって金額が大きく異なります。

走行距離以外で車検費用が上がるケース

走行距離が10万キロを超えると、車検費用は上がりやすくなりますが、走行距離以外にも車検費用が上がるケースが存在します。
走行距離以外で車検費用が上がるケースは、以下のとおりです。

  • ・新車登録から13年・18年経過している
    ・輸入車
    ・ディーラーで車検を受ける

それぞれ解説します。

新車登録から13年・18年経過している

新車登録から13年、18年経過すると、エコカー以外の車は車検費用が上がります。
なぜなら、新車登録から13年と18年のタイミングで、自動車重量税が高くなるためです。

また、13年、18年も乗っていれば、車の部品の劣化や故障が起きたり、部品の保証切れや生産中止による部品調達の困難が考えられます。
そのため、メンテナンスに時間や手間がかかり、その分車検費用が高くなります。

輸入車

輸入車の車検も費用が高くなる傾向にあります。
なぜなら、輸入車の部品を交換する場合、海外から取り寄せる必要があるためです。
海外から取り寄せると、輸送費や調達コストも加算され、余分な費用がかかってしまいます。

また、輸送費削減のためにまとまった量を仕入れるケースが多く、在庫を劣化させないように保管にも注意を払うため、環境整備費用もかかります。
このような事情を考慮し、輸入車の車検に対応している業者では、部品交換代や整備費用を高くしているところも少なくありません。

さらに、輸入車は日本車と比較すると、車両重量が重いケースが多く、車両重量税も高くなるケースが多々あります。

ディーラーで車検を受ける

ディーラー車検も車検基本料が高くなります。
車検依頼先はカー用品店やガソリンスタンド、車検専門店など多数ありますが、他の業者と比較してディーラーは車検基本料が高いのが特徴です。

なぜなら、点検項目が多く、車検の合格には関係ない予備整備も行っているためです。
ディーラーは高品質で不具合発生のリスクを最低限に抑えられますが、費用面を重視する方には向いていません。

走行距離10万キロの車検費用を抑えるコツ

走行距離が10万キロの車でも車検費用を抑えるコツがあります。
車検費用を抑えるコツは、以下のとおりです。

  • ・定期的なメンテナンス
    ・複数の業者に相見積もりをする
    ・ユーザー車検を利用する

それぞれのコツについて解説します。

定期的なメンテナンス

日常的にメンテナンスを行っていれば、車検時にまとめて部品交換や整備をする必要がありません。
定期的に、悪化しているまたは悪化しそうな部品の交換や整備をしておくことで、費用を分散することが可能です。

メンテナンスは自分で行える場合は自分で、自分でできない場合には業者に依頼しましょう。
メンテナンスを行っている業者は、カー用品店、ディーラー、車の販売店、ガソリンスタンド、整備工場などがあります。
走行距離が10万キロを超える車は、特に部品の劣化や故障が起きやすく、多くの部品交換が必要になるケースがあるため、定期的なメンテナンスが重要です。

複数の業者に相見積もりをする

業者によって車検基本料は大きく異なります。
そのため、複数の業者から相見積もりを取り、費用の内訳を比較することが大切です。
走行距離が10万キロを超えると、どうしても部品交換や整備が必要になります。

しかし、交換する部品は新品や純正部品でなくとも、車検に合格することが可能です。
また、安ければ良いというわけでもありません。
費用対効果の高い業者を選べるように、比較して慎重に選びましょう。

ユーザー車検を利用する

ユーザー車検とは、業者に依頼せず、自分で車検を行うことです。
ユーザー車検を利用すれば、法定費用のみの負担で済み、大幅な費用削減になります。
ただし、車に関してある程度の知識を持っている方以外は向いていません。

また、手続きはすべて自分で行わなければならず、平日の日中に時間を作る必要があります。
さらに、車検で不合格になった場合の対応も難しくなるでしょう。
車検に通らなかった場合は、不具合箇所の整備や部品交換を業者に依頼し、再び検査を受けるというケースもありますが、余計に費用がかかってしまいます。

走行距離10万キロの車は廃車にすべきか状況別に解説!

車の寿命は走行距離10万キロともいわれており、走行距離が10万キロになると、廃車を検討する方もいるでしょう。

なぜなら、走行距離が10万キロに達すると、重要な部品の多くが寿命を迎えるためです。
しかし、走行距離10万キロに達したら、どの車も廃車にした方がいいわけではありません。
ここでは、廃車にすべきケースと乗り続けるべきケースをご紹介します。

走行距離10万キロで廃車にすべきケース

走行距離10万キロで廃車にすべきケースは、エンジン周り、足廻りの交換部品にはっきりとした故障が見られる場合です。

走行距離が長くなると最初に交換を推奨される部品は、タイミングベルトです。
タイミングベルト交換時に、ウォーターベルトなどの周辺の部品も一緒に交換することを勧められます。
なぜなら、連鎖的に近い将来悪くなってしまう可能性が高いためです。

そのほかに、ブレーキホース、ドライブシャフト、ラジエーターホースなども確認されます。
エンジン周りや足周りの部品を多数交換するとなると、費用も高額になります。
高額な費用をかけて乗り続けるよりも、廃車にして乗り換えた方が経済的だと考えられる場合は、廃車にするのがおすすめです。

走行距離10万キロというのは、車が寿命を迎える一つの目安とされているため、中古車買取業者では値段が付きません。
むしろ廃車手数料を取られてしまう可能性もあります。
走行距離10万キロの車を廃車にする場合は、費用がかからないまたは買い取ってくれる廃車買取業者に依頼しましょう。

走行距離10万キロで乗り続けるべきケース

走行距離10万キロでも乗り続けるべきケースは、故障が見られず安全な走行ができる場合です。
不具合がない場合には、オイルなどの消耗品の交換、エンジンの洗浄などのメンテナンスで乗り続けられるでしょう。

ただし、定期的なメンテナンスは怠ってはいけません。
不具合がない場合でも、定期的に部品交換や整備をしましょう。

まとめ

車検費用には、法定費用と車検基本料が含まれています。
車検費用は走行距離によって変動するものではありませんが、走行距離が10万キロを超えると、部品交換や整備が多くなることから高くなるのが一般的です。

また、走行距離以外にも、新車登録から13年、18年経過した車や、輸入車、ディーラー車検を受ける場合には、車検費用が高くなります。
走行距離10万キロであっても、定期的なメンテナンスや複数の業者により相見積もり、ユーザー車検の利用によって、車検費用を抑えることも可能です。

ただし、走行距離10万キロは車の買い替え目安の時期の1つであり、廃車を検討した方が良いケースもあります。
走行距離10万キロの車の車検を受ける場合は、乗り続けるべきかどうかも考えましょう。

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2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
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■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q1.走行距離何キロまで車検を受けられますか?

車検を受けるのに、走行距離は関係ありません。
そのため、走行距離が何キロであっても受けることができます。
ただし、走行距離が長くなるほど、部品の劣化や故障が生じやすくなり、車検費用は高くなる可能性があります。

Q2.走行距離10万キロの車はメンテナンス費用にいくらかかりますか?

メンテナンス費用は10万〜30万円程度といわれています。
ただし、部品によっては交換費用がかかったり、部品代が高額だったりするため、30万円を超えることもあるでしょう。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。
中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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