「ポンコツ車で買取なんてしてもらえるわけない…」とお考えの方もいるかもしれませんが、ポンコツ車でも、業者によっては買取をしてくれます。
また、状態によっては高値で取引されることもあるため、古い車だからといって諦める必要はないのです。
以降で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ポンコツ車でも買取してもらえる!買い取ってくれる理由「5つ」
ポンコツ車でも買取してもらえる理由は5つあるのです。
それぞれの理由について詳しく紹介します。
日本車の人気が高い海外への輸出ルートがある
ポンコツ車でも買取してもらえる理由は、日本車の人気が高い海外への輸出ルートがあるためです。
ポンコツ車でも、部品を新しいものに取り替えるとある程度はまた走れるようになります。
しかし、日本ではそれでも売れる確率は低く、国内でのみ中古車を販売している店舗では買取不可のケースが少なくありません。
そもそもなぜ、日本車が海外のドライバーたちから人気を集めているのでしょうか。
その理由は主に3つあります。
- ①走行距離が長くても壊れにくいから
②装備が充実しているから
③燃費の良さに優れているから
では、一つずつ日本車の魅力について詳しく解説します。
【人気が高い理由1】丈夫だから
海外で日本の車が人気の理由は「丈夫さ」にあります。
日本車は500,000kmという走行距離でも壊れない丈夫さを持っているのです。
壊れにくく丈夫である理由は2つ考えられます。
- ①定期的に車検でメンテナンスをしているため
②一つひとつの部品が精巧に製造されているため
定期的に車検でメンテナンスをしている
日本には車検制度があり、新車の場合は3年、それ以降は2年をベースに車検を行わなければならないと定められています。
車検では、ライトやブレーキ、アクセルといった走行に関わる部品を点検し、必要があれば新品に交換します。
このような手入れが車の寿命を延ばし、走行距離が長くても壊れにくさを実現していると考えられるのです。
日本では、高品質で丈夫である日本車が海外で人気を博しているのはこのような背景もあります。
一つひとつの部品が精巧に製造されている
日本は部品を作る、物を作るといった加工技術が高いです。
それは車産業でもいえることであり、緻密な設計と丁寧な製造により故障しにくい車づくりを実現しています。
【人気が高い理由2】装備が充実しているから
日本車が海外受けが良い理由の一つとして「装備の充実さ」も挙げられます。
日本車は、エアコンや窓の開閉をボタン一つで操作できるパワーウィンドウの機能が常備されています。
しかし、海外の車の多くはベースとして備わっていないのです。
クーラーをはじめとする機能はオプションとなっており、追加で費用を支払って取り付けなければなりません。
追加費用を支払わなくても最初から便利な装備が備わっている日本車は、私たちにとっては当たり前であっても、海外の人にとっては快適そのものといえるでしょう。
【人気が高い理由3】燃費の良さに優れているから
「燃費の良さ」も海外で日本車が売れる理由の一つです。
日本では、ディーゼル車や電気自動車がたくさん増えてきており、主流になりつつあります。
ガソリン車であっても、軽自動車の実燃費は1リットルあたり20kmを実現する車は少なくありません。
しかし海外では、走行性能を求める傾向にあるため日本のように燃費の良い車はあまりないのです。
実際に、海外で主流のタイプは「クリーンディーゼルエンジン」や「ダウンサイジングターボ」です。
現在、世界の課題でもある地球温暖化の取り組みとして、二酸化炭素の排出量を減らすなどの環境問題に取り組んでいます。
このような背景もあり、燃費の良い日本の車は世界でニーズが高いのだと考えられます。
海外で人気が高く売れる車種
日本車は全体的に人気が高い傾向ですが、特に人気がある車種は以下が挙げられます。
- ・ハイエース
・キャラバン
・エクストレイル
・デリカ
・アリオン
・カローラ
・ヴィッツ
・プレミオ
・RAV4
・CR-V
・ランドクルーザー
・スカイラインなど
また、日産の180sxやシルビアのS15やS13、トヨタのスープラなど、日本の古いスポーツカーも人気が高いです。
旧車であっても日本車は誰もが欲しがる車としての需要があります。
中古部品や鉄資源としてリサイクルできる
車の価値は乗るだけではありません。
鉄資源としてリサイクルできるためポンコツ車であっても需要があるのです。
車として走らせることができない状態であっても、部品でみるとまだまだ使用できるケースは珍しくありません。
そのため、引き取ったあと解体を行い、使用できる部品を中古部品として販売できるのです。
使えない部品であっても、最終的には別のものにリサイクルされ使用できるため、ゴミにはなりません。
中古車としての価値が残っている
年式が古くポンコツと思っていたとしても、中古車としての価値が残っている場合引き取ってもらえます。
具体的には、古いだけで走行距離がそれほどなかったり、車の状態が綺麗であったり、修理・修復履歴がなかったりする場合です。
古い車だからと諦めず、まずは査定を受けてみましょう。
クラシックカーとしての価値がある
ポンコツ車であっても、クラシックカーとして価値がつけられることがあります。
人気車である場合は特に価値がつきやすい傾向にあり、車好きのマニアにとっては大きな価値があります。
そのような場合はクラシックカーが好きな方に購入してもらえる可能性があるため、動かなくなった車でも引き取ってくれるのです。
現金価値があり現金化できる
ボロボロなポンコツ車でも、廃車にすることで現金がかえってくることをご存知でしょうか。
動かない車を廃車にすると、自動車税が月割りで返金されます。
車検が残っている場合は自賠責保険(1か月以上残っている場合)や重量税も還付金として戻ってくるのです。
つまり、実質的な価値はまだ残っているということになります。
ポンコツ車の買取をしてもらえる業者
ポンコツ車でも買取をしてくれる業者は3つあります。
- ①廃車買取専門業者
②解体業者
③中古車買取業者
では、一つずつ解説します。
廃車買取専門業者
廃車買取専門業者は、買取を拒否されてしまうくらいの状態でも引き取ってもらえるでしょう。
業者によっては高価買取が期待できるところもあります。
どこの買取専門店でも引き取ってもらえない車も買取してもらえる理由は、部品のリサイクルを行っているためです。
廃車買取専門業者は車を販売するだけではなく、解体して得た金属もビジネスに使用できるため、どの状態の車も買取ができるのです。
また、廃車にすれば還付金も戻ってくる可能性があるため、エンジンがかからないほどの状態であればすぐに廃車買取専門業者に依頼するのも良いでしょう。
解体業者
解体業者は、廃車買取専門業者と同様に動かない車も引き取ってくれる可能性が高いです。
解体業者は車を修理して販売することはなく、部品をビジネスに使用するためです。
ただしデメリットもあり、車種のプレミアや人気度といった付加価値は関係ありません。
また、自分で車を持ち込む必要があり、もし動かない場合はレッカー車や積載車で運ぶ手間がかかります。
総合的に考えると、最終的には赤字になる可能性もあるため注意が必要です。
中古車買取業者
中古車買取業者は、ポンコツ車でも走行ができれば買い取ってもらえます。
引き取ってくれる理由は、海外への輸出ルートが確立されている店舗が多いためです。
また、業者が経営する中古車販売で販売するルートがあるところも多いことも買取してくれる理由の一つです。
走行距離はあるものの、こまめにメンテナンスをして綺麗な状態を保っているとさらに買取価格は上昇します。
もしポンコツ車だと思っていても、プレミアなどの付加価値も考慮してもらえることもあるため、査定に出してみるのはおすすめです。
ディーラーの下取りはおすすめできない
現在の古い車を手放し新しい車を購入する場合、ディーラーで下取りを考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、年式が古かったりボロボロであったりする車の場合はおすすめできません。
理由は2つあります。
- ①下取りの価格が安すぎる
②買取拒否される
下取りの価格が安すぎる
中古車の売却を行わないため、中古車の価値を正しく査定することは困難です。
そのうえ、それほど古くない車であっても損しないよう下取りは基本的に安価にしようとする傾向にあるため、古いポンコツ車なら尚更です。
買取拒否される
ディーラーは、中古車販売や廃車専門業車のような中古車の再販ルートがないところが多い傾向です。
また、海外への輸出ルートや解体した部品を販売するといったルートも存在しません。
よって、古く下取りで引き取るのはディーラーにとって損しかないのです。
メーカーによっては、オークションで販売することもあります。
しかし、故障車や価値が低い車はオークションに流しても売れない可能性が高く、ディーラーとしては引き受けたくないのです。
一括査定で業者を探すのもおすすめ
どこに買取してもらったほうが良いのか悩んで決断ができない場合は、一括査定で業者を探すのもおすすめです。
一括査定のサイトには、事故車や故障者など廃車に相当するポンコツ車の買取をしている業者もあります。
また、査定ですので複数の業者の見積もり金額もわかりとても便利です。
見積もりの金額は、直接業者から電話やメールで連絡がきます。
わざわざ店舗を巡って探す必要がないため、利用してみてはいかがでしょうか。
CTN一括査定では利用者の登録情報をもとに3社を厳選してご連絡しますので、電話ラッシュで時間や手間を取られることがありません。
またCTN一括査定の大きなポイントは、軽自動車やSUV、輸入車などの専門買取業者などでも比較できることです。
そのうえ車販売店のみならず解体業者や貿易会社とも連携しているため、大掛かりな修理が必要な車などにも対応が可能です。
「きっと値がつかないだろう」と諦めている方もCTN一括査定なら、愛車にぴったりの買取業者を見つけられるかもしれません。
車を高く売りたいと思っている方は、CTN一括査定をぜひご利用ください。
業者以外にポンコツ車を売る方法としてオークションに出すのもあり
少しでも高く車を売却したい方は、オークションで売る方法もあります。
ポンコツ車であっても、その車が好きな方は車マニアの方にとっては大きな価値があり、買い取ってくれる人がいるかもしれません。
オークションは、個人でオークションサイトに登録して売却する方法と、代行会社に依頼して売却する方法があります。
買い手がなかなか見つからない場合、廃車買取専門業者もありますので、出してみるのも良いでしょう。
少しでも高く売るための「5つ」のコツ
ポンコツ車を少しでも高く売るための「5つ」のコツをご紹介します。
- ①車の価値がどのくらい下がっているか把握する
②車の相場を把握しておく
③定期的にメンテナンスをする
④純正パーツを保管しておく
⑤廃車買取専門業者に買取してもらう
では、一つずつ解説します。
【コツ1】車の価値がどのくらい下がっているか把握する
一つ目のコツは「車の価値がどのくらい下がっているか把握する」ことです。
理由は、車の本当の価値を知り、その価値にあった方法で売却する方法を見つけるためです。
車の状態がボロボロの状態であっても、売却方法によってはそれほど影響がないこともあります。
年式はどのくらい古いのか、また走行距離はどのくらいなのかをまず把握しましょう。
ご自身が思ったよりもポンコツではない可能性もあります。
どの程度価値が落ちているのかがわかれば、どの業者に依頼すれば良いのかの判断もつきやすくなるため、この工程は大切です。
【コツ2】車の相場を把握しておく
ご自身がいま売却しようとしている車の相場を把握しておきましょう。
理由は、適正な買取価格がイメージでき、どの業者に売却するか判断しやすくなるためです。
相場を確認する際は、中古車の相場だけでなく新車の相場もみてください。
また、生産されているのか、終了しているのかも併せて確認すると良いでしょう。
生産終了車はプレミアがつき買取価格がアップする可能性があります。
【コツ3】定期的にメンテナンスをする
ボロボロのポンコツ車であっても、定期的にメンテナンスをすることで価値がアップする可能性があります。
たとえば、定期的にブレーキパットを交換したり、エアコンフィルターを交換したりなどのメンテナンス内容はメンテナンスノートに記されます。
メンテナンスノートがあると買い手にとって安心材料となり購入してくれる可能性が高くなるため査定額がアップすることもあるでしょう。
外観や内装に問題があっても、車の性能は良いと判断されやすくなるため、定期的なメンテナンスの実施はおすすめです。
【コツ4】純正パーツを保管しておく
純正パーツを大切に保管していることも、査定に影響することがあります。
社外製はいくらでも買い足せますが、純正パーツは古い車の場合入手が困難です。
人によっては純正パーツが欲しいという方もいるため、価値をアップさせるためにも保管しておくことをおすすめします。
もし、カーナビやステアリング、マフラー、座席シートなどを社外製に改造している場合は純正パーツを保管しましょう。
【コツ5】廃車買取専門業者に買取してもらう
廃車買取専門業者に買取してもらう方法は、手元にお金が残りやすいという意味でおすすめです。
廃車買取専門業者は不動車も対象としているため、積載車やレッカーを保有していることが多く、手配料などが別途かからないケースが多いのです。
また、廃車手続きに伴う還付金ももらえ、売却によるお金も入るため、最も手元にお金が残りやすい方法といえます。
まとめ
今回は、ポンコツ車でも買取はできるという内容を解説しました。
不動車だからと諦めかけている方もいるかもしれませんが、その必要はありません。
車は完全に価値がなくなることは極めて少ないため、業者によっては高値で買取してくれることもあります。
勇気を出して査定してみてはいかがでしょうか。