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3回目(7年目)の車検費用が高いのはなぜ?理由や相場・安くするコツを解説!

  • 2024年10月31日

車検3回目(7年目)は費用が高くなると聞いて、不安に思う人も多いでしょう。

実際に3回目の車検費用は高くなる傾向があるため、あらかじめ資金を多めに準備しておくと安心です。

なぜなら、エンジンやブレーキ、タイミングベルトなどの重要な部品の交換時期が7年目の車検と重なりやすく、交換費用を含めると高くなる可能性があるからです。

本記事では3回目の車検にかかる費用相場や、具体的にどの部分でいくらくらいのコストが発生するのかを、詳しく解説していきます。

見積もりが高額すぎると感じたときの対処法も紹介していくため、これから3回目の車検を迎える方はぜひご覧ください。

3回目の車検費用が高い理由

3回目の車検費用が高い理由は、以下の3つが挙げられます。

  • ・7年目になると部品交換が必要になることが多い
    ・予防整備ために部品交換を提案されることも
    ・3回目の車検で交換になりやすい部品がある

それぞれの理由を詳しく解説していきます。

7年目になると部品交換が必要になることが多い

3回目の車検費用が高くなる理由のひとつに、多くの自動車部品が7~11年で交換時期を迎えることが挙げられます。

とくに、エンジンやブレーキなど重要なパーツは劣化しやすく、このタイミングで交換が必要になる可能性が高まります。

また、エンジン関連やブレーキ系の部品は高額なため、複数箇所の交換が重なると車検費用が過去2回と比較して、大幅に増えることもあります。

車検前に劣化状況を確認しておき、予算は多めに見積もっておくと良いでしょう。

予防整備ために部品交換を提案されることも

3回目の車検に限った話ではありませんが、実際に故障していない部品についても予防整備の観点から交換を提案される場合があります。

とくにディーラーや整備工場では、車の安全性と信頼性を確保するために部品がまだ使用可能な状態でも、早めの交換を提案することも多くあります。

次の車検までの期間を安心して運転できるメリットが得られますが、その分費用がかさむことも少なくありません。

安全性を重視するか車検費用を抑えるか、ユーザーのニーズや車の状態に合わせて検討することが大切です。

3回目の車検で交換になりやすい部品

3回目の車検で交換になりやすい部品は、以下の5つが挙げられます。

  • ・ATまたはCVTのフルード
    ・ブレーキ周りの部品
    ・ドライブシャフト系のパーツ
    ・タイヤ
    ・タイミングベルト

3回目の車検で交換になりやすい部品について、解説していきます。

ATまたはCVTのフルード

ATやCVTのフルードは、3回目の車検を迎える頃に交換を推奨されることが多い部品です。

フルードはエンジンからのパワーを円滑に変速機に伝え、スムーズな変速を実現するための重要な役割を担っています。

しかし、長期間の使用により劣化して性能が低下するため、定期的な交換が求められます。

交換費用は車種によって異なるものの、一般的には6,000円~8,000円程度が相場です。

フルードの劣化を放置すると変速機に負担がかかり不具合の原因となることもあるため、車検時には状態を確認して必要に応じて早めに交換しましょう。

ブレーキ周りの部品

ブレーキ周りの部品は、安全な走行のために定期的なメンテナンスが必要です。

とくにブレーキフルードは湿気を吸収しやすく、長期間の使用で劣化しやすいため、ブレーキ性能を維持するためにも定期的な交換が推奨されます。

ブレーキパッドの交換費用は14,000円~20,000円程度、ブレーキフルードの交換は5,000円~10,000円程度が一般的です。

また、ブレーキ周りの異常は走行中の安全に直結するため、車検時にはブレーキのパッドやフルードを含む全体を点検し、摩耗や劣化が見つかった場合には早急な交換が必要です。

確実なメンテナンスで、安心して運転できる状態を維持しましょう。

ドライブシャフト系のパーツ

ドライブシャフトブーツやその周辺の部品も、7年目を過ぎると劣化が進みやすくなり、交換が必要になることが増えます。

これらの部品が損傷すると、車の駆動性能や安定性に影響が及ぶため、早めの交換が必要です。

ドライブシャフトの交換費用は15,000円~30,000円程度ですが、アフターブーツやインナーブーツの交換が必要な場合があり、さらに高額な費用が発生することもあります。

早期の劣化発見や予防的な交換で車の駆動に関わるリスクを抑えて、長期的に安全な走行を確保することが重要です。

タイヤ

タイヤの摩耗も3回目の車検で点検される重要な項目で、とくに溝の深さが基準を下回る場合は交換が必要となります。

交換費用はタイヤの種類や車種によって異なりますが、目安は以下のとおりです。

カー用品店 1,500円~2,000円+タイヤ代
ディーラー 2,000円~8,000円+タイヤ代

なお、タイヤの交換は事前にガソリンスタンドなどで行うと、費用を抑えられる場合もあります。

タイミングベルト

タイミングベルトはクランクシャフトとカムシャフトを連結して、エンジンの動きを伝えるゴム製のベルトです。

劣化するとエンジン全体に重大なダメージを引き起こす可能性があり、とくに7年を過ぎたあたりから、交換が推奨されるケースが多くなります。

交換費用は30,000円~100,000円程度と高額ですが、故障リスクを減らすためにも早めの交換が大切です。

この部品に不具合が見つかった場合は下取りも視野に入れつつ、買い替えを検討するのも賢明でしょう。

車検3回目の車種別費用相場を解説

車検3回目の費用相場を、車種別に以下の表にまとめたのでご覧ください。

車種 車検費用の相場
軽自動車 100,000円~
普通車 120,000円前後
ファミリーカー 150,000円前後

(高級車や外車は30万円を超える可能性あり)

車両ごとにどのくらい車検費用がかかるかを、詳しく解説していきます。

軽自動車の費用相場

軽自動車の場合、3回目の車検にかかる費用相場は100,000円です。

初回の車検が50,000円程度、 2回目が80,0000円程度が相場であり、初回と比べると2倍ほどかかる傾向があります。

なお、車検時には以下の費用も用意する必要があります。

自賠責保険料 12,700円~27,770円
自動車重量税 5,000円~12,300円
検査手数料 1,500円~1,800円

整備費用はディーラーや車検店選びで変化する要素のため、相見積りを取って比較するのがおすすめです。

軽自動車の車検費用を抑えたい場合は、整備費用をうまく節約しましょう。

軽自動車の車検費用の相場はこちら

普通車の費用相場

普通車の3年目の車検費用は、車種や重量によって異なります。

なぜなら、自動車重量税の区分によって費用が変わり、車両の重量が重いほど費用が高くなるからです。

一般的に、5ナンバー車の場合は12万円前後かかりますが、やや小型の3ナンバー車では費用が安くなることもあります。

また、500kg~1,000kg以下、1,500kg以下など重量税の違いも費用に影響します。

新規登録から13年未満の場合は、上記2種のナンバーで以下のようにかかる費用が異なります。

さらに、エコカーの場合はエコカー減税が適用され、3ナンバーなら6,400円、5ナンバーなら9,600円の節約が可能です。

車検の費用を正確に把握し、適切な予算を立てたうえで準備を進めましょう。

ファミリーカーの費用相場

アルファードやオデッセイ、エクストレイルなどの大型ファミリーカーは、車検費用が高額になる傾向があります。

これらの車は大型車に分類され、自動車重量税や整備費用が高くなるためです。

車検の相場は150,000円前後ですが、とくに外車で故障箇所がある場合には30万円以上になることもあります。

なお、エコカーの場合は自動車税が割引されるため、法定費用が抑えられる点が特徴です。

車種ごとの費用を把握しつつ、車検前に必要な整備を計画的に進めましょう。

車検3回目の費用は受ける店でも変わる

車検3回目の費用は、受ける店舗によっても大きく変わるため注意しましょう。

車検を受けられる業者は、以下の3つです。

  • ・チェーン系の車検専門店:費用が安い傾向にある
    ・ディーラー:高額になりやすい
    ・整備工場:リビルド部品の使用で費用を抑えられる

費用を抑えるだけでなく、安全性なども検討してお店を選びましょう。

それぞれの業者の特徴について解説していきます。

チェーン系の車検専門店:費用が安い傾向にある

車検専門店は、コストを抑えたい方にとっては選択肢のひとつです。

車検専門店では基本的な点検や整備のみを行うため、必要以上の交換部品やサービスが提案されない傾向にあるからです。

しかし、予防整備は徹底されないため、車の故障率を下げたい方には不向きだといえます。

日常的に整備を行っており車が良好な状態であれば、車検専門店を活用してコストを抑えるのも良いでしょう。

ディーラー:高額になりやすい

ディーラーでは自動車メーカーの認定工場で整備が行われるため、品質や安全性が確保されているのが魅力的です。

ただし、純正部品の使用やメーカー推奨の整備を徹底するため、費用は高くなる傾向にあります。

また、故障が発生する前に部品の交換を提案されることが多く、トータルの整備費用が上がってしまう場合もあります。

しかし、長く愛車を維持したい方には信頼性が高く、品質を重視したい方にとって安心できる選択肢でしょう。

整備工場:リビルド部品の使用で費用を抑えられる

整備工場ではリビルド部品を使用することで、ディーラーよりも費用を抑えた車検が可能です。

リビルド部品は一度使用された部品を修理・再生している部品のことで、新品より安価でありながらも品質が保証されています。

そのため予算を抑えながらも、車の安全性も確保したい方には適した選択肢です。

地域密着型の整備工場であれば、顧客の要望に柔軟に応じてもらえる可能性があり、きめ細かいサービスを提供してくれる点も大きな魅力です。

車検3年目で費用が高すぎるなら売却と乗り換えも検討しよう

3回目の車検で多額の費用が見込まれる場合は、売却や乗り換えを検討するのも有効な手段です。

車を売却すればその資金で新しい車の購入資金に充てられるため、コスト面での負担が軽減されます。

また、車検後に売却すると車検費用をかけた分の資金が減ってしまうため、手放すか迷っている場合は車検前に乗り換えを決めるのもおすすめです。

車検費用が高額になりやすい車から、新車や維持費の低いモデルに変更するのも良いでしょう。

売却を検討する際は、以下の3つの候補が挙げられます。

  • ・中古車専門店
    ・出張買取
    ・廃車の買取業者

なかでも車の乗り換えを検討するときにおすすめなのは一括査定を利用することです。

CTN車一括査定では利用者の登録情報をもとに3社を厳選してご連絡しますので、電話ラッシュで時間や手間を取られることがありません。

またCTN一括査定の大きなポイントは、軽自動車やSUV、輸入車などの専門買取業者などでも比較できることです。

そのうえ車販売店のみならず解体業者や貿易会社とも連携しているため、大掛かりな修理が必要な車などにも対応が可能です。

「きっと値がつかないだろう」と諦めている方もCTN車一括査定なら、愛車にぴったりの買取業者を見つけられるかもしれません。

車を高く売りたいと思っている方は、CTN車一括査定をぜひご利用ください。

まとめ

本記事では3回目の車検費用が高くなる傾向にある理由や、車検費用の相場について解説しました。

3回目の車検では、経年劣化による部品交換や予防整備が必要になることが多いため、車検費用が高くなるケースが多くあります。

そのため、車検当日を迎える前に資金を多めに準備しておくと安心です。

ただし、整備を依頼する業者の選定や交換する部品の優先度や必要性を見直すことで、費用を抑えることも可能です。

また、車検費用が想定よりも高額に感じた場合は、売却や乗り換えを検討するのも一つの選択肢です。

車を売却した資金を使い、維持費の低い新しい車に乗り換えることで、将来的なコストを抑えながら安全性も確保できます。

車を無理なく維持するためにも選択肢を幅広く持っておき、自分に合った方法を見つけていきましょう。

About CTN COPORATION



2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
国産・輸入SUVはもちろんミニバンやハイエース等の販売を行っていますので、
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車両情報や購入時のポイントのほかにも保険や整備、買取などなど
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■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q1.3回目以降の車検費用はさらに高くなる?

3回目以降の車検ではさらに部品が劣化するため、費用が高くなる可能性があります。

とくにエンジン内部やサスペンション系の部品が、交換時期を迎えるケースが多いです。

また、自動車の車検費用や税金は13年目で上がる点に注意しましょう。

Q2.費用をかけたくない場合に中古パーツを使うのはあり?

費用を抑えるために中古パーツを使用するのも良いでしょう。

ただし、品質に差があったり保証されていなかったりする点は、覚えておきましょう。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。 中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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