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廃車時に印鑑証明は不要?ケース別に解説!

  • 2023年5月31日


車を廃車にしたいと思っている人の中には、「廃車にするときに印鑑署名は必要なの?」「印鑑証明を準備する際に注意することはあるの?」と疑問に思っている方は多いと思います。

そこで、この記事では「車を廃車にする際の印鑑証明が必要なのかを知りたい」方に向けて、以下の内容を紹介しています。
・印鑑証明について
・廃車時に印鑑証明はなぜ必要なのか
・印鑑証明を悪用されるリスクはある?
・印鑑証明を用意する際の注意点とは?
・印鑑証明がない場合の廃車手続きの流れ
・印鑑証明の発行方法
上記の6つの内容を紹介しているので、廃車手続きをスムーズに進めたい方は参考にしてください。

印鑑証明について

車を廃車する際にいくつかの書類が必要になりますが、そのうちの1つに印鑑承継があります。印鑑証明とは、「この実印は、間違いなく私の実印です」と証明する書類のことです。印鑑証明書には、以下の内容が記載されています。

  • ・実印の印影
    ・氏名
    ・生年月日
    ・性別
    ・住所

廃車にする際は、印鑑証明が必要になると説明しましたが、細かい決まりが設定されています。
そのため、印鑑証明の正しい取り扱い方法を確認しスムーズに廃車手続きを行えるようにしましょう。

また、印鑑証明は廃車の場面以外にも必要になることもあります。
中古車買取時の印鑑証明についてはこちら

廃車時に印鑑証明はなぜ必要?

車を廃車しようと考えている方で「印鑑証明が無くてもできないの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

車は、「個人の資産」と考えられているため、廃車にする際は不備がないように慎重に行う必要があります。
また、廃車手続きを行う際は、印鑑証明を登録した際と同じ印鑑を使用する必要があります。
印鑑証明を手続きの際に提出することで、間違いなく本人が登録した実印であることを証明することができるため、書類の信用性を証明するためにも印鑑証明は必ず必要になります。

しかし、軽自動車と普通自動車で印鑑証明が「必要か・必要でないか」が違ってきます。

軽自動車の廃車では不要

軽自動車を廃車にする際は、印鑑証明は不要です。
代わりに、軽自動車の廃車では以下の2つの手続きを行います。

  • ・一時的に使用を停止する「自動車検査証返納届」
    ・永久的に処分する「解体返納」

こちらの手続きを必ず行ってください。

解体返納は解体後に行う手続きで、以下の書類が必要になります。

  • ・自動車検査証(車検証)
    ・ナンバープレート
    ・解体届出書
    ・申請依頼書
    ・使用済自動車引取証明書

上記の書類を必ず準備しておきましょう。
また、使用済自動車引取証明書にはリサイクル券に記載されてある「移動報告番号」を記入する必要があります。
不備がないようにしっかり確認しておきましょう。

普通自動車の廃車では1通

普通自動車を廃車にする際は、印鑑証明書が1通必要です。
その他にも以下2つの書類の手続きを行います。

  • ・一時的に使用を停止する「一時抹消登録」
    ・解体した後に手続きを行う「永久抹消登録」

印鑑証明と上記2つの手続きを必ず行ってください。

永久抹消登録は解体後に行う手続きで以下の書類が必要になります。

  • ・印鑑証明書
    ・自動車検査書(車検証)
    ・申請書
    ・実印
    ・ナンバープレート
    ・手数料納付書
    ・委任状

上記の書類を必ず準備しておきましょう。
また、普通自動車の場合は軽自動車と違い印鑑証明が必要になるため注意してください。

印鑑証明を悪用されるリスクはある?

印鑑証明は廃車手続き以外でも必要な場面も多く、廃車手続きの際に「印鑑証明を悪用されるリスクはあるの?」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか?

結論から言うと、廃車手続きの際に提出した印鑑証明は悪用されることはありません。

また、廃車手続きを行う際に印鑑証明を2通要求されることがありますが、悪用されることはないため安心してください。
これは、廃車買取業者が依頼者に代わって名義変更の手続きを代行する際の委任状用に、印鑑証明が2通必要な場合があるためです。

車は、売却した際に還付金を受け取ることができるため、譲渡証明書と印鑑証明を同時に提出することで元の所有者から還付金の請求権を譲渡することができます。
また、買取った車を海外に輸出する際にも印鑑証明が必要です。

このように、買取業者から印鑑証明の提出を求められたとしても、手続きを行うために必要な書類のため、悪用されることはありません。

印鑑証明を用意する際の注意点とは?

廃車にするときは、印鑑証明が必要と紹介してきましたが、「印鑑証明を準備する際にどんなことに注意したらいいの?」と気になる方は多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは印鑑証明を準備する際の注意点を6つ紹介します。今回紹介するのは以下の6つです。

  • 1.印鑑証明は発行されてから3ヶ月以内のもの
    2.印鑑証明と車検証の住所が違う場合
    3.印鑑証明を2通用意しておく
    4.実印を紛失してしまった場合
    5.印鑑証明と氏名が違う場合
    6.結婚などで姓が変わった場合

上記6つの注意点について解説していきますので確認してください。

印鑑証明は発行されてから3ヶ月以内のもの

印鑑証明は、発行されてから3ヶ月以内のものを用意しましょう。
「印鑑証明に期限があるの?」と思う方もいると思いますが、印鑑証明自体に有効期限はありません。
しかし、廃車時に印鑑証明を役所に提出する際は、発行されてから「3ヵ月以内のもの」でないといけないと指定があります。

書類に不備があってはいけないと、あらかじめ準備しておくことが多いと思いますが、早く準備し過ぎると有効期限が過ぎてしまっている場合があるため、印鑑証明の有効期限は3ヶ月であることを覚えておきましょう。

印鑑証明と車検証の住所が違う場合

「引越しをして印鑑証明と車検所の住所が違うけど大丈夫?」と疑問に思っている方もいると思いますが、印鑑証明と車検証の住所が違う場合も車を廃車にすることができません。
この場合引越しの回数によって必要書類が異なります。
・1回の引っ越しで住所が違う場合は「住民票」が必要
・2回以上の引っ越しで住所が違う場合は「戸籍の附票」が必要
引越しの回数で必要書類が違うため注意してください。
また、引っ越しで県や市区町村も変わってしまった場合も「戸籍の附票」を準備しておきましょう。
印鑑証明以外の書類も3カ月以内に発行したものを提出できるようにしておきましょう。

印鑑証明を2通用意しておく

車を廃車にするときは、印鑑証明を2通用意しておきましょう。
「印鑑証明は1通あればいいのでは?」と思っている方もいると思います。

印鑑証明は名義変更を行う際に必要になる1通分あれば問題ありませんが、廃車買取する際は自賠責保険料や自動車税、重量税といった還付金を受け取ることができます。
還付金を業者に受け取りをしてもらう際には、還付委任状の作成が必要です。
その際に、印鑑証明も必要になるため事前に2通準備しておくようにしましょう。

実印を紛失してしまった場合

実印を紛失してしまったという方もいるのではないでしょうか?
実印を無くした場合は、悪用されるリスクもあるため、印鑑を登録した市町村役場に行き紛失を届け出る必要があります。
その際、廃印手続きを行い新たに印鑑登録を行いましょう。
印鑑登録を行う方法は以下の通りです。

  • 1.新たに登録する印鑑を選ぶ
    2.住民票がある市区町村に行き印鑑登録を行う
    3.印鑑証明を取り寄せる

印鑑証明書を取り寄せたり、委任状や譲渡証に使用できます。
実印を紛失してしまうと焦ってしまうと思いますが、落ち着いてまず紛失届を出すことが大切です。

印鑑証明と氏名が違う場合

印鑑証明と氏名が違う場合も廃車手続きを行うことができません。
たとえ、同一人物であったり家族や友人から譲り受けたものだったりしても廃車にすることができません。
この場合は、初めに名義変更を行う必要があり、名義変更が完了した後に廃車することができます。

同一人物であるが結婚などさまざまな理由で姓がが変わっている場合は、本人と確認するために「戸籍謄本」が必要になります。
また、家族や友人から譲り受けている場合は、車検証がある所有者に連絡を取り実印を押した譲渡証明書と委任状を準備してもらう必要があります。
この際も発行してから3ヶ月以内のものを提出してください。

結婚などで姓が変わった場合

「結婚等で姓が変わった場合は、どうすればいいの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか?
この場合は、旧姓で登録していた印鑑証明は失行になるため、新しく印鑑証明を再取得する必要があります。
戸籍謄本を提出することで手続きは可能なので、早めに手続きするようにしてください。

印鑑証明がない場合の廃車手続きの流れ

印鑑証明がない場合の廃車手続きはどうすればいいのか疑問に思う方は多いと思います。
今回は、以下2つの方法を紹介します。

  • ・名義変更を行う
    ・車を解体する

上記2つの内容について解説していきます。

名義変更を行う

車を廃車にしたいが車の所有者が亡くなっている場合は、印鑑証明を取得できません。
この場合は、一度車を相続する必要があるため以下の書類を準備する必要があります。

  • ・戸籍謄本
    ・除籍謄本
    ・遺産分割協議書

また、相続しない場合は車は資産扱いのため国の持ち物になります。

車が解体済みの場合

印鑑証明がない場合は、解体することで廃車にすることができます。
理由は、車を解体してから5年経つと車の登録が自動的に抹消されるためです。

車を解体すると「解体報告記録日」の連絡が入るためメモしておきます。
その後、「使用済自動車引取証明書」が届きます。
・解体報告記録日のメモ
・使用済自動車引取証明書
上記2つを自動車税務署に提出し自動車税の停止の手続きを行ってください。
この手続きをしないと車を解体したにもかかわらず自動車税を5年間払い続けることになります。
忘れずに行うようにしましょう。

印鑑証明の発行方法

印鑑証明の発行方法について紹介します。印鑑証明の発行方法はとても簡単です。以下の手順に沿って行ってください。

  • 1.住民票を登録している役所に行く。
    2.身分証明書と登録する印鑑を提出し、申請書に必要事項を記載する。
    3.印鑑登録が完了したら、役所で印鑑登録証明書交付申請書をもらう。
    4.書類に必要事項を記入する
    5.印鑑証明を発行してもらえる

上記の方法で印鑑証明の発行は完了になります。
マイナンバーカードを持っていて、印鑑証明を市区町村がコンビニ発行に対応している場合は、コンビニでの発行が可能です。

まとめ

車を廃車にする際は、印鑑証明が必ず必要になります。
廃車によっては、印鑑証明が2つ必要であると伝えられ「悪用されるのではないか」と不安に思う方もいるかもしれませんが、決して悪用されることは無いため安心してください。

また、車の所有者が亡くなっているなど印鑑証明を準備できない場合もあると思います。
その場合は、名義変更や解体をすることで印鑑証明がなくても、車を廃車にすることが可能です。
解体する場合に関しては、解体が完了したら「解体報告記録日のメモ」と「使用済み自動車引取証明書」の2つを自動車税務署に提出し自動車税の停止の手続きを行ってください。
この手続きを行わなければ、5年間廃車になったにもかかわらず自動車税を払い続けることになります。

今回、車を廃車にする際の印鑑署名の必要性に触れてきました。
印鑑証明に不備があれば、廃車にすることができないため、事前に確認をして廃車手続きをするようにしましょう。

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2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
国産・輸入SUVはもちろんミニバンやハイエース等の販売を行っていますので、
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■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q1.印鑑証明が準備できない場合でも廃車にできる?

名義変更や解体をすることで印鑑証明が無くても可能です。

Q2.廃車にするとき印鑑証明は何通いるの?

軽自動車は不要、普通自動車は1通必要。場合によっては2通必要な場合もあるため、2通準備しておくと安心です。

この記事の監修者

CTN

CTN編集部

株式会社CTNは創業以来車事業に特化したプロとして、加盟店様を中心に新車卸事業・リース事業を展開しています。
中古車販売店様を15年以上ご支援させていただいたノウハウを基に、中古車買取においてCTNならではのお役立ち情報を配信しております。

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