車を乗り換える際にカーナビをそのままにして売却するか、それとも取り外してから売却するか迷うポイントです。
どちらの選択が最適かは、カーナビの価値や取り外しや取り付けにかかる費用などによって異なります。
そこでこの記事では、車を乗り換える際のカーナビの取り扱いについて解説します。
また、カーナビを取り扱う際の注意点やカーナビを売却できる方法なども解説しているので、ぜひ参考にしてください。
車を乗り換える際のカーナビはどうすれば良いの?
車を乗り換える際のカーナビはどうすれば良いのでしょうか。
ここではそのまま装着した状態で売却する場合と車から外して別々に売却する場合について詳しく解説します。
そのまま装着した状態で売却する
まずは、カーナビをそのまま装着した状態で売却する場合についてみていきましょう。
査定額が上がる可能性が高い
カーナビを装着した状態で車を売却すると、基本的にプラス査定として評価されます。
これは、日本自動車査定協会(JAAI)が定めている中古自動車査定基準及び細則にもあり、カーナビが搭載されている車は、その機能性や利便性から高い評価を受ける可能性が高いです。
特に、新しいモデルであればさらに高く評価され、1年以内のモデルであれば、査定額にプラス6万円という高評価がされることもあります。
しかし、市場価格の変動が激しいため、具体的なプラス査定の金額はJAAIの公式ホームページ最新の情報を確認することが重要です。
JAAIの公式ホームページはこちら
不具合があるとマイナス査定になる可能性もある
カーナビに傷がついている場合やシステムに問題がある場合は、査定時にマイナス評価につながることもあります。
ただし、マイナス査定になることは少なく、多くの場合ゼロ査定となります。
査定がつかないなら、外した方が良いと考える人も多いでしょう。
しかし、カーナビを外すには手間と費用がかかりますし、外す作業には専門的な知識や技術が必要です。
そのため、傷やシステムの問題がある場合でも、カーナビをそのままにしておく方が賢明な選択といえるでしょう。
付属品がない場合もマイナス査定になる可能性がある
カーナビの本体だけでなく、取扱説明書や地図データの入ったDVD、リモコンなどの付属品も、査定において重要です。
JAAIの査定基準によると、取扱説明書がない場合は3,000円、地図データの入ったDVDがない場合は1万円の減額がされることもあります。
操作に欠かせない付属品が不足していると、その使い勝手や価値が低下するため、査定額にマイナス影響が出ることがあります。
そのため、付属品は必ず大切に保管しておくことが大切です。
車から外して別々に売却する
続いて車からカーナビを外して、別々で売却する場合についてみていきましょう。
査定額が下がる可能性が高い
査定の際には加点方式が採用されることが多く、カーナビが最初から装着されていない車は基本的に加点されません。
しかし、車に元々標準装備として付いていたにも関わらず、外してしまった場合はマイナス査定になる可能性が高いです。
特に、取り外しによって車体に傷がついたり、取り付け跡が目立つような状態になっていると、大きなマイナス要因となります。
また、画面サイズが小さく見づらい、または操作性が悪いナビは需要がなく、査定額が低くなる場合もあります。
古いモデルやバージョンの場合値段がつかない
カーナビ自体を売却しようとした場合、モデルやバージョンによっては思うような価格で売れないこともあります。
地図情報は毎年のように更新されており、ナビ自体の性能も上がっています。
そのため、数年経過しただけで古いモデルと見なされ、需要が低下してしまうモデルも多いです。
このような状況下では、カーナビのみの販売から得られる利益は限られてくるでしょう。
カーナビの付け替え費用
高価なカーナビや最新のカーナビを装着している場合、カーナビを取り外して別々に売却したほうがお得なのではないかと考える方もいるでしょう。
カーナビを取り外すためには、配線の問題や取り付けの難易度によっては、工賃が高額になることがあります。
一般的なカーナビの取り外しと取り付けの費用は、8,000円〜17,000円程度とされています。
しかし、車種やカーナビの種類によってはそれ以上の費用がかかることもあるでしょう。
カーナビの取り外しや付け替えには追加費用が伴う可能性があるため、事前にこのような工賃なども考慮する必要があります。
カーナビを取り外して売却するのは、一見お得な方法のように思えるものの、実際には査定額が下がったり、取り付け費用などのコストが発生したりする可能性があることを理解しておきましょう。
売却時にカーナビを取り扱う際の注意点
車を売却する際、カーナビの取り扱いには注意が必要です。
ここでは、売却時にカーナビを取り扱う際の注意点についていくつか解説します。
保存している音楽データは移行できない
カーナビの中にお気に入りの曲を登録して楽しんでいる方も多いでしょう。
しかし、車を売却する際、カーナビに保存された音楽データの移行はできません。
これは著作権保護法により、CDなどから取り込んだ音楽データは原則として複製や移動が制限されているためです。
したがって、カーナビに保存されている音楽データを引き続き楽しみたい場合は、元のCDから改めて新しいカーナビへとデータを保存し直す必要があります。
初期化しておく
車を売却する際には、カーナビ内に保存されている情報を削除するために、初期化しておくことが大切です。
特に自宅の住所や電話番号といった個人情報は、第三者に悪用されるリスクがあります。
さらに、友人宅や実家など、自分以外の第三者の情報が登録されている場合も、その情報が漏れることで思わぬトラブルにつながる可能性があります。
このような個人情報の漏えいを防ぐためにも、車を下取りや売却に出す前にはカーナビを初期化して、すべての情報を確実に消去しましょう。
カーナビを初期化する方法
カーナビを初期化する際には、取扱説明書を確認しながら進めると良いでしょう。
多くの場合、カーナビのメニュー内に「初期化」または「出荷状態に戻す」といったメニューが設けられています。
このメニューを選択して数分程度待つことで、全ての登録情報や設定を工場出荷時の状態に戻すことが可能です。
ただし、機種によっては初期化の方法が異なる場合があります。
もし取扱説明書を紛失してしまった場合は、メーカーの公式HPでモデル名を入力して検索し、マニュアルやサポート情報を参考にして行いましょう。
また、カーナビに音楽データをSDカードで保存している場合は、そのSDカードを取り外すだけでデータを抜くことが可能です。
しっかりと初期化とデータ削除を行い、トラブルに遭わないようにしましょう。
車種専用の純正ナビは装着したままが良い
車を売却または下取りに出す際、車種専用の純正ナビが装着されている場合は、装着したままにしておきましょう。
純正ナビには、オペレーターサービスやマルチビューカメラシステムなど、運転をサポートする高度な機能を備えている場合が多いです。
これらの機能は運転の快適性や安全性を大きく向上させるため、査定時にはプラスの評価となる場合があります。
また、純正ナビはその車種に特化して設計されています。
そのため、純正ナビが装着されると車全体の一体感やデザインが際立ち、車の価値をより高めることが可能です。
もし、純正ナビを外してしまうと、価値や魅力が減少してしまうため純正ナビはそのままの状態で手放しましょう。
ディーラーオプションナビもそのままにしておく
ディーラーオプションナビも車種専用の純正ナビと同様に、装着したままにしておくと良いです。
ディーラーオプションナビとは、ディーラーの工場で取り付けるナビです。
純正ナビほどプラス査定を受けることは少ないですが、必ずしもマイナスの査定につながるわけではありません。
新しい年式や人気のモデルに装着されている場合は、プラス査定を受ける可能性が高いので、そのままにしておくと良いでしょう。
自分で取り外せるものと難しいものがある
カーナビの取り外しには、自分で簡単に行えるタイプと専門的な知識や技術が必要なタイプがあるので注意しましょう。
ここでは、両方のタイプの取り外し方法について解説します。
簡単に取り外しができるタイプの取り外し方法
簡単に取り外せるタイプのカーナビとしては、シガーソケットから電源を取っているモデルが挙げられます。
このタイプのカーナビは、電源コードをシガーソケットから抜くことで電力供給を停止します。
その後、液晶ディスプレイや付属品を取り外すことで簡単に取り外すことが可能です。
比較的簡単で、特別な工具や知識がなくても自分で行うことが可能です。
自分で取り外しができないタイプは業者依頼がおすすめ
一方で、インダッシュタイプや内部電源から給電される液晶式カーナビなどダッシュボードに埋め込まれているモデルは取り外しに専門的な知識と技術が必要です。
このタイプのカーナビを無理に取り外そうとすると、カーナビ自体の破損やオーディオシステムのショート、インパネに傷がつくこともあります。
このようなリスクを避けるためにも、専門的な知識がない場合や自信がない場合は、専門業者に依頼しましょう。
カーナビはどこで売ることができる?
カーナビを単体で売るには、以下の4つの方法があります。
カーナビを売る4つの方法
- ・カー用品専門買取業者
・リサイクルショップ
・オークションサイト
・フリマサイト
それぞれみていきましょう。
カー用品専門買取業者
カー用品専門買取業者は、カーナビを含む自動車関連の機器やアクセサリーを正確に把握しています。
市場での需要、そしてモデルの希少性などを考慮して査定を行うため、適正価格での売却が期待できるでしょう。
また、知識が豊富な専門スタッフによって、細かなスペックや状態の違いを正確に評価してくれるメリットもあります。
事前に複数の業者で見積もりを取ることで、より良い条件での売却が可能になります。
専門性が高いため、業者自体の数が多くないため、地域によっては選択肢が限られることもあるでしょう。
そのため、カー用品専門買取業者を利用する際には、ある程度のリサーチが必要です。
インターネットでの検索やSNSなどで情報を集め、信頼できる業者を見つけると良いでしょう。
リサイクルショップ
リサイクルショップは、手軽に査定を受けられる点が最大のメリットです。
店頭にカーナビを持ち込むだけで、その場で価格を提示してもらえます。
しかし、カーナビの専門性に欠けるため、カー用品専門買取業者に比べると価格が低くなりやすいです。
早く売却したい場合に適していますが、より高い価格を望む場合は他の方法を検討した方が良いでしょう。
オークションサイト
オークションサイトを利用すると、広範囲の買い手を対象に売り出すことができます。
人気のモデルや比較的新しいナビは、市場価値以上の価格で落札されることもあるのです。
しかし、必ずしも落札されるとは限りません。
また、出品に際しては、商品の詳細な説明や写真を用意する必要があり時間と労力がかかります。
フリマサイト
フリマサイトは近年人気が高まっており、使いやすさと利便性の高さで多くの人に利用されています。
自分で価格を設定して売り出すことができ、スムーズに取引が行えることが特徴です。
商品の価値を正確に伝えるためには、オークションサイトと同様に詳細な説明と質の高い写真が必要です。
また、価格の交渉が発生することもありますので、売却価格については検討する必要があります。
カーナビを取り外すかどうか迷った場合は一度査定に出そう
カーナビを取り外すかどうか迷っている場合、一度査定に出すと良いでしょう。
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またCTN一括査定の大きなポイントは、軽自動車やSUV、輸入車などの専門買取業者などでも比較できることです。
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まとめ
この記事では、車を乗り換える際のカーナビの取り扱いや注意点やカーナビを売却できる方法などについて解説しました。
カーナビをそのまま装着した状態で車を売却することは、査定額を高める可能性があります。
特に、最新モデルや純正ナビの場合は、査定額が期待できるでしょう。
一方で、カーナビが故障しているなどの理由でマイナスの査定になる場合もあります。
カーナビを取り外す手間や費用、そしてカーナビを取り外したことによるデメリットを考慮すると、カーナビを装着したまま車を売却する方がより安心です。
もし、カーナビを取り外すかどうか迷った場合は一度査定に出してみるのも良いでしょう。
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少しでも車を高く売りたいと思っている方は、ぜひ一度CTN一括査定をご利用ください。