車買取での売却を検討する際に「車買取ってそもそもなに?」「車買取にはどんなデメリットがあるの?」など疑問点があると思います。
この記事では、車買取のデメリットとその対処法について詳しく解説します。
また、車買取で損をせず、なるべく高値で売却したいと考えている方も多いでしょう。
損せず高値で売却する方法について詳しく解説するので、車買取での売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
車買取とは?
車買取とは、中古車買取業者に車を買い取ってもらう売却方法のことです。
新しい車の購入とセットの下取りとは違い、車買取は単に車両の売却のみが行われます。
ここでは、車買取の種類について解説します。
持ち込み買取
「持ち込み買取」とは、買取業者の店舗へ車両を直接持ち込んで売却する方法です。
自ら売却する車両を運転して店舗へ持っていくため、手間と時間がかかります。
また、1日に複数の店舗を回って相見積もりをとることは、時間と労力を考えると難しいでしょう。
一方、持ち込みによる買取は、車の査定場所を確保しなくてもよいというメリットがあります。
駐車スペースがない場合や、プライバシーを気にして自宅に業者を呼びたくない場合などにおすすめです。
出張買取
「出張買取」とは、買取業者が自宅や職場に来て査定する方法です。
事前に買取業者へ電話やインターネットで予約をしておけば、指定した時間と場所で査定金額を算出してくれます。
自ら車両を持ち込む手間と労力を省けるのが出張買取のメリットです。
ただし、すべての買取業者で出張買取サービスを行っているわけではないので、事前に確認しましょう。
一括査定
「一括査定」とは、インターネットで複数の買取業者へ一括で査定依頼を出す方法です。
車両情報を一度入力するだけで、複数の買取業者が査定金額を算出してくれます。
そのため、持ち込みや出張買取と較べて、時間と労力をかけずに相見積もりをとることができます。
ただし、人気の車両の場合は、査定依頼と同時に何社からも問い合わせの電話がかかって来ることがあるので注意が必要です。
CTNの中古車一括査定は「電話連絡が高額査定の3社のみ」という電話ラッシュのない一括査定となっているため、「一括査定はしたいけど電話がたくさんかかってくるのは嫌だ」とお考えの方におすすめのサービスとなっています。
車買取のメリット
ここでは、まず車買取のメリットについて解説します。
メリットとしては「高値で買取ってもらえる」「出張買取で処分の手間が省ける」の2つがあります。
車買取のデメリットだけではなく、メリットも押さえておきましょう。
高値で買い取ってもらえる
車買取のメリットとして、交渉次第では高値で買取ってもらえることもあるという点が挙げられます。
車買取業者は数多くあるため、それぞれの業者によって得意なメーカーや車種などの強みが違います。
そのため、売却予定の車両と買取業者との強みが一致すれば、相場よりも高値で売却することも可能です。
また、純正パーツや人気のオプションがプラス査定になりやすいのも車買取の特徴なので、交渉前に装備品などを確認しておきましょう。
出張買取で処分の手間が省ける
出張買取を利用して、店舗に出向く手間や時間を省けるのも買取のメリットです。
査定だけではなく、売却の際に出張での引き取りが可能な業者もあるため、処分の手間が省けます。
また、出張査定をお願いしたからといって、その場で売却を即決する必要はありません。
複数社で相見積もりを取りたい場合などは、後日連絡することを伝えて保留にしておきましょう。
車買取のデメリット
次に、車買取のデメリットについて解説します。
車買取のデメリットは主に次の3つです。
- ・次の納車まで車がない期間ができる
- ・買取業者によって査定額が異なる
- ・契約後に査定額を減額される恐れがある
それぞれについて詳しく解説します。
次の納車まで車がない期間ができる
次の車への買い替えを検討している場合、車買取では次の納車まで車がない期間ができるというデメリットがあります。
車買取での引き渡し日と、次の納車日にタイムラグがあると、車のない期間ができてしまいます。
売却の引き渡し日を伸ばして、次の納車日に合わせる方法もありますが、引き渡し期間が長いと査定額が変わる可能性があるのでおすすめしません。
そこで活躍するのが「代車サービス」です。
車買取業者のなかには、無料で代車を提供しているところもあります。
代車サービスのある業者の探し方と、代車を借りるときの注意点について解説します。
代車サービスのある買取業者を探そう
車の売却後のアフターケアとして、代車サービスを提供している買取業者があります。
たとえば、大手買取業者のガリバーやビッグモーターでは代車無料貸出サービスを行っています。
希望するタイミングに代車が空いている場合に限るため、事前に買取業者と次の納車までの期間について相談が必要です。
近くの買取業者で代車サービスを実施しているか確認しましょう。
代車を借りるときの注意点
買取業者から代車を借りるときには注意点があります。
まず、貸出期間の確認を行いましょう。
買取業者では車検サービスを行っているところもあり、車検依頼の顧客へ代車を貸し出している場合があります。
そのため、売却してから次の納車までの期間で代車が空いているかの確認が必要です。
次に、ガソリン残量の確認もしておく必要があります。
貸出前にどのくらいガソリンが残っていて、返却時にどこまで補充が必要か事前に確認しておきましょう。
買取業者によって査定額が異なる
車買取のデメリットとして、買取業者によって査定額が異なる点も挙げられます。
基本的に査定では、車種、グレード、年式、走行距離などが査定ポイントとして見られ、それはどの業者でも同じです。
ただ、買取業者によって異なるのが販路です。
買取業者は買取った中古車を独自の販路で再販し、そこで出た差額が利益となります。
そのため、買取った車を高く売れる販路があるかどうかが重要です。
一般的には、買取業者が買取った車は業者だけが参加できるオートオークションで販売します。
ただ、オートオークションでの販売は経費や手数料がかかります。
一方、オートオークションを通さない独自の販路を持つ業者であれば、多少買取価格が高くても利益が見込めるため、高い査定額を出せるということです。
ただ、どの買取業者が独自の販路を持っているかを調べることは困難です。
そのため、複数の買取業者から相見積もりを取ることをおすすめします。
一括査定で相見積もりをとろう
複数社から相見積もりを取る場合、実際に複数の店舗に足を運んだり、出張買取の依頼をするのもひとつの方法です。
ただ、時間や労力を考えると現実的ではありません。
そこでおすすめなのが一括査定での相見積もりです。
一括査定は、売却したい車両の情報(車種、年式、走行距離など)を一括査定サイトへ入力するだけで、複数社からの査定を受け取れるサービスです。
買取業者は競合他社に負けないように高い査定額を出して来るため、売却したい車両を得意とする業者を見分けることができます。
また、複数社からの査定額が出るので、その査定額をもとに価格交渉をして高額査定を引き出すことも可能です。
一括買取査定利用時の注意点
ただし、一括買取査定を利用する際には注意が必要です。
一括査定サイトに車両情報を入力すると、複数の買取業者から問い合わせの電話が殺到します。
どの業者も、最初に交渉した業者が有利になると分かっているので、一括サイトに入力した数秒後に電話がかかって来ることもあるようです。
そのように、複数社からの電話対応と、その後の価格交渉をする必要があり、かなりの時間を取られてしまいます。
そうならないためにも、一括査定の入力時に査定を依頼する業者は絞るようにしましょう。
一括査定サイトによっては、30社の買取業者に査定依頼を出すことができますが、多くても5社までに絞ることをおすすめします。
そこでおすすめなのが「CTN中古車一括査定」です。
「CTN中古車一括査定」は、豊富な提携店舗の中から買取価格が高い業者を上位3社のみ紹介するサービスとなっているため、一括査定特有の電話ラッシュに長い時間を割く必要はありません。
さらに、解体や貿易の業者とも提携しているため、事故車や不動車なども高価買取可能となっているため、買取価格がつくかどうか不安な車でも一度「CTN中古車一括査定」に出してみてはいかがでしょうか。
契約後に査定額を減額される恐れがある
車買取のデメリットとして、契約後に査定額が減額される可能性が挙げられます。
プロの査定担当者が査定額を出しているにもかかわらず、契約後、実際に査定額を下げられたケースもあります。
もし、買取で車を売却する場合は、そのようなトラブルが起こらないように、対処法と査定額が減額される原因を理解しておきましょう。
契約書の条項に問題がないかきちんと確認しよう
対処法としては、契約時に契約内容の条項に問題がないかを確認することです。
まず確認するべきことは、契約書に記載されている売却金額です。
車両の買取価格だけではなく、還付される自動車税も確認しておきましょう。
また、査定金額の有効期限が書かれている場合は併せて確認しておきます。
契約書に、減額できる理由が記載されていたり、なかには「事情により再査定する場合がある」と記載されていたりするので確認が必要です。
契約内容に納得できない場合は、契約書を書き換えてもらうか、契約自体をキャンセルすることを伝えましょう。
契約後に査定額が減額される原因
契約後に査定額が減額される原因のひとつとして、売主側が修復歴を伝えてないことがあります。
少しでも高い査定額にしたいという理由から、修復歴を隠すのかもしれません。
しかし、相手はプロの査定担当者のため、査定時に気づかれなくとも後から見つかる可能性が高いでしょう。
査定時には修復歴を正確に伝えることが重要です。
また、機関系のトラブルによって契約後に査定額が減額されることがあります。
査定時に外観やエンジン始動の確認は行われますが、契約後の再検査時にエンジンやトランスミッションに異常が見つかる場合もあります。
「買取」での売却はおすすめ?
車買取は、日程調整や価格交渉などの手間がかかるため、人によって向き不向きがあります。
ここでは、車買取での売却をおすすめする方、おすすめではない方について解説します。
車の売却方法を検討している方は参考にしてみてください。
買取での売却がおすすめの方
買取での売却がおすすめなのは、次のいずれかの特徴にあてはまる方です。
- ・少しでも高く売りたい方
- ・売買交渉が得意な方
- ・車を売却して現金化したい方
それぞれについてみていきましょう。
少しでも高く売りたい方
車買取での売却は、下取り価格よりも高値で売却できる可能性があります。
また、早めに売却することで自動車税の還付金も多く受け取ることができます。
ただし、複数の買取業者との交渉や、相場の確認など、手間と時間がかかることは認識しておきましょう。
手間や時間よりも売却額を重視する方におすすめの売却方法といえます。
売買交渉が得意な方
車買取では、買取業者と直接価格交渉することができます。
そのため、売買交渉が得意な方は、相場以上の価格で売却することも可能です。
複数社からの査定額を使ってうまく交渉することも、交渉の有効な手段といえます。
そのような売買交渉が得意な方は、買取での売却がおすすめです。
車を売却して現金化したい方
下取りは、売却額が新車の購入費用から差し引かれるため、手元に現金が入るわけではありません。
一方、買取での売却は、単純な売買取引のため現金での支払いとなります。
車を売却して現金化したい方にはおすすめの売却方法です。
買取での売却がおすすめではない方
反対に、買取での売却がおすすめでないのは、次のような方です。
- ・手間をかけたくない方
- ・断るのが苦手な方
それぞれについて解説します。
手間をかけたくない方
これまで解説してきたとおり、車買取での売却は下取りと比べて手間がかかります。
複数の買取業者から相見積もりを取り、高値を提示した業者と交渉し、売買契約を結ぶ必要があります。
また、次の納車まで代車が必要な場合は、代車の手配も必要です。
このような手間をかけたくない方には、買取での売却はおすすめできません。
断るのが苦手な方
断るのが苦手な方も、買取での売却をおすすめしません。
買取業者の営業担当者には毎月のノルマがあるため、強引に営業をかけて来る担当者もいます。
人に流されやすく、断るのが苦手な方は、押しに負けて安い価格で売却してしまうこともあるかもしれません。
また、一括査定を利用する場合も、頻繁にかかって来る電話を断ることができず、時間を奪われる可能性もあります。
断るのが苦手で、スムーズな売却を重視する場合は、下取りでの売却を検討したほうがよいかもしれません。