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車を買取にだすときの保険の手続きは?手続き方法を解説!

  • 2023年4月19日

買取 保険

車を買取に出すとき、保険の手続きは必ず行う必要があります。
現在加入している自動車保険の廃止、購入者の新規契約、自賠責保険の解約など、複雑な手続きが必須となってくるのです。

そこで本記事では、​​車を買取に出す際の保険の手続き方法について解説します。
車を買取に出すときに手続きをスムーズに行うための参考にしてください。

車を売却する時に手続きが必要な保険は2つ

自動車を売却する場合「自動車損害賠償責任保険」と「任意保険」の解約手続きが必要になります。

自賠責保険と任意保険の解約手続きは異なるため、注意しましょう。

ここからは車を売却する際の保険手続きについて解説します。

【自賠責保険】必要な手続き

自賠責保険を解約する場合は、車体番号、登録番号、現金など車の情報がわかるものを準備する必要があります。

手続きは、自賠責保険を扱っている保険会社で行います。

〇そもそも自賠責保険って?

自賠責保険とは、自動車を所有するすべての人に義務付けられている保険です。
自賠責保険は、運転者ではなく車両にかけられているため、自動車を廃車にしない限り解約できません。

〇必要な手続きとは?

自賠責保険は、運転手でなく車両にかけられる保険のため自動車を廃車にしない限り、保険契約は解約できません。

また、自賠責保険は車を売却する際に名義変更も必要となってきます。
新しい車を購入する際にも同様で自賠責保険の名義変更が必要となるでしょう。

名義変更の手続きを前もって行っておくと、手続きもスムーズに進みます。

買取に出した場合

車を売却して手放す際には、自賠責保険の名義変更などの手続きが必須です。
名義変更の手続きは、ディーラーや買取業者が買取手続きと一緒に行う場合がほとんどです。」

廃車にした場合

自賠責保険は、運転者ではなく車両に付随している保険で、車の車台番号で識別されています。
そのため、自動車を廃車にして登録を抹消する場合に限り自賠責保険の解約ができます。

また、自賠責保険は2年間前払いをしているため保険期間が残っている場合には解約金が返金されます。
買取で車を手放した時の税金についてはこちら

【任意保険】必要な手続き

自賠責保険の場合は、ディーラーや買取業者が代行してくれるため、自分で手続きを行う必要はありません。

しかし、任意保険の場合は個人で手続きを行います。
なぜなら、任意保険は加入する義務がないからです。

車を売却する際には、解約手続きが必須となってきます。

〇必要な手続きとは?

車を廃車にする、他社へ乗り換える、譲渡するなどの理由で任意保険を解約する際に必要な手続きを解説していきます。

ポイントは以下の通りです。

  • ・自動車保険の解約手続き方法
  • ・買取・廃車・譲渡などそれぞれの手続方法について

ここからは、任意保険の解約手続きがスムーズに行えるように一つひとつ説明していきましょう。

任意保険とは

任意保険は、個人で加入する保険のことであり、自分の条件にあった補償を組み合わせることができます。
基本補償と特約、オプションで構成されており、保険会社によって内容や保険料が異なるため、以下の内容もカバーできます。

  • ・対人賠償
  • ・対物賠償
  • ・自分自身への補償
  • ・同乗者や車両保険のカバー

また、交通事故の場合、自賠責保険では支払い限度内に収まらない場合もあるため、任意保険に入ることでカバーできるメリットもあります。

〇解約手続きの方法

解約する際は、保険会社に連絡をして手続きを行います。
解約手数料が発生したり、返戻金が発生してたりする場合もあるため、解約前に保険証券や契約書を確認しておくと手続きがスムーズに行なえるでしょう。
解約手続きは、保険会社の担当者に確認をし手順に従って行います。

解約手数料の確認

任意保険の解約手数料は、契約者が保険会社との契約期間中に解約する場合に発生します。
解約手数料は、保険契約書・保険証券・保険会社のホームページなどで確認が出来ます。

また、保険会社によって内容も異なる場合も多々あります。

  • ・契約期間が長いほど手数料が高くなる
  • ・解約手数料が発生しない保険商品もある

よって、契約時や解約手続きをする際に確認することが重要です。

解約後の返金の受け取り

任意保険の解約時には、返戻保険料が発生し、金額は契約期間中に前払いした日数に応じて計算されます。

また、ほとんどの保険会社では解約返戻金の計算方法は、一般的に日割りではなく月割りで行っています。

例えば、契約日が15日で16日に解約した場合、翌月の料率が適用されます。
このように、解約日によって返戻保険料が変わってくるため、注意しましょう。

〇買取に出すだけの時

車を売却した後に新しい車を所有しない場合でも手続きは必須です。

もし、将来的に車を所有する予定がない場合は、任意保険の「解約」を行いましょう。
解約手続きを行うことにより、等級情報が抹消されるため保険が継続することはありません。

売却して新しい車への乗り換え

車を売却した後に新しい車を購入する場合は、「車両入れ替え」を行わなければなりません。
車両入れ替えを行わずに、再度契約をしてしまうと以前の等級を引き継ぐことができず、6等級からのスタートとなってしまいます。

車両入れ替えの手続きは、名義を変えずに車両の情報を変更するだけで完了するため、新車購入の際には、任意保険の契約名義など、車に関する詳細がすべて更新されていることを確認しましょう。

また、保険会社にもよりますが車両入れ替えの期限がある場合が多いので納車前に済ませておくようにしましょう。

家族へ譲渡

保険の契約を家族や友人に切り替えたい場合は、保険会社と連絡を取って「名義変更手続き」をする必要があります。

注意点は、名義変更の場合、通常は年齢が高い人ほど保険料が安くなることです。
そのため、10代や20代のお子さんに車を譲る場合は、名義変更をするよりも、自分の保険の補償をお子さんに引き継ぐことがほとんどです。

補償を引き継いだ場合と、新規で加入した場合のそれぞれの保険料を比較し、よりお得な方を選びましょう。

廃車にした場合

今の車を廃車にして新しい車を購入する予定であれば「任意保険を中断する」という選択肢もあります。

任意保険の中断を適用するには、現在の等級が7以上である必要があり、等級が1〜6の場合は、中断証明書を取得することができません。

一方、新車を買うことが頭にないのであれば、解約の手続きにも目を向けてみましょう。
解約中にまだ保険期間が1ヶ月以上ある場合は、保険料が返金として戻ってきます。

任意保険を解約するケース

任意保険の解約を検討する必要があるケースはどんなときでしょうか。
具体的には、下記のような時に解約する場合がほとんどです。

  • ・現在加入している保険会社を別の保険会社に変更しようと思ったとき
  • ・車を買い替えたなど生活に大きな変化があった
  • ・家族の状況が変わった

このような状況の変化があった際は、解約を検討しましょう。

また、任意保険を解約・変更する前には、保険会社の補償範囲、保険料、サービス内容などの要素を控えておきます。

どの会社に乗り換えるか、十分な情報を得た上で判断できるように事前にリサーチしておくことも大切です。

〇車を完全に乗らなくなった時

車に乗らなくなったときはまず、車をどのように手放したいか考えてみましょう。
方法としては、買取、廃車、車両入替、親戚や友人に譲渡などが考えられます。

また、車を手放す際には、必要な書類や手数料などを事前に確認しておきましょう。
自賠責保険や任意保険も解約することになりますが、どちらも保険会社によって必要な書類や手続きが異なるので、事前に確認してから解約をします。

廃車にする場合は、自動車検査登録事務所で廃車手続きを行いますが、地域によっては書類や費用が異なる場合がありますので、注意しましょう。

〇車を一時的に乗らない時は中断証明の必要

自動車の買い替えや廃棄に伴い、保険契約が中断・廃止された場合、復活時にノンフリート等級を維持するためには、自動車保険契約の「中断証明書」が必要となります。

通常、前契約の自動車保険と新契約の間に8日以上の間隔がある際は、ノンフリート等級を移行することはできません。

しかし、中断証明書を取得することで、一定の前提条件を満たせば、8日以上の間隔があっても等級の移行が可能になります。

中断証明の発行条件

一定期間、自動車を利用する予定がない場合、自動車損害賠償責任保険の契約を一時的に停止する選択肢があります。

停止手続きは以下の保管方法のいずれかに該当する場合に限られます。

  • ・自動車を販売するために保管
  • ・修理のために保管
  • ・自宅の敷地内に保管

また、停止手続きを行うには、管轄の陸運支局または自動車検査登録事務所で「停止証明書」を取得します。
地域や自治体によって必要な書類や手数料が異なるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

また、停止期間中に自動車を運転する場合、その間に起きた自動車事故は自賠責保険の保険金支払いの対象外となることもあります。

中断証明の手続きについて

中断証明書を取得するためには、まず申請書に車検証や納付書などの必要書類を添付して提出します。
手数料もかかりますが、各都道府県によって異なりますので、お近くの陸運局や自動車検査登録事務所のホームページで確認しましょう。

不備がなく手続きが完了すれば、手続きから数日後に「停止証明書」が届きます。
ただし、中断期間中に万が一のことがあった場合、賠償責任保険が使えなくなることは念頭に置いておきましょう。

また、保険契約の解除を証明する書類の交付期間は、保険会社によって異なります。
保険契約の廃止日または解約日から「5年以内」に発行する必要がある場合もあれば、「13ヶ月以内」に発行する必要がある場合もあるため規定を認識しておきましょう。

〇任意保険を解約するとお金が戻ってくる?

任意の保険を解約する場合、解約返戻金が発生する場合があります。
解約返戻金とは、保険期間中に支払った保険料から、未使用分の保険料を差し引いた金額のことです。

ただし、返金が発生するかどうかは、解約日によって異なります。
保険契約書には、契約期間中の解約に対する返金の精算方法が記載されていますので、確認しましょう。

なお、任意保険は、自賠責保険と異なり、自動車を手放す際に解約する必要がある保険です。
自動車を手放す際には、保険の解約手続きも任意に行うことをおすすめします。

個人売買の場合の保険手続きは?

個人で自家用車の売却は簡単そうに見えるかもしれませんが、実際にはさまざまな事務手続きが必要です。
ただし、必要な手続きや書類について正しい知識があればスムーズに手続きできます。

車の個人売買の一般的な流れは以下の通りです。

  • 1.車の状態の確認と料金の合意
  • 2.契約書の作成
  • 3.代金の受け取り
  • 4.車の引き渡し
  • 5.自動車保険・自賠責保険の登録の移転
  • 6.任意保険の手続きの管理

はじめに、売り手が購入者と車の状態や料金などの条件を取り決めます。
購入者のサインで、売り手が事前に用意した契約書が完成し、支払いを済ませ、売主が確認した後、新しい所有者に渡されます。
最後に買い手は自分の名義で車を登録し、同時に任意保険と自賠責保険を変更しましょう。

まとめ

自動車保険について知識を得ることは、車を買ったり、売ったり、手放したり、廃車にする予定のある人にとって重要となります。
自動車保険に関する知識を深めることで、誰でも自分の車に保険をかける際に最適な判断をすることができるようになるでしょう。

しかし、一人で手続きをすることが不安だったり、悩んでいたりする方はまずは買取業者へ相談しましょう。
専門家に依頼することにより、安心に安全に車の手続きを行うことができます。

About CTN COPORATION



2020年度東海エリアにおけるSUV販売台数5,000台以上の株式会社グッドスピードです。
国産・輸入SUVはもちろんミニバンやハイエース等の販売を行っていますので、
取り扱い車種に詳しい営業スタッフのほか、保険や自動車検査、整備などの有資格者も数多く在籍。
車両情報や購入時のポイントのほかにも保険や整備、買取などなど
皆様のクルマ選びやカーライフに役立つ情報をお届けします


■有資格

損保一般資格 基礎 / 損保一般資格 / 自動車 AIS検定3級 / 自動車検査員 2級 / 国家自動車整備士...



よくある質問

Q1.車の買取業者は車の保険解約までしてくれるの?

車の買取業者によって異なりますが、一般的には車保険の解約まで手続きをしてくれる場合もあります。
そのため、買取業者には事前に確認をしておきましょう。

なぜなら、買取業者によっては、保険解約の手続きを行わず、買取契約時に買取業者名義の自賠責保険に換金する場合があるからです。
この場合、契約期間中の未使用分の保険料は返金されないため、保険料が発生することにもなります。

Q2.家族以外の人に車を譲った時の保険はどうしたらいいの?

自動車の所有権を家族以外に譲渡した場合、自賠責保険の契約名義を新しい所有者に変更する必要があります。

また、保険の加入者、保険金受取人も変更する手続きも出てくるでしょう。
手続きは、譲渡書を管轄の陸運局または自動車検査登録事務所に提出し、名義変更手数料を支払う必要があります。

任意保険の契約は、保険会社と相談し、保険の解約や新規加入の手続きも行いましょう。

この記事の監修者

ひろみ

資  格:秘書検定2級、普通運転免許、損害保険免許
専門分野:自動車メディア・動物・終活・その他多岐の分野に渡る
概  要:損害保険の資格保持者。自動車メディア・教育・動物など幅広いジャンルのライター経験から記事執筆・監修を行っている。

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