「車の乗り換えを考えているけど、本当に乗り換えた方が良いのか分からない」
「車を乗り換えるべきか乗り潰すべきなのか知りたい」
など、車の乗り換えでお悩みの方は多いのではないでしょうか。
車を乗り換えるのか、乗り潰すのか、それぞれのメリット・デメリットを把握することで、車を乗り換えるかどうか決められるようになるでしょう。
今回は車を乗り換えるメリット・デメリット、車を乗り潰すメリット・デメリットについて解説いたしますので、車の乗り換えを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
車を乗り換えるメリットとは?
車を乗り換えるメリットは、以下の通りです。
- ・今よりも性能が良くて欲しい車に乗れる
- ・安全性能や燃費が良い車が購入できる
- ・メンテナンス代がかかりにくい
- ・故障リスクが避けられる
- ・保証が終了する前に乗り換えられる
- ・車検が1回だけで済む
- ・任意保険の割引が受けられる
今よりも性能が良くて欲しい車に乗れる
車を乗り換える最大のメリットとして挙げられるのが、今乗っている車よりも性能が良くて欲しい車に乗れることです。
「あの車がカッコいい」「こんな車に乗ってみたい」などと、さまざまな希望を持つ方も多いのではないでしょうか。
新車に乗り換えるとなると欲しい車に乗れるというワクワク感が出てくる上に、モチベーションも上がってくるものです。
もしも欲しい車が思い浮かばなかったとしても、今の車にない不便な要素を考えることで、新車に求める性能が分かるでしょう。
安全性能や燃費が良い車が購入できる
新車に乗り換えるにあたって、高い安全性能を求める方も多いのではないでしょうか。
以前まではオプションとして性能を付与することしかできなかったものが標準性能になっていたり、最先端技術の搭載によってより安全な走行が可能になっていたりと、安全に配慮した新車に乗り換えられるのもポイントです。
また、燃費が良い新車に乗り換えれば、ガソリン代の節約により、維持費を抑えられるようにもなります。
メンテナンス代がかかりにくい
車に乗り続けていると整備やメンテナンス、部品交換が頻繁に必要となるため、メンテナンス代がかさみやすいのが難点です。
しかし、度重なるメンテナンスが必要になる前に新車に乗り換えることによって、その分の費用を抑えられるようになります。
故障リスクが避けられる
ずっと車に乗り続けていると、整備不良などの原因によって故障するリスクが高まります。
いつ故障するか分からない以上メンテナンスを怠るわけにもいかず、メンテナンス代が発生してしまいます。
しかし、故障リスクが高まる前に新車に乗り換えることで、故障リスクを避けることができるうえに、メンテナンス代を抑えることもできるようになるのです。
故障などのトラブルが心配という方は、メンテナンスが必要となるほど故障リスクが高まる前に、新車に乗り換えるのがおすすめです。
保証が終了する前に乗り換えられる
基本的にメーカー共通で、新車の保証は3年以内、または走行距離6万㎞までが対象となっています。
保証が切れた状態で走行して何らかのトラブルに巻き込まれてしまうと保証が受けられなくなってしまいます。
しかし、保証が終了する前に乗り換えることで、新車に乗り換えても手厚い保証が切れることがないのが大きなメリットです。
車検が1回だけで済む
通常、車検は新車登録から3年目、そしてそれ以降の2年ごとに受ける必要があります。
しかし車を購入してから5年以内に新車に乗り換えれば、車検を受ける回数が1回だけで済むため、2回目以降の車検費用がかかりません。
車検が発生する前に新車に乗り換えられるため、そういった意味でも費用を抑えるのに効果的です。
また、車検費用だけではなく、車検に割かなければならない時間や手間といったコストそのものを削減できるという点でも、車の乗り換えにメリットを感じる方は多いのではないでしょうか。
任意保険の割引が受けられる
短期間で車を乗り換えると「初度登録年月の翌月から25ヶ月以内」など、期間に応じた任意保険の割引を受けることができます。
そして、3年ごとに乗り換えるなど、そのサイクルを続けることで、割引も継続して受け続けることができるようになるのです。
車を乗り換えるデメリットとは?
車を乗り換えるデメリットは、以下の通りです。
- ・購入費用を負担することになる
- ・ローンが残っている場合はすぐに乗り換えることができない
- ・乗り換えが完了するまでさまざまな手間がかかる
- ・車に興味がない方ほど車選びに時間がかかりやすい
- ・新型モデルが販売されると買取価格が落ちる可能性がある
購入費用を負担することになる
新車に乗り換えるにあたってデメリットとなるのは、やはり決して少なくない購入費用を負担しなければならない点でしょう。
欲しい車によっては値段が非常に高く、家計を圧迫することになりかねません。
たとえ所有している車を売却したとしても、高額で売却できなければ高額な新車購入価格が負担となるでしょう。
負担額が大きくなっても新車を購入したいのかしっかり検討するのはもちろん、事前に査定を依頼した上で経済的に苦しくならないように計画を練ることが大切です。
ローンが残っている場合はすぐに乗り換えることができない
もしも車のローンの残高が残っていた場合、完済しない限り乗り換えることはできません。
というのも、車の所有権はローン会社等になっているので、ローンを完済しなければ自分の意志で売却することができないのです。
つまり、ローンを完済するまで待つか、新車を購入するときのローンを合わせて返済するなど、ローン会社と相談して返済プランを見直す必要があります。
乗り換えが完了するまでさまざまな手間がかかる
新車に乗り換えるといっても、乗り換えが完了するまではさまざまな手間がかかるのもデメリットといえるでしょう。
さまざまな書類を用意しなければならない上に、販売店や役所に行ったり、対面、電話、メールなどでやり取りをしたりする時間も作らなければなりません。
任意保険の書き換えやETCの乗せ換えなどを行う必要性がある以上、乗り換えが完了するまで数週間から1か月ほどかかるでしょう。
車の乗り換え手続きについてはこちら
車を乗り換える際の保険についてはこちら
車に興味がない方ほど車選びに時間がかかりやすい
車に興味がない方は、車選びに時間がかかりやすい傾向にあります。
そもそもどんな車が良いのか説明されてもイマイチピンと来ないことも少なくなかったり、走行できればどんな車でもいいと考えている方もいたりするためです。
そのため、車に興味がない方が車を乗り換える際は、車に詳しい方に付き添いをお願いするのがおすすめです。
新型モデルが販売されると買取価格が落ちる可能性がある
車の乗り換えと同時に所有している車の売却を検討している場合、新型モデルが販売される前に売却するのがおすすめです。
もしも新型モデルが販売された場合、古いモデルは買取価格が落ちる可能性があるためです。
車の売却金を新車購入に充てようと考えている場合、買取価格が下がっていて計画が破綻してしまった、ということにもなりかねないため、車の売却タイミングにはよく注意しましょう。
車を乗り潰すメリットとデメリット
乗り換えずに車を乗り潰す場合、さまざまなメリットやデメリットがあるので注意が必要です。
それでは、車を乗り潰すメリットとデメリットについて解説いたします。
車を乗り潰すメリット
車を乗り潰すメリットは、以下の通りです。
- ・買い替えによるコストがかからない
- ・車に愛着が湧く
買い替えによるコストがかからない
基本的に車を買い替えるよりも、ずっと同じ車に乗っていた方がコストがかかりません。
同じ車に乗っていてもさまざまな維持費が発生しますが、それでも新車購入の費用よりもコストがかからないので、コストを抑えることができます。
車に愛着が湧く
なかには新車よりも今乗っている車の方が良いという方もいるでしょう。
車特有の癖が身体に染みついている方にとって、乗り慣れている車こそ安心感や安定感を持って走行できるものです。
新しい車よりも、乗り慣れた車の方が良いという方は、無理をして新車を購入しなくてもいいかもしれません。
車を乗り潰すデメリット
車を乗り潰すデメリットは、以下の通りです。
- ・車両の買取価格が下がる
- ・廃車の手間がかかる
車両の買取価格が下がる
車を乗り潰していると、いざ新車を購入するとなった際に、車両の買取価格が下がっている可能性が高いのがデメリットです。
車を乗り潰すつもりなため、定期的なメンテナンスや車に傷をつけないようにするといった、買取時のことを考えた行動をとっていない可能性もあるため、車を乗り潰すつもりの方の車両買取価格はあまり期待できないでしょう。
廃車の手間がかかる
もしも古い車を買い取ってもらえなかった場合、廃車手続きをしなければなりません。
廃車手続きの時間や手間がかかる上に費用も発生するため、廃車寸前になるまで乗り潰さない方が良いかもしれません。
乗り替えの際に車を売るメリットとデメリット
乗り換えの際に車を売る場合、さまざまなメリットやデメリットがあるので注意が必要です。
それでは、乗り換えの際に車を売るメリットとデメリットについて解説いたします。
乗り替えの際に車を売るメリット
乗り替えの際に車を売るメリットは、以下の通りです。
- ・高値で買い取ってもらえる可能性がある
- ・短期間で売ると、メーカー保証や任意保険の新車割引が適用できる可能性がある
高値で買い取ってもらえる可能性がある
乗り換えの際に車を売ることによって、状態やモデルによっては高値で買い取ってもらえる可能性があります。
高値で買い取ってもらうことができれば、そのお金を新車の購入費用に充てることでお得に乗り換えられるということもあるでしょう。
短期間で売ると、メーカー保証や任意保険の新車割引が適用される可能性がある
メーカー保証や任意保険の新車割引が終了する前に乗り換えることで、今後も保証や割引が継続して適用される可能性があります。
メーカーや保険会社によって適用されるかどうかの日数が違ってくるため、短期間で乗り換えるようにすれば適用されやすくなるでしょう。
乗り替えの際に車を売るデメリット
乗り替えの際に車を売るデメリットは、以下の通りです。
- ・ローンが残っている場合は完済してからでないと売却できない
- ・車の状態によっては売却価格が低い可能性がある
ローンが残っている場合は完済してからでないと売却できない
乗り換えの際に車を売る場合、もしもローンが残っている場合は完済してからでないと売却することができません。
ローンを完済するか、場合によってはそのまま乗り潰した方が得になることもあるため、ローン完済後の売却価格がどれくらいになるのか確認しておくのがおすすめです。
車の状態によっては売却価格が低い可能性がある
車を売却する場合、車の状態によっては売却価格が低い可能性があります。
メーカーやモデル、車の部品など、さまざまな状態によって価格が左右されるため想像以上に低い価格になるかもしれません。