車を売却しようと考えてから「車検が切れている」「車検が切れたまま売るより、車検に通してからの方がいいのかな…」などと不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、車検切れの車を買取に出す場合の必要書類や注意すべき点、査定額にどのくらいの影響があるのかをご紹介します。
できるだけ車を高く売りたい方には、参考になる内容となっておりますのでぜひご覧ください。
車検切れの車を所有していることのデメリット
車を売りに出すのが億劫だからといって、車検が切れた状態の車を長期間保持していると、以下のデメリットが起こります。
- 1.車両状態の悪化
- 2.自動車税の課税
- 3.査定金額の下落
どれも費用がかさんでしまうため、できるだけ避けるべきです。
ここでは、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
1.車両状態の悪化
長期間車を放置すると、エンジンの故障やタイヤの変形、ガソリンの腐敗などが起こり、車両状態が悪化してしまいます。
環境汚染の原因にもつながるため、買主側と売り主側双方にとっても良くない行為と言えるでしょう。
2.自動車税の課税
たとえ、車検切れの車だったとしても車を所有している限り、自動車税の課税対象となります。
自動車税とは、4月1日の時点で車を所有している人すべてを対象にした税金で、軽自動車の場合は、軽自動車税と呼ばれます。
保有しているだけでも、税金を納め続けなければなりません。
そのため、買取手続きが億劫だからと車を放置するのは得策とは言えません。
3.査定金額の下落
一般的に、車は5年、7年、10年のタイミングで査定評価が大きく下がる傾向にあります。
長期間放置していると、それだけで車の価値が下がり、査定評価額が大きく変動してしまうことも考えられるでしょう。
車検切れの車でも買取は可能?
結論、車検切れの車でも買取は可能です。
ここでは、車検切れの車でも買取が可能な理由、及び買取の手続きを進める際に必要となる書類を紹介しています。
◯買取が可能な理由
一番大きな理由としては、買取業者にとって「車検切れ」というのは、大きな問題にならない場合が大半だからです。
具体的には、買取店や中古車販売店が工場と提携している場合、低コストで車検に通すことができます。
また、車自体に価値がなくても車に備え付けられている部品自体に価値があるため、買取業者としては車検が切れている車だとしても利益は十分に得られると考える場合があります。
上記の理由もあり、買取業者は車検が切れていたとしても買取を行ってくれるでしょう。
◯車検切れの車を売却する際の必要書類
軽自動車と普通車に分けて必要書類を表で解説しました。
主な違いは印鑑であり、必要な書類はほとんど変わりません。
必要書類 | 普通車 | 軽自動車 |
車検証 | 必要 | 必要 |
自賠責保険証明書 | 必要 | 必要 |
自動車リサイクル券 | 必要 | 必要 |
自動車納税証明書 | 必要 | ※1必要 |
印鑑(実印・印鑑登録証明書) | 必要 | 必要なし(認印のみで可) |
振込口座情報 | 必要 | 必要 |
(※1軽自動車の場合、軽自動車納税証明書が必要)
車検証
車検証は、保安基準に適合していることを証明する書類で、運転中は常に携帯している必要があります。
車検証は再発行してもらうことが可能で、紛失して手元にない場合、陸運局に問い合わせることで再発行が可能です。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書とは、自賠責保険に加入していることを証明する書類で、すべての車に加入が義務付けられている保険の一つです。
自賠責保険は被害者の救済が目的の保険で、車の売却時に自賠責保険が残っている場合、保険は消滅せず、継続されます。
前払いで納めているため、売却時に残っている期間分の費用は買取業者によって還付される場合がほとんどです。
自動車リサイクル券
自動車リサイクル券とは、リサイクル料金を確実に納めているという証明をするものです。
紛失したり、受け取ったりしていない場合、用意する必要はありません。
しかし、買取業者側から用意する旨を伝えられる場合があるので、自動車リサイクルシステムのホームページでリサイクル券の代わりとなる「自動車リサイクル料金の預託状況」をプリントアウトしておくのをおすすめします。
自動車納税証明書
自動車税を納税していることを証明する書類です。(軽自動車は軽自動車税)
有効期限があるため、切れていないか事前に確認しておきましょう。
印鑑(実印・印鑑登録証明書)
普通自動車の場合、実印や印鑑登録証明書が必要で、車を購入する時も再度必要です。
そのため、次の車を購入する予定がある場合は最初から2枚用意しておくのが、無難でしょう。
一方、軽自動車の場合は認印のみで、普通自動車のような書類は必要ありません。
振込口座情報
振り込み口座の情報は、事前に買取業者に伝えておく必要があります。
複数の口座を所有している場合、どの口座にするのかあらかじめ決めておくとスムーズに取引が進むためおすすめです。
車検切れの車を売る方法
車検切れの車を売るには、以下の4つの方法が挙げられます。
- 1.出張買取
- 2.車買取業者に売却
- 3.個人間で売却(リスク有)
- 4.一括査定
どの方法も特徴を確認して、自身の用途に合った方法を選んでいきましょう。
1.出張買取
出張買取は、買取業者が売り主側のところへ訪問して売却手続きを進めたり、検討したりする売却方法です。
車検切れの車は公道を運転できないため、買取店に持ち込んで査定してもらえません。
車検切れの売却は、出張買取をぜひ検討してください。
2.車買取業者に売却
車の買取業者と売買契約を結ぶのが、安全性という面からもおすすめできます。
プロに買い取ってもらうので、契約書漏れもなく、安心した手続きの進行が可能です。
また、名義変更なども買取業者が代行してくれるため、売却後も安心して取引できます。
売買取引の経験が浅く、プロに任せたい方はぜひ検討してください。
3.個人間で売買(リスク有)
個人間で売買契約を結んで取引を進める方法も十分可能です。
しかし、買取業者と比べるとトラブルが起こりやすいため、リスクもあるのを確認しておきましょう。
個人間で売却をする場合でも、契約に必要な書類は変わらないため、当人たちですべて揃える必要があります。
また、買取業者のようなプロと違い、名義変更などをうっかり忘れていたなどのケースもあり、結果的に損をすることもあるでしょう。
個人間で売却する場合は、上記のリスクを事前に確認しておきましょう。
4.一括査定
複数の業者で見積もりしたいという場合は、弊社が取り扱う一括査定サービスの利用もおすすめです。
全国の業者がセリを行っているため、希望価格での買取が叶いやすいと言えます。
複数見積もりをしたい方は、ぜひご検討ください。
車を買い取ってくれる業者
ここでは、車を買い取ってくれる業者について詳しく紹介していきます。
具体的には以下の4つの買取業者が存在します。
- 1.ディーラー
- 2.中古車の販売業者
- 3.解体業者
- 4.輸出業者
1.ディーラー
ディーラーは、車両販売から買取や下取り、修理などを行っている業者です。
ディーラーに頼めば、売却手続きから新車購入までを一括で行ってくれるため、時間と手間を削減できます。
できるだけスムーズに買取手続きを終わらせたい方にはおすすめです。
2.中古車の販売業者
中古車の販売業者は、ディーラーと比較して査定額が高くなりやすい傾向があります。
特に、状態が良かったり人気の車種だったりする場合は中古車の販売業者を検討するのをおすすめします。
3.解体業者
解体業者は車だけでなく、細かなパーツや素材に価値を見いだしている業者で、たとえ不動車であっても問題なく買い取ってくれます。
中古車の販売業者などが価格を付けられないような不動車を所有している方は、ぜひ検討してください。
4.輸出業者
輸出業者は買い取った車を海外に輸出している業者です。
国内と国外とでは、車に対しての需要が異なるため、たとえ走行距離が長かったり、車検が切れている事故車だったりしても買い取ってくれます。
また、エンジンを長期間使用していないと、エンジンが劣化している可能性が高く、コンディションが優れているとは言えないでしょう。
しかし、輸出業者であればそういった車も得意としているため、問題なく買取を検討してくれます。
車検切れの車を売る際の注意点
車検が切れていたとしても買取を行ってもらうことは可能です。
しかし、売るに至るまでに、注意するべき点が3つほどあります。
具体的には、以下の2点に気を付けてください。
- 1.無車検運転
- 2.車検を受けてからの売却
ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
1.無車検運転
車検が切れている状態だと、公道で車を走ることができません。
仮に、無車検で運転した場合、道路運送車両法に則って「6点減点、最大30万円の罰金」を受けます。
そのため、車検切れの車をうっかり運転して、買取店に持ち込まないように気を付けましょう。
しかし、事情により運転しなければならない場合は「仮ナンバー」を取得することで、車検切れの車でも公道を走ることができます。
役所で仮ナンバーを取得する
仮ナンバーは、居住している市区町村の役場で発行手続きを行えば取得でき、必要なものは以下の5点です。
- ・車検証
- ・運転免許証
- ・認印
- ・自賠責保険証(仮ナンバー取得日から換算し、有効期限が1ヶ月以上あるのが必須)
- ・手数料(自治体により変動)
上記を用意した上で、発行手続きを進められれば、仮ナンバーが取得できます。
また、仮ナンバーの不正入手を防ぐために、具体的な発行理由が聞かれます。
なぜ借りる必要があるのかをスムーズに言えるよう、事前に確認しておきましょう。
2.車検を受けてからの売却
車検の有効期限が間近だからと言って、車検を受けてから買取に車を出すのはおすすめしません。
確かに、車検の有効期限が間近だと買取価格に影響は出ます。
しかし、仮に車検を受けてから売却した場合でも「車検代・諸費用」を回収して、さらに利益に繋がることにはなりません。
その結果、遠回りをした上に損をすることになるでしょう。
加えて、車の損傷が激しかったり、エンジントラブルがあったりすると、車検を通しても全くプラスに働かないこともあります。
上記を踏まえると、車検が切れていた状態でも、そのまま売却するのが良い判断と言えます。
車検の残日期間で査定額はどのくらい影響を受ける?
一般的に、4ヶ月以上車検が残っていれば、査定額はプラスに働きやすいです。
ここからは、具体的に買取金額に対し、どれくらいの影響が出るのかを紹介していきます。
買取金額が確実に減るとは言い切れませんが、目安程度に査定額への影響を確認しておきましょう。
◯車検が切れる直前に売却
目立った故障個所がなければ加算は0となる場合が多いでしょう。
また、車検が切れる直前に売却しようと思っても、売却手続きには意外と時間がかかります。
加えて、ギリギリで焦ってしまうと、多少安くても売却することを優先してしまう場合も多く、希望価格での買取が叶わない場合もあり得ます。
そのため、売却すると決めた場合、車検の残日期間関係なく、売却手続きを進めに行きましょう。
◯車検を通さずに売却(車検が切れた状態で売却)
車検が切れた状態でも、長期間放置されていないと判断されれば、査定金額が大幅に下がることはありません。
理由としては、前述したとおり、買取業者が整備工場と提携していたり、車検を行う自社工場があったりすると低額で車検に通せるからです。
また、人気車種であれば、車検費用を上乗せしても購入してくれる方がいるため、買取業者は積極的に買い取ってくれます。
◯車検を通したあとに売却
車検を通した後の売却は損してしまう場合が多いです。
車検費用は車種によって異なりますが、以下の金額が目安としてかかります。
- ・軽自動車:約5万円~7万円
- ・小型自動車:約6万円~8万円
- ・中型自動車:約7万円~8万円
- ・大型自動車:約8万円~10万円
他にも、部品交換や修理がある場合、上記に諸費用がそのままプラスされます。
そのため、全体の出費として10万円以上の用意があるといいでしょう。
依頼先によって金額は変動するため、目安程度に把握してください。
車検切れの車を少しでも高く売る方法
ここでは、車検が切れて査定評価が下がってしまった車を、少しでも高く売る方法について解説していきます。
◯一括査定で高く買取してくれる業者を見つける
一括査定サイトでは比較検討もしやすく、高く買い取ってくれる業者を見つけやすい特徴があります。
弊社でも一括査定サイトのサービスを提供しておりますので、ぜひご検討ください。
◯高く売れる時期に売却する
車は新しい車種である方が一般的に高く売れるので、型落ちになる前に売却してしまうのも有効な手段の1つです。
また、車がよく売れる時期は、売買契約も成立しやすいため、より一層おすすめです。
買取業者も車の買取りに対し、モチベーションが高まっている時でもあるので、時期を考慮した買取戦略も立てておきましょう。
◯外装・内装をきれいにする
車の外装を洗車し、内装を掃除しておくのは査定前の対策として有効です。
きれいにしておくと良い印象を抱いてもらえます。
反対に、内装が汚かったり、物で散らかっていたりすると、査定士に悪い印象を抱かれてしまう可能性が高いです。
査定士に好印象を持ってもらえると、交渉がうまくいったりとメリットも多いため、ぜひ査定前に掃除は行いましょう。
◯点検整備記録を用意しておく
「点検整備記録」とは、これまでの点検や整備の記録が記載された書類です。
どういった手入れを施してきたかの痕跡が分かる重要な書類で、査定額にも影響が出てきます。
触れる機械は少ないかもしれませんが、売却手続きを進める上で必要になる書類と一緒に保管されている場合が多いため、査定を受ける前には用意しておきましょう。
車買取で高く売るコツについてはこちら
まとめ
今回は、車検切れの車を買い取る際に必要になる書類について、おすすめの買取業者を中心に解説しました。
どれも車の買取りを検討する前に覚えておきたい情報なので、この機会に確認しておいてください。
車検切れであっても、高額売却を叶えるための手段は複数ありますので、自分自身の都合に合わせて最適な方法を選んでいきましょう。