車を売却したのに、「納車日まで期間がある」「売却後に車が必要」など車の買取のタイミングに悩んでいる方がいると思います。
この記事は、車の売却を検討している方に向けて、車を買取に出した時の代車問題に悩んでいる方に向けて、車の買取とは何か、車を買取した時の代車はどうしたら良いのかといった問題を解決していきます。
車を売却した後に代車は借りれるのか?
車売却後は、自身の乗れる車がなくなってしまいます。
納車の調整により少しの期間で車を手に入れる事もできますが、どうしても数日乗れない期間があり困ってしまう方がいると思います。
また、車を買取してくれた店舗で代車を貸してもらう事ができるでしょうか。
ここでは買取時と下取り時の代車サービスについてご紹介してきます。
◯車の買取とは?
買取した時
買取は、中古車買取業者などに車を売る事です。
下取りとは違い、車を売った時点で取引は終了となるため、代車を借りる事は厳しいように思えます。
しかし、買取業者でも代車サービスを提供しているところもあります。
そのため、買取時でも代車サービスを利用することで車がない期間の心配や買取業者に売らないと考える必要も無くなります。
下取りした時
下取りは、新たに車を購入する事が前提となっています。
そのためディーラーに車を下取りした際には、代車は問題なく借りる事ができます。
この時の代車の料金は無料となっているところが多く、次の車が納車されるまでの間車に乗れない期間も生じません。
下取りの場合は一連の手続きがセットになっているため、スムーズな手続きで完結します。
車の買取業者で代車を借りる利点は?
車を買取した際には、買取業者に代車を頼むことをおすすめします。
車買取業者で代車を借りるメリットはいくつかあるので、事前に情報を収集しておくことが大事です。
ここでは、車の買取業者で代車を借りる利点をご紹介していきます。
◯移動手段を確保できる
車を売却後でもできる限り早めに車を利用したいと思う方は多くいると思います。
しかし車を売った後は、新しい車の納車までに期間があるのですぐに新しい車に乗れるとは限りません。
そのため、前もって車の買取業者で代車を借りる手続きをしておくことで移動手段を確保することができます。
◯レンタルする費用を抑えることができる
車を売却した後、レンタカーを借りて少しの期間なんとかしようと考える方もいると思います。
少しの期間であれば多少の費用はかかりますがレンタカーを借りることで問題を解決することはできます。
ただ、大手の買取業者では無料で代車を貸してくれるサービスを行っているのでうまく活用することで費用を抑えることができます。
◯車を売りたい時に売ることが可能
買取業者から代車を借りることで車を売りたい時に売れるところもメリットの一つです。
買取業者では、買取強化対象やキャンペーンなどにより、売ろうと考えていたタイミングで価格が上がることもあります。
車の買取はタイミングや時期によって売値が変わってくるので、代車サービスを使うことで車を高値で売れる可能性があります。
また、新しい車の納車までの期間、車がない問題やレンタカーを借りて費用がかかってしまうといった出費を抑えることができるところは大きなポイントです。
買取業者から車を借りる時に気を付けるべきこと
買取業者の代車サービスは、便利なサービスです。
買取業者は車の売却だけではなく、その後のサポートも手厚く行ってくれます。
ここでは、買取業者から車を借りる時に気をつけるべきことを4つご紹介していきます。
◯ガソリンの確認
代車を借りた時は、ガソリンがどのくらい入ってるのか確認しましょう。
代車に乗るときに買取店のスタッフと確認することで未然にトラブルを防ぐことができます。
ガソリンは使用した分を返すときに補充する必要があり、基本的には借りた際にガソリンは満タンで借りるので、車を返す時もガソリンを満タンにして返しましょう。
例外で、店舗や貸出状況により代車のガソリンが満タンではないこともあります。
その場合は、借りた時に入っていた量を返す時に入れて返却すれば問題ありません。
万が一のトラブルを避けるために、代車を借りる際には「満タンではないが、返す時はどの程度ガソリンを入れて返せば良いのか」と尋ねると良いです。
◯貸出期間をチェック
代車を借りる時に最も重要となるのが貸出期間です。
代車サービスは無料ですが、無期限で借りることはできません。
一般的には無料の貸出期間が設けられており、目安としては2週間〜1ヶ月で店舗によって異なりはしますが、1ヶ月以上の貸し出しを行っている販売店は無いと言えます。
買取業者の代車サービスは、売却した人だけではなく、車検や修理で車が必要な人にも利用することができます。
そのため、1人に長期間貸し出すのが難しく、定められた期間以上借りる場合は料金が発生する場合があるので確認しておくようにしましょう。
◯自動車の保険を確認する
代車サービスは利点が多くありますが、自分の車ではないため事故を起こしてしまった時のことを考えなくてはいけません。
自動車の保険には、他車運転特約といった任意の保険があります。
他車運転特約に入っておくことで自分の車以外で事故を起こしてしまっても保険が適用されるので、万が一の備えとして入っておくことをおすすめします。
代車はいつも自分が乗ってる車と違ったり、車幅の感覚やアクセルやブレーキの踏み具合なども違うといったことがあるので事故を起こしてしまわないように保険も含め再三の注意を払うようにしましょう。
◯傷や凹みの有無
代車を借りる際には、車の傷や凹みの有無も確認するようにしましょう。
先に傷や凹みの確認をしておくことで返す時のトラブルを避けることができます。
自分が乗っている時に、車をぶつけたり擦ったりしていなくても返す時に「貸した時にはなかった傷や凹みがある」と言われてしまうと借りた身としては何も言えなくなってしまいます。
代車の修理費を余分に支払わされるなどといったトラブルや出費を抑えるために、借りる前から傷や凹みの確認をしましょう。
代車を借りれなかった時の対策
1月〜2月などは買取業者が車を買取したい時期となっており、状況次第では代車を借りることができない場合があります。
他にもいくつか解決策はあるので、先に借りれなかった場合の手段も考えておきましょう。
◯買取業者と話し合う
まずは、身近にいる買取業者の方に尋ねると良いです。
スケジュールや状況によってはすぐに代車を用意できなくても、少しの間待てば代車の空きが出て貸してくれるかもしれません。
引き渡し日の調整が可能であれば、レンタカーや車を使わないといった他の対策で対応することができます。
◯レンタカーを借りる
レンタカーを借りることも一つの選択肢です。
また、レンタカーの他にもカーリースを利用する方法もあります。
2つの方法ともお金を使って一定期間車をキープするといった点が共通しています。
どうしても費用がかかってしまうので、できれば避けたい方も多くいると思います。
ですが、乗り換え期間が長い場合などの理由で代車が借りれない時などに必要な手段の一つとして覚えておくと良いでしょう。
また、期間限定のキャンペーンにより査定額が優遇されるといった場合などでは、代車が無料で借りれなくてもお得になるといったケースもあるので「レンタカーを借りる」も合理的と言えます。
◯乗り換え車両を購入したお店に代車を借りる
買取業者に代車の在庫がない場合でも、乗り換え車両を購入したお店なら代車があるかもしれません。
買取業者と車を購入したお店の両方に確認してみると良いです。その際には、日程の調整も忘れずにしましょう。
買取業者と車の購入したお店両方にで代車サービスがある時、余裕を持って確認しておくことでトラブルを回避することができます。
代車を入手できるルートをいくつか用意しておくことで、いざ代車を借りる際、代車がないといった状況を回避することができます。
代車を借りる時の注意点、ポイント
代車を借りる時、短い期間であっても代車とはなにか、代車を借りるとはといった最低限の知識や注意点などを身につけておく必要があります。
ここでは、代車を無料で借りる交渉のタイミングや借りれる期間、条件などをご紹介していきます。
◯無料で代車を借りる交渉タイミング
代車を借りることが決まっている前提で買取査定をお願いした場合でも、初めから代車の話をすることはあまりおすすめできません。
買取業者も代車を持つことで管理費が生じます。
税金やメンテナンス代といった費用を査定額から引いた買取金額を提示される可能性も考えられます。
無料で貸してくれると言っていても、値引きされないという可能性はゼロではありません。
複数の買取業者で査定したり、査定額が決まった後に、「代車を無料で借りれるのであれば、車をすぐに引き渡したい」と交渉することで代車を無料で借りれる可能性が上がります。
買取業者側は「車を早く買取たい」と考えているため、スムーズに話を進めていくことができます。
査定する前は代車のことは言わず、契約寸前で代車を無料で貸して欲しいことを伝えると良いでしょう。
◯無料で借りれる期間の確認
無料代車サービスには一定の期間が設けられています。
無料で代車を借りれる期間はおおよそ2週間が目安となっていますが、ホームページなどでは一定期間無料とだけ書かれていたりするので、次の車の納車日まで代車を貸してくれるかどうかわかりません。
また、2週間以上代車を借りる場合は、個別で交渉が必要になるケースもあります。
2週間以上代車を借りたい方は、事前に借りれる期間や追加の料金などを確認しておくようにしましょう。
◯代車は選べるのか、車種や年式について
大手の買取業者では、新しい車を貸し出してくれることがありますが、ほとんどが車種や年式などは選べず古い車の場合がほとんどです。
ナビやETCがないといった場合もあり、古い車が代車として貸し出されていることがあります。
また、自己都合で借りる車に希望がある場合は、できるだけ早めに確認を取るようにしましょう。
代車は基本的には選べないと思ってサービスの利用を検討することをおすすめします。
◯条件(ガソリン満タン返し、喫煙可かどうかなど)
代車を借りる際は、ガソリン満タンで返さなければいけないのか、喫煙可能かどうかなどの条件を確認しましょう。
ガソリンは、満タンで借りて満タンで返すのが基本ですが、場合によっては使った分だけ補充して返せばいいといったこともあるので事前に買取店の人に確認しておくと良いです。
また、代車は基本的には禁煙車であることが多く、禁煙と書いてある時は車内での喫煙をしないようにしましょう。
喫煙が必要になる場合は、車を借りる際に喫煙しても良いか確認しておきましょう。
代車が借りれる大手買取店、サービスについて
現在では、多くの大手買取店で買取、代車サービスなどを利用することができます。
ここでは代車サービスとは何か、大手買取店のご紹介やサービスについて簡単に解説していきます。
◯代車サービスとは?
代車サービスとは、車を購入した時や車検、事故、修理、整備期間などさまざまな理由により車を販売店や買取業者から車を一定期間無料で借りるサービスのことを言います。
◯大手買取店のご紹介
ネクステージ
ネクステージでは、種類豊富な代車の貸出を無料で行っています。
代車が空いてない時もあるので買取を考えている場合、事前に確認をとっておくようにしましょう。
貸出期間は最大1ヶ月となっています。
ガリバー
ガリバーでは、店舗によって代車を貸してくれるかどうかが異なります。
店舗によっては、代車を用意しており無料で借りることができます。
代車を借りれる期間は最長で1ヶ月程度となっており、1ヶ月以上は借りることができません。
ビッグモーター
ビッグモーターでは、全店舗で代車をご用意しています。代車に空きがあれば利用可能となっています。
代車が空いてない時もあるので買取を考えている場合、事前に確認をとっておくようにしましょう。
借りれる期間は最長1ヶ月程度となっています。
まとめ
ディーラーのみならず、中古車買取業者でも車を借りることができます。
相談を必要とする場合が多く見受けられますが、実際に相談してみると代車を借りることはさほど難しくありません。
ただ、絶対に代車を借りることができるわけではないので事前に知識をつけたり、準備をしておくことでいざという時に対応することができます。
また、代車を借りた際には綺麗に使う、ガソリンは満タンで返すなどマナーを守り代車サービスを利用するようにしましょう。