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車検における「技術料」とは?相場や費用を抑える方法を紹介!

  • 2024年10月31日

車検は法律で定められた自動車の定期的な点検整備であり、安全に車を運転するために必要不可欠です。

しかし、車検費用が思った以上に高額になることがあり、中でも「技術料」が高いと感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、車検にかかる技術料とは何か、その相場や、費用を抑えるための方法を詳しく解説していき。

車検費用を少しでも抑えたいと考えている方に、ぜひ参考にしてください。

技術料ってなに?

まずは、車検における技術料について詳しくみていきましょう。

技術料ってなに?

技術料とは、専門的な技術や知識を持った整備士が行う作業に対して支払う料金を指します。

自動車の車検でいえば、整備士が行う点検や修理作業にかかる費用です。

技術料は、整備工場やディーラーなどに依頼する際の車検費用に含まれており、車の状態に応じて必要な作業が増えると技術料も高くなります。

整備士が正確かつ安全に作業を行うための対価であり、車両の安全性を確保するうえで非常に重要です。

また、自動車整備だけでなく、医療や建築など、他の業界でも技術料は発生します。

例えば医療分野では、手術を行う外科医や薬剤師の調合作業などが技術料にあたります。

いずれの場合も、専門知識と高度な技術が求められるため、正当な料金として技術料が設定されています。

技術料が高額な理由

技術料が高く設定されている背景には、主に以下の2つの要因があります。

  • ・企業として重要な利益の一部であるため
    ・妥協が許されない作業のため

ここでは、各要因について詳しくみていきましょう。

企業として重要な利益の一部であるため

自動車整備工場やディーラーは部品の販売を収益源としているわけではなく、作業に対する労務費、つまり技術料を主な収益源としています。

部品の販売で得られる利益は限られており、多くの利益は整備や修理作業の対価である技術料から生まれます。

そのため、技術料が会社の運営や設備維持において非常に重要な収入源となるのです。

さらに、整備工場やディーラーが使用している設備は高性能かつ高価なものであり、その導入や維持には莫大な費用がかかります。

たとえば、最新の診断機器やリフトなどの設備を整備するためには、数百万から数千万もの初期投資が必要です。

これらの設備も、使用しているうちに劣化し、定期的なメンテナンスや交換が必要となるため、設備維持費用も技術料の中に反映されています。

また、整備工場では整備士の育成にも力を入れており、熟練した技術者を確保するためには、教育や研修への投資が欠かせません。

こうしたコストも企業としての負担となり、結果的に技術料が高めに設定される要因となっています。

妥協が許されない作業のため

自動車整備は、単なる作業ではなく、安全性を確保するための非常に重要な業務です。

整備士が行う作業は、車の安全性能に直接関わるものであり、一切の妥協が許されません。

なぜなら、整備の質が低ければ、重大な事故につながるリスクがあるからです。

整備に使う工具や機器も常に最新の状態を保つ必要があり、劣化した工具を使い続けることで作業の精度が落ちる可能性もあります。。

たとえば、オイル交換作業に使用するレンチが消耗していた場合、オイルパンのナットを適切に締め付けることができず、オイルが漏れてくるかもしれません。

オイルが漏れていたら、エンジンの焼き付きや突然の故障につながり、最悪の場合、高速道路での走行中に車が停止してしまう危険性もあるでしょう。

このようなリスクを未然に防ぐために、整備工場では高品質の工具や最新の設備を使用して、正確かつ安全な整備を行っています。

整備士たちは、常に高い精度と安全性を維持するための技術を駆使して作業を行っており、これにより技術料が高額になるのは当然と言えるでしょう。

車検費用の中で技術料がかかる項目は?

車検費用の中では、以下の項目において技術料が必要です。

  • ・車検基本料
    ・部品の修理・交換費用

ここでは、各項目について詳しくみていきましょう。

車検基本料

車検基本料は、車検を依頼する際に必ずかかる料金で整備士が行う定期点検や基本的な整備作業などの技術料が含まれています。

依頼する業者によってこの基本料は異なり、ディーラーや整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドなど、それぞれの価格設定が違います。

そのため、少しでも費用を抑えたい場合は、基本料を比較して安い業者を選ぶと良いでしょう。

部品の修理・交換費用

車検の際に車両の異常が見つかると部品の修理や交換が必要となり、その際にも技術料が発生します。

具体的な修理や交換作業としては、エンジンオイルの交換やブレーキパッドの交換、バッテリーの交換などが挙げられます。

これらの作業には部品代だけでなく、取り付けたり修理したりするための技術料が加算される仕組みです。

技術料の目安

車検時に発生する技術料の相場は、車両の種類や業者によって異なります。

たとえば、1.5トン~2トン以下の普通車の場合、15,000〜25,000円程度が目安とされています。

ただし、この金額はあくまで基本的な技術料であり、車両の状態や整備内容によっては、さらに追加で費用が発生することもあります。

消耗パーツや劣化した部品の交換が必要な場合、その交換作業にも別途技術料が加算されることが一般的です。

ブレーキパッドやオイル、バッテリーなどの交換作業は、部品代だけでなく、整備士がそれらを取り付けるための技術料も必要です。

そのため、事前に車の状態を確認し、どの程度の修理や交換作業が必要なのかを把握しておくと、予想外の高額請求を避けることができるでしょう。

車のタイプ別でも技術料はちがう?

技術料は車両のタイプによっても異なることがあります。

一般的に、国産の普通車や軽自動車といった車両に比べて、輸入車や高級車の場合、技術料が高くなる傾向があります。

なぜなら、輸入車や高級車は専用の工具を使用しなければならなかったり、高度な技術が求められたりするケースが多いからです。

特に、輸入車では部品の取り寄せや、特定の技術を持った整備士による作業が必要となることがあり、技術料も上乗せされます。

また、同じ普通車であっても、エンジンの排気量や車両のサイズによって技術料が変わることがあります。

排気量が大きくなればなるほど、エンジンの部品点数や整備箇所が増えるため、作業時間が長くなり、技術料も高くなりです。

さらに、ハイブリッド車や電気自動車など特殊な構造を持つ車両に対しては、一般の整備士では対応できないため、技術料が高くなる傾向にあります。

車を購入する際や車検を依頼する際には、あらかじめ技術料がどの程度かかるのかを確認しておくと良いでしょう。

車検費用ってどれくらいかかるの?

車検を初めて受ける方にとって、費用がどれくらいかかるのか気になるポイントです。

車検は車を安全に運行させるために必要な手続きですが、総額で見ると高額になることが多く、初めての車検では予想外の出費に驚く方も少なくありません。

ここでは、車検費用の相場について詳しく解説していきます。

車検費用の相場について

たとえば、1.5トン以下の普通車であれば、基本的な車検費用はおおよそ7〜12万円が相場とされています。

この中には、法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代など)と、整備工場やディーラーに支払う技術料が含まれています。

ただし、この金額はあくまで基本的な相場であり、車両の年式や走行距離、車種によっても費用が変わることがあります。

輸入車や大型車では部品の取り寄せや特別な作業が必要になるため、相場よりも高額になりやすいです。

また、長期間使用している車両や走行距離が多い車では、消耗部品の交換が必要になることが多く、部品代や技術料が追加されるため、費用がさらに膨らむでしょう。

具体的な車検費用の目安や詳細な解説については、専門の整備工場やディーラーの見積もりを比較することが大切です。

車検費用の具体的な相場は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。

車検で修理を勧められたら?車検費用を抑える方法も紹介!

技術料は車検を依頼する業者によって異なる

車検の技術料は依頼する業者によって異なります。

ここでは、各業者別の技術料について詳しくみていきましょう。

ディーラー

多くの方が車を購入したディーラーに車検を依頼するでしょう。

ディーラーはメーカー認定の整備士が整備やメンテナンスを担当しており、技術力の高さや品質の高さにおいて非常に信頼性があります。

特に、新車や高級車を所有している方は、ディーラーでの車検を選ぶ傾向が高いです。

整備士が専門知識を持っており、純正部品を使用するため、車の性能を維持するうえで安心感が得られるというのも大きなメリットです。

ただし、ディーラーの車検はその分技術料が高めに設定されていることが一般的です。

純正部品を使用するため、社外品と比べて部品代が高くつき、車検費用全体が増加する可能性があります。

そのため、コストを抑えたい方にはあまり適していませんが、安全性や品質を重視する方にはおすすめです。

カー用品店・ガソリンスタンド

カー用品店やガソリンスタンドでも、車検を依頼することができます。

これらの店舗は、ディーラーと比較すると費用を抑えやすいのが特徴です。

特に、大型カー用品店は部品の在庫が豊富であり、ユーザーの希望に応じた部品を選ぶことができます。

また、ガソリンスタンドの場合は給油時に車検を依頼できる手軽さがあり、キャンペーンとして給油割引などの特典がつく場合もあります。

しかし、整備士の技術レベルに関しては店舗によってバラつきがあるため、サービスの質に関しては注意が必要です。

技術料が比較的安い分、作業の正確さや品質が他の業者に比べて劣る場合もあるため、信頼できる店舗を選ぶことが大切です。

車検専門店

車検専門店は、車検や法定点検を専門に取り扱っている業者で、スムーズかつ効率的に車検を受けられることが大きな特徴です。

専門店では、複数の整備士が同時に作業を分担して進めることが多いため、短時間で車検を受けられます。

また、基本的には車検に通るための最低限の整備に留めることが多く、不要な修理や交換は行わないため、費用を大幅に抑えることも可能です。

さらに、車検専門店は費用の透明性が高く、見積もりがしやすい点も人気の理由です。

車検満了日が迫っている場合でも、予約状況によっては即日対応してくれるため、急な車検にも対応可能です。

安さとスピードを求める方におすすめですが、車両の細かな整備を希望する場合には物足りないと感じるかもしれません。

整備工場

整備工場での車検は、業者によって技術料や総費用に差があるものの、ディーラーよりも安く済むことが多いです。

特に、年式の古い車や走行距離が多い車両に対しては、整備工場が部品交換や修理をリーズナブルな価格で行ってくれます。

整備工場では、車検中に発見された不具合をその場で修理してくれるケースが多く、費用対効果の面でも優れています。

ただし、整備工場によって整備士の技術レベルやサービスの範囲にばらつきがあるため、信頼できる工場を選ぶことが重要です。

また、多くの整備工場は土日や祝日に営業していない場合が多いため、平日に時間が取れる方でなければ、日程調整が難しくなるかもしれません。

そのため、事前に営業日や整備内容を確認してから依頼しましょう。

車検時の技術料が高くなってしまうケースは?

車検時の技術料が高くなってしまうのは、どのようなケースがあるのでしょうか。

ここでは、技術料が高くなってしまうケースについて詳しくみていきましょう。

年式が古い車や走行距離が多い車は部品交換が増える

古い車や走行距離が長い車両は、使用による劣化が進んでいるため、車検時に多くの部品交換が必要になるケースが多いです。

特にブレーキパッドやエンジンオイル、バッテリーなどの消耗品は交換が避けられず、作業の回数や内容が増えるため技術料も上がります。

こうした車両では、車検費用全体が高額になることが多いので、事前に整備が必要な箇所を確認しておくことが重要です。

輸入車の場合、部品代の輸入をしなければいけない場合がある

輸入車は、国内の在庫では対応できない部品が必要なため、海外から取り寄せなければならない場合があります。

このようなケースでは、部品の輸送費や関税などの追加コストが発生するため、部品代が大幅に上がる可能性があります。

さらに、輸入部品を使用する場合、取り付け作業にも特殊な技術が必要になることが多く、技術料が高くなる原因となっています。

輸入車を所有している方は、部品代と技術料の両方を事前に確認しておくことが重要です。

車検時の技術料を抑える方法は?

車検時の技術料を少しでも抑えたい方は、以下の方法を試してみましょう。

  • ・見積りで比較する
    ・ユーザー車検を検討する
    ・リビルト品を使用する
    ・技術料の「値切り」はできる?

それぞれの方法について詳しく解説します。

見積りで比較する

車検費用を抑える最も簡単で効果的な方法は、複数の業者で見積りを取り比較することです。

業者ごとに技術料や部品代には大きな差があるため、車検費用を比較して自分の希望に合った業者を選ぶことで無駄なコストを削減できます。

また、見積りを出してもらう際には必要な整備内容を確認し、余分な作業が含まれていないかチェックすることも重要です。

複数の見積りを基に、最もコストパフォーマンスの良い業者を選びましょう。

ユーザー車検を検討する

ユーザー車検とは、整備工場を介さずに自分で車検を通す方法です。

自分で運輸局に車を持ち込み、必要な検査を受けることで大幅に費用を削減できます。

技術料を完全にカットできるため、時間や手間をかけても費用を抑えたい方にはおすすめです。

ただし、車両の知識や整備スキルが求められるため、事前の準備が必要です。

リビルト品を使用する

リビルト品を使用することで、技術料や部品代を抑えることができます。

リビルト品とは、使用済みの部品を再生して新品同様に修理したもので、新品部品よりも安価に購入できるのが特徴です。

整備工場でリビルト品を提案してもらうか、自分で調達して車検時に持ち込むことで、費用を抑えることができます。

ただし、リビルト品を使用できる部品は限られているため、どの部品に適用可能かを事前に確認することが大切です。

技術料の「値切り」はできる?

技術料の値引き交渉は、業者によっては可能な場合があります。

特にディーラーでの車検の場合は長期的な顧客との関係性を重視しているため、交渉次第では技術料の一部を減額してもらえることがあります。

ただし、ディーラーは基本的に技術料が高めに設定されているため、交渉で大幅な値引きが期待できるわけではありません。

少しでも費用を抑えたい場合には事前に交渉を行い、可能な範囲で技術料を抑えてみましょう。

車検前に「車を売る」選択肢も!

車検の見積もり段階で、大きな部品交換や修理が必要と判断された場合、車を乗り換える方が経済的かもしれません。

高額な修理費用を負担するよりも、早めに車を売却して新しい車に買い替えることで、余計な出費を抑えつつ、快適なドライブを楽しめます。

売却を考える際は、ぜひ弊社の一括買取サイトをご利用ください。

まとめ

車検の技術料が高いと感じる方は多いですが、それは安全な運転を保証するために必要な作業のため当然のことです。

しかし、少しでも費用を抑えたいと考える場合は、見積りを比較したり、ユーザー車検やリビルト品を使用するなど、この記事で解説した方法を試してみると良いでしょう。

ただし、コストを意識しすぎて必要な整備を省くと、安全性に影響が出る可能性があるため、正しい車検を受けることを最優先に考えましょう。

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2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
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■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q1.車検費用の見積もりで気を付けるポイントは?

車検を受ける際に、あらかじめ見積りを取得する方が多いですが、見積り額が最終的な請求額になるわけではありません。
実際の費用は、車両の状態を確認した後に確定します。

特に、部品交換や整備の必要性が出てくると見積りよりも高額になる場合があります。

事前に「見積り金額を超える場合は事前に連絡してほしい」と業者に伝えておくと、当日に想像より高額な車検費用を請求されてしまうこともないため安心です。

明確な説明を求め、費用がかさむ原因を把握することが大切です。

Q2.どんな部品の修理・交換をすることが多いの?

車検でよく交換される部品の一つは電球です。

特にブレーキランプやウインカーの電球が切れていると安全性が低下し、保安基準を満たさないため必ず交換が必要です。

電球の交換は数百円で済みますが、配線の不具合があると数万円かかる場合もあります。

また、発炎筒も使用期限が過ぎると交換が必要です。

さらに、エンジンオイルやブレーキオイルなどの消耗品も交換頻度が高く、定期的な交換が安全な運転に不可欠です。

オイル類の交換は、車検時に一緒に行うことが多く、費用も数千円程度となっています。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。
中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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