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車の故障と原因をランキング形式で紹介!故障時の対応と予防法も解説

  • 2024年4月30日


「走行中に車が止まってしまった」
「車から異音や異臭がする」
「エンジンをかけようとしたがかからない」

走行中に車が停車してしまったり、エンジンがかからなかったりなど、車の故障トラブルで慌てた経験はありませんか?
いざという時に落ち着いた行動が取れるように、車のよくある故障や原因は押さえておいた方が良いでしょう。
この記事では、車の故障や原因で多いものを、ランキングで紹介していきます。

さらに、故障が起きてしまった時の対処法や、故障を予防するためのポイントも解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

【道路別】車の故障ランキング

走行時の故障はさまざまですが、走行環境が異なる一般道路と高速道路では内容が異なります。
国土交通省の令和4年度路上故障の実態調査結果を基に、車の故障ランキングを見ていきましょう。

一般道路の故障ランキング

一般道路の故障ランキングを装置別・部位別で表にまとめてみました。
下記をご覧ください。

装置別故障発生件数

まずは一般道路における装置別故障発生件数と割合から紹介します。

No. 装置名 発生件数(割合)
1 電気装置 33,613(39.2)
2 走行装置 28,955(33.7)
3 エンジン本体 7,175(8.4)
4 燃料装置 7,125(8.3)
5 動力伝達装置 3,540(4.1)
6 冷却装置 2,623(3.1)
7 電子制御装置 1,002(1.2)
8 潤滑装置 734(0.9)
9 制動装置 709(0.8)
10 かじ取り装置 376(0.4)
総計 85,852 (100.0)

部位別故障発生件数

次に一般道路における部位別故障発生率について紹介します。

No. 部位 発生率
1 タイヤ 33.4%
2 バッテリー 29.0%
3 オルタネーター 4.8%
4 冷却水 1.6%
5 クラッチ 1.3%
6 トランスミッション(AT) 1.2%
7 スタータ 0.9%
8 潤滑油 0.9%
9 ファンベルト 0.6%
10 かじ取り装置 0.5%
その他 25.8%

高速道路の故障ランキング

高速道路の故障ランキングを装置別・部位別で表にまとめてみました。
下記をご覧ください。

装置別故障発生件数

まずは高速道路における装置別故障発生件数と割合から紹介します。

No. 装置名 発生件数(割合)
1 走行装置 276 (50.9)
2 燃料装置 74 (13.7)
3 電気装置 59 (10.9)
4 エンジン本体 57 (10.5)
5 動力伝達装置 30 (5.5)
6 冷却装置 26 (4.8)
7 潤滑装置 16 (3.0)
8 電子制御装置 4 (0.7)
9
10
総計 542 (100.0)

部位別故障発生件数

次に紹介するのは高速道路における部位別故障発生率です。

No. 部位 発生率
1 タイヤ 50.6%
2 オルタネーター 3.9%
3 冷却水 3.0%
3 潤滑油 3.0%
5 トランスミッション(AT) 2.2%
6 クラッチ 2.0%
7 バッテリー 1.3%
8 IGコイルイグナイタ 0.7%
8 ファンベルト 0.7%
8 ホース類 0.7%
その他 31.9%

車で故障が発生しやすい箇所

道路別に車の故障ランキングを紹介しましたが、その中から代表的なよくある故障箇所について解説していきます。

タイヤ

最も故障しやすい箇所はタイヤです。
経年劣化と消耗によりしてくるとパンクやバーストなどの原因となります。

タイヤ周辺の部品にも注意が必要で、クリップボルトやハブベアリングの故障がタイヤの故障につながることがあります。
クリップボルトとは、タイヤのホイールナットとワンセットになっているネジの部品で、ハブベアリングは、タイヤのゴムと金属を結合させる部品です。

冷却水

冷却水関連の故障もよくみられます。
冷却水は高音になったエンジンを冷却する重要な役割がありますが、ラジエータなどから冷却水が漏れるといった故障が発生します。

クラッチ

マニュアル車の場合、エンジン動力をミッションに伝えるクラッチが必要です。
クラッチが故障すると、動力が伝わらずにアクセルを踏んでも加速しなくなります。

バッテリー

バッテリーがあがってエンジンがかからないという経験がある方は多いのではないでしょうか。

バッテリーはエンジンをかけたり電装系を動かすための部品で、消耗品のため、蓄電されていても定期的な交換が必要です。

オルタネーター

オルタネーターは電気系統に関わる重要な部品です。
これが故障すると、バッテリーを充電したりスターターを起動させることができません。

エンジン始動によって発電した電力をバッテリーに供給することができないと、すぐにバッテリーがあがってしまい走行不可になるでしょう。

トランスミッション

速度に応じてギアを切り替えるトランスミッションも、車の走行に関わる重要部品です。
トランスミッションが故障して、ギアの切り替えが上手くできないと加速不良を引き起こします。

潤滑油

エンジンなど機械をスムーズに動かすための潤滑油にも注意が必要です。
潤滑油が古くなったり漏れたりすると、エンジンを始めとする機械系統に不具合が発生します。

スターター

エンジンを始動させるスターターの不具合もよく報告されています。
スターターが故障すると、エンジンが始動するときに「キュルキュル」という音がせずエンジンがかからなくなります。

バッテリーが充電されている状態でエンジンがかからない時は、スターターの故障が原因かもしれません。

車の故障が考えられる主な8つの症状とその原因

車の故障である可能性が高い主な症状を8つ紹介し、その症状が起こる原因についても解説していきます。

エンジンがかかりづらい

エンジンがかかりづらい時、エンジンをかけるための装置に不具合が生じている可能性があります。

エンジンをかけるには次の3つの要素が重要になります。

  • ・混合気
    ・圧縮
    ・点火

混合気とは燃料と空気が混ざり合ったもので、空気に対して燃料の濃さが適切ではないと性能が発揮できません。
混合気をシリンダー内で圧縮できているかということも重要で、エンジンがうまく回転するにはこの圧縮が他シリンダーと適切な圧縮比である必要があります。

最後は点火です。
エンジンがエネルギーを発生させるには、プラグによって火花を飛ばす必要があります。
混合気と圧縮に問題がない場合は、プラグが消耗しているのかもしれません。

エンジンの振動が大きい

上記で説明したように、混合気・圧縮・点火に問題があると、うまく燃焼されていないシリンダーなどが振動となって現れることがあります。

その他の原因では、エンジンを支え衝撃を吸収しているエンジンマウントが、劣化したり切れたりすることで、エンジンの衝撃を吸収できず振動が大きくなるのです。

異音がする

車から発生している異音も、故障の前兆と考えられるかもしれません。
異音にもさまざまあり、大きく分けると次の3つが挙げられます。

  • ①エンジンルーム
    ②ボディ
    ③走行時

それぞれみていきましょう。

エンジンルームからの異音

エンジンルームから「キュルキュル」「シュルシュル」という異音がする場合、ベルト類の劣化や伸びである可能性が考えられます。

異音が「カタカタ」「コトコト」というものであれば、エンジン及びエンジン周辺の金属か
ら発生しているかもしれません。

ボディからの異音

ボディから発生する異音でよくあるのが「ミシミシ」「ギシギシ」といったきしみ音です。

長年乗っていたり過走行の車は傷みが出てくるので、ボディの上下の揺れや横揺れによって異音が発生することがあります。

走行中の異音

走行中に生じる異音にもさまざまあります。
たとえば、何かの部品が外れたような「カラカラ」といった異音や、具体的に異音が発生しやすい箇所として、ベアリングとブレーキパッドが挙げられます。

車にはベアリングが使われているものの、ベアリングが劣化すると「ゴー」といううなり音が出ます。

また、ブレーキパッドの場合は、残量が減ってくると金属部分が接触して「キー」という金属音が出ることがあるのです。

異臭がする

車内から異臭がする時も車の故障が疑われます。
エンジン始動時に焦げたような臭いや排ガスの臭いがしたときは、放置せずすぐに点検してもらいましょう。

エアコンが効かない

エアコンをかけても冷風が出ないとき、ブロアモーターが故障している可能性があります。
ブロアモーターにはエアコンの風を循環させる役割があり、故障すると冷風が出なかったりエアコン使用時に異音がしたりするのです。

ブロアモーター以外では、エアコンフィルターが目詰まりしていたり冷媒ガスが減っていたりする時にも同様の症状がみられます。

アクセルを踏んでも加速​​しない

トランスミッションが故障するとギアの切り替えができず、アクセルを踏んでも加速しなくなります。

その他では、スパークプラグやイグニッションコイルの故障で、エンジンに点火できず加速不良が起きる可能性があるのです。

エアコンの効きが悪い

エアコンの効きが悪くなったと感じたら、ブロアモーター、エアコンフィルター、冷媒ガスに不具合がで始めている前兆かもしれません。
一度点検に出してみることをおすすめします。

走行中に違和感を感じる

走行中に普段とは違う違和感を感じたら、車のどこかに故障が起きているかもしれません。

走行時の異音、ハンドル操作の不具合、加速不良といった違和感がある場合、タイヤなどの足回りやパワーステアリング、トランスミッションなどの故障が疑われます。

車が故障で動かなくなった時の対処法

実際に車が故障で動かなくなった時はどのように対処すべきでしょうか?
走行中と停車時に分けて紹介します。

走行中に車が止まってしまった場合

走行中に故障で車が止まってしまった時は、慌てずに落ち着いた行動を心がけましょう。
下記手順をご参照ください。

慌てず安全な場所に停車する

車が走行中に動かなくなった時は、後続車に追突されないようにハザードランプを点灯させ、できるだけ端に寄せ安全な場所で停車しましょう。

発煙等などで後続車に知らせる

安全な場所に停車したら、発煙筒や三角表示板で後続車に危険を知らせましょう。

自分で応急処置をする

タイヤパンクなど、修理キットで応急処置できそうな場合は試してみましょう。
エンジンや電気系統は専門知識が必要なので、自己判断での対応は避けてください。

ロードサービスに連絡する

応急処置による復旧ができない時は、ロードサービスに連絡して判断を仰いで、到着するまで安全な場所で待機してください。

停車していた車のエンジンがかからない場合

駐車場などで停車していた車のエンジンがかからない場合は、セルモーターが回っていればバッテリーが原因かもしれません。

いずれにしても、ロードサービスに連絡して復旧を要請するようにしましょう。

車の故障を予防するためのポイント5選

車の故障について説明してきましたが、ここからは故障を予防するポイントを5つお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。

定期的にメンテナンスを行う

車の故障を予防するには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
洗車や清掃などを定期的に行い、タイヤの状態などを確認しておくと良いでしょう。

定期点検で車の状態を確認する

ディーラーや整備工場で定期点検をすることも故障の予防に役立ちます。
定期点検により不具合箇所の早期発見につながり、重大な故障につながる前に対処できるようになるでしょう。

違和感を感じたら早めに点検に出す

車に乗っている時に違和感を感じたら、放置せずに早めに点検に出しましょう。

違和感を感じているのに、放置してしまうと、症状が進行してしまうリスクがあります。

質の良い中古車を選ぶ

中古車を購入する場合は、できるだけ故障が起きないように高品質な車を選ぶことをお勧めします。

値段の安さだけで選んでしまうと、年式が古く過走行で故障リスクが高く、購入した後に費用が嵩んでしまうかもしれません。

車を丁寧に扱う

基本的なことですが車の扱いは丁寧に行いましょう。
急な加減速や度重なる長距離走行、悪路走行などを繰り返すと車にダメージが蓄積して故障しやすくなります。

できるだけ丁寧な運転を意識して行うことで、車への負荷を押さえることができ、故障の予防につながるでしょう。

まとめ

車の故障の原因をランキングで紹介してきました。

車はさまざまな部品で構成される精密機械のため、故障箇所も多岐に渡ります。
故障の多い箇所や原因をしっかり知った上で、今回お伝えしたような故障を予防する方法もぜひ試してみてください。

もし車が突然動かなくなくなってしまっても、焦らずに今回紹介した対処法で対応しましょう。

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2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
国産・輸入SUVはもちろんミニバンやハイエース等の販売を行っていますので、
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車両情報や購入時のポイントのほかにも保険や整備、買取などなど
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■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q1.車の修理はどこに依頼することができますか?

ディーラーか整備工場で修理対応が可能です。
ディーラーは品質と修理の早さ、整備工場は価格と柔軟な対応に特徴があります。

Q2.質の高い中古車の選び方はありますか?

年式と走行距離以外の判断基準として、納車前にどのような点検・整備が実施されるか、納車後の故障に対して保証が付くかを確認することをおすすめします。
点検・整備や保証が充実していれば、納車後の故障リスクを軽減できます。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。 中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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